Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

旅行プランの立て方

2020-05-30 | 観光計画とか
外出の時にマスク付けてますけど
近所のクスノキのいい香りがマスクで遮られて
しまうのが悲しいですね…5月の好きな香りなのに。

コロナでお出掛けできないわ陸上の大会もないわで
暇なので、いつかお出掛けできるようになった日の
ために旅行プランを溜めておくことにしました。
どんな感じで検討してるか大公開(需要ねーよ)。

すでに日本全国結構溜まってるのですが、
南九州(鹿児島~宮崎)、長崎の離島、福島と
日帰りできそうな一部北関東は全く手を付けて
いません(他には兵庫~京都内陸を大まかに
作ったけど後から行きたい庭が増えすぎたので
作り直しが必要、大阪もまとめきれてない…)。
コロナが収まるまで当面キャンセルリスクがある
飛行機に乗る旅行は避けるので九州はお預けですが、
前から「春はまだ寒く夏は意外と暑く秋は日が短い。
行くなら9月下旬希望」と考えてた福島については
ひょっとしたら今年行けるかもしれませんので
(新潟も9月用プラン作ってるけど昨年行った
ばかりだし)、福島のプランを立てます。
本当なら9月は第1希望北海道旭川方面、第2希望
島根だったんですがどっちも空路なので…。

福島は以前行こうとしたら震災が来てしまい
機会を逃してずっと行けずにいました。
福島のエリアは大きく浜通り、中通り、会津の
3つに分かれます。浜通りは一度震災前に
いわきのアクアマリンふくしまに行ったので
中通りと会津の観光プランを立てます。

福島県外の県境近くで寄っておきたい場所が
ないかも確認。すでに立てた宮城旅行プランで
入りきらなかった宮城県南部の庭園があるので、
ここも中通りに行く際に追加したいなと。
それと「会津に行く時は会津鉄道に乗りたい」と
いう野望(?)がありますので、組み方によっては
栃木県の鬼怒川方面も入ってくることになります。

私が行く観光スポットは主に4つに分かれます。
調べて興味のあるところがあればとりあえず
行けるかどうかは後にして全部書き出します。
①日本庭園。
 庭園愛好家のサイトやブログでチェック。
 好みじゃない庭以外は、一般観光客に
 知られてなくても一度は行ってみる。
②美しい自然景観。
 福島県内陸の場合は山になるので
 ハイキングサイトなどを見たり
 「湿原」「滝」とかで検索。
 とりあえずピックアップしてから
 現実的に行けるかどうかを検討。
 現地ガイドを探す場合もあります。
③興味のある文化などを学べる博物館。
 例えば古代の遺跡とか、北海道なら
 北方民族の展示がある博物館とか。
 行く地域によってはない場合も。
④定番の観光地。
 図書館で借りる観光ガイドブックや
 ネットの人気ランキングで確認。
 福島県だと例えば大内宿とか。

東北だとそんなに①はないだろと思いきや
調べてみたら意外に10ヶ所以上ありました。
②もいろいろあるし、交通の便がいい県でも
なく結構広い…これは浜通り抜きだとしても
数回に分けて行かねばなるまいな…と
考え始めながら、候補に挙がった40以上の
スポットの交通アクセスを調べていきます。
ついでに営業時間、営業日、見学所要時間も
確認するので、見学所要時間が載ってることが
多い全国観るなびを主に使います。
40以上と言っても全部は行かず、アクセスが
厳しい場所(公共交通機関縛りなので…)、
本格的な登山など体力が必要な場所や危険な
場所、季節的に行っても魅力が少ない場所
(春に行かないのに桜しか見所なしとか)、
「上位互換の場所が他にあるから無理して
行かなくていいや」って場所は除外して
数を絞っていきます。

まず会津を調べたところ、雄国沼湿原の
見所は梅雨の季節に咲くニッコウキスゲで
この時期に運行するシャトルバスでないと
アクセスが困難(登山は嫌だし…)と判明、
同じ方面の桧原湖周辺には他にもいろいろ
面白そうな散策コースがあることも分かり、
「この辺の自然散策はニッコウキスゲの
時期にすべきでは…」という気に(勿論
今年すぐ行くのは難しいので来年以降です)。
ただし御薬園などのある会津若松の町中を
この時期に徒歩で回ると特に晴れた時に
暑くなるかもしれないので、自然散策とは
別の季節に行った方がいいかなと。
この時点ですでに福島県には複数回
行くことになりそうなのが確定的。

次に中通りを調べます。
今回は環境省の国立公園サイトにもお世話に
なりました。磐梯朝日国立公園のページで
浄土平ハイキングのモデルコースが掲載
されてます。浄土平~桧原湖は距離的には
遠くないんですがバスがないようです。
マイカー観光客ほど自在に動けません。
公共交通機関でアクセスできない場所は
削りましたが、結果的に②が多数に。
福島県は歴史系スポットが多いイメージを
何となく持ってましたが、調べてみたら
実は自然系が強いことを知りました。
場所によってはクマ鈴持参かもね…。

どの観光地が同じエリアか大体分かったので
連休のある9月下旬の福島の日没が17:30頃で
あることを頭に入れつつ、鉄道・バスの
時刻表検索や地図を使ってなるべく効率よく
回れそうなスケジュールを組んでいきます。
今の時代ネットで大体分かるからいいんですが、
今はコロナで運休になってるバスの情報が
ごっそり削除されちゃってることがあります。
今後の参考のためであって今すぐ乗るんじゃ
ないんだから注意書きした上で載せてくれ…。
一応バスが通っている場所でも、本数が
少なくて事実上困難と分かればさらに除外。

まずは3日が限度の(6月も7月上旬も
連休がないので仕事何日も休むのは無理)
自然散策プランから組み始めます。
喜多方~雄国沼のバスが昼の1往復だけで
朝早くは動けないので逆にここを初日に。
五色沼などの桧原湖エリアは1日たっぷり
使いたいので時間的余裕のある2日目に。
3日目はシャトルバスが今後どうなるか
不明だけど南下して駒止湿原を散策…
と思いきや、こう組むと1~3日目とも
休日限定のバスに乗ることになり、
最初か最後平日になるので破綻(笑)。
結局「7月の連休にまた旅行するなら
6月の旅行は短くていいじゃん」と
3日目を外して1泊2日に短縮。
桧原湖周辺を回り終わったら普通に
猪苗代駅から郡山駅に出て帰宅。

駒止湿原へは東武日光線などを経由して
会津鉄道を使うので、1日目はニッコウ
キスゲで有名な栃木県の霧降高原、
2日目駒止湿原の1泊2日の梅雨プランを
別に作ります。会津田島駅周辺に幸い
泊まりやすそうなホテルもありました。
ここで会津鉄道に乗ることになります。
栃木県は修学旅行で日光に行ったきり
大人になってから観光してないので、
写真ブログでも栃木県だけ0件)
そろそろ行きたいと思ってます。
来年の7月連休は五輪で移動が困難に
なって旅行できないかもしれないので、
本当は6~7月前半用の2泊3日プランを
作って来年使いたかったんですがねえ。
そのまま帰らず塩原温泉の方に出れば
那須散策とで3日以上になるかな?

次に残った会津の観光地で9月用の
旅行プランを作り始めようとしますが、
3連休想定の2泊3日の旅行プランなのに
会津若松の町中の観光地がコンパクトに
固まっててほぼ1日で終わりそうな…。
幕末ファンだと1日じゃ足りないのかも
しれませんが私は庭メインなので…。
こちらも栃木県内の観光とセットにする
ことも考えましたが、流石に栃木メインの
旅行に遠く離れた会津若松を組み込むのは
移動時間が長くなるので、福島中通りの
旅行の途中で1日寄るプランを作ることに
しました(これも少し離れてるけど)。

中通りの観光はバスの本数の関係で
②を結構削ったので観光スポット数が
減りました。1日目に宮城南部~福島市
周辺の庭園が全部うまく収まりました。
2日目は浄土平。今年の時刻表はまだ
分かりませんが過去は10:00福島駅発
だったみたいです。山なんだから
もっと朝早く出発してくれなきゃ…。
9月下旬だとちょうど紅葉らしいです。
先程の会津若松を3日目に何とか入れて
残った福島県南寄りで最終4日目を
組もうとすると、残りがあぶくま洞や
南湖公園など僅かしかありません。
あぶくま洞の位置を見ると、郡山から
いわき方面にJR磐越東線を半分近く
進んでいます。このプランで浜通り
まで行くつもりはなかったのですが、
「ここまで来たらいわきまで回って
行きそびれた白水阿弥陀堂行こうぜ」
と当初構想と違う行き先になりました。
一度南湖公園の白河まで南下して再び
郡山に北上することになりますが、
そんなに頻繁に行ける県ではないので
ある程度のロスは仕方ないです。
JR磐越東線の本数がかなり少なくて
発車時刻や閉門時刻に間に合わせるよう
タクシー乗車が増えてしまいました。
その分いわきからは高速バスで節約。

泊まるところは一人泊可であることは勿論、
私の場合は公共交通機関を歩き回るのも
あって荷物を極力軽くして旅行するので、
「持参するとかさばるドライヤーや浴衣が
用意されてる」「コインランドリーがある」
が条件になります。アクセスも考えると
必然的にビジネスホテルが多くなります。
温泉は全く重視してませんね…。
グルメはそこまでこだわりはなくて、
時間がなくて昼食がコンビニのパンだとか
興味のある各国料理に手を出すとかも
ありますが、郷土料理やご当地B級グルメも
機会があれば食べてます。
ただ、先に決めてしまっても結局ホテルが
満室だったりレストランが潰れてたりする
ことがあるので、存在そのものがあるか
確認が必要な辺鄙な地域はともかくとして
選択肢の多い都市部の場合はプラン実行が
決まりそうになってから探すことが多いです。

と、こんな感じでプランを作ってます。
参考にならない気がしますが(笑)。
コメント

レア寺院@山梨

2020-05-24 | ちょっと外出
レア寺院、静岡に続き山梨です。
昨年11月の話なので結構前の話ですが、
年に1回、秋の2日しか公開しない向嶽寺に行きました。

10月の旅行後、特に出掛ける予定を立ててなかったので
(親知らず抜いてしばらく外出する気にならなかったし)
日帰りで山梨県にでも行くかと庭園を調べてたところ、
甲州市が「名勝向嶽寺庭園見学会」を企画しているのを
発見。2019年は11/29(金)と11/30(土)の2日間で
11/29は10:00と13:00、11/30は10:00開始の計3部開催、
参加無料、各部50名で申込期間は11/5~11/25とのこと。
行けそうな日程だったので「これはチャンス!」と
連絡先の甲州市教育委員会文化財課に朝8:30から電話して
11/29の13:00の空き状況を訪ねたらまだ空いてたので
申し込みました。所要時間は約1時間~1時間半とのこと。
名前と電話番号を聞かれました。当日は現地仏殿前集合。

山梨へ行くのに向嶽寺だけじゃ勿体ないので
向嶽寺に近い甲州市周辺のお寺の庭園めぐりもします。
夜明け前に出発。関東では前日まで1週間雨続きでしたが
この日は晴れ、ただし真冬並みの気温でした。
ホームで電車じっと待ってると寒い。高尾から乗り換えた
JR中央本線は松本行きでした。早起きで眠くてウトウト。
勝沼ぶどう郷駅で下車したら甲府盆地が見下ろせました。
駅名のとおりブドウ畑が多いエリアです。木によりますが
落葉してたり赤や黄色の葉が残ってたりしてました。
午前中は甲州市民バスで移動します。何度も乗るので本当は
甲州市市民バス1Dayパスが使えたらお得だったんですが、
朝早すぎて売り場の駅観光案内所が開いておらず…。
バス停にはマスコットキャラクターのブード君の絵。
バスの車体見たらカッキーとモモンの果物仲間もいる模様。

勝沼地域バスのぶどうコース1に乗って等々力公民館前で下車。
ブドウ畑を通り万福寺。黄色い銀杏の落ち葉が地面を埋める。
庭があるので行ってみたのですが朝は逆光でした。
他のお寺でもこの日は快晴すぎて日差しの強さで庭が見づらく
悩まされました。薄曇りくらいの方が鑑賞しやすいな…。
前日までみたいに雨降り&体感温度低いのもきついけど。
お寺の居住部分っぽかったので奥まで歩き回ってはないです。
水が流れて来そうな丸い口があったから本当は池泉庭なのかな?
江戸初期の庭と書いてあるサイトを見つけて行ってみたのですが
そばにある新しい洋風の建物がどうしても目に入るので
雰囲気としてはあまり江戸時代っぽくないです。

ぶどうコース2のバスから、ぶどうの丘バス停でワインコース2に
乗り換え。乗車1回300円で乗継制度ない(たぶん)ので距離的に
600円は高く感じました。タクシー使うよりは安いけど。
大善寺へはワインコース2なら大善寺バス停ではなく柏尾坂公園前
バス停で降りて歩いた方が早いです。柏尾坂公園前の先で
折り返してその後同じ道に帰ってきて大善寺バス停という順
なので、大善寺バス停まで乗ってると時間が掛かります。
この辺り新撰組の戦場だったらしくバス停近くに近藤勇像。
大善寺はすぐ石段を上らずまず宿坊の建物の受付で拝観料を
払います。まずは県指定名勝の池泉庭を建物から見学。
鶴石亀島を用い、中島ではなく出島を造った江戸初期の手法とか。
寛永年間の作。木は紅葉と照葉樹。朝日が差して特に右側からは
築山が見えにくかったので別の時間帯の方がよかったかな。
池には小魚とオタマジャクシ。建物の中ではブドウの産地らしく
シャインマスカットの鉢植えを飾ってました。
続いて立派な山門と中にも入れる楽屋堂をくぐって石段を上りきり、
鎌倉時代の檜づくりの国宝薬師堂。関東最古の木造建築。
お寺の方に少し説明いただきました。本尊薬師如来像は普段は秘仏。
十二神将と日光月光菩薩像も鎌倉期のもの。佐竹家寄進の仏像も。
ガンダーラ発掘品も展示してあって「何故このお寺に?」と
思いきや、ブドウをモチーフにしたものだからだそうです。
ブドウの産地で「ぶどう寺」を名乗ってますからね。なるほど。
甲府盆地と雪の赤石山脈を一望できる展望台もありました。
大善寺バス停、私が行きたい方向(東行き)には立ってなかった
けど反対車線には立ってて向かい側で待ってたらバスが来た。

甲州市縦断線のバスは集落に寄り道していくので時間が掛かる。
紅葉の日川渓谷沿いを上っていきます。少し高い山は雪景色で、
冬と秋が一つの風景に同居してました。終点の天目で下車。
バス停近くには竜門峡のハイキングコースの入口もありましたが
台風19号の影響で通行止めとか。熊がいてウルシが生えてて
落ち葉で道が分かりづらくて滝見るには川に下りないといけないと
ネット情報で見つけたのでハイキングは最初から予定に入れてない。
お目当ては栖雲寺。草も落ち葉も霜で白くなってました。
猫じゃらしに霜が付いてるの面白いですね(笑)。
300円を箱に入れて庭を見学。建物からも見えますが散策も可能。
ただし落ち葉で足元が分かりにくく危なっかしかったので
裏山まで上って行くのはやめて途中で引き返しました。
庭と言いますが裏山の斜面の岩場であり、自然といった感じ。
鯉魚石、霊石泉などと名付けられた石があり、磨崖仏もあるよう
ですが、岩の配置にどの程度人の手が入ってるものなのか。
この岩の上で昔は坐禅の修行をしたそうです。
山間のお寺ですが、道路側方向を見ると遠くに富士山。

バスがないので帰りはタクシー。携帯が圏外なので先に予約
してなかったら途方に暮れてましたね。予約の時間から
3分遅れで来まして「このまま忘れられて来なかったら携帯も
繋がらないしどうしよう…」とちょっと心配になった。
10分2810円で甲斐大和駅、事前にNAVITIMEで調べた時には
計算結果が約2000円だったので意外に高かった…。
迎車料金が高かったんでしょうかね?
駅前で昼食のつもりが閉まってる。他に開いてる食堂も
ないので塩山駅に移動するかと駅に入ったら(甲州鞍馬石の
里だとかでホームに石灯籠置いてた)、遅延+特急通過待ちで
電車出発18分遅れ…。予定どおりお昼食べてから電車乗ろうと
してたら見学会遅刻してたかもしれません。
塩山駅前歩いてたら見つけた菊よしで馬もつ定食1000円。
ほうとうと迷ったけど馬もつは普段食べる機会がないので。
量は期待してなかったけど意外とたっぷり来て歓喜(笑)。
他にご飯、味噌汁、漬物、白菜と鷹の爪の小鉢、キウイ。

さて、メインの名勝向嶽寺庭園見学会です。
葵紋の扉のある仏殿前集合。物知りな担当課長が解説。
商用じゃなければ庭撮影可、見学時間は約1時間とのこと。
寺名の由来は富士山が見えるからで、振り向いたら確かに
富士山。言われるまで気づかなかった(笑)。この近辺には
富士山の見える場所に敢えて建てた寺が多いらしい。
県内でも甲州市に文化財が多いのは、安芸の武田家が甲斐を
継承した際に甲州市付近を拠点としたからだそうです。
方丈の入口側には名古屋の女性デザイナーによる新しい庭。
名勝庭園は裏手にあり方丈の縁側から見学します。
北側で日陰なので持参のモコモコスリッパを履く(笑)。
江戸前期作庭とのこと、あまり見ないデザインで面白いです。
山梨の国指定名勝庭園は恵林寺とここだけ。
塩ノ山の斜面に作った二段式の元池泉庭、今は枯池ですが
大雨で水が貯まることがあるそうでどうなるか見てみたい…。
右側の滝は斜面が崩れたところに後で作ったものらしい。
後世の御影石は復元時に撤去、一時は回遊式だったらしい。
三尊石近くの木はサルスベリ。山のアカマツは自生。
迫るようにやや傾けた白っぽい石など、石は縦に立てて使う
ものが多い。洞窟石組は甲州庭園の特徴だそうです。
山からの地下水や土砂から方丈の建物を守る役目もあるとか。
30分ほどの説明が終わったら個別に担当課長に質問する人も
いて、私にない引き出しからの質問とその回答が聞いてて
面白いのでそばで聞き耳立ててた(笑)。
例えば境内で創建時から残ってるのは土手くらいだとか。
見学が終わった人から帰っていき、1時間程度と言ってたが
13:50頃気づいたら残ってるの私だけになってた。
ギリギリまで粘る庭マニアいなかったのか(笑)。
担当課長が「来年も開催お願いしないと」と部下に喋ってた。
帰り際職員にありがとうございましたと見送られましたが
無料で見せていただいてお礼を言うべきはこっちです。

14:00前でしたがバス待つと30分以上掛かるし
甲州市のレンタサイクルはスマホ持ってないと借りられない
(登録もしないといけないしスマホ持ってたとしても
一度きりの観光客がふらっと利用するにはハードルが高い)
仕組みで使えないので恵林寺行くのにタクシーを呼びました。
11月下旬はちょうど干し柿(ころ柿)を干す時期で、山梨が
生産全国一だと話してくれました…が後で調べたら長野の方が
多いような。いっぱい干してる家ありましたね。6分1010円。
以前同じ秋に行った時は確か午前でして、眩しい日向と
暗い日陰のコントラストで見づらかった記憶がありましたが、
午後だからか石組の築山も松の伸びる島も見やすいかったです。
11月下旬の15:00前だと夕方近くで日の位置が低いので、
日差しについては季節によっても違うかと思いますが。
やっぱり恵林寺いいですね~。関東で一番いい庭を問われたら
「山梨を関東に入れていいなら恵林寺」と答えますね。
向嶽寺もですが、京都から遠すぎるからか庭園不毛の地が多い
関東他県に比べると山梨は庭園レベルが高いように思います
(いや関東の庭も全部見学し尽くしたわけじゃないので
素晴らしい庭がまだあるかもしれませんが)。
葉が風に落ちる様をずっと見てた。境内近くに警官人形。

恵林寺から歩いて放光寺。参道の門、梵字曼荼羅掲げてて面白い。
山門の仁王は鎌倉期の重要文化財。天に弓引く国内3体のレアな
愛染明王(愛染堂にもう一体あって仏像に繋がる紐を触れます)、
不動明王、大日如来はいずれも平安期の重要文化財で、
江戸時代に色を塗り直した毘沙門天像は鎌倉期のもの。
建物は信長に焼かれたので天正以降の建築だそうです。
裏手に庭があって本堂の廊下の窓越しに見えます。
庭側の長い廊下を歩けるわけではないので庭を覗けるのは
2ヶ所くらいです。最後にお茶とお茶菓子をいただきました。

甲州市から山梨市に入りますが浄居寺も徒歩圏内です。
小さいお寺で、裏手に回ると広くはないですが古い庭があります。
入っていいか迷ったけど見学者向けの看板があったので入った。
枯滝石組の庭で看板によると「東光寺庭園に連なる系統」との
ことで、恵林寺も手掛けた夢窓国師作庭説もあるようです。
洞窟のような石組があり、看板に「全国中でも珍しいと云われる
亀石組と洞窟石組の兼用手法である」との説明。
バスの関係で時間がなかったので長居はしてません。
花かげの湯花かげホール入口のバス停も山梨市駅方面にバス停が
立ってなかったので、反対車線のバス停の向かいで待ちました。
山梨市民バス西沢渓谷線で山梨市駅へ。バスの駅到着が4分遅れ、
すでに来てた高尾行きの電車に駆け込み乗車(汗)。
改札とホームがすぐだったから間に合ったけど階段とかあったら
無理だった。帰りの車窓からは小さい袋を付けた桃の木が見えた。
果物食べなかったですね。キウイは食べたが何処産か分からん。

今回はスケジュール的にも季節的にも無理でしたが、
このエリアですと西沢渓谷にいつか行ってみたいですね。
山梨県内の庭園だと甲府近辺も見てない寺があるからそのうち。


《写真ブログ記事》
山梨県・甲州 万福寺
山梨県・甲州 大善寺
山梨県・甲州 栖雲寺
山梨県・甲州 向嶽寺
山梨県・甲州 放光寺
山梨県・山梨 浄居寺
コメント

中国地方に見られる大黒天の鬼瓦について

2020-05-16 | どうでもいい知識
今回岡山県と広島県を旅しまして、
以前鳥取県琴浦町で見かけた「大黒天の顔が
嵌められた鬼瓦」を何か所かで見かけました。
見かけたのは以下の広島県・岡山県内陸部です。

・広島県福山市(御領駅近くの内陸)
・広島県世羅町
・広島県尾道市
・岡山県高梁市
・岡山県吉備中央町
・岡山県真庭市
・岡山県鏡野町
・岡山県津山市

拡大してるので画質よくないですが写真を1枚。


インターネット情報ですと島根県でも見られるとか。
顔の正体が大黒天だとしたのは、鏡野町で
この顔の鬼瓦のある住宅のそばで
「打出の小槌」の鬼瓦を見かけたからです。
以前の琴浦町の記事では恵比寿としてましたが。

(1) 屋根瓦はテカテカの黒か赤褐色の釉薬瓦
(2) 農家で見られ、商家では見られない

という共通の特徴もありました。
(2)は大黒天が主に豊穣の神様だからかもしれません。

(1)の瓦ですが、調べたところ石州瓦のようです。
石州=石見国=島根県西部で生産されている瓦で、
凍結や雪に強いため日本海側でよく用いられてきたとか。
石州瓦工業組合の「赤瓦の街並を歩く」p18によると、
この石州瓦は北前船で日本海沿いに伝搬しただけで
なく、当時の街道を伝わり陸路でも運ばれたとのことです。
現代の感覚だと岡山県の内陸が島根県に近いイメージが
湧きませんが、出雲街道というのが今のJR姫新線と似た
ルートを通っており、真庭や津山はこの街道沿いです。
瀬戸内海に近い地域での「大黒天の顔が嵌められた鬼瓦」
の目撃件数が少ないのは、日本海側や内陸部に比べて
温暖なため必ずしも石州瓦を使わないといけない状況に
なかったからというのもあったのでしょうか。

大黒天は出雲大社で祀られる大国主との習合があり
島根県では親しまれる神様だろうと推測されますが、
出雲文化圏ではなく吉備文化圏に当たる地域でも
鬼瓦に用いられている理由は石州瓦にあるのでは
ないかと思います。

※島根県内で確認した続編記事はこちら
※京都府内で確認した続編記事はこちら
コメント

岡山一人旅 5日目(後半)

2020-05-10 | 旅に出た
岡山旅行である意味観光より楽しみに
してたかもしれない寝台列車乗車記です。
中国勝山駅で最後の観光を終えて
津山駅に着いたところから書き始めます。

バス減便によるスケジュール変更で
奥津温泉に入れなくなりましたが、
歩き回って汗をかいたので津山駅前の
観光案内所で日帰り入浴施設がないか
聞いたら「近くにはない」との回答。
夕食予定の東宝の方向に歩いたら
岩盤浴&スパ」の看板が目に入り、
火曜定休のはずが開いてたので入店して
聞いてみたところ、入浴だけの利用も
500円で可能と言われたので利用。
女性専用の施設かもしれません。
岩盤浴後に入るためのものと思われる
定員2人のお風呂がありました。
奥津渓で汗をかいてたので入浴できて
助かりました。脱衣場にはタオルあり。
ドライヤーが見当たらなかったので洗髪
しなかったのですが、後で別の部屋に
あることを聞かされました。時間あったし
髪洗えばよかった!夜まで営業してる
ようでしたが、入浴は食事と違って
列車の時間が来てもすぐ切り上げられない
ので食事の前に入りました。

津山に来たらホルモンうどんを食わずには
帰れないでしょう!東宝で夕食。
ホルモンうどん800円、津山名物よめなかせ
500円、ウーロン茶250円を注文。
ホルモンうどんはくどくなりがちなのか
レモン掛けてます。ウーロン茶あるし平気。
よめなかせは牛の大動脈でコリコリした
面白い食感。そずり肉、煮こごり、
干し肉のメニューもあったが満腹でパス。
津山ではお店によっては「津山名物の肉
何種盛り」みたいなメニューがあるらしい。
津山駅のセブンイレブンでも土産買えたのか。
津山出身らしいB'zの看板発見。

普通に岡山からサンライズ乗ればいいところ
智頭急行ショートカットもせず姫新線だけで
姫路まで行く鉄ちゃん的企画(姫新線は
新見~中国勝山未乗車なので不完全)。
津山駅改札で駅員さん切符の行き先だけ見て
岡山経由だと思ったか4番乗り場と言われたが
あたくし3番乗り場の佐用行き乗りますんで
(常識的ルートじゃないからね…)。
乗車中何か固い音がしたと思ったら
鹿と当たったとかで美作土居駅手前で
急停車し車両点検。まあ佐用駅で乗り継ぎ
1時間待つから7分くらい遅れても平気だが。
待ち合わせ関係か佐用駅からすぐ特急いなば
鳥取方面に乗る人はいないか聞かれました。
乗客2人だったけどもう1人は上郡方面
だったので該当者なし。

佐用駅もやはりカメムシ多い。無人でした。
外は寒いので居酒屋新鮮組で1時間暇潰し。
ノンアルコールカクテルのシャーリー
テンプル(ざくろ+ジンジャーエール、
ポッキーが刺さる)390円、もずく250円、
冒険してみようとカエルの唐揚げ580円、
お通しは魚の煮物で計1672円。
カエルの感想ですが、ワニの時も思ったけど
鶏と魚の中間。カエルはやっぱり両生類
だからか爬虫類のワニよりもやや魚寄りな
感じ。魚類→両生類→爬虫類→鳥類という
進化の過程を食べて感じ取る(笑)。
魚よりは歯ごたえあるかな。調理法
(ケン○ッキーフライドフォッグて感じ)
によるかもしれないけど臭みはなく
ワニより美味しかったです。
1匹骨ごと出てきたので食べ方がちょっと
難しい(笑)。女子トイレの外に綺麗な
洗面台があったのでちょっと借りて
ホテルから持ち帰った歯ブラシで歯磨き
させてもらいました(他は男性客ばかり
だったので多少占拠しても大丈夫)。
これで寝台列車では寝るだけです。

佐用駅からの姫路行き列車の乗客は数人で
山を抜けると徐々に増え、姫路に近づいて
すれ違った佐用行きは混んでました。
姫路でも50分待ち、じっとしてると寒いので
姫路城の近くまで歩いてみました。
長距離切符だから途中下車で改札出てOK。
城までの通りの店は昼間の観光客向けなのか
みな閉店。天守閣ライトアップしてると
近そうに錯覚するけどちょっと遠い。

ついにサンライズ出雲に乗車です!
「人生で一度は絶対乗ってみたい!」
思ってた寝台列車についに乗れました!
行きに乗ると眠れなくて観光に支障が出たら
困るので、帰りに乗ることにしました。
到着日も仕事休みなので眠れなくても平気。
乗車位置を見つけて待ちます。姫路では
サンライズ瀬戸とすでに連結されており、
間違えて瀬戸の乗車口に入ってしまうと
出雲へ車内移動できないのでちゃんと確認。
4分遅れで到着。Bシングルで下の階です。
「すぐ車掌が切符を確認しに来るから
着替えと探検はしばらく待つべし」との
ネットで得た情報に従って待ちます。

切符を見せたら探検開始!
上の階に行って空いた部屋を覗いたら、
上の方が窓は広かったですが揺れが
大きいように感じました。乗り物酔いが
酷い人は特に上の階だと厳しいかも。
3号車はソロで上下階になってなかった。
4号車はツインやデラックス、揺れると
階段から落ちそう…。ノビノビ座席の
5号車入口まで探険、使わなかったけど
シャワー室と券売機発見。トイレは洋式。
ラウンジで明石海峡大橋を見て帰ります。

木綿のパジャマにお着替え。浴衣のように
腰紐を結びますが、伸縮する紐でした。
浴衣よりは丈が短く、私の身長だと膝下
くらいでしたね。駅に着いた時に窓を
見るとホームの足元の位置くらいでした。
NHK-FMは途切れがち。室内灯と常夜灯が
オンオフ可。景色気になるが寝なきゃ。
…が、大阪を過ぎた後大阪からの客と
間違えて車掌が来て起こされた(苦笑)。
どこを走ってるか気になるので1時間おき
くらいに目覚めてしまいましたが結局
暗くてよく分からなかったです。
横になれるので夜行バスに比べると体が
楽ですが、高速道路を走る夜行バスより
音や揺れが大きいかもしれません。

6時前の熱海で起き、海側の部屋なので
軽く身支度しながら海から上る朝日を
見て朝を迎えます(ちょっと眩しい)。
下車の少し前で放送が入りました。
これは熱海では流れなかったですね。
降りたら出勤するサラリーマンたちと
逆方向で帰ります。電車も座れた。

ということで念願の寝台列車に乗れました!
姫新線や津山線にも乗ったから全国JRの
累計乗車距離かなり稼いだね!
たぶん一般人以上乗り鉄未満だね!
…と最後のサンライズの印象が強すぎた
旅行でしたが、岡山の観光地についても
前回台風で行けなかったところに
行き直せてすっきりしましたし
頼久寺などいい庭にも出会えました。
今回広島の東端も一緒に攻めましたが、
残った尾道以西もいつか行きたいです。
コメント

岡山一人旅 5日目(前半)

2020-05-02 | 旅に出た
岡山旅行最終日です。
最終日ですが、最終記事ではありません。
寝台列車で帰ったのですが、ちょっと長く
なるので日中の観光記事と分けます。
今回は観光の話。

朝もはよから津山観光。
ホテルのレンタサイクルで6:55に出発。
津山は観光地が徒歩では遠くバスも少ないので
自転車があると便利です(微妙に坂があるが)。
直前のバス時刻変更で早朝に観光せざるを
得なくなったのですが、ホテルでレンタサイクル
サービスやっててよかったです(タダだし)。
十数分で安国寺。墓のある左手からお堂の裏に
回ると池泉庭。これがなかなかいい庭。
一部石が崩れてるかな?ってところも
あったけど品のある庭です。亀島が本当に亀で
こんなに分かりやすいの他にあまりない(笑)。
鶴はどれだろう。松の木かな?
ツワブキが少し咲いてました。蜘蛛の巣が
あったし保全具合が分からないので山側には
少しだけ上って庭を見下ろし深入りせず。
早朝だし観光寺じゃないので勿論私しかいない。

また自転車十数分、坂を上って下って衆楽園。
ここは7:00から入れます。無料なので住民が散歩。
岡山県内では後楽園より歴史が古い大名庭園で
(規模はそりゃ後楽園の方がはるかにでかいが)
仙洞御所を模したとか。雪景色がいいらしいけど
冬以外だと水蓮の花の季節もいいのかも。
個人的には安国寺庭園の方が好みですかね。
余芳閣など建物の中にも入れ迎賓館では大きな
屏風が広間に飾られてた。池の浮島、池に面した
風月軒や、曲線に曲がる水路が見所なのかな。
美作高校側回った方が坂が少なかったです。
帰りは下りの方が多く10分ほどでホテル到着。
到着が8:10だったので所要時間1時間15分。

ここで忘れ物センターから土産発見の電話。
岡山駅まで取りに行けないので着払いで
実家に送ってもらうことにしました。
最初から発送しておけばよかった…。

少し遠いですが奥津渓に行きます。まずは
機関車が置いてある津山駅前から循環バスで
プラント5へ。食料品も園芸用品も本もある店
ですが呉服屋まで併設されてたのはびっくり。
総菜屋に地元の名物はなかったけど唐辛子
とかは売ってた。帰りのここからのタクシーを
予約(循環バスだとバス停が駅前じゃないので
院庄駅までかなりダッシュしないと津山線に
間に合わないしバスが1分遅れたらアウト)。
10月1日にバス減便の改正がありまして、
新しい時刻表がなかなかアップされない中
何とかネットで情報を見つけ慌てて予定変更
しました。しかもこの日は祝日になってバスの
本数が少なくなったのでますます難儀。
コミュニティバスもプラント5の園芸用品口側
(南側)に来ます。運賃は安くなったけど
奥津渓最後に持ってきて温泉入ってから
寝台列車に乗るプランが崩れました。
まあ車社会の地方だと「路線バスで来る
観光客」なんて存在は想定外でしょう。
不便になったらさらに稀少になるけど。
台風直撃した前回の旅行で姫新線が運休に
ならなければ、新見から乗り込んで
バス減便前に奥津渓に行けてたのに…。

小畑バス停で降りて奥津渓を散策。
昼食取って13:47のバスで帰るつもりでいて
バス停で確認したら実は冬限定と判明!
10月は夏時刻で小畑11:51発の次が15:21と
遅すぎなので慌ただしく1時間で散策。
ゆっくり見てる暇がなかったです。

中鉄北部バスが運営する奥津温泉・石越線の
小畑バス停時刻表はNAVITIMEに載ってますが、
コミュニティバスはバス会社のサイトだと
大まかすぎて小畑バス停の時刻が分かりません。
(「津山~マルナカ院庄店・プラント5~
奥津温泉~上斎原振興センターコミュニティ
バス」っていうのがそれです)
2019年10月現在のコミュニティバス小畑バス停
時刻表を現地で撮ったので載せます。

小畑到着(プラント5鏡野店→奥津温泉方面)

小畑出発(奥津温泉→プラント5鏡野店方面)


奥津温泉バス停とおおむね3分差ですが
(行きは約3分前、帰りは約3分後になります)
この時刻表とサイトの時刻表と比較してみると
「奥津温泉は通ってるのに小畑は通らない」
便があります。それは夏限定の便です。
通年便と冬限定便は小畑バス停を通りますが、
夏限定の往復各2便は別ルートを通るので
小畑バス停に停車しません。これは
バス会社サイトの時刻表からは見抜けません。

実は鏡野町のサイトに時刻表が載ってます。
(役所のサイトは往々にしてリンク切れ
するのでいつまで辿れるか分からないけど)
「中鉄北部バス 上齋原~マルナカ線」を
クリックするとExcelファイルが出てきました。
小畑を通らない夏限定のバスはどこを通って
いるかと言うと、小畑コミュニティハウス
というバス停に停車しています。
やはり奥津温泉からは3分差のようです。
旅行当時は気づかなかったですが、
小畑バス停よりは少し離れてるものの
奥津渓へは十分歩いて行けますね。

紅葉はまだ。上にもみじ、下に苔の小道が
木漏れ日でいい感じ。遊歩道は苔と落ち葉で
滑りやすいけどバスに間に合わないと大変
なのでなるべく駆け足で歩きます。
温泉旅館の敷地内は利用客以外歩けないので
車道に出る。バス停から約30分、歐穴まで
行って引き返します。帰りはスピード重視で
車道を15分歩いた。タクシーの予約も2時間
繰り上げ。バスでプラント5まで戻って
タクシー7分1310円で院庄駅。待ち時間が
20分ほどしかなかったので、駅近くの
スーパーで地元製造らしいパンを買って
駅で食べました。カリメロとカステラパン。
ゴミだらけの汚い駅だけどポイ捨てしないよ!
ウェットティッシュで手を拭いてたら
アルコール臭につられてか蜂が来た怖い…。

新見行きの姫新線、意外に乗客いました。
他の乗客も中国勝山駅で下車しました。
中国勝山駅はカメムシ多め。1年前の鳥取県
智頭町でいっぱいいたので、逆にそれまで
見ないのを不思議に思ってました。
この駅はゴミ落ちてない。コミュニティバス
運行してない時間帯なのでタクシー11分1710円、
神庭の滝へ向かいます。運転手とおしゃべり、
「先週末喧嘩だんじりで賑わった」とのお話。
玉垂の滝や渓流、緑を楽しみながら進む。
涼しくていいね。猿は秋にはドングリを食べに
行ってしまうのであまり人前には出てこないとか。
鳥の群れが山の上を蛇行しながら飛んでいく。
滝は高さ約110mで水量もあり、思ったより
大きかったです!大きな岩盤、一部の木は紅葉。
タクシー乗ってでも来てよかったです。
魚がいると話してる人も。しかし滝撮った
ところでカメラの電池が切れてしまいました…。

またタクシー呼んで8分1790円、カメラの充電の
件を相談したら町並み保存地区のカフェで
充電をお願いしたらということで、ブルービー
降ろしてもらいました。運転手さんは店主さんに
充電も頼んでくれ、親切でありがたかったです!
店主さんもOKしてくれました。親切な町だから
コロナ収まったらみんな観光に来てみて!
りんごと葡萄のおいしいフレッシュジュース
飲みながら25分ほど充電。電池出し入れしたら
充電できるようになった。もうすぐ寿命?
瓶みたいな吊り下げ電球が可愛い。
復活したカメラで早速撮った。


写真撮れるようになったので鉄道の時間まで
城下町の町並み保存地区を歩きます。
川からも橋と家を見ようとススキの川沿い
歩いてたら青い鳥を見つけました。
のれんが多くて風情のある町並み。

駅に戻り姫新線のポケット時刻表入手。
最終的に姫新線で姫路まで行って寝台特急
サンライズに乗るのですが、津山17:25発と
19:28発のどちらに乗るべきかちょっと
迷いました。結局19:28発にして夕食は
津山名物を食べることにしました。
車窓でゆったり流れる川を眺めて
内心はこれから乗る寝台列車にワクワク
しながら津山に戻っていきます。
美作落合駅で降りる乗客が多かった。

後半へ~続く(キートン山田風に)


《写真ブログ記事》
岡山県・津山 安国寺
岡山県・津山 衆楽園
岡山県・鏡野 奥津渓
岡山県・真庭 神庭の滝
岡山県・真庭 勝山町並み保存地区
コメント