Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

徳島一人旅 4日目

2017-08-27 | 旅に出た
前日に引き続きお寺めぐりです。前日は鉄道利用でしたが
この日はバスメインで500円圏内のバス1日乗車券利用。
ホテルから徳島駅への無料シャトルバスに乗ったら
駅出発時刻まで時間があったので、前日に道の駅で買った
親への土産を中央郵便局で発送しました。
封筒がないので360円のレターパックで。

長生・川口営業所方面の徳島バスに乗車。行きは定刻どおり。
大津田バス停で下車、運賃650円なので1日乗車券との差額150円を
払います。20分歩いて桂国寺。雨予報のはずがまた晴れて暑い…。
木陰のない川沿いの道をへたばりながら歩いてました。
お堂の裏に桃山期の庭。粉河寺と同じ庭師の庭らしい。
斜面の大きな岩が印象的。よそから運んできたとは思えないので
元からあったんだと思いますが、そのままなのか削ったりしてるのか。
観光地化されてないので私以外見に来ている人はいませんでしたが、
池泉庭で割といい庭だと思います。やっぱり古めの庭の方が好き。

徳島駅方面のバスに乗りますが、徳島駅まで乗らずに敢えて
阿南共栄病院前バス停で降り、羽ノ浦駅から牟岐線に乗ります。
あまり乗換時間がない上にバスが5分以上遅れたので、バス降りてから
駅まで走ってまた汗だく。よく走ってる旅だなあ…。
意外に牟岐線混んでました。バスも他の地方よりかは乗客が多い気が
するし、徳島県民って意外と公共交通機関使うのかな?
(それか中高生や高齢者など車に乗れない人がたまたま多かったのか)
他の地方と比べて運賃も安い気がするし、競合相手のタクシーも
比較的安いように感じました。高いと誰も乗らないでマイカー移動
ばかりになってしまうので、安いって大事ですね。

昼食は徳島駅ホームの麺家れもん徳島駅で祖谷蕎麦。
何でバス降りて牟岐線に乗ったのかというとここで食事するためです。
バスに乗ってるより到着が早いし、駅に着いたらすぐ食事できるし。
次に乗るバス時刻の関係で、牟岐線に乗り換えても昼食の時間が
25分しか取れない(乗り換えないとほとんど時間がない)ので、
早く出てくる駅蕎麦食べるしか選択肢ないな、と。日祝休なので
連休中は休業日もあったようですが、土曜だからか開店。
蕎麦美味しいけど麺が短いから、本当に急いでる人は箸で食べにくくて
焦るかも(笑)。出てくるのは早いので滞在10分ちょっとでしたが。
駅前に公衆電話があったので後で乗るタクシー予約しといた。

バスが5分ほど遅れたので早歩きで阿波国分寺。
しかしタイミングの悪いことに本堂瑠璃殿修復中…。
そのため一応見学はできるが庭園拝観料は取っていないとのこと。
天生橋は幕に隠れて見えません。お坊さんが親切に説明してくださいました。
中国の風景を模していること、桃山期と言われるが江戸末期に現在の姿に
なったらしいこと、ただし明治期の写真では植生があること…等々。
私が研究者に見えたらしく(笑)、本や写真も見せていただき、拝観料
取らないのにパンフもいただいた上に、普段は立入禁止かもしれない
裏の巨石石組(本当にでかい)も見に行ってよいと言われました。
阿波青石の石組庭園、江戸末期にしては力強く大胆・豪快な感じなので
原型は桃山期にあったのかな?良さそうな庭なので修復後にまた行きたい。
八十八ヶ所の一つなのでお遍路さんが御朱印帳や布に御朱印受けてた。

予約していたタクシー(1,930円)で逍遥園という庭があるらしい童学寺へ
連れて行ってもらうも、タクシー運転手によると火事があったとのこと。
庭は燃えるものじゃないので見られるんじゃないかと行ってみましたが、
お堂が倒壊のおそれがあって危ないので入れないとのこと。残念。
国分寺といい、別の年に徳島に来た方がよかったんですかねえ…。
ぽつぽつ雨が降り始めます。小雨くらいなら暑くなくて有難いかも。
八十八ヶ所ではないけど別の巡礼のお寺らしくお遍路さんがいた。
有誠園前バス停から徳島駅まで移動。徳島駅でバス待ち時間が少しあった
(余裕がある時に限って遅れなし)ので駅改札前ウィリーウィンキーで
デニッシュバー買い食い。揚げパンとドーナツの中間みたいなお菓子。
この日も「マチ★アソビ」やってましたが、前日とターゲット層の違う
イベントをやってたのか、女性コスプレイヤーがたくさんいました。
ところで徳島のコンビニってローソンが多い?

夕方は八十八ヶ所の最初だけ参拝(国分寺も行ったけど)。
まず第一番の霊山寺。お遍路用品を売る売店やお遍路衣装着たマネキンも。
池の鳩はやりたい放題(笑)。公園にあるようなパンダの置物が謎…。
本堂は修復中。三鈷松も見てきた。小雨と風で今度は寒くレインコート着用。

続いて第二番の極楽寺。入ってすぐ庭があります。霊山寺より人が少ないのは
第一番だけ行く観光客が多いからか?樹齢千年かという長命杉がありまして、
紅白の紐を握るとパワーをもらえるそうです。お参りするだけで時間が
掛からなかったので、予定では霊山寺に歩いて戻って17:22発のバスに乗る
ところ二番札所前バス停から16:30発の鳴門行きに乗りました。
徳島駅に行くにはどこで乗り換えるべきか運転手さんに聞いたら、
鉄道ではなくバスを使うならとりあえず鳴門駅で乗り換えとのこと。
17時すぎに鳴門駅着、本来この時間帯は徳島行きのバスはないのですが、
遅れたバスがたまたま来て運よく乗れました。結構混んでた。
500円は何とかオーバーせず1日乗車券で乗れたものの、霊山寺前からバスに
乗って帰ったのと時間あまり変わらなかったので、鳴門駅まで行かずに
霊山寺前で降りて40分ほど待って予定どおりのバスで帰ってもよかったのかも。

夕食は駅ビルのムッシュ藤田で阿波ポークのグリルジンジャーソース。
添えた野菜のうちポテトに見えたのがサツマイモだった。
サラダ・スープ(トマト人参玉葱のイタリアン)・パン(ライスも可)付き。
お冷やの瓶が氷が落ちない仕組みになってます。
食べログにも写真載ってるけど瓶やお皿が可愛い。

ホテルは女性用大浴場が2ヶ所ありまして、部屋に近い古い方に行って
きたのですが、ほとんど使われてないのにお湯出しっぱなしで勿体ない…。
コインランドリー、左側の洗濯機終わったのに全然取りに来ねえ。
そのうち右が終わって取りに来たから使ったけど、右は時間が10分くらい
余計に掛かるから左がよかったのに。こんにゃろ。
ロビーのパソコン片付けられちゃったので部屋のテレビで検索試みるも
反応の鈍いリモコン使ってカーソル動かすの辛気臭い…。
それでも何とか陸上のレース(GGN)の結果見ることに成功。


《写真ブログ記事》
徳島県・阿南 桂国寺
徳島県・徳島 阿波国分寺
徳島県・鳴門 霊山寺/極楽寺
コメント

徳島一人旅 3日目

2017-08-19 | 旅に出た
ホテルは朝食無料ではないのでどうせなら朝開いているお店で
食事しようかなと思いまして、天然酵母パンのO-ba'sh cafe.で朝食。
GW中の徳島では「マチ★アソビ」というアニメ・ゲーム系の
イベントを行っていまして、そのためか少し混んでました。
15分ほど待ってBセット(864円)を受け取りに行きます。
パンはプレーンベーグル、トッピングはレーズンバター、
飲み物は週替わりスープ(卵と玉葱とトマト)を選び、サラダ・
ハム・チーズ・野菜が付いてきます。レーズンバターが
ベーグルと合って美味しかったです!再訪を決意。
店の前に「マチ★アソビ」の八十八ヶ所(←徳島らしい…笑)
スタンプラリーありましたが、流石に88個集めるのはきつい上に
賞品も抽選でしかも中身不明だからか、いくらアニメファンが
コレクター魂を持つ傾向にあるとはいえ押してる人は少数派。

このイベントのゲストが徳島駅に現れるらしく駅構内が混雑。
この日は特急に乗って少し内陸に庭めぐりしに行きます。
祖谷の方までは行けなかったですね。いずれ行ってみたいけど。
貞光駅で降り、高校駅伝にも出場しているつるぎ高校の前を
通って道の駅貞光ゆうゆう館へ。観光窓口で聞いてみたら
無料レンタサイクルやってました。身分証を見せて申請書を
書いたら貸してくれました。あまり貸してないのか屋内に自転車
置いてて空気を入れるところから(笑)。ママチャリ2台を確認。
道の駅のサイトにはレンタサイクルについて載ってませんでしたが、
確かに2台しかないと宣伝しづらいかもしれませんね。

車窓からも少し見えた吉野川の流れに癒やされます。
旧美馬商業高校の近くも通過。別の高校と統合してつるぎ高校に
なりましたが、その前は美馬商業高校が高校駅伝に出てました。
代表的なOBは当時メガネっ子だった上村選手でしょうか
(東洋大入ってからいつの間にかメガネ取っちゃったけど)。
帰りに河川敷も通りましたが、陸上部も吉野川沿いを普段走ったり
してるんでしょうかねえ。メガネっ子(←しつこい)の上村選手が
走ってるのを想像しながら自転車漕いでました(笑)。
天気予報は曇りだったのに晴れて暑い。自転車がなかったら
歩くつもりでしたが軟弱なので途中でバテてたでしょう。
この日の美馬の最高気温は27度だったとのこと。
暑くて持ってきたチョコが溶けちゃいました。

目的は高校駅伝常連校めぐりではなく庭めぐりです(笑)。
ということで願勝寺へ。作庭は鎌倉期との説もあり、天龍寺の岩組と
同一手法の滝組だとか(天龍寺と違って池はなく枯山水ですが)。
観光化されていませんが、何かの全国の庭園を載せた本で四国で
4ヶ所選ばれたうちに入って、重森三玲にも紹介された庭だそうです。
滝石組の下には、川から頭を出している鯉を表す石が。登龍門。
上の方にある石組は後世変えられたとか言ってたかな。
庭へはお寺の窓口のチャイムを押してお邪魔させてもらいます。
帰りは近くの安楽寺の朱塗りの門も見てきました。

少し時間があったので二層うだつの町並みの方にも行ってみました。
織本屋というところが見学可能だったので、土足で入れるところを
ちょっとだけ覗いてみました。昼食の混雑を見込んで、
旧永井家庄屋屋敷は中に入らず外観だけぐるっと見ました。
スタッフに「木になってるみかん持って帰るか」と勧められたけど
旅行の最中だから無理…。11:30頃に道の駅で自転車を返却。

道の駅のレストランで昼食。やっぱり少し混んでた。
阿波尾鶏の鉄板焼きセット(ご飯、みそ汁、オレンジ一切れ付き)。
鉄板焼きは焦げやすい野菜を先に食べてたら鶏焼きすぎた(笑)。
親へのお土産は健康茶。お菓子買っても最近あまり食べないんでね…。
とりあえずびわ茶買いました。後で調べたら癌予防のお茶だそうです。
父方に誰も癌いないけど…。「禿に癌なし」を地で行く家系。
母方に一人肺癌いるけどヘビースモーカーだったんで…。
癌予防以外にもいくつか作用があるらしいです。
口に合わなかったか結局あまり飲んでもらえなかったですが…。
展望台から吉野川や剣山見てから貞光駅へ戻る。

小島駅で降りて本楽寺へ。集落を通る道もあるようですが、迷うと
いけないのでシンプルに伊予街道通って歩道橋っぽいの上った。
珍しく川が借景の、鶴亀石と舟石が蓬莱を目指す枯山水庭園。
庭に詳しいお寺の方と小さいお嬢ちゃんに案内いただきました。
青が引き立つからと、わざわざ青石に水を掛けてくれました。
重森三玲の弟子の先生が作った庭だそうです。建物には蔀。
阿波青石が採れる地で、庭や敷石や飛び石や土台などにふんだんに
使われています。青石の地盤は頑丈で地震にも強いらしい。
裏側にも石と鮮やかな苔と石仏の回遊式庭園があります。
新緑の木漏れ日が苔を照らすのがまたいいですね。
滝は自然にあったらしく庭師の先生もお気に入りとか。
青石の岩の上に建てられた茶室でお茶もいただけるようですが、
電車の時間があったのでゆっくりできませんでした。

小島駅から阿波半田駅へ電車移動。貞光駅を挟んでいるので
小島→貞光→阿波半田かその逆順で観光した方がいいだろと
言われそうですが、電車の本数が少ないのでこうなりました。
特急もこの中だと貞光駅にしか止まらないですし。
阿波半田駅前にちょうどタクシーが停まってたので乗る。
電話で呼ばなきゃと思ってたら渡りに舟ならぬ駅前にタクシー。
多聞寺まで20分弱で小型2,460円でした。思ったより安かったので
土々呂の滝に寄ってもよかったかな…と思いきや、寺への分かれ道
から3kmちょいあるので寄ってたら時間なくなってましたね。
お寺は山に囲まれてるけど晴れると暑いです。日陰に避難。
現地では「暑い~暑い~」と心の余裕がなかったからか、実際に
見た印象より写真の方が綺麗な庭に見えました(笑)。
庭は室町期と伝わる池泉庭、中心の龍門瀑様の滝組は緑色片岩だとか。
本堂横にあり自由に見られます。何となく池の水が澄んでたのが意外。
日差しが強いので水面の光が石に反射して揺らめくのを見てました。
赤いサツキか何かが咲いててまぶしかったですね。

バス停まで山道を15分下っていきます(寺まで上るのはもっと時間
掛かるかも)。この辺の川も青石なんでしょうか。下った突き当たりの
県道258号線に田口バス停。つるぎ町コミュニティバスは16:27発で
紙屋バス停出発から7分後に来るっぽい。貞光駅まで乗ると400円。
撮る暇なかったけど車道沿いの川、所々いい渓流があります。
貞光駅から特急で帰ります(徳島駅で帰りの切符も購入済み)。
指定席だったけどアンパンマン車両が付いてた。
平野部に入ってからスピードアップ、除草ヤギ目撃。

徳島駅から歩いてると阿波踊りマークのご当地自販機発見。
エナジードリンクアワライズ、阿波のこだわり緑茶、阿波の天然水、
すだちソーダ、徳島珈琲など、売ってる飲物もご当地もの。
眉山ロープウェイへ。阿波おどり会館で阿波おどり観覧ができない
からか、昼より料金が安いです。見るからにアニメファンだろって
Tシャツ着た人達がエレベーターから下りてきまして、例のイベントと
関係あんのか?と思ってたら、どうやらコラボしてるらしく
ポスターだらけ、ロープウェイ内アナウンスも何かのキャラ
(アニメじゃなくてゲームかもしれないけどよく知らない)。
最初何事かとびっくりしたよ。知らずに乗った普通のじいちゃんが
聞いたら怒り出さないか心配(笑)。普段はファンじゃなくて
カップルが多いんだろうな。2個連なって来るので町側に乗ります。
丸くて周囲に座席が出る造りになってるけど座らず景色優先。

展望台から沼島やかすかに淡路島や大鳴門橋が見えたし風も心地よい。
反対側で夕暮れの吉野川を見るのもいいですね。
夕日が山に沈んでいく瞬間も見ました。仏塔みたいなのは何だろう。
下の売店で雪花菜アイスの鳴門金時味を買い食い(笑)。
溶ける前に外のベンチですぐ食べたけど、逆にまだ固くて木のスプーン
刺さらん。おかららしさはあまり感じず。塩味とかだと分かるのかな?

川沿いでイベントのライブやっててサイリウム振られてた。
よあけ駅前店で徳島ラーメン。支那そば小+煮たまご+餃子で。
煮たまごが半熟だったからか全体的に卵を感じました。


《写真ブログ記事》
徳島県・美馬 願勝寺
徳島県・つるぎ 旧永井家庄屋屋敷
徳島県・美馬 本楽寺
徳島県・つるぎ 多聞寺
徳島県・徳島 眉山公園
コメント

徳島一人旅 2日目

2017-08-13 | 旅に出た
旅行記の続き。この日は淡路島観光です。
花を売りにしていて花畑の観光名所があちこちにある
島ですが、私は花には目もくれず庭です庭(笑)。

5:00起きで明石港から淡路ジェノバラインで淡路島へ。
淡路島を走るらしい自転車乗り集団がズラリ。
明石海峡大橋をくぐって10分ちょっとで淡路島の岩屋港。
折角なのでデッキで風に吹かれながら橋見てた。
朝だからか休日だからかそれとも廃止したのか、
淡路島の路線バス窓口が閉まっててフリークーポン買えず。
当てにしてたのにダメじゃーん!

淡路交通の縦貫線バスで島東側の海岸沿いを通ります。
舞子や三ノ宮からの高速バスじゃなくて船で上陸したのは
この海岸沿いのバスに乗るには船の方が都合がよかった
のが理由です(高速バスだとそのまま高速道路走っちゃう)。
釜口バス停からひたすら坂を上りまずは妙勝寺。
途中見えた海の景色、遠くに見える陸地は紀伊半島でしょうか。
誰もいなかったですが庭への扉は朝8時でも開いてました。
寺の正門は閉まってましたが駐車場側から入ることができました。
江戸初期の淡路島最古(あとで行く沼島にもっと古い庭がある)の
池泉庭、ソテツも昔から向かって左上に植えてたのかな?
坂を上って暑かったのでしばし日陰で涼む。

淡路島はバスが遅れやすいですね。自転車がよく走っているので
狭い道で前にいると追い越せないというのもありますし、
人の乗り降りや信号を考慮しない机上計算みたいに見える
運行ダイヤと実際の安全運転とが合っていないように思えます。
築地町バス停で急に「福良行きの人はバスセンターでの乗り換えに
間に合わないかもしれないからここで降りろ」と言われた。
そばのイオンで久々にトイレ行けたからよかったけど。
福良行きの縦貫線バスでは、ファームパークが(マイカーで)
混雑していて帰り渋滞するかもと言われました。

国衙バス停で南あわじ市のコミュニティバスすいせん号に乗り換え。
こちらは大通りをあまり走らないので渋滞には捕まらず。
観光っぽい人は少数派(淡路島はみんなマイカー観光ですね…)、
というかマイクロバスだからそんなに大勢乗れない。
沼島汽船場バス停を降りて急いで往復乗船券を買い、土生港から
船で沼島に渡ります。船への乗り継ぎ時間僅かだったが乗れた。
思ってたよりも沼島に渡る客が多く土生港の駐車場は満車、
なぜならこの日は祭りだったからです(知らなかった)。
子供の乗った神輿に人だかり、庭見に来てるのは当然私だけ。

伊藤氏庭園(沼島庭園)は島の奥の方とする地図もありますが、
淡路島観光協会サイトの住宅地の外れにある地図が正しいです。
標識に従えば行ける。私有地っぽいですが自由に見学可です。
かなり草が繁ってますが、室町期風の池泉庭はかなり好み!
山の斜面にも立石(この辺の石組を王の森と呼ぶらしい)。
北畠氏館跡庭園や旧秀隣寺庭園なんかもそうですが、
足利将軍が逃げてきた地には名庭がありますね!
(本当は沼島庭園は江戸初期の庭じゃないか説とか
将軍は沼島に来てないんじゃないか説もあるらしいけど)
室町庭園好きとしては、将軍が京都を追われたことで
各地に名庭が残されたので戦国時代万歳!ですな!
(当時の将軍にしてみりゃ堪ったもんじゃないけどさ)
緑色片岩を使うのは沼島の庭の特徴らしいです。
小さな島なのにいい庭隠し持ってけしからん(褒め言葉)。

祭りを避けて裏道から神宮寺。庭園は門から向かって右の
墓地の方からお堂の裏に回っていくと見られます。
平たい石を大胆に斜めに立てた鋭い庭。こっちは掃除されてる。
みんな祭りに夢中なのでこの庭も独占です。
島には他にも見所がありそうですが、時間がないので庭2つ見て
終わり(いずれも無料の庭なので賽銭しか払ってない)。
祭りで海沿いの道路が通れなかったので回り道して港へ。
港の待合室には「切符を口にくわえるな」との貼り紙(笑)。
定員に達したらしく10分前に出港。帰りはデッキで島を見ながら。
乗り遅れたらえらいことになってた。あぶねー!(寺田選手風に)
でもしばらくしたら下船してきた人がいたのて臨時便出た?

復路のコミュニティバスは表示もアナウンスもないバスだった
ので、行き先をあらかじめ運転手に申告しました。
途中の道で見かけたヒゲ面の飛び出しおじさん看板何なんだ。
飛び出しというか両手で天に指差してたが。
また国衙バス停で乗り換えですが、今度はコミュニティバスと
淡路交通バスでバス停が違いました(コミュニティバスは
大通りに入る前の道、大通りを渡って左折すると淡路交通バスの
洲本方面行き)。バス順調と思ってたらファームパーク前で
軽く渋滞。さらに洲本IC前と洲本に入る橋付近で渋滞して遅れる。
他県ナンバー多くたぶん観光客。渋滞やめてー!
バス観光客にとってはマイカー観光客ばかりになると渋滞を食らう
だけじゃなくてバス路線廃止も食らってしまって大変痛いので、
環境省あたりがマイカーより公共交通機関使った方が得になる
施策を何か打ち出してくれると嬉しいんですが(笑)。

なぜ急いでたかといいますと、この後洲本に戻って旧益習館庭園に
行く予定だったからです(庭に行かなければ国衙から福良経由で
淡路島南ICで徳島行きのバスに乗った方が合理的です)。
元々時間がないのでちょっと覗くだけのつもりだったのですが、
渋滞と信号運の悪さで最寄りの築地町バス停到着が十数分遅れ。
でも見たいのでバス降りてすぐ走って向かいます。
吉田歯科の角の裏道入るのかと思って曲がったら違って
時間ないのに時間食って焦りまくる(苦笑)。
裏道に入らずにここから入るのが正解です。
ようやく庭にたどり着きましたが残念ながら滞在1~2分。
パンフレットを貰う暇すらなかったです。入場は無料。
「山から転がってきた岩そのまんまかよ?」ってほど
でっかい石が鎮座してる庭です。石に負けじと灯籠も大きめ。
走ってちょっとしか見られないのにわざわざ行くのかと
言われそうですが、淡路島は滅多に行けないし、行っても
この庭公開してない日だとダメだし、貴重な機会なので。

徳島行きのバスに乗るためまた走って洲本のバスセンターへ。
汗だくです。淡路島は晴れの日の多い瀬戸内気候だからか、
車窓を見てるとため池と太陽電池が多いような気がしました。
高速乗って大鳴門橋を渡り、初めての徳島入りです。
徳島駅前のポストの上の阿波踊り像を見て徳島に来た実感が。
夕食はけんど茶屋で徳島名物そば米雑炊。根菜が多いから
野菜不足の旅行中にはいいね。蕎麦の味よりスダチの味がしたが。
今回の旅行では割と地元の名物や食材を食べる予定を組んでます。
雑炊だけじゃちょっとあっさりしすぎてるので徳島B級グルメ?の
フィッシュカツを買い食い。1人で2枚は多かったかな…。

ホテルはフロント近くのトイレ案内が阿波踊りシルエット。

窓からは眉山。テレビでYouTube見られるのは初めて。
とりあえずボサノバBGM選んで流してたけどこういうのいいね!
コインランドリーは駐車場にありまして、夏は蚊に刺されそう。
1台しかないエレベーターがなかなか来ない…。


《写真ブログ記事》
兵庫県・淡路/洲本 妙勝寺/旧益習館庭園
兵庫県・南あわじ 伊藤氏庭園(沼島庭園)/神宮寺庭園
コメント

歩道走りまくるマラソンコース初めて見た

2017-08-06 | 走る若人が好き
旅行記の途中ですが世界陸上の記事です。
本日3000m障害予選とマラソンが行われました。

潰滝選手は選出されて本当によかったなと思ってます。
2年前の世界陸上で、国際陸連から招待状が来たのに
派遣されなかった(過去の記事参照)選手はどうやら
潰滝選手だという情報がTwitterで流れてましたので。
日本選手権では参加標準を切れませんでしたが、
その後のホクレンディスタンスチャレンジ網走大会で
参加標準を無事切れて3000m障害代表に選出されました。
2年前に招待を断られたことで一生代表に縁がなかったら
何だかなあ…と思ってたので、絶対選出されてほしいなと。

トラック長距離種目はどれも同様ですが、世界の壁は
厚かったです。3000m障害の場合、5000mや10000mと違って
日本記録にしばらく近づけていませんので、まずそこが
目標なのかなと思います。見ていると面白い種目だと
思うのですが日本では正直人気のない種目でして、
高校でインターハイ出場目的で始めても高校卒業後に
やめてしまう選手も多かったのですが(駅伝に直結しない
から、大学によってはやらせてもらえないのかも…)、
競争が他種目ほど激しくない3000m障害で日本代表になる
ことを視野に入れてか(?)昨年今年で新規参入する
選手が何人か出てきています。もっと参入者が増えて
競い合って記録を高めていければいいですね。

男子マラソンはにも言ったけど実績十分の中本選手、
百戦錬磨の川内選手、若手の井上選手とバランスが
とってもいい布陣。調子もよさそうで期待しながら視聴。
曲がり角やら狭い道やら石畳やら走りにくそうなコース。
車道が狭すぎて選手が普通に歩道走ってます(笑)。
後半じわじわ順位を上げていく中本選手に「流石だ…」
と唸ってたら、遅れていた川内選手が中本選手との差を
縮めていることに気づき、「これは中本選手との再対決
あるのでは?」とワクワク。本当に最後川内選手が
中本選手に追いつきまして(並走はなく一気に追い抜いて
行ったのですが)怒涛の追い上げに「こっちも流石だ…」
とまた唸ります。惜しくも入賞に届かなかったですが9位、
中本選手も10位。やっぱり海外で何度も戦ってきた
経験豊富な選手は強さがありますね~。

川内選手はこれで代表引退とのことです。
2019年ドーハ世界陸上も2010年東京五輪も暑すぎて不向き
だからとのことですが、ひょっとしたら仕事の事情も
あるんでしょうかねえ。今までは定時制の学校事務職
でしたが、いつかは配置転換する時が来るのかも。
埼玉県の公務員の人事事情までは知りませんが(笑)。
でもドーハも出る可能性あるんじゃないかなと。
だって前の記事でも書いたけど、東京五輪出たい人は
誰もドーハ世界陸上のマラソンに出たがらないと思うし。
陸連が東京五輪に出ない川内選手に頭下げて代表入りを
お願いする図を想像してしまいます(笑)。
「今回結果は悪くていいし必死に走らなくてもいいので
市民ランナーの気分で楽しんできてもらえば」なんて
口滑らせちゃって激怒されるところまで妄想(笑)。
中本選手もインタビュー(具体的に忘れたけど失礼な
質問が多かったような)の口ぶりでは東京五輪まで
現役を続けるつもりがない可能性もありますが、
暑さに最も強い選手ですので、これまたドーハに
何とか出てもらえないだろうかとなったりして。

この2人のライバル関係好きなので、今日でラストでは
なく今後も継続してもらっても大歓迎ですが。
解説での情報でもお互い認め合ってていい関係ですねえ
(中本選手の言葉じゃないですが、今のマラソン界は
本当に川内選手あってのものだと思っています。
マラソンにやる気のある実業団選手が少なかったところ
川内選手が実業団選手をまとめてねじ伏せたことで、
負けてられるかと実業団選手もマラソンに本腰を入れる
ようになり始めたというのはあると思いますので)。
伝説の別府大分の死闘からすでに4年経っていますが、
マラソンの「強さ」ではこの2人トップを譲りませんね。
今後日本のマラソン史を語る時に名前が残りそうです。
後継者いるのかな?と思いますが、一朝一夕で到達できる
ものではないので、東京五輪までには現れないかも。
2人とも箱根の大スターだったわけではありませんので、
後継者も有名人ではない意外な選手かもしれません。

夏の国際大会のマラソンの条件や展開を見ていると、
超高速の東京マラソンって真逆のレースですので
選考レースとして適してるんだろうか…と少し思った次第。
タイム重視の選考をすると東京マラソンから何人も選ばれる
可能性もありますが、そうすると中本選手みたいなタイプの
選手が漏れてしまうおそれがあるのではないかと…。
東京五輪までは選考を変えられないと思いますが、その後は
東京マラソンを外しちゃってもいい気が。一流選手が来て
市民マラソンとしてすでに有名な大会なので外したって
経済効果変わらなそうだし別にいいじゃん(笑)。
で、「東京マラソンで世界レベルに挑戦したい選手は
福岡で選考会走っといてね」とすれば、実業団駅伝前で
不人気の福岡にももっと選手が集まるんじゃないかなと。
選考レースになるとどうしても日本人順位ばかりを
気にして無難に走ってしまいがちですので、むしろ東京は
選考レースではない方が記録狙いで走りやすくなり、
日本記録を狙おうという選手も現れるのではと思います。
コメント