Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

八丈島一人旅 2日目

2024-06-15 | 旅に出た
1泊2日の八丈島旅行後半です。

強風の音がうるさかったからか、
前日精神的に疲れても肉体的には疲れて
なかったからか、早く目覚めてしまった。
6:30早々に朝食。雨降ってるけど
雨雲レーダーでは降水表示なし。
予報だけでなくレーダー実況まで
役に立たないとは…。
ご飯だけ自分でよそって、他はお盆に
載った和食を取りに行きました。
干物は少し臭みがあったのでレモンを
掛けたけど、ひょっとしてくさや?
庭に寄ったら極楽鳥花。

朝は前日できなかった海岸観光。
しかし雨もっとひどくなってきた。
天気予報全然当たらんね。
前日ほどじゃないけど風が強くて
傘差せないのでレインウェア活躍。
タクシー9分2290円で南原千畳敷。
流れた溶岩が固まってできた黒い
溶岩台地の海岸。海に向かって風が
吹くので崖まで行かないようにする。
ゴツゴツの岩場。寒そうな海鳥と、
こんなところでも生きる草。
着陸前の飛行機、着岸前の客船。
ということは欠航せず帰れそう?
宇喜多秀家と豪姫の像があった。
なお豪姫は島流しされてない。
秀家は80代まで生きて、当時と
しては長寿だったんだよね。
温暖な気候がよかったんだろうか。
雨止む気なんて更々ないくせに
一時的に日差し出てきやがる。
むしろ雨脚強まってるし。
大潟浦園地のトイレに入るが
手が濡れてて紙取れねえ。
遊歩道周辺が芝生になってる。
この辺の海岸は岩というより
大きな石が目立つ場所も。
一応写真撮ったがレンズに水滴
不可避。またテンション下がる。

バスに乗ってバスパ(2日乗車券)
買う。1日しか使わないがな。
まさかの前払いで、リュックに
雨よけの袋かぶせてたから
財布すぐ出せず焦る。
乗継待ちの町役場バス停で
青いイソヒヨドリ現れたのに
デジカメがエラー起こして電源
なかなか入らずまた焦る。

中田商店前でバスを下りて
急坂を下って野良猫の横を通過し、
まずは裏見ヶ滝。入口からヘゴと
小さな落水がお出迎え。
常緑樹の森の散策路は雨風防いで
くれるのがいいね。
途中、玉石垣のような石が並んだ
急坂を見かけたけど、これは
為朝神社石宮への石段とのこと。
滝の裏側を歩けるのが特徴。
だから「裏見ヶ滝」なんだね。
水しぶきが掛かるので雨降って
なくても傘か雨具があるといい。
雨だからか滝の水量が多くて
よかった!テンション回復。
シダとかヘゴとか亜熱帯感満載。
橋からの川の眺めも亜熱帯的で良し。
ここはお勧め。ハート岩は2022年に
偶然落ちてきたらしい。

一時的に雨が止む。
海に近いやすらぎの湯で離島の
温泉体験、バスパで入浴無料。
バスパに記念スタンプ押された。
靴下もリュックも中まで濡れてた。
袋かぶせてたが長時間本降りだと
あかんね。撥水リュックが必要?
カメラのレンズ拭きまくってた
ハンカチも完全に湿った。
雨で冷えた体を温泉で温める。
熱くて体がびっくりして爪先が
吊った。年寄りだったら危ないやつ。
持参したタオル頭に載せてたが
案の定お湯に落とす。
行きが急な下り坂ということは
当然帰りは急な上り坂なので
しんどい。100m近く上る。
日差し出てるけどまだ雨降り。

昼食は八丈スーパーミニミニ店で
買った島寿司。メダイ(帰りの
機内で隣の客が食べてた)も
あったが赤サバ1080円。
宿でも昼飯用弁当の島寿司を
予約できたけど、買ってたら
確実に雨にやられてたね。
近くには雨風しのげる場所が
ないので隣の中之郷出張所前
バス停まで歩き、待合小屋で
食べました。味濃いめ(ゴミ
持ち帰るので醤油漏れないよう
なるべく付けて食べたのもある)。
そして香辛料効きすぎ!
島寿司はワサビじゃなくて
からしなんだっけ?
食べてる間にも雨本降り。
酷くなってるじゃん。
それでも雨雲レーダー表示なし。
アメダスだと後から降水量が
出てきてる。店員は「明日天気
回復しそう」と話してたけど
結局翌日は雨も風もさらに悪化
したようです。温泉浸かった後に
急坂上って汗かいてしまったので
冷えてきて、レインウェアの下に
ダウンジャケット重ねて着太り。

まだ少し時間があるのでバスで
名古の展望台に行きました。
天気よくなくて山は見えんが
海は見える。展望台までの道に
ヤシ科っぽい木(ロべでは
なさそうな)など。洋式トイレや
チョークで落書きできる休憩小屋も。
バス停で待ってたら変な鳴き声の
カラス。「ウーハアウッ」みたいな。

13:00に予約してたヘゴの森ツアー。
バスが遅れて数分遅刻。
八丈ストアの隣の駐車場(?)が
集合場所。写真はネットに載せても
いいけど私有地なので場所は非公開。
女性のガイドさんでした。
時間帯ごとに1グループ貸切らしく、
午前中を第1希望にしてたけど
先客がいて午後にしました。
なのでガイドさん含め2人だけ。
コースは2つあってハードな方を
選んでました。天候を見ながらと
なりましたが、森の中では雨風が
遮られ(途中で雨が止んだっぽい)
傘も不要、結局全コースを完歩。
健脚向けみたいな案内だったけど
温泉からの急坂よりずっと楽。
ガイドさんに話したら「あそこ
上ったのか」と驚かれました。

雨が収まったので晴女か聞かれたが
霧女だし雨で済めばまだましで
台風3~4回食らってるんだよなあ。
最近は黒潮が蛇行して異常気象で
欠航が増え、比較的安定している
季節は11月、あるいは3月上旬や
台風来る前の夏だそうです。
2月下旬がダメなら3月上旬でも
さほど改善しない気がするが。
雨はぬかるむけど葉が濡れて
テカテカして、苔も元気で森の
匂いがよく嗅げるのはメリット。
常緑樹多いから冬でも緑が楽しめる。
その代わり秋の紅葉はないらしい。
1か所足を滑らせて泥が付いたので
レインウェアは脱がなくて正解、
言うほどハードじゃなかったので
レインウェアの下にダウンジャケット
着たままでも暑くなかったです。

まずはその辺に生えてる明日葉。
新芽の方が美味しく、黄色い汁は
付着すると取れないらしい。
町のシンボルのロべ(フェニックス・
ロベレニー)は国産では大部分が
八丈島産で、フラワーアレンジメントに
使われ昔は1本50円でいい収入になった
(でも葉を取る時チクチクする)が今は
値下がりしたそうな。キイチゴは
駐車場では開花してたけど森の中では
つぼみ。島の子供が摘んで食ったり
ジャムにしたり人気。名前忘れたけど
森の中でよく見る赤い実はクリスマス
頃になるのでリースにする人もいて、
赤くて目立つが中身が種以外ないので
鳥もあまり食べないと。

ガクアジサイは肌触りがいいので
昔はトイレに使い、もう一つの背の高い
ラセイタタマアジサイは肌触りが悪く
花の時期も遅い。ヘゴはシダ植物で
幹に見えてるのは根で触るとチクチク、
中心は空洞。スギが植林されたが気候が
合わず、モンステラに巻き付かれるわ
トゲで絡みつき木を弱らせるカズラ
(名前忘れた。ヘゴはターゲットに
しないらしい)に巻き付かれるわ散々。
モンテスラは外来種でもないらしい。
下に光を届けるため後から溝や穴が
できてくる。里芋の仲間で果肉は食用。
太くなったテイカカヅラのツルは
以前ブランコにできたが、恰幅のいい
人がやったら折れたため今はできない。

ヘゴは頭頂部(?)が弱点らしくそこに
ダメージを負うと成長しなくなると。
曲がって幹(らしき根)の上に苔が
生えたのもありました。ヘゴが密集した
スポットががいい風景でした!
もっと高くて毛むくじゃらのヒカゲヘゴ
(名は日陰を好む説と日陰を作る説)、
ニュージーランドのオールブラックスの
由来らしい大型のクロヘゴもどこかから
持ち込まれたのか生えてる。
他のシダ植物も多数紹介、種類多すぎて
名前全然覚えられなかったです。
中には裏に縞々があるシダとか、
集合体恐怖症の人が嫌がりそうな胞子の
ブツブツがあるシダも。丸くて割ると
プチッと音を立てるの(マメヅタかな)
や、長い葉が密集してるの(サジランか
イワヤナギシダだと思う)もシダ植物で、
シダって実は多様!
リュウビンタイは根の部分が龍の鱗の
ようだという名前だそうです。

花はあまりない季節だけど、食虫植物
っぽく見えて違うやつだけ咲いてる。
八丈島は毒蛇いないので安全。
黄八丈は黒はスダジイと絹糸を煮た上で
鉄分を含む土を使用。茶色はタブノキ
って言ってたかな。どっちも常緑広葉樹。
この木はそれぞれ島の三原山側と
八丈富士側に産し、染め方は中国の清
から伝わったそうな。黄色はコブナグサ。
絹製品なので島で蚕も育てるし桑もある。
オオタニワタリは中央に溜まった落ち葉を
肥料にする植物。炭を焼いた場所の跡や、
日本兵が島民以上の人数やって来て
山の中に道を作った跡なんかもあった。
予約時に14:43発のバスに乗りたいと
伝えてて、ちゃんと間に合いました。

カメラの調子が悪くツアー終盤に
バッテリー切れ、予備バッテリー含め
荷物はほとんどガイドさんの車に
置いてたのでスマホにバトンタッチ。
バス車内でバッテリー入れ替え。
入れ替えたらエラーなくなった。
てっきり雨水で本体壊れたかと。

バスから大坂トンネルの展望も少し
見えたけど天気が悪いからいまいち。
町営バスの終点で循環路線に乗り継ぎ、
町役場バス停から歩いて八丈植物公園。
園内広くてキョン舎や世界の森までは
回れず、回れたのは学習の森、八丈の森、
温室、展望台、バードサンクチュアリ
(池を穴から覗く)まで。
八丈島らしいヘゴやヤシやオオタニ
ワタリ(巨大なのもおった)がいっぱい。
苔の道は柔らかいね。昔の倉もあった。
温室はブーゲンビリアのトンネル、
ハイビスカスなどの定番のほか、
バナナなど世界の熱帯植物も。
カカオなってた。展望台上ったら
朝歩いた海の方が見えた。
雨が止んで朝より見えてたけど
八丈富士のビュースポットには
行かなかったな。一通り回ろうと
すると1時間弱じゃ足りない。
空港に近く到着後や出発前に
寄りやすいので、山じゃなくて
海を観光する人はここでヘゴなどの
植物を見ておくといいかと。

八丈島空港から羽田空港の便は
満席とのこと。売店で自分用の
お土産に明日葉茶と明日葉餅購入。
餅は翌日食べた。餅のどの辺が
明日葉味なのかあまり分からず、
後で残ったきなこ掬って食べて
よく味わったら明日葉の苦味。
そっちに明日葉粉使ってたんかい!
搭乗取りやめ客が出て出発遅れ。
離陸後当然のように揺れる。
飛行時間が短いため、飲み物は
冷たいお茶とりんごジュースの2択。
ワゴン使えないのでお茶かジュース
持った客室乗務員が来て、紙コップを
客がトレイの上に置くと注いでくれる。
満月で東京羽田が晴れてることを知る。
当然ながら八丈島よりさらに寒いし
くしゃみ出たから花粉も飛んでた。

欠航も暴風雨も懲り懲りなので
もう冬には伊豆諸島に行かんぞ!
でも他の島にも行ってみたい思いが
ある。いつ行くかを検討せねば。
欠航率低いらしい11月は確かに
暑くも寒くもなく活動しやすそう
だけど、いい季節だから他の
場所にも行きたくなっちゃうね。
海沿いは猛暑になりづらいから
7月って手もあるかな。
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