週に1本ペースでケーブルTVかDVDで映画を鑑賞している。日本語の作品が手に入ることはめったになく、これまで観られたのは「となりのトトロ」などのジブリ作品、「ガンダム」、小津安二郎監督の「お早よう」(英題は”Good Morning”)、そして今回の黒澤明監督の「生きる」(1952年作)である。
以前、日本の生命保険のコマーシャルに1シーンが使われていたことぐらいしか予備知識のないまま、重いテーマとは知りながら、今日はどうしても日本語に触れたい気分だったので観ることにした。
作品を通して、主演の志村喬氏の迫真の演技に見入った。余命を宣告されてからの生き様と共に、戦後日本の官僚主義、お役所仕事を皮肉った作品であった。日本がどうかは別にして、この国で現場の仕事の際にぶちあたる困難さ、担当部署がわからない(どの部署も責任を取らない)ことと見事に重なり、悔し涙が出るほど共感した。
以前、日本の生命保険のコマーシャルに1シーンが使われていたことぐらいしか予備知識のないまま、重いテーマとは知りながら、今日はどうしても日本語に触れたい気分だったので観ることにした。
作品を通して、主演の志村喬氏の迫真の演技に見入った。余命を宣告されてからの生き様と共に、戦後日本の官僚主義、お役所仕事を皮肉った作品であった。日本がどうかは別にして、この国で現場の仕事の際にぶちあたる困難さ、担当部署がわからない(どの部署も責任を取らない)ことと見事に重なり、悔し涙が出るほど共感した。