Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

広島一人旅 4日目

2024-04-20 | 旅に出た
広島(+山口)旅行4日目です。
ホテルの朝食6:15からは助かるね!
みんな早々に集まったので平日の割に
混む。昼食予定の食堂がネット情報
不足なのでいっぱい腹に蓄えとく。
ホテルのレストランが中華料理の店
なのか、棒々鶏、油淋ナス、チーズ
春巻、麻婆豆腐、中華焼きそば、
杏仁豆腐などがありました。
そのため油多め。焼きそばあるなら
流石にパン3切れは多かったかな。
やはり有料だと品数多いですね。
岩国のマンホールは錦帯橋の絵。

この日から山口県東部を巡ります。
岩国に泊まったけど実は岩国観光は
翌日午後なのでこの日は関係ない。
岩徳線乗るために早起き。
そして遠回りなので朝早い割に
観光開始時刻自体は遅い。
この旅行では呉線&岩徳線を乗り潰し、
山陽本線は広島から新山口まで乗った
ので乗り鉄みたいなことしてた。
今回の旅行は割と交通系IC使えたけど
岩徳線は不可。降りるの徳山だから
ICでも問題なかったかもしれんが。

広島県山口県のエスカレーターは
東京式で左側に立つんですかねえ。
岩徳線逆向きに座ってしまった。
しかも日差し眩しいし。
高校生はすぐ降りるだろうから
眩しくない側に移動できるだろと
思ってたら、みんな長距離通学。
反対側岩国行きは高校生でもっと混雑。
内陸入っていくと大黒鬼瓦が。
山口県にもあるんだね!
徳山に近づいてから、2階部分の外壁が
上が漆喰で下が木板やトタンに分かれる
時に直線じゃなくて山型の境になってる
和風住宅の比率が多いのに気づいた。
つまりは切妻屋根(と派生型)が多い?


徳山駅から鹿野行きバスで約1時間、
清流通りという水車や水路のある道を
通って漢陽寺。重森三玲の庭園目当て。
入口で①曹源一滴の庭がお出迎え。
②九山八海の庭、③蓬莱山池庭、
④地蔵遊化の庭、そして⑤曲水の庭。
他にも非公開の庭があるとのこと。
重森三玲の弟子による祖師西来の庭
という苔地の庭もあります。
①は玉澗式で北宋水墨山水画を
取り入れた桃山様式の枯山水庭園。
②は窓ガラス越しに見る鎌倉様式の
池泉鑑賞式庭園で、青い立石の築山を
須弥山に見立てます。モミジが赤く
なりかけてた。池の手前は渦巻き
模様の砂、石は赤くて対比に。
④は四方から鑑賞でき、中庭的だけど
廊下の下で③と繋がってて、角度に
よっては両方一度に見られます。
平安様式の枯山水庭園で、円く囲んだ
石は子どもと遊戯している地蔵菩薩
だとか。中央はまた渦巻き模様の砂。
③は奥が蓬莱式石組の築山、
手前が細い池(か流れが非常に
緩やかな小川)、さらに手前がやはり
陰影がくっきりした渦巻模様の砂と
いう鎌倉様式の池泉庭園です。
⑤は「曲水」の名の通り、これまた
砂が渦を巻いた枯山水の間を水が
流れる平安様式庭園。
日向で砂が明るく見えるので
苔とのコントラストがはっきり。
重森三玲らしい立石も見られます。
本堂裏手の潮音洞から水路が二手に
分かれ、⑤の方の流れはまさに
水流がはっきり見え、もう一方は
③や②に流れていきます。
特に⑤は、枯山水の方が多い
重森三玲の庭に、動的な水の流れと
その音があるというのが新鮮。
重森三玲の庭をいくつも見られる
贅沢、遠いけど来てよかった!
内陸につきカメムシ注意。
「お清めずこう」というお寺の
お香の香りがする消毒液を
置いてたので使ってみた。
職人さんが一人⑤に下りてきた。

この辺飲食店が少ないですが
高美食堂が開いてたので昼食。
親子丼と迷ったけど、朝昼がっつりだと
カロリーオーバーになるかと中華そば
500円。カウンターにメニューが掲示
してあってそこで注文(ファストフード
とは違って後払い)してから着席。
細麺、チャーシュー、もやし、ネギの
シンプルなラーメンでした。
バスで新南陽駅、そこから防府駅へ。
山陽本線沿いでも、全部じゃないけど
石州瓦や大黒鬼瓦見かけるなあ。
期待してなかったが戸田駅から先、
車窓から海岸が見えることも。

防府駅から15分ほど歩いて
三田尻御茶屋英雲荘へ。
手短に説明してくれました。
毛利家が藩内各地に作った宿泊所の
一つで、一時は前藩主の隠居所にも
なった(側室も連れてきて部屋も
作ったそうな)。杉戸に立体的な書。
お屋敷によくある素敵なレトロ照明。
大観楼棟の書院は音楽会の準備で
この日襖を取り払ったらしい。
池泉回遊式庭園は松の透かし欄間や
襖っぽい壁に襖がある2階からも
見下ろせるほか、サンダルで
歩き回れます。天明年間に作庭
されたのを大正期に改変され、
再度発掘調査をもとに江戸時代の姿に
復元。南向きで逆光が眩しかった。
ライトアップ機材が目立つ。
外から見ると屋根瓦に毛利の紋。
入れないけど茶室もあった。

防府天満宮や毛利氏庭園は以前
行ったので行ってないところ優先。
山口行きバスで禅昌寺へ。
車窓から見える右田ヶ岳、
岩が露出してかっこいい!
英雲荘で貰ったパンフレットに
よるとトレッキング感覚で
登れるらしいけど本当?
リョーユーパン工場のある
バス停が最寄り。外からでも
廊下をくぐって裏手の池泉庭を
見に行けます。池の名は澄心池。
洗心の滝の下に水車、赤い実の
枝が垂れ下がり鯉が泳ぐ。
鯉がいるので池には糸が張ってある。
滝石組が植込で崩れて久しい感じで、
飛石も滝石組が見えない辺りにある
ので、季節の植物を楽しもうとする
庭なのかな。石組的には前日の
海蔵寺の方が好み。奥の院・賽の
河原方面もちょっとだけ覗いた。
本堂には毛利の紋。放生池に太鼓橋。
禅寺で回廊に木魚がぶら下がる。
山口市内に入ったけど、この辺の
集落でもしっかり大黒鬼瓦や
打出の小槌鬼瓦ありますね。

一つでも多くの庭を見ようと
さらに山口市街までバスで移動。
夕方で一部の道は交通量多めで遅延。
でも前回このバス路線に乗った時は
最初から遅延してるのに途中の
バス停で休憩されてさらに遅延し
次のバスに乗り継げなくなった
思い出があるので、今回真面目に
走ってて改善されたなあと思った。
実業団ハーフこんな道だったっけ。
山口駅に近い辺りでも鬼瓦確認。
駅から20分歩いて善生寺。
いずれ山口市内はお気に入りの
常栄寺などを再訪すると思う
けど、その時に十分時間がある
とも限らないので、行ける時間の
ある時に確実に行っとこうと。
ゲートを開けると外から庭を
見られます。一部は雪舟作とも
伝わる室町後期以前の池泉庭園。
当時は倍の広さだったらしい。
江戸前期に改修されたとのこと。
再訪したい素敵な庭でした!
山側の石組もいいけど、芝生の
上の石橋みたいな石組も面白い。
時代的に灯籠は後世のものかな。
池に梅花藻か何か咲いてる。
夕方だから写真ピンボケするし
蚊に刺されそうでした。
いい庭だけど列車の発車時刻まで
余裕がないので長居できず、
名残惜しく感じながら退散。

早歩きして山口駅に戻る。
県庁所在地駅なのに公衆トイレに
トイレットペーパーないのか…。
新山口駅までトイレ我慢した。
在来線で徳山まで移動。新幹線料金
ケチったのもあるけど、どうせ
乗り潰すなら在来線優先したくて。
夕食予定の店が閉まってたので
近くの店でカツ丼とフグ唐揚げ
食べました。衣過剰じゃなくて
割と美味しいカツ丼だったけど、
カツ丼にしちゃ高いっちゃ高いか。
フグは骨まで食べちゃった。
駅に併設のTSUTAYA図書館の夜景
いい感じで噴水越しに撮影。

徳山のルートインに宿泊。
前日新幹線で徳山まで出て
宿泊した方が効率的だったのに
徳山連泊にしなかったのは
岩徳線乗る目的もあったけど、
ホテルによっては最近は
連泊するとエコという名目の
経費節減で掃除してくれなくて
1泊ずつ移動したかったから。
ベッドルームはまあいいけど
バスタブ掃除されなくて前日の垢が
浮いた風呂なんか入りたくねえ
(できれば湯船に浸かりたい)。
タオルさえ替えてくれんとこもある
(コインランドリーで服と一緒に
洗濯すりゃいいが乾燥時間増えそう)。
結果的に大浴場のあるルートインが
取れたから問題なかったけど、
今や連泊は荷物減らして観光できる
メリットよりデメリットが上回る
こともあるね。

最上階の14階、部屋少し広いので
アップグレードされたかもしれん。
最上階はエレベーターがなかなか
来ないけど、大浴場も脱衣所にある
コインランドリーも同じ階だから楽。
4泊とも大浴場ありましたね。
コインランドリーは洗濯200円
乾燥30分100円。洗剤自動投入とも
書いておらず200円なので洗剤別かと
思って昨日買わされた洗剤入れたが、
ゴミ箱が脱衣所になく、もしかして
自動投入だっただろうかと心配に。
後で調べたら別売り50円だったので
入れて正解だった(ゴミ箱ないのは
気が利いてなかっただけか)。
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