Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

こればっかりは運

2024-03-03 | 走る若人が好き
本日は東京マラソンでした。
男子はパリ五輪選考の最終レース。

前々日会見には鈴木選手、山下選手、
其田選手が出席。山下選手が
キプチョゲ選手に脂っこい大トロより
中トロを勧める場面もありました。
しかし走りの話になると、どうも
其田選手以外は調子がよくないような
コメント。蓋を開けてみたらやっぱり
勝負が始まる前に遅れてしまいました。
中盤で残ったのは其田選手のほか
浦野選手と、オレゴン世界陸上代表
ながら注目選手としてあまり新聞に
取り上げられてなかった西山選手。
西山選手は序盤いい表情してるなと
思って見てましたが、途中転倒する
シーンが…。タイムの数字上は数秒の
ロスでも、あのダメージが結局その後
走りに影響したのかは気になります。
本人はないと言ってますが。

浦野選手が前に出るシーンも
ありましたが、西山選手が追い抜き
日本人トップに。その後其田選手や
後ろから上がってきた細谷選手が
追いかけてきますが差は詰まらず。
しかし西山選手もペースが上がらず
どんどん2:05:50が近づいてきて
残り1km時点で実況も諦めムード。
ゲスト解説が駒澤の藤田監督で、
教え子何人もいるのに常に冷静で
別府大分の原監督とは対照的。
西山選手は設定タイムに届かず号泣、
自己ベストも「意味がない」と。
この状況で自己ベストだったとか
ファンに元気を与えたとか
アナウンサーにフォローされたって
そりゃ嬉しくないでしょう。

その後に完走した選手たちも
パリ五輪を狙ってたので、好タイム
でも喜んでる選手は少数でした。
其田選手は3回連続で東京日本人2位
らしい。本人は1位じゃなくて悔しい
だろうけどまるで東京が自分の庭。
細谷選手の安定感もすごいですね。
「上位○回平均タイムランキング」
作ったらめっちゃ高そう。
五輪懸かってた選手ばかりというのも
あるけど、大阪の平林選手みたいに
楽しそうに走ってる選手はいなかった
ですね…。後で気づいたけど彼は
「Qちゃんみ」があります。
そこが末恐ろしいところでもある。

ということで残念ながら2:05:50を
切る選手は現れませんでした。
代表3枠目はMGC3位の大迫選手に
決定。そこまで五輪に意欲的で
なさそうなコメントしてたけど、
本代表なら普通に出場するのでは。
心情的には、心から五輪に
出たがってた選手に夢を叶えて
ほしくはありましたが…。
そして補欠はMGC4位の川内選手。
補欠の出番があろうがなかろうが
年中マラソン走ってるので
川内選手ほど補欠に最適な選手は
いませんね!ただ最近怪我してる
ので瀬古さんが心配してた。

冷たい雨の大阪よりは気象条件が
よかったけど、快晴だったので
若干体感温度は高く感じたかな?
ペースメークがあまりよくなかった
という話が男女選手からありました。
ただ、最近のトラックに設置されてる
光の電子ペーサー(ウェーブライト)
とは違って人間が長い距離走るので、
体調不良や適性不足で失敗する
リスクはどうしてもあります。
そのリスクを回避するためにもう一人
付けるなどの対策を考える(あるいは
ある程度の失敗はやむを得ないので
回避策までは不要と判断する)のは
大会運営側の仕事であり、
ペースメーカー本人に個人攻撃が
行かないようにしてほしいです。

いくら自分の体調を完璧に合わせても、
気象条件とペース条件がベストでうまく
嚙み合うかは本当に運です。
MGCファイナルチャレンジはあくまで
うまく行ったら儲けものの敗者復活戦に
過ぎないという認識でいた方がよく、
五輪出場にはMGCで勝っておくのが
いかに大事かということですね…。
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