本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

スモールワイド現象

2015-02-28 09:11:43 | Weblog
 スモールワイド現象なる説がある。知人をたどっていくと世界中の人々とつながるという仮説のことである。
 
 パソコンや多機能携帯電話でLINEやらFacebookやらのネットを利用していれば、スモールワイド現象も仮説ではないかもしれない。今や地球全体が人と人をつなぐツール回路でまるでメッシュのように覆われているからだ。
 
 川崎市の少年被害者もそうだろうが、奈良県の市議会議員の児童買春もみんな細かいメッシュの回路をたどってつながったということだ。
 輪を広げればよいというわけではない。

第三の徴税人

2015-02-27 09:17:49 | Weblog
 ロシアには、徴税人の第一は国家、第二は地方自治体、第三にマフィアがいるという。第一と第二は当り前だが、要するにマフィアは企業からカネを巻き上げていることらしい。
 
 日本も役人は公的機関や各種団体に天下りして徴税の分け前を受けるマフィア的徴税人の役割をしている。

 いやいや、マフィア的徴税人のもっとすごいのは政治助成金という名で徴税のピンハネをする政治家である。その上、税金を還流させる政治献金もあるではないか。

 これ、米原万里の15、6年前のエッセイを勝手にアレンジしたものだが、主旨は概ね合っていると思う。
 日本の第三の徴税人はロシアのマフィアよりうわてではないかな。

JAバンク

2015-02-26 09:13:06 | Weblog
 農協改革でJA全中とすったもんだしていたが、どうにか片が付いたようだ。
 それはそれとして、JAバンクによい点がある。預金口座の名義を団体名でも認めているのだ。
 
 自治会の公民館会計を担当したことがある。持ち回りの順番になったからだ。今は自治会を退会したので一切関係していないけれど。
 
 会計担当だから当然口座預金の出納をする。前担当者から名義換えを頼まれたので、この際、団体名にしたいと思った。2年ごとに担当者が代わって、そのたびに名義変更するのでは面倒だろう。そもそも自分のカネでもないのに個人名もないだろう。名義人が亡くなって変更手続きに煩わしい思いをしたという話もある。

 さて、団体名による名義だが、これは市中銀行もゆうちょ銀行も認めない。個人名オンリーである。金融行政からの通達でもあるのか。
 ところが、JAバンクだけは「○○公民館印」で口座が開設できた。これで会計担当が変更になろうが、アクシデントがあろうが出納に支障はなくなる。

 日本中で自治会関係が個人名義で困っているのであれば、JAバンクに口座を移し替えればよいだろう。それともこの地区のJAバンクだけが勝手にしたことかな。

中国野菜

2015-02-25 09:57:15 | Weblog
 家庭料理でマーボーはるさめを喰いたいと思う。だけど、はるさめの原料の「緑豆」は中国産である。それで買う気になれない。
 先日、スーパーで国産はるさめを見つけた。ただ、緑豆に代わり馬鈴薯や甘藷の澱粉が原料になっていた。それでも国産だから文句はない。
 
 はるさめに限らず、中国野菜を信用していない。畑の土壌は化学肥料や農薬でヤバイだろうし、農業用水も大丈夫と思えないのだ。それで買うことはない。国産は値が高いにしてもなにしろ二人だけの食生活である。
 
 中国は戦後70年の節目に反日宣伝活動を強化するようだ。自給食材で病んでいく国土と人民をもっと心配したほうがよいと思いますけどねぇ。

軍艦島の強化

2015-02-24 09:18:00 | Weblog
 長崎市の端島、俗称軍艦島の建造物は崩壊しつつあるそうだ。なにしろ、築100年近い。しかも無人化になって約40年経つとか。
 
 コンクリートの耐用年数は50年以上とされているが、それは定期的なメンテナンスを実施するという条件付きである。放置しているので年々劣化することは明らかだ。
 高速道路にあるトンネルの天井からコンクリートが剥落して犠牲者が出たことがある。車の振動に一因があるのならなおさらメンテに留意する必要がある。

 軍艦島では車の振動とは無縁だが、絶えず塩を含んだ海風に晒されているわけで、早く手を打たねばがれきの山になそうだ。
 島全体の建物を補強するのは相当の費用がかかるらしい。そうであれば、半分いや3分の1程度の地区だけでも強化保存の対象にしてはどうか。

 石炭を採掘していたころに行ったことがある。海底の下の坑道から切羽まで案内された。その想い出から実感した残してほしい近代化遺産であり歴史遺産である。