Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

1週間でこの条件差

2018-03-04 | 走る若人が好き
東京マラソン&びわ湖マラソンの感想です。

【2/25東京マラソン】
ついに出ました日本記録!
曇りで気温が高くなく風も弱いという絶好の
コンディションでしたが、いくら高速コースでも
そんな簡単に6分台は出ないし7分台くらいかな…
と思ってましたが、出ましたね!

設楽選手は32kmあたりで一度遅れだしたので
今回も井上選手の勝ちかな?と思いきや、
1年前からパワーアップしてました。
息を吹き返して井上選手や外国人選手を追い抜き2位へ。
最後は更新するかドキドキしながら見てました!
1億円ゲットも本人インタビューでマイペース(笑)。
野菜嫌いでお菓子好きでも日本記録、天才ですね。

井上選手も歴代4位となる6分台の好記録でしたが、
設楽選手に抜かれ日本記録も持っていかれたので
悔しそうでした。陸上ファンとしては今後設楽選手と
ライバル関係になって熱戦を繰り広げ続けるのを期待。

設楽選手は長い距離の練習をしないタイプで
井上選手はするタイプ、どっちも正解と解説でも
言ってましたが、確かに正解は一つじゃないですよね。
「絶対どっちかじゃなきゃいけない!」と
別のやり方が合ってる選手に合わないやり方を
強制してしまうのが一番悲劇というか。

好記録でMGC参加資格を得た選手も続々。
(日本記録出た上に人数多すぎて一人一人に
スポットが当たりづらくなりましたが…)
期待の大きい木滑選手も8分台前半出ましたね!
松村選手も輩出してますし、マラソンランナーの
多い九州実業団の中でもMHPSの育成は優秀すぎる…。
宮脇選手は初の8分台。マラソンでの好走は久々かな。
表情苦しそうでも脚は動くタイプっぽいですね。
山本選手も8分台、東洋OB強いですね!
中国実業団のマラソンも中電よりマツダの時代に?
佐藤選手はトラックの実績抜群ながらもマラソンで
何年も苦しんでましたが、ついに成功です。

今回資格を逃した選手も次回以降に平均2:11:00以内の
ワイルドカードでクリアする選手が続出しそうですね。
今回2:11:00を切ったMGC未資格6人は現実味が大あり。
MGC制度を考えて何度も挑戦する選手も増えてますし
意外にMGC出場者は増えそうですね。
神野選手も初マラソンの福岡から修正してきた感じ。
田中選手は実業団を辞めて市民ランナーになってから
マラソンで伸びてきてるようで注目ですね。
鈴木選手の2:10:21は学生の初マラソンとしては大健闘
(しかし藤原監督の学生記録8分台って…異次元…)。


【3/4びわ湖マラソン】
気温高い上に風がなく体感温度がかなり高い中での
レースでした。暑かったり冷たい雨が降ったり風が
吹いたり、本当にびわ湖は良い気象条件になることが
ありませんね。なったらラッキーってレベル。
来年から東京マラソンの日程変更に押し出されて
さらに1週間遅らせるなんて噂もありますが、
ますます暑くなりやすくなるんじゃないでしょうか。
ドリンク取れなかった選手は致命的だったかも。
花粉症の選手も花粉に苦しんだとか…花粉症なら
飛散前の別府までかせめて本格化してない東京までに
走った方がいいかと思うんですがねえ…。
ドーピングの関係で薬に制限があると思うので
選手が花粉症になると辛いですね。4月までレース
なしで沖縄か奄美で長期合宿でも組まないと。

福岡や東京は比較的マラソン経験回数の少ない選手が
日本人トップになり、メディアの扱いも年齢の近い
村山選手に注目してましたが、こういう気象条件の
悪い時はベテランが来るのかなと思って見てました。
しかし調整失敗したか序盤から旭化成のベテラン勢が
脱落する展開。中間点過ぎから村山選手も遅れ、
駅伝で無敵の旭化成は結局今季誰もMGC出場権を
取れないという意外な結果になりました。
昨季までずっとマラソンで苦しんでた日清や富士通から
獲得者が出て旭化成からゼロとは予想外。
ペースメーカーも気温を考えると日本人にとっては
速いペースを刻んだため窪田選手以外付いて行けず、
多くの日本人が中盤ペースメーカーなしで走ることに。

窪田選手はオーバーペースだったか終盤ペースが落ち
(去年の村澤選手みたいになった感じですね)、
後ろからベテランの今井選手や初マラソンの中村選手が
追いついて逆転。最後まで元気の残っていた中村選手が
何とか2:11:00を切って日本人トップでMGC参加資格を
獲得しました。全体的に暑さでタイムが伸びず、
日本人2位以降の選手は獲得を逃してしまいました。
初マラソンなのでまだ伸びそうですし、暑さにも
強そうですね。世代としては駒澤大で村山選手と
同級生、井上選手と同い年で大迫設楽世代の一つ下。
学生時代もでしたが改めてこの辺りの世代は豊作…。
トラックもマラソンも今この2世代が中心ですね!


ワイルドカードにリーチの掛かってる選手は、来年も
タイムの出やすい東京に集まると予想。そういう選手は
順位はどうでもよくてタイムを狙うだけなので、タイムの
出ないレースには無理に出る必要がないです(年何度も
走れる選手なら北海道や福岡で決めにきてもいいけど)。
今年度結果の出なかった選手や来年度本格参戦の選手は
北海道から走ってチャンスを増やした方がよさそう。

しかし東京はタイムが出ますね。MGC後の3枠目をタイムで
決める2020年冬レースは全員東京を選ぶのでは?
何度も走っていいなら保険で福岡も走る選手もいるかと
思いますが(ただしMGCが10月以降になると調整困難
なので川内選手並にタフじゃない限り福岡は避けますね)、
びわ湖選択する選手がゼロになるんじゃないでしょうか?
(一応東京超悪天候時に備えてびわ湖はエントリーだけ
して結局びわ湖は欠場ってパターンばかりになるかな)
毎年気象条件が悪いし、東京ほど高速コースじゃないし、
東京のような日本人向けのペースメーカーもいないし、
東京に比べメリット皆無なので余計に敬遠されるかと。
そういう制度になってるので、全員東京に流れても
仕方ないですし、たぶん陸連も想定内だと思います。
くれぐれも大人の事情で嫌がる選手に東京を諦めさせ
びわ湖出場を強制することのないようにしてほしいです。
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