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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

かわいい同行者

2007年08月31日 | Weblog
Mannar事務所の同僚から、Colombo事務所の同僚にもらわれていく子犬(写真)と約8時間の道のりを一緒に帰ってきた。生後約2ヶ月で親元を離れる寂しさ(本人はまだわかってなかったのかも)や慣れない長旅で、途中からぐったりしていたが、時々もぞもぞと動く様子は、疲れた心を和ませてくれた。思わず家に連れて帰りたくなった。

Mannar/Vavuniya出張

2007年08月31日 | Weblog
予定の合間をぬって、Mannar/Vavuniyaに出張する。主な目的はUnicefから資金提供を受けているWater Sanitation事業の進行状況を把握するのことだが、10ヶ月ぶりの事務所訪問とあって、あれやこれやと議題が出てくる。

そんな中、自分の担当外の事業で、白内障(a cataract)手術支援の様子を見に行く機会があった。この業界、医療業務は赤十字(Red Cross)や国境なき医師団(MSF)といった専門機関が行っているので、うちの機関がこうした医療業務に取り組むことはめったにないが、90年代の内戦で出国していた帰国民への生活支援の一環として行っている。

前置きはそれぐらいにして、会場となったMannar県の公立病院の病室には、手術を受けた患者であふれかえっていた(写真)。ここで数日間入院した後、体力等が回復するまで近くの教会の集会室で雑魚寝をしてもらう。反政府軍占領地区から煩雑な手続きを経て(うちの機関が担当)、この場所に来られた人々も多く、見るからに貧しい人々が多かった。当人達は手術の際に着る清潔な新しい服を用意することができないのでこちらで支給したり、医療チームをColomboの病院から派遣したりと同僚達の活躍ぶりをたたえると共に、健康で生きていくことの大変さを改めて感じた。

夜中は、この地域ではいつものように爆撃の音が大型花火のように鳴り続けていた。目を閉じて、楽しかった日本の夏の思い出で気を紛らわしながら、眠ることに努めた。