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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

黄昏のまち

2005年05月07日 | Weblog
来週末に帰国予定のP師匠がお土産を買いにColombo市街をまわるということで、見物がてら一緒についていった。日本人の私が市街を一人で歩いていると、多くのスリランカ人に声をかけられる。たいていが客引きや物売りで、その強引さには嫌気がさしてくるが、彼らも必死に商売していると割り切って、適当に振り払っている。P師匠はスリランカ人によく間違えられるので、一緒に行動している外国人価格(*)を請求されることは少ない。この際にと、いくつかお土産を買った。

まちなかをうろうろしていても、日本人らしき観光客を誰一人見かけなかったので、土産物屋の店主に、「最近、日本人観光客は来てますか?」とたずねると、「津波の後は、とんと見かけないね。友達をたくさん連れてきてよ」との返事。たしかに、この数週間、旅行者らしき日本人をまったく見かけていない。

何軒目かの店を出ると、日が沈んだ後のまちが黄色に染まっていて、夢の中にいるような感覚におちいった。すかさず、シャッターを切ったけれど、その空間は切りとれなかった(写真)。

*外国人価格…スリランカでは、新聞が約15円、昼食が100~200円、タクシーの初乗りが80円程度と、物価は日本の1/5~1/10程度のようである。スリランカに訪れて高額を請求されても、日本の金銭感覚でいると、つい支払ってしまう。その良し悪しは判断しかねるが、お互いが満足すれば、それでいいのかなと思っている。

普通の会社員の月給が2~3万円程度、運転手や住み込みのお手伝いさんだと、月1万円前後とのことである。それでも仕事のある人はまだ良いほうとのことである。

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