Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

石川一人旅 2日目

2021-08-28 | 旅に出た
前日買った朝飯を部屋で食べます。
部屋で食べた方がコロナリスクないし
確かこのホテルの朝食結構高かったし。
昔のレトルトご飯はまずかったけど
最近のは改良されてるなと思いました。
味噌汁も美味しかったし十分。

この日は能登半島の手前側を観光です。
奥能登は何か所か修復中のところがあり
結局再訪することになるので今回はパス。
6:00前だとまだバスが出てないので
夜明け前に金沢駅まで20分歩きました。
繁華街・観光地が駅と離れてるのが
金沢の不便なところですかね。
昔は路面電車があったのが道路渋滞で
廃止されたらしいです。路面電車と
同じような香林坊や兼六園方面に行く
ルートの地下鉄があったら観光客に
とっても便利だったんでしょうが、
今更造るの無理ですね。

駅で「GoTo地域共通クーポン限定
自由周遊きっぷ富山・石川エリア」を
買おうとしたら、みどりの窓口が
営業時間短縮で閉まってて買えない。
私の乗車区間では60円しか得に
ならないけど、石川・福井県内で他に
使える場所がないかもしれないから
買うつもりでいたのに…。
列車は通学の高校生で割と混雑。
羽咋駅は「車で走れる砂浜」千里浜
なぎさドライブウェイの最寄り駅と
いうことで、ホームに目玉の親父や
バカボンのパパの砂像があった。
また何故かUFOの町としても
売り込んでるそうで、駅前に
UFOを模したオブジェ(?)やら
「ジャーン」「ズズズズ」の石像やら。
「擬音岩」って呼ぶんだってさ(笑)。
北鉄能登バス車内で回数券2000円分
購入。本当はフリー乗車券があれば
欲しかったけど、奥能登と違って
売ってないから不便です。

まずは早朝の妙成寺にお参り。
途中の「猫の目バス停」が気になりつつ
妙成寺口でバスを降ります。
水蒸気の上る田圃、朝露に濡れる草。
お寺に一番乗り、境内独り占め。
浄行堂の池に滝石組らしきもの。
二王門の向こうの五重塔が立派!
高さもあるし精巧。こりゃ国宝に
してくれ運動起こって当然ですね。
江戸初期の建築。他にも加賀藩
前田家が造らせた江戸前期の
木造建築が数多く残ります。
丈六堂には大きな釈迦像、近くに
ひっそり閻魔堂。書院のそばに
五重塔を眺められる江戸前期の
名勝庭園がありますが、書院が
修復中で一部しか立ち入りできず
池も半分枯れてました。残念。
何故か西欧中世の日時計があった。

羽咋~高浜路線のバス本数が少ない
ので(それでも休日よりはまし)
羽咋方面に一旦戻って氣多大社へ。
一般が入れるエリアはそこまで
広くないですが、社殿の後ろに
「入らずの森」が広がっています。
参拝だけならそんなに時間掛からず。
コロナ対策で使用中止の手水舎で
菊花を生けてました。

バスで高浜バスターミナルへ移動、
志賀町コミュニティバス志加浦線に
乗り換えて町バス停で下車して
平家庭園を訪れます。門を入ると
苔が綺麗に生えてて期待度アップ。
このタイミングでデジカメが
動かなくなりめっちゃ焦りましたが
何とか直って事なきを得ました。
旅行するたびに1000枚以上撮影して
相当酷使してるし買い替え時期かな…。
ここの南庭が本当に素敵!
カメラ壊れたら泣いてたほど。
池の手前が江戸中期で池・築山・
枯滝は江戸前期のものらしいですが、
パンフレットにも書いてあるように
室町期の庭に通じるところもある
心字池+石組+苔の鑑賞式庭園。
室町期の六角形の灯籠が珍しいとか。
観賞式庭園としては、今まで私が
いろんな庭を見てきた中でも
かなり上位に入るほど好みです!
反対の北側にも修学院離宮の庭師が
大正期に作った枯山水の北庭があり
(古い庭を大改造したそうですが
逆に古い庭はどんな姿をしてたのか
気になりました)茶室から眺めると
流れが正面に見えます。
平家の末裔で、壇の浦ではなく
北陸の倶利加羅峠の戦いの落人の
家らしいです。妙成寺に平家庭園の
案内看板があったのは妙成寺開祖の
生家だからでしょうか。
南庭を眺める書院の間の三段の
違い棚や直線で雲居を表した欄間、
仏間、箪笥階段、奥座敷、九谷焼
などの展示、化粧の間など、屋内を
いろいろ家の方に説明いただきました。
素敵な南庭をもう一度ゆっくり
堪能したかったですが、バスの時間が
あって15分くらいしかいられず
タイムアウト。後ろ髪引かれる思いで
泣く泣く退出…うう…。
帰りは20分歩き高浜バスターミナルに
戻ります。下りだったので早く到着。
逆に行きが歩きだと上りになるから
時間と体力費やしちゃいそうです。

富貴行きのバスで牛下バス停下車、
今度は能登金剛・巌門の散策です。
時々海を見つつ徒歩20分弱、
遅くなったけどまずは昼食。
一海食堂で巌門定食1000円を注文。
ご飯、漬物、焼魚(カマス?)、
サザエのつぼ焼き、昆布と椎茸の
佃煮、蒟蒻の辛子和え、なめこ汁、
キュウリとタコのサラダ。
やっぱり海に来たからには魚介!
サザエのつぼ焼きは自宅でも
実家でも食べないし、かなり
久々に食べたかと思います。
美味しかった。

食後に散策を開始します。
行きのバスが時刻表より早く到着
していて、もし帰りも早く出発して
乗り遅れるとまずいので急ぎめに
回ります。まず巌門まで下っていく。
洞窟のトンネルを抜けると岩場の
海岸に下り、向こう側の海を覗ける
大きな岩穴が。鷹の巣岩という
大きな岩もそびえます。
逆光で見づらかったですが…。
不動滝沿いの階段を上って
サスペンスドラマロケ地(定番の
崖だからね…)だという展望台に
上ったけど、松が茂って展望は
よくなかったです。がんもん橋を
渡り猪鼻崎展望台北方向の岩壁を
眺めます。海の色もいいですね。
少し時間があったので千畳敷岩
への階段を途中まで降りました。
で帰りも20分バス停まで歩く。
結局バスは3分遅れでの到着でした。
当初は高浜バスターミナルで
次の七尾行きのバスに4分で乗り継ぐ
つもりでいたけどこれじゃ無理。
事前にバスターミナルの窓口で
堀松南バス停でも乗り継げると
教えてもらってたので、ここで
下車しました(乗り継ぐバス停の
位置は運転手さんに教えてもらった)。
乗継時間も10分くらいあって余裕。
検索で出てこなかったからなのか、
堀松南が主要バス停じゃなくて
時刻表から漏れてたからなのか、
事前に調べきれなかったですね。

七尾駅から市内循環バスまりん号
バスに乗って城史資料館前下車、
最後に懐古館飯田家へ入館。
ここはコロナ対策で名前、電話番号、
居住県を書かされました。
リスト形式で前の客の個人情報が
丸見えですが、私は最後の行だから
後の客に見られずセーフ(笑)。
平日夕方なので独占…というか
リストを見る限り今日の利用客
私だけ?あまり人が来ないみたい。
茅葺き屋根の江戸時代後期の庄屋の
民家で、囲炉裏があり梁も立派。
玄関で見上げると茅葺き屋根の
裏側が覗けました。所蔵品も展示。
入口からまっすぐ奥の池より、
右奥の庭の豊かな苔と尖った
石灯籠の方が気になりました。
隠し井戸があると書いてました。
帰りに囲いの外側を回って
屋外から見にくい部分の苔を
覗きました。40種類以上の苔が
生えてるそうです。
併設の七尾城史博物館のそばに
あずまやと思いきや「最小の茶室」。
旧樋爪家住宅の茶室、大正期の作。
道路工事のため帰りのバス停は
位置を移動してました。
交差する飛行機雲珍しい。

夕食は七尾駅近くの大将寿し
コロナ対策で名前と電話番号
聞かれた。ネットで見つけた
能登前寿司にしようと思ってたら
メニューになかったので
海鮮ひつまぶし税抜1900円に。
まあ美味しくて新鮮な魚だと
普通の寿司の方が食べ方として
正統なんでしょうが…。
1日3食限定だけど一番乗りなので
余裕。最初は醤油をガリで刷毛の
ように塗って海鮮丼として食べ、
半分食べたら薬味(大葉、ゴマ、
ネギ)とだし茶を掛けお茶漬けに。
具はマグロ、イクラ、イカ、玉子、
キュウリ、かんぴょうなどがあった
(あともう1種類魚があったような)。
海鮮丼のご飯はやっぱり冷たい方が
いい。薬味は大葉を入れすぎると
大葉の味が強くなるかも。
だし茶だけ1杯飲んでみたら確かに
だしが効いてました。思いがけず
GoToトラベルのクーポンが使えて
ラッキー!税込だと2090円なので
2枚使って90円しか自腹で払って
ないです。こちらの店は平日でも
半分以上予約席だったから、
コロナ禍で客がいなくて困ってる
という感じはなかったですが。

金沢まで鉄道移動、高校生は
マスク外して喋る子がまだいた。
石川県は当時そこまでコロナの
感染者が多くなかったので、まだ
対岸の火事に感じてたのかも。
金沢駅で翌々日の朝に乗る特急券
買ったら冷たい風を寒く感じながら
ホテル方面に行くJRバスを少し
待ちます。なぜ北鉄バスに乗らず
わざわざJRバスを待ったかと
いうと、財布に小銭が少なく
Suicaを使いたかったからです。

ホテルは連泊でも清掃が入らない
仕組みで、ベッドもバスルームも
そのまま。タオルは毎日交換して
くれますが、部屋に戻ったら
使用済みタオル類が回収されたまま
補充されてなかったです…。
ダブルルームということでタオルは
もう1セットあるからいいとして、
バスマットないのは困るから
フロントに電話して持ってきて
もらいました。清掃なしで他の
ホテルより仕事少ないんだから
忘れないでほしいんだけど…。
カップ類は洗ってほしいときは
紙を置いておく方式。マグカップは
洗ってもらえたけど、洗面所の
コップを出し忘れたのでそのまま。
マイ箸だけは自分でハンドソープで
洗った。キッチンなしの部屋の階
には給湯室みたいなのを作って
客がいつでも自分でカップを洗える
ようにできたら便利に思いました。

浴槽は前日に髪の毛流してから
使用済みバスタオルで拭いたけど
やっぱりお湯を貯めると綺麗じゃ
なかったですね…。
宿泊料金が安くないのに浴室清掃
なしなのはサービスがよくない
ように感じてしまうので、さらに
少し高くしても浴槽清掃とコップ
交換を含めた方が満足度が高まる
ように思います(他のホテルの
割安エコプランでも普通は浴槽
くらいは掃除するか、大浴場が
使えるかになってます)。
意外と不便です。連泊しないなら
掃除関係ないからいいのかも。

使わないクッション置き場や
荷物置き場もなく(よくある
折り畳みの荷物置きもない)、
土足の床に直置きするのも
躊躇われるので椅子が埋まる。
テーブルだけありコンセントの
付いたデスクがないことから
するとビジネス客の利用は
想定してないはずですが、
ビジネススーツに使うであろう
ズボンプレッサーがあるのも
方向性が中途半端で、それなら
ズボンプレッサーを貸出制にして
そのスペースに荷物置けるように
設計した方がよかったと思います
(奥行きがないので今更変更は
無理ですが)。安くない割に
あまり機能的でないのが残念。


《写真ブログ記事》
石川県・羽咋 妙成寺
石川県・羽咋 気多大社
石川県・志賀 平家庭園
石川県・志賀 能登金剛
石川県・七尾 懐古館飯田家
コメント

石川一人旅 1日目

2021-08-22 | 旅に出た
昨年の秋、GoToトラベルを使って
北陸方面へ旅行した話です。
主な観光先は金沢。
以前にし茶屋街だけ歩いたことが
ありますが実はまともに観光した
ことがなく、普段外国人観光客が
多そうなので、コロナ禍で少ない
うちに行っておこうかなと。

ところが10月に行くつもりでいたら
残念ながら仕事の都合で諦めざるを
得なくなり、紅葉目当てじゃないのに
紅葉シーズンまで遅れ、結果的に
GoToトラベルを利用した日本人で
混雑する時期になっちゃいました…。
結果的にたぶんコロナには罹りません
でしたが、感染リスクを考えると
人気の金沢ではなく、別のところの
方が安全だったかもしれません。
逆に全然人気じゃないところだと
施設が閉まってたり県外観光客
お断りだったりしがちですが…。

いつもなら1週間休みを取ったら
「土曜から出発して4泊5日で旅行し
木曜日から実家で休養」という
パターンですが、コロナ感染者が
増えてきてた時期だったので
少しでも最善を尽くして混雑を
避けようと思い、今回は平日月曜
~金曜の旅行にしました(実家に
コロナ持ち込んで親にうつしたら
まずいから実家にも寄らない)。
観光の方は屋外の庭園やマスク
必須そうな屋内施設が多いので
そこまでコロナの心配はして
なかったですが、やっぱり外食で
うつるのが一番心配でしたね。
飲食店内でマスクせずに喋る
観光客って絶対いるし。

例によって4:30に早起き。
行きは北陸新幹線で金沢まで
移動します(帰りは別ルート)。
全席指定のかがやき乗るのに
間違えて自由席特急券を事前に
買ってしまったので、予定より
20分早く出発して駅で変更。
車窓は秋景色、軽井沢では
晩秋で冬が近そうな感じ。
車内はガラガラってほどでは
なかったけど隣には客おらず。
長野付近で山の方に朝霧。
みんな考えることは同じで、
終点金沢到着が近くなると
トイレが混む(笑)。
城下まち金沢周遊バスに何度も
乗るので、金沢駅で北鉄バスの
金沢市内1日フリー乗車券を購入。
施設の割引サービスもあってお得。

周遊バス右回りで森山一丁目まで
移動。最初は心蓮社庭園です。
お寺の右手の墓地入口を進み、
お堂の裏手に回る道をくぐって
見に行くという隠れたお庭。
ネットで事前に行き方をリサーチ
しなかったら入口見落として
辿り着けなかったと思う(笑)。
苔が生えてるので足元注意ですが
知られざる素敵な池泉庭。
紅葉が色づいてました。
財力をアピールした庭より
静かな雰囲気の庭が好みなので、
この日一番好きな庭だったかも。

続いてひがし茶屋街へ歩きます。
移動途中、東山木町緑地とかいう
茶人の住居跡の公園を発見。
まずはお茶屋美術館。志摩の
入場券を見せると割引と書いて
ありました。志摩はバスのフリー
乗車券割引が効いてこっちは
効かないので、行く順番を逆に
すればお得でしたね…。
荷物はロッカーに預け、スマホ・
携帯以外で撮影禁止とのことです
(コンデジなんか大きさも画質も
スマホと大して変わらないのに…)。
お座敷は赤い壁に金屏風。
青い壁の群青の間もありました。
他のお茶屋施設も共通でしたが
お座敷には楽器類も展示して
あります。かんざし類の展示は
お茶屋3施設の中でここが一番
多かったかな。メインストリート
から1本外れてるからか、他の
お客さんは見かけませんでした。

ひがし茶屋街のメインストリートに
行くと、平日の朝なのに観光客が
結構いました。結婚記念写真撮影の
カップルも何組か。
志摩も撮影と荷物はお茶屋美術館と
同じルールです。こちらは有名
なのでそこそこ混んでました。
やはり赤い壁のお座敷がある。
写真撮らなくて色うろ覚えですが
鶯色の壁の部屋もあったかな?
中庭はお茶屋3施設の中でここが
一番本格的に作ってたと思います。

向かいの懐華樓は撮影OKで嬉しい。
荷物も預けなくてよかったです。
なのにカフェだけの利用客が多く
建物内の見学者は少数派。
折角なのに勿体ない…。
ここもフリー乗車券割引がある。
輪島塗の朱塗り階段を上がると
蒔絵の屏風、朱の間も真っ赤。
群青の間は壁が青系ですが
ここは変に原色に近い真っ青には
しておらず、和の建築に合った
品のある色でよかったです。
金沢のお茶屋がどこも壁に色を
付けたがるのは何でだろう?
京都のお茶屋を画像検索しても
壁が赤や青になってる例は
そんなに多くない気が(赤は
あったが青は見つからない)。
いずれのお座敷にも芸者と客の
スペースの間に襖があります。
朱の間と群青の間の間にも
部屋を設けているのは遮音の
ためだそうです。照明も素敵。
離れ控室も見られます。
今も利用されてるお茶屋なので
芸者さんが来るんでしょうね。
1階の黄金畳の茶室が圧巻で、
金箔を巻いた水引で編んだ
日本唯一の畳だそうです。
入れなくね?踏めなくね?
したがって使えなくね?
茶釜まで金箔使用でキラッキラ。
中庭は積もった雪を捨てる
目的で作ったものらしいです。
裏玄関の欄間はうっすら柄が
透けて見え、後で外から覗いたら
はっきり柄が見えました。

茶屋街内の行列のできてる
和食処には入らず、大通りに出て
11:00過ぎに金沢カレーを食べに
インデアンカレー東山店に一番乗り。
後で3人来たけどカウンターしか
ない店なので大人数は入れない。
トンカツカレー800円にしたけど
野菜玉子カレーが人気らしい。
ご当地B級グルメ金沢カレーの
特徴は添えられたキャベツ、
ステンレス皿、先割れスプーン。
名前はインデアンですが
洋風カレーなのでインドカレー
みたいな辛さはないです。
混んでなかったし滞在20分。

金沢市立安江金箔工芸館で金箔に
ついて学習。茶屋街に近い立地
ですがお客さんは少なかったです。
この後も博物館や美術館に入るので
金沢市文化施設共通観覧券3日間
パスポートを購入。国内で作られる
金箔の99%が金沢産だそうな。
銀と銅も混ざってて、銀が多いと
白色に近づくんだそうです。
作る工程、金の重さなどが分かる。
若手作家の現代漆芸も展示。

寺島蔵人邸は樹齢300年以上の
ドウダンツツジの紅葉が見頃で、
特に日が差すとと鮮やかでした。
池泉回遊式ということになって
ますが池には元々水がなく、
ゆえに書斎の名は「乾泉亭」。
サンダルで飛び石を歩いて
庭を回遊できます。庭に出て
建物2階(見学不可)の
ガラス窓を見上げると
赤い紅葉が映ってました。
武家屋敷で茶室が2つ。
見学客は最初私だけで後から
1組来ました。金沢は何だか
特定の有名人気観光地だけ
集中して混んでるみたいで、
それ以外は平日だからか
割と空いてました。

西田家庭園玉泉園も私の
他には1人だけでしたね。
もみじが紅葉してるのと
ドウダンツツジがいくつか。
金沢最古の茶室灑雪亭は
殿様しか入れないような狭さ。
隠れキリシタン灯籠も発見。
市街地の庭園なのに水芭蕉も
生えてます。日本料理店併設
だからか十分整備されてます。
江戸時代初期から中期にかけて
作られた庭で、中国南宋の画僧
玉澗の山水画に因んだ玉澗様式
庭園(2つの築山の間に滝、
滝の上部に石橋で石橋の上部が
洞窟式という特徴らしい)は
国内ではここのほか、 旧徳島城
表御殿庭園、阿波国分寺庭園、
粉河寺庭園、名古屋城二の丸
庭園、京都にもう1例しかなく
数少ないとか。

兼六坂歩いて上るの疲れる…。
成巽閣は兼六園の隣という
こともあってか、そこそこ
混んでた時間帯がありました。
バスのフリー乗車券で割引。
江戸末期に藩主の母のために
造られた御殿で、謁見の間の
梅椿鳥の欄間など豪華絢爛。
舶来の絵ガラスを障子に
埋め込んだり。将軍家の娘の
輿入れで持ってきた葵紋付き
打掛は地紋も細かくて流石に
手が込んでますね。
1階は格式張ってますが2階は
数寄屋風で、輸入ウルトラ
マリンブルーの青い天井の
部屋(壁はベンガラの赤)や
紫色の壁の部屋があったり、
網代天井の部屋があったり。
2つの庭だけ撮影可能でした。
万年青の縁庭園は音のある
水の流れ、つくしの縁庭園は
鳥の声を聞けるよう音を立てず
緩やかに流れるようにしたとか。
つくしの縁は庭を見やすいよう
柱が少ない造りになってます。

時間があったので近くの
石川県立美術館にも寄りました。
ここもフリー乗車券割引あり。
加賀友禅や伝統工芸の展示を
見て回ります。
籠の鳥の工芸品とかあったかな。
現代的なのもありました。
翌日の朝食用に使う箸を持参
し忘れたので、ミュージアム
ショップで輪島塗の小さい
兎の絵の箸を買いました。
裏手の「美術の小径」を通り
お次は中村記念美術館。
ここは文化施設パスポートで
入館。茶道具メインの展示で、
数椀しか現存しないという
白天目茶碗や夢窓国師の書、
小堀遠州の茶杓も。向かいや
隣接の茶室には入れません。
向かいの方の茶室には
庭がありそうに見えるけど。

そりゃ金沢に来たからには
駅伝常連の遊学館高校
にも寄るでしょう…(笑)。
文字色をユニと同じ濃紺に
するのは背景色が黒で
見えなくなるので断念。
ちょうど下校時間と重なってて
生徒の映り込んだ写真なんか
撮ったらまさに事案なので
本当に通過するだけです。
女子はセーラー服。屋上でつるむ
男子。全国高校駅伝に出場する
垂れ幕が下がってて、玄関には
トロフィーがいっぱい。

犀川渡ったらまた上り坂…。
辻家庭園は結婚記念写真撮影が
2組、ウェディングドレスに
合わせてか館内は暖房が効いて
ました。見学はOKでした。
ラピスラズリの群青の間は
この日だけでもあちこちで
見かけましたが、あの青色には
金沢の人を魅了する何かが
あるんでしょうか。
高緯度で冬に日中が短かくなる
北欧の人達が鮮やかな色を好む
ように、冬の日照時間が少なく
青空を見ることが少なくなるで
あろう北陸の人達もまた
はっきりした鮮やかな青色が
恋しくなるのでしょうか?
隣の緑の壁は素材何だろう。
木にはすでに雪吊り。
松の間は開いてなかったけど
梅の間(深緑の壁)と離れの間
(やや黄色い緑の壁)は見学
できました。屋内は本館(土足)
だけ見学可能で、別館や新館は
ウェディング用施設なので
庭園見学客は入れません。
外に出てお庭を見学、庭は
上り下りがあるからドレスを
着ての撮影はきつそうです。
一番上からは町を一望。
加賀藩家老の子孫で実業家に
なった横山家が明治後期から
大正初期にかけて作らせた
庭だそうです。有名な7代目
小川治兵衛が手がけており、
敷地の高低差を活かして大滝、
小川、池と水を流す設計に
してあります。転売される
前はもっと広かったらしい。
林で日陰だから夏は蚊が
いそうですね。こういう庭の
地面は笹が多いイメージ
だけど違う草が植わってた。
英国風自然庭園とのこと
なので西洋の草なのかも。
池に施設の渡り廊下が映る。

桜橋バス停まで移動するので
寺町通りを歩きます。
その名のとおりお寺だらけ。
心蓮社の周辺もお寺をよく
見かけましたが、やはり歴史の
ある大きな城下町となると
お寺の数が多いですね。
庭があると聞いて寺町鐘声園に
寄ります。公園に作った新しい
庭って感じ。入園自由。

バスでまた茶屋街近くの橋場町
まで移動し、夕暮れで風情ある
主計町茶屋街を散策。
あかり坂と暗がり坂も見つけた。
野良猫気分で狭い道をぷらぷら
するのはワクワクしますね!
古民家の一棟貸しの宿なんかも
ありました。他の客に会わずに
ゆったり過ごせるし、特に
このご時世だと一棟貸しの宿は
コロナの感染リスクが一番低い
のがいいですよね。
1人で泊まると高いけど
いつか泊まってみたい…。

黄昏時のひがし茶屋街に
また戻ってきます。
灯りがともって朝とはまた違う
雰囲気なのがいいですね。
みんな夜景を狙ってか観光客が
溢れてたから、お店閉めずに
営業した方が儲かりそう。
路線バスに乗る客も多かった。
平日なのに着物姿の女子学生が
目立ちましたが、オンラインで
動画を好きな時に見るような
大学の授業がまだ多かったん
でしょうかねえ。
まあ着物着るなら11月くらいが
暑くもなく寒くもなくちょうど
よさそうに思います。

片町でバスを降り和食を求めて
一十百に入店。
大衆割烹の形態のようです。
付け出し(お通し)は800円で、
魚介類やキノコなどを使った
5種類の小鉢が品よく並んでました。
金沢名物をと思って鴨の治部煮
1000円。タケノコに見えたのは
練り物でした。冷静に考えれば
タケノコは春の食材だから
こういったお店で秋に出てくる
ことはなさそうですが。
ほうれん草やキノコも入ってて
だしを感じるあっさり味。
化学調味料は使ってないそう。
加賀レンコンの天ぷら800円は
もちっとして芋類に近い食感
だったかも。イチョウの形に
切られた小さいサツマイモ
付きで秋を感じます。
豚の角煮700円が人気メニュー
だそうで注文してみました。
とろけそうで美味しかったです。
金沢に来たらお勧めです。
〆はメニューには書いてません
でしたが蟹のあんかけご飯
700円(漬物付き)を勧められ、
アツアツで生姜が効いてて
寒くなる時期にはよさそうです。
飲物はウーロン茶300円で。
フルーツをサービスでいただき、
レインボーキウイ(真ん中が
赤くなってて傷みやすいから
あまり出回らないらしい)、
リスの形に切ったリンゴ、
落ち葉の形の柿、マスカット、
メロンが入ってたでしょうか。
どのメニューも、旬の食材が
入っていたりイチョウや
モミジの葉などが添えられて
いて秋らしさを感じました。
計4730円。GoToトラベルの
クーポン使えたらしいけど
チェックイン前だったので
まだ持ってませんでした。
持ってたらノドクロ頼んでた
かもしれません(笑)。
月曜ということもあって
お客さんは他におらず、
飛沫に気を付けつつ
女将さんと喋ってました。
学生っぽいと言われたけど
もうアラフォーだよ…。

ライトアップした香林坊へ。
ホテルは素泊まりなので
東急スクエアの中に入ってる
スーパーで3日分の朝食と
飲み物をまとめ買いしました。
どうせなら地元限定のものを
買おうと思い、レトルトご飯は
北アルプスの天然水仕立て
ふんわりごはん石川県産
こしひかり3食パック
にして
おかずに石川県産中粒納豆、
フリーズドライ味噌汁3つの
うち2つは金沢・加賀味噌
「贅沢とん汁+五郎島金時」と
茄子の「贅沢みそ汁」に。
あとは加賀棒ほうじ茶(地元
でも売ってるけど)と
ふりかけとR-1ヨーグルト。
合計1702円、高めの味噌汁
買ってもお茶が安い分、
いつも旅先のコンビニで買う
1日分×3の金額と変わらず。

金沢の宿泊先は東急ステイ金沢
新しくて綺麗だし、部屋も
ダブルベッドもバスルームも
広いです。いつもだったら
手を出さない価格帯なので
お気に入りのマンテンホテルに
行ったかと思いますが、今回は
「折角Gotoトラベルの割引が
あるんだからこの際高めの
ホテルから探してみようぜ」と
思い立ちまして。
旅行代理店の新幹線切符付き
プランとも比較したけど、
切符含めたGoTo割引入れても
出費額が変わらなかったので、
ルートを自由に組めるよう
宿だけGoToにして予約サイト
から手配しました。
洗濯機&レンジ付きなので
部屋の外に出なくても服を
洗濯できるし温かい朝食を
摂れるのが選んだ理由です。
連泊を想定してるので
冷蔵庫もやや大きめですね。
浴槽が広い割にお湯貯まる
のが早くて、目を離すと
いっぱいになっちゃう。
入浴前に洗濯開始したから
早寝できると思いきや、
乾燥が1回じゃ乾かず
2時間以上掛かった。
消臭スプレーは香りで
ごまかすタイプじゃなくて
除菌できるタイプの方が
嬉しかったかな。ジーンズに
吹きかけたら香りにつられて
虫が寄ってきたので…。


《写真ブログ記事》
石川県・金沢 心蓮社
石川県・金沢 懐華樓
石川県・金沢 寺島蔵人邸
石川県・金沢 西田家庭園玉泉園
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JMCで検索したら日本モンキーセンターが出てきた

2021-08-14 | 走る若人が好き
5月からずっと陸上記事ばっかり
なのに気づきました。コロナ禍で
旅行できない一方で、レースの
動画配信が増えてネット観戦には
不自由しないからでしょうなあ。
で、今日まで陸上ネタです。
来週あたりから昨年GoToトラベル
した記事を投下予定(たぶん)。

パリ五輪のマラソンも選考レースを
設けることが7月に発表されました。
もしMGCの目的が「最も本番で活躍
できる選手を選ぶ」ことであれば
東京五輪終了後に結果を踏まえて
MGCの検証・総括をして改善点を
見直してから決定すべきところ、
東京五輪を待たずに決定したと
いうことは、やはりMGCの目的は
「選考の公平性・透明性を高める」
ことであったと改めて確信。

五輪終わるまで読まずに放置してた
けど月陸の記事見て勉強。
陸連の説明資料はこれですかね。
来年度選考要項の掲載ページはこれ
長くてまとまらないから見出し付き。

■ JMCシリーズの基本ルール

まずJMCシリーズというのを新設し、
直近1年4か月~2年を「シリーズ」の
期間として、毎年各シリーズの
ポイントを選手に競わせる仕組みを
作るそうです。出場大会のタイムや
大会の格でポイントを算出し、
上位3大会(シリーズ1のみ2大会)
の合計値でランク付けします。

シリーズ1から4の対象大会は
1…2020年度12月~2021年度末
2…2021年度11月~2022年度末
3…2022年度初~2023年度末
4…2023年度初~2024年度末
に開催されたものとなります。
(前後のシリーズとは重複する
期間があるのが分かります)。
ただし、必要大会中最低1大会は
期間内の最後の年度(シリーズ1
のみ2021年11月以降)の大会で
なければならず、前年度で
ポイントを多く稼いだら当年度
全く走らなくても大丈夫という
わけではないようです。
どの大会に出てもOKではなく
ポイントの付く大会は今後発表
ですが、これまで代表選考会と
なっている大会(3大会前後)
よりは拡大すると思われます。

世界陸上やアジア大会のマラソン
日本代表の選考にも関わり、
シリーズ1は2022年オレゴン
世界陸上と同年杭州アジア大会、
シリーズ2は2023年ブダペスト
世界陸上の代表選考において、
JMCシリーズの成績で1人は
必ず代表選手を選ぶ仕組みです。

シリーズ1と2はポイントによって
ランク付けをしますが、シリーズ
3はパリ五輪選考のMGCを2023年
秋に開催するため、その成績で
ランク付けをするそうです。
MGCの1位2位を最優先で選考し
あとの1人はその後のファイナル
チャレンジを加味とのことなので、
東京五輪のMGCと大枠は一緒かと。
五輪代表はMGCで選考し、JMC
シリーズのポイントでは選ばない
ですが、シリーズ3の2023年度に
稼いだポイントは無駄にはならず、
翌シリーズ4のポイントとして
2025年世界陸上の選考に影響する
ことになるでしょうか。
この制度が継続すればですが。

■ JMCシリーズの創設意図

JMCシリーズでは上位3大会の
ポイント合計値でランクが決まる
ルールのため、選手がシリーズに
参戦するには2年間に最低3回は
大会に出場する必要があります。

毎年冬1回走るだけだと3回に
満たないですが、12月にある
男子福岡が2021年限りで廃止
されることが決まったため、
男子2月(別府大分が入れば
2月上旬で入らなければ新設の
大阪がある2月下旬)~3月上旬、
女子1月下旬~3月中旬の国内
主要冬大会から年2回走るのは
日程的に厳しく、選手は自然と
北海道などの夏マラソンや
春秋の海外マラソンを1~2年に
1回は走ることになるでしょう
(国内外のどの大会が指定される
かは現時点で分かりませんが、
海外は1大会まで認められます。
おそらく国際大会の夏マラソンも
含まれるので国際大会の代表選手が
ポイントで有利になる年もあるかも)。

「高速コースの東京マラソン以外
走りません」という選手では
この制度に参加することができず、
夏マラソンなり海外なりの経験を
積むことが要求されます。

なので、制度創設の意図としては
  • 選手には毎年冬1回に限らず
    定期的にマラソンを走ってほしい
  • 世界陸上などの代表選考で、
    一発屋でなく経験を積んだ選手を
    1人は入れられるようにしたい
ってところかと推測します。
後述しますが、JMCシリーズのみで
代表選考するのではなく一発屋の
選手も選考対象になりますので、
経験が浅いものの急速に成長して
結果を出せた若手に対して門戸を
閉ざすものではありません。

■ 世界陸上の代表選考

来年2022年世界陸上では
シリーズ1の、再来年2023年
世界陸上ではシリーズ2の
チャンピオン(ポイント1位)が
最優先で代表1人目に選ばれます。
1位が辞退した場合は2位に回る
など、JMCシリーズの上位からは
必ず1人選ぶようです。

2人目以降はJMCシリーズではなく
選考大会の成績を基に選びます。
2022年世界陸上に関しては、
①派遣記録突破
 (男子2:07:53、女子2:23:18)
②選考大会で、代表1人目を
 除いた日本人2位以内
の条件を満たす選手から
記録(=タイム)、順位、
レース展開、タイム差、気象条件
等を総合的に勘案して選ぶ
ということになっています。
つまりJMCのポイントなどの
数値で自動的に決めるのではなく
複数あるはずの選考大会の
複数の上位選手の中から
陸連の人達が考えて決めます。
派遣記録の設定がありますが、
MGC以前の伝統的な選考方法に
近いイメージです。

なお、派遣記録を突破している
対象者が2人に満たない場合は
「選考大会で日本人2位以内」
の選手(これは代表1人目を
除かない2位以内なので、代表
1人目に敗れた3位の選手は
ノーチャンス?)の中から
JMCシリーズのポイントランク
上位の選手を追加で選びます。
女子はともかく、男子は気象
条件が最悪でない限り東京で
2:07:53を突破する選手は
今や何人も出てきそうですが。

補欠は「必要に応じて」選考と
書いてあるので選考しないのも
可能ですが、一方で「補欠が
正選手となる」ことについての
記載もあるので、基本的には
選考しそうな感じです。
後からJMCシリーズ1位が故障で
辞退した場合、シリーズ2位
以降の選手が繰り上がるのか
(2位3位がもし2人目3人目で
選ばれてたら4位の選手?)、
補欠の選手と交代するのか。
これは辞退のタイミングにも
よるのでしょうか。例えば
発表後の辞退なら補欠とか。

2022年アジア大会の代表選考も
おおむね同じルールを予定してる
ようですが、同年開催になった
7月世界陸上と9月アジア大会で
同じ選手がフルマラソンをガチで
走るのは、川内選手でない限り
事実上困難と言えます。
「選考大会で代表1人目を除いた
2位以内」の選手は、例えば
3大会なら計6人いるはずなので、
世界陸上の選考から漏れた選手を
敗者復活的な形でアジア大会の
代表に選ぶのでしょうか。

■ 課題1:制度が選手に広がるか

課題もなくはありません。
2022年世界陸上の2人目以降の
「派遣記録突破者から選ぶ」
代表選考方法が今後も続く場合、
JMCシリーズに参加しない
(=規定した数の大会に出場
しない)選手でも、選考大会
1回のみ出場して一発決めれば
代表になれる可能性があります。

シリーズ1は2大会だけなので
毎冬マラソンを走る選手なら
大会数を満たしますが、
特に規定数が3大会に増える
シリーズ2以降、世界陸上の
選考方法が同じであると仮定
して、「2年間に3回もマラソン
走るのは面倒、2人目以降で
代表に選ばれればいいや」と
JMCシリーズに参加しない
選手が続出してしまうと、代表
1人目にあまり強くない選手が
選ばれる可能性が出てきます。
特に派遣記録を突破できる
選手が多そうな男子ですね。

JMCシリーズの存在を無視する
選手が増えると、制度実施の
意義も薄れてしまいます。
例えばチャンピオンに賞金を
出すなど、JMCシリーズに
みんな参加してくれるような
メリットを何か提示できると
いいのかなと思います。

■ 課題2:五輪前年の世界陸上の軽視問題

パリ五輪MGCを2023年秋に
行うと、東京五輪MGCと2019年
ドーハ世界陸上の時と同様、
MGCを優先し2023年8月開催の
ブダペスト世界陸上の代表に
なることを受け入れる選手が
極端に少なくなることが予想
されます(自国開催の五輪じゃ
ないから東京五輪MGCよりは
ましかもしれないけど)。
五輪前年の世界陸上の軽視
問題が再発することを許容
するということになります。

MGCの2位以内に入れなかった
3人目枠でブダペスト世界陸上
代表選手の救済措置があるか
資料からは読み取れませんが、
世界陸上代表になることで
MGCに出場できなくなっても
3人目の選考でパリ五輪に
挑戦できるようなルールに
なれば、誰も世界陸上に
出てくれないという事態を
回避できるかなと思います。

ただ、3人目は誰が出ても
本番への調整が難しそうです。
大迫選手曰く、MGC出場権を
得るための大会、MGC本戦、
MGCの半年後代表3枠目を
勝ち取った東京マラソンと、
必死で戦わなくてはいけない
レースが続いたため、さらに
東京マラソンの僅か5ヶ月後に
延期なく予定どおり五輪本番を
迎えていたら正直きつかったと。
大迫選手ですらそう言うの
ですから、耐えられる選手は
なかなかいないかもしれません。
好タイムを出せば出すほど
体へのダメージが残りますし、
3人目は本番で結果が出なくても
やむを得ないかなあ…。

「3人目こそJMCシリーズの
シリーズ3のポイントで決めたら
よくない?」とふと思った(笑)。
MGCや2023年世界陸上にも
成績に応じてポイントを付けて、
MGC後の冬マラソンで好記録を
出せばポイント逆転できるように
したら、世界陸上組もチャンスが
貰えるし(MGCにも世界陸上にも
出てない選手はポイント最上位に
なっても選考対象外にしてOK)。
各大会で付けるポイント数は事前に
うまく考えなきゃいけないけど。
まあ今更変更しないでしょうが。

■ 課題3:新型コロナ流行への対応

あと懸念される点としては、
コロナで競技会がことごとく
中止になったときに代表選考を
どうするか(どんな選考方法に
しても問題となりますが)。

エリート向け大会であれば
参加人数が制限されており、
お祭り気分で感染対策が緩む
ランナーも少ないと思いますが、
市民マラソン型の大会の場合は
人数が多くランナーの行動の
コントロールも困難であり、
観戦が拡大すると中止に
なりやすい傾向にあります。
エリート向け大会は資金不足で
廃止や市民マラソン転向が
相次いでおり、主要大会で
エリート向け大会というと
今年限りの男子の福岡以外では
女子の大阪くらいしか残って
いないかもしれません。

ワクチン接種がもっと広がって
コロナの脅威レベルが既存の
インフルエンザ程度となり、
コロナと共存(もう撲滅は無理
だからね…)した生活が可能に
なれば、多少流行しても大会を
開催可能でしょうが、世界的な
ワクチン争奪戦もあり冬までに
若年層を含めた国内希望者への
接種を完了できるかは怪しいと
思いますし、変異株への対応や
効果持続期間から3回目以降の
接種が必要という説もあります
ので、当面は安心できない
状況が続きそうです。

世界陸上の選考対象の大会や
JMCシリーズポイント対象の
大会がまだ発表されてないのも
コロナで大会中止決定がないか
様子見してるのでしょうか?
選手は出場大会を決めて準備を
しないといけないため、早く
発表してほしいでしょうが…。


この制度、まだ陸上ファンに
あまり周知されていない気が
します。次もMGC続けるべきとか
やめるべきとか主張している
ファンをたまに見かけますが、
たぶん方針決まったのが知られて
ないのかと(五輪前のタイミング
での発表だったので、私含めて
みんな五輪に関心が行ってて
見向きしなかったかな)。
対象大会やMGC出場権獲得方法の
細部が決まってからでもいいかも
しれませんが、発信力のある
メディアや個人が分かりやすく
解説してくれたらいいですね。

----------
8/22追記。

2022年世界陸上の選考対象の
大会が先日発表されました。
今冬の対象大会は、男子は
福岡+別府大分+新設大阪
+東京、女子は大阪国際+
東京+名古屋。女子は東京を
走ってもOKになりました。
これらはJMCシリーズの
ポイント対象大会にもなり、
他のポイント対象大会は
世界陸連ラベルレース
(防府とかも該当しそう)
や女子の新設大阪は決定で
今後追加発表予定とのこと。

「必要大会中最低1大会は
期間内の最後の年度(シリーズ1
のみ2021年11月以降)の大会」
のところは国内のJMCシリーズ
加盟大会とのことで、海外大会
だけではダメなようです。
先日の五輪や世界陸上などの
国際大会もポイントが付く模様。
途中棄権はダメ。そりゃそうだ。

ポイント表や現在のポイントも
陸連サイトに掲載されてました。
勿論シリーズ1は現時点で
日本記録の鈴木選手がトップ
ですが、2位が福岡の吉田選手
で順位点が結構効くのかも。
格の高い大会ほど順位点が
増えるけど、海外大会だと
外国人選手込みの順位になり
点を稼ぐのが大変そうなので、
冬は素直にG1の国内主要大会を
走る方が点を取れるかな。
五輪はタイムを問わず完走一律
1200点+順位点になってた。
まあ大迫選手は引退するから
ポイント争いに関係ないですが。
コメント

案の定「半端ないって」が流行る

2021-08-09 | 走る若人が好き
五輪マラソン記事です。
2日前にトラックの記事をアップした
ばかりですが、日を置きすぎるのも
何なのでこの連休は連続投稿。

札幌に熱波が到来したこと、
前日の男子50km競歩の過酷さから
直前になって検討したんでしょうが、
女子マラソン前日夜になっていきなり
6時開始に早めるって言われても
リレーで夜ふかししてるから6時起き
無理だっつーの。もっと無理なのは
選手の方で、寝てから聞かされた
なんて報道も。選手はスタート時間に
合わせて調整してるんだから
変更するならもっと早く決めなきゃ…。
突然の決定に陸連も翻弄されたみたい。

結局札幌が暑くなったので、マラソンに
関しては東京とさほど変わらない気温に
なっちゃいました。20km競歩は夕方に
行われたので(何でこんな暑い時間に
やるのさ…)札幌の方がましだった
かと思いますが、マラソンも競歩も
過酷な暑さで棄権続出。
山間部以外で確実に涼しい場所を
求めるなら稚内や釧路まで行かないと
無理だね…この辺に公認フルマラソン
コースをすぐ作れるかって言ったら
厳しいし、あの付近の美しい湿原に
ペットボトルなんか放り込まれたら
自然破壊なので実施困難ですが。

女子も男子も7時に起きました。
女子は私が起きた頃にはすでに
先頭集団には一山選手しか残って
いなかったです。8位入賞でしたが
実は女子の入賞は野口選手優勝の
アテネ大会以来17年ぶり。
低迷状態だったのを打開する
走りだったと言えるでしょう。
若い選手なので今後も楽しみです。
本当に女子長距離は若手が元気。
増田さんが彼氏の存在をバラして
後で怒られたらしい(笑)。
エチオピア選手の棄権多いね…。
女子2人、男子は3人全員。
暑さに弱いのか諦めが早いのか。

男子は大迫選手さすがといった
レース。「思いがけず凄い!」と
いうより「評判に違わずさすが!」
という感想が出ましたね。
集団から離れても走りはしっかり
していてこぼれた選手を拾っていき
2位集団には追いつけませんでしたが
最後は笑顔で6位フィニッシュ。
いやはやさすがです。
いつも「まだ足りない」と言いたげな
表情ばかりしていたので、泣き顔も
100点満点という言葉も珍しいです。
引退については、晩節を汚さないと
いうか、加齢でボロボロになっても
なお足掻きながら走る姿を見せたがる
選手ではないだろうなとは思って
ましたが、それにしても早いなと。
惜しまれつつ去るのも幸せかな。
ずっと男子長距離界の話題の中心に
いた選手なのでいなくなると思うと
何だか不思議な感じがします。
GMOの吉田選手に目を掛けてる
らしい(あの理知的な吉田選手が
心酔してるとか)ので、次世代の
後継者として考えてるのかも。

中村選手と服部選手は故障明けで、
実力を発揮できる状態でスタート
ラインに立てなかったようです。
服部選手は脚の痛みに加えて最後
熱中症にもなってたようですが
フラフラで何とか完走、車椅子で
運ばれて行きました…。

今大会のマラソン代表選考ではMGCを
実施しましたが、結果的には男女とも
MGCの本レースで1位2位となった選手は
苦戦し、その後タイムで3枠目を得た
選手が入賞という結果になりました。
にも書きましたがMGCは「最も本番で
活躍できる選手を選ぶ」ことよりも
「選考の公平性・透明性を高める」
ことが最大の目的かと思いますので、
単純に結果だけを見て失敗とは
言えないかなと思います。
順位とタイムの数値を用いた明確な
基準により代表選考に疑念を持たれる
トラブルが一切なくなったこと、
MGC出場権獲得のため五輪直前ではなく
早期にマラソンに取り組む選手が増えて
全体のレベルアップに繋がったこと、
スポンサーの付いた既存の国内大会を
維持したままもう一つMGCという大会を
増やしたことによりマラソンへの注目を
集める機会を増やしたことは
評価できるのではないでしょうか。

故障を抱えた代表選手が出場して完走が
精一杯というのがほぼ毎回ありますが、
陸連は補欠選手への交代について
どう考えていたんでしょうかねえ…
(今回実際に補欠選手に代わった方が
結果が出たかは証明できませんが)。
競歩は代表選手が自ら辞退しましたが、
自分で勝ち取った代表の権利ですし、
五輪代表という一生の肩書きが手に
入りますし、所属先やスポンサーの
絡みもあって、完走できるかどうかと
いう調子であっても普通は代表選手が
自分から辞退することはないです。
代表選手の状態が相当悪いことを
陸連が確認できた場合に、陸連と
しては補欠選手に交代したいのか、
交代するつもりはないのか。

交代するつもりがないのであれば
補欠制度をやめ、どんな状態で
あっても当初の代表選手に走らせる
(重傷で欠場した場合も補充なし)
ようにした方が絶対にいいです。
なぜなら補欠選手が強いられる
犠牲が大きすぎるからです。
交代の場合に備えて調整を続ける
肉体的精神的負担は計り知れず、
また補欠の立場に縛られることで
他の種目やレースへの挑戦が自由に
できず、選手としてピークかも
しれない貴重な時期に長期にわたり
様々な機会を奪われてしまいます
(どのくらい本気で調整するかは
選手によるかもしれませんが)。
しかし交代がなければ補欠選手は
陰に隠れたまま、本番を走る権利も
代表の栄誉も与えられません。
それでも交代する可能性があれば
頑張れる選手もいるでしょうが、
交代するつもりもないのに選手に
見返りなく犠牲を強いるのは
残酷な仕打ちのように感じます。

もし交代したいのであれば、
代表選手の状態の確認方法や
どのような条件(例えば一定期間
以上のレース不出走や設定タイム
未到達など)を満たせば見込みが
ないと判断するかなどを明確に定め、
実際に補欠制度が実行できるように
なっていないと意味がありません。

選手やスタッフの皆さん
暑い中お疲れ様でした。
無観客でもいいから中止にならず
選手達の活躍を見られたら…と
思ってたので、こういう形でも
五輪を見られたことは満足です。
競歩とマラソンは観客がわんさか
いて大迫選手に「ちょっとアレ」
って言われてたけど(笑)。
コメント

おそろしい子たち!

2021-08-07 | 走る若人が好き
全種目は書ききれないですが五輪陸上記事。
金曜までのトラック種目だけで長くなるので
マラソンの記事はまた後日。

平日朝は仕事なので特にフィールド種目は
ほとんどいいとこ見られなかったですね…。
今やお家芸の競歩も、時差があるような
時間帯の開催でほとんど観戦できず。
国内開催で夜種目を普通に見られるだけ
今回はましかもしれないけど。

男子3000mSC決勝はギリギリまでテレビの
地上波放送が決まらずヤキモキ。
結局NHKが急遽放送してくれました。
今回はまだgorin.jpの動画配信があるだけ
ましですが、なかったら発狂するしかない。
三浦選手は7位でこの種目史上初の入賞!
というか短距離含めての男子トラック個人
種目での入賞自体今世紀初めて(史上
7回目?)らしい。でも予選見たら普通に
入賞くらいしてくれそうだったので、
7位という結果に驚きがないのが驚き。
8:16.90のタイムだって三浦選手以外
日本人誰も出してないんですが、
やっぱりそこまで驚きがない驚き。
パンケーキ好きって方が驚いたほど(笑)。
これ放送しないつもりでいたのかよ!
数少ない入賞種目になったのに!

見るからにスロースタート、1000m付近で
前に出されてしまう場面も。こういう展開は
自分が突出してる国内レースではなかなか
経験できないものだったかと思います。
やっぱりアフリカ勢は強く、後半ペースを
上げてこられて流石に対応できずに
順位を下げましたが、ラストが効くのが
三浦選手の持ち味ですね(国内でラストが
強くても海外には通用しないという選手も
多いですが、三浦選手のラストは欧州勢には
通用してたと思います)。最後の1周で
何人かを抜いて7位に上がりました。
入賞の達成感はありつつも、そんなに喜んで
なさそうだったので、世界のトップを
目の当たりにして悔しさもある感じだった
でしょうか。19歳で五輪の予選決勝と
貴重な経験できたのはとても大きいですね。
「個性を出せる唯一の種目」と語っていて
ずっと3000mSCに取り組むようですし
三浦選手なら経験を今後に活かせそう。
長距離界の宝だから大事にしてほしいな…。
海外レース参戦の機会があったら陸連が
支援してほしいですし、トラック中心で
スピードを磨きたい意志が本人にあれば
あまり駅伝漬けにせず尊重してほしいです
(順大なら配慮してくれそうですが)。

直後の女子5000m決勝の廣中選手も
積極的なレースでした。
自ら引っ張るスタイルは決勝でも健在。
今大会は積極的に引っ張るスタイルの
選手が結果を出してますね~。
最後惜しくも9位でしたがそれでも
日本新記録!5000m走るには明らかに
暑い気候だし、大舞台の緊張もあると
思うのに、予選含めて日本歴代上位記録
次々と出してきて世界陸上参加標準を
普通に突破する女子選手みんなすげえ…。
真に強い選手が代表になったって感じ。
逆に日本国内で機会に恵まれてなくて
これまでタイム出せてなかっただけ?
女子って男子より気温の高い時間に
走らされたり、男子ほど十分な外国人
ペースメーカーがいなかったりで、
男子で時々ある至れり尽くせり的な
記録会をあまり見かけないです。
廣中選手がトレードマークの帽子を
途中で脱ぐのは初めて見ました。
増田さん相変わらずネタぶっこみすぎ
でしたが、あれ収集したネタの何割
くらいが放出されてるんでしょう。

その廣中選手は10000mでも魅せて
くれましたね。10000mでもやっぱり
最初引っ張りましたが自分のこだわり
なんでしょうね。早い段階から集団が
ばらけました。アフリカ勢のメダル
争いにはついて行けませんでしたが、
半分前あたりでまた帽子を脱ぎ捨て、
粘って粘って7位入賞!
気温31度の中で、また5000mで
予選決勝走った後で歴代4位のタイム。
日本人の入賞は25年ぶりで、意外に
最近入賞してなかったんですね。
レース前もレース後もニコニコしてて
走るのが楽しいんだろうなあと。
徹底して前の走者の後ろに付いたまま
最後の最後まで先頭に出なかった
ハッサン選手が優勝して、駅伝ファンと
しては昨年の全日本大学駅伝のアンカー
田澤選手を思い出しました(笑)。
増田さん早朝はマラソン解説してた
のに夜も10000mの解説で多忙。

1500mの田中選手はかっこよすぎて
惚れそうでした。果敢に戦ってた。
「5000mの疲労できついかな?」
と思いきや予選準決勝決勝と疲れを
感じさせない走り…流石鉄人…。
普段からよく連戦して鍛えてるのが
本番の過密スケジュールでも活きてる
かもしれませんね。予選は朝で
見られず準決勝から見ましたが、
スタート前から気迫が凄かった!
ここまで気迫の漲った選手を見たのは
初めてかも。格上の選手を相手に
先頭を引く場面もあり、ライバルを
休ませない作戦だったようです。
結果組5着、着順で決勝進出!
しかも日本新記録で日本人女子選手
前人未到の4分切りを果たして大興奮。
決勝はさらに難敵揃いでしたが
怯まず集団前方で攻めて8位!
日本人女子が初めて出た種目なのに、
中距離は日本人には不利と言われて
きたのに、決勝進出して入賞とは。
決勝のタイムも3分台だったし
国際大会本番で国内以上の走りが
できる選手って本当に強い。
今大会はこの種目ワールドランク
での選出でしたが、世界陸上の
参加標準を切ってるので、来年の
日本選手権優勝で即内定かな。

一方で男子5000mは太刀打ちできず。
最初から集団最後方付近にいてペースが
上がって置いていかれましたが、
調子が悪かったんでしょうか。
日本人選手って外国人選手より背が
低いから集団の中にいると埋もれて
探しづらくなりがちですが、長身の
坂東選手はすぐ見つけられます。
レース後の塩尻選手のツイート、
あれ自分が5000mに参戦するから
次は同じ人が代表とは限らないって
意味ですよね?楽しみ!

男子110mHは予選しか生中継見られず。
こちらも日本人選手の準決勝進出は
57年ぶりだとか。今大会は男子走高跳・
走幅跳・3000m障害、女子やり投げで
何十年ぶりの決勝進出を果たしており、
久々の記録が出た種目が多いですね
(あと女子1500mが初出場)。
逆に他の短距離種目の結果が出ないなど
日本の得意とする種目が今後変わって
いくのかなという流れを感じます
(層が厚いわけではなく1人だけ突出して
強い種目は、その選手個人の才能による
ところもあるかもしれませんが)。
後で準決勝の録画を見ましたが、
泉谷選手はハードル倒しまくって
バランス崩しながら惜しいタイムを
出してて、まともに走れたら決勝に
進めたのではと思わせる力を見せました。
今度走幅跳やるみたいで気になります。
というかこっちが元々本職でしたっけ。
いろいろできて器用な選手ですね!
金井選手は最後の五輪になったけど
転倒してしまって残念…。

男子4×100mリレーは残念な結果に。
予選は辛くも通過しましたが、決勝で
1走多田選手→2走山縣選手のところで
バトンを渡せずDNF、3走桐生選手と
4走小池選手は走ることすらできず。
バトンが渡らないほど遠いタイミングで
スタートするギャンブルな指示をした
コーチ陣が主な原因であって、指示に
従った選手には責任がないように
思いますが(あと隣のイタリア選手と
接触しそうになって避けたことで
タイムのロスがあったかも?)、
戦前メディアが過度にメダルを煽った
だけにSNSなどで選手を叩きにいく
心ない人が現れないかが心配です。

全体的に女子中長距離は多くの選手が
大舞台(しかも真夏の過酷な気候)で
どんどん自己ベストを出してくるなど
力を出し切って成功しています。
一方で男子短距離は本番に調子を
合わせられなかった印象で(100mと
200mの代表に関しては日本選手権
時点で全員今ひとつだったけど)
陸連内での検証が必要なのかな。
リレーはそろそろ世代交代の時期に
差し掛かりそうですが…。

あとは入賞した選手はみんな若い
選手だったので、今回の経験を
糧にして今後さらなる成長を見せて
くれることに大いに期待です!
特に田中選手と廣中選手は5000mで
種目がかぶって競うことになるので
これからも注目ですね。
個人的願望を言うと、将来の予定は
知りませんが慌ててマラソン転向
しないでしばらくはトラックの
爆走を見せてくれたらなあと。
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