本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

釜山グルメ

2010-10-31 11:40:26 | Weblog
 釜山郊外の機張(キジャン)に行ってみた。釜田駅から機張駅までセマウル号で30分、電車賃は4,700ウオン。

 この機張の魚市場ではカニが安いという。生きたカニをその場で蒸してもらって店内で食べる。それが目的である。なるほど、大きなタラバ、ズワイ、毛がになど水槽にウジャウジャいる。選んだズワイガニを27,000ウオンでゲット。だいたい2千円程度になるか。
 ビールを飲みながらカニ足を突っつき、甲羅を器にしてカニミソを混ぜ込んだ飯でしめる。 まことに美味だった。遠出の甲斐があった。

弔事のしきたり

2010-10-27 11:40:26 | Weblog
 田舎社会には根強いしきたりがある。特に弔事がそうだ。
 この地域ではひとつの町をいくつかの地区に分割している。その地区単位で地縁としての弔事のしきたりが適用される。

 たとえば、ある家のばあさんが死去したとする。すると、地区全体の世帯から1人ずつ集合して「お悔やみ」の弔問をする。同じ夜に再び集合して「通夜」の弔問に行く。
 バカバカしいどちらかひとつの弔問でよさそうなものだ。忌中の家も大変だろう。50人も押し寄せるのだ。その上親類縁者も訪れるだろうからごった返しになる。初盆も全世帯がお参りする。

 これはほんの一例だが、細かいことがたんとある。そこで、簡素化や改善の改革をやろうと考えている。しきたりは古老の趣味だから、結構、反対されるかもしれないが。


映画制作者

2010-10-26 12:26:56 | Weblog
 アメリカの話。
 映画のプロデューサーがコカイン所持の容疑で逮捕された。ところが、判事は、1年以内にテレビで放映する30秒のドラック撲滅メッセージをプロデュースせよと命令した。これで、罪も起訴事実の記録も抹消されるという。一種の司法取引だろうが、粋なことをするものだ。 このコマーシャルは大成功だったらしい。

 一般に、映画ファンは出演者や監督に関心を持つが、映画製作者すなわちプロデューサーが誰であろうと知ったことではない。
 ところが、映画製作者の権限は絶大なのだ。その権限の列挙は省くが、著作権法は一目瞭然だ。なにしろ、「映画の著作物の著作権は映画制作者に帰属する」とある。

 もっとも、本来、映画音楽は作曲家に、脚本は脚本家に、美術は美術監督にその他撮影や衣装デザインなどそれぞれに著作権が帰属する。しかし、その権利が複雑に絡み合っているので、許諾の交渉はやっかいだし、同意の足並みも揃わないかもしれない。それで、映画製作者に著作権を一元化している。
 映画製作者自体に表現を保護する著作権があるわけではないが、いかに権限が大きいかわかる。

古代ローマの上水道橋

2010-10-25 13:59:51 | Weblog
 古代ローマ時代の上水道橋の遺跡はヨーロッパのあちこちで見受けられる。いや、今でも実用に供されているものもあるようだ。
 都市部に飲用水を供給するためといえばそれまでの話だが、ある本によれば、ローマ人は希代の風呂好きで、浴場用が目的だったとある。なるほど、ローマ風呂にはふんだんに水がいるだろうと納得した。

 ところが、さらに深堀りした話がある。ローマ浴場には娼婦がいた。多分、娼婦館が付設していたのでしょうか。浴場には欲情がつきものか。それで、風呂は人気だったらしい。こうなれば、上水道橋建設が盛んだったことにうなずける。

 江戸時代に湯女がいたように、現代ではソープランドがあるように、古今東西ちっとも変わらない社会現象なんですな。


読書調査

2010-10-24 12:37:58 | Weblog
 ひと月に1冊も本を読まなかった人は、世論調査の結果52%とあった。ほぼ、二人にひとりは本を見開かないということだ。なにしろ、本の分野をみると「健康・医療・福祉・年金」や「料理・食生活」の分野もあった。灯火に親しむ本とちょいと違うように思うが、それはともかく、これら実用書をカウントしてもこの程度の結果である。

 一方、本は年間に何十万点も出版しているだろうから、48%の読書人の中には数多の本を読破しているといえる。
 読む人と読まない人が画然としているわけで、今年は「国民読書年」だが、ちっとも実効が上がっていないことから、おそらくこの比率は永遠に変わらないだろう。