大晦日の晩、年越ソバはむろんだが、日頃晩酌しないのだが一杯飲むことにした。
ところで、東京の場末に「キス・酒場」なる看板があったとか。このキスとは清酒の隠語という。ものの本に「生粋」が詰まってキスになったのではないかとある。
酒であることは確かで、網走番外地の歌詞一番に「酒(きす)ひけ 酒ひけ 酒暮れて」の節がある。「きすひけ」とは酒を飲むことの意のこととか。
さて、その「キス」だが、「生粋」は腑に落ちないのでネットで調べると「好き」の逆語で酒を好まないものはないということらしい。こっちのほうが納得だ。
キスと似たような隠語に刑事をいうデカがある。これは明治の初めごろに刑事が着ていた角袖(カクソデ)を反対から読み、真ん中の2字を省いたものだ。これも逆語の一種だろう。
キスひけながら除夜の鐘でこの年をおしまいにしよう。
ところで、東京の場末に「キス・酒場」なる看板があったとか。このキスとは清酒の隠語という。ものの本に「生粋」が詰まってキスになったのではないかとある。
酒であることは確かで、網走番外地の歌詞一番に「酒(きす)ひけ 酒ひけ 酒暮れて」の節がある。「きすひけ」とは酒を飲むことの意のこととか。
さて、その「キス」だが、「生粋」は腑に落ちないのでネットで調べると「好き」の逆語で酒を好まないものはないということらしい。こっちのほうが納得だ。
キスと似たような隠語に刑事をいうデカがある。これは明治の初めごろに刑事が着ていた角袖(カクソデ)を反対から読み、真ん中の2字を省いたものだ。これも逆語の一種だろう。
キスひけながら除夜の鐘でこの年をおしまいにしよう。