Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

青木君から達彦魂を感じた日

2021-06-27 | 走る若人が好き
伊藤選手が当初高校卒業後調理師を
目指してた話を思い出し、「真っ白な
コックコートを着てシェフのきまぐれ
パスタを提供する伊藤シェフ」を妄想
したらまた夜眠れなくなったギクリです。
最近アホみたいな理由で不眠だ…。

さて、日本選手権がありました。
男子5000mはBS中継ということで例年なら
契約してない私は見られないのですが、
今回はテレビ観戦できました。その話は後日
(陸上と無関係なネタで長くなるため)。
でも男子走高跳と女子走幅跳と時間がかぶり
フィールドばかり映されてしまい、
5000mは最初と最後だけしか見られず…。

陸連公式動画もNHKのまんまだったので
個人の方の動画でしか確認できませんが、
NHKが全然映してくれなくなった後は
遠藤選手と相澤選手と手嶋選手が外国人
選手に付き、相澤選手、手嶋選手の順に
こぼれ、日本人の優勝争いは遠藤選手独走
(最後差を詰められたけど)という展開。
一方で2位集団は新しいユニフォームの
佐藤選手が相澤選手らを引っ張る姿も。
坂東選手は相澤選手たちからは一時離れてた
ので最後にかなり捲ったみたいです。

遠藤選手はナイキのハチマキしてました。
学法石川時代のハチマキ姿が印象的なので
ハチマキしてる方が馴染む(笑)。
翌日1500mの荒井選手もナイキのハチマキ
してたから遠藤選手だけの特注じゃなくて
市販品なんでしょうか。ハチマキなんか
日本文化だろうから日本限定販売?
と思ったら一時期アメリカのバスケ
選手がナイキのハチマキしてたのか…。
日体大藤本選手は黒無地のハチマキなので
ハチマキ選手全員がナイキなわけじゃない。
藤本選手といえば黒ハイソ愛用ですね。
ハイソといえばOBの北村選手を思い出す。

遠藤選手は五輪参加標準切りを果敢に狙い
ながらも叶わず、初優勝でも悔し涙でした。
注目の相澤選手は4位。学法石川の後輩の
遠藤選手と少し言葉を交わすシーンも。
2位松枝選手と3位坂東選手は故障で今季
出遅れてた印象でしたが、よくこの日に
間に合わせてきたなと。この2人は昨年の
日本選手権の成績などがあり五輪のワールド
ランキングで選考されるチャンスがあるの
ですが、松枝選手は1175.0点で今回の
成績をプラスすれば圏内に入れそうな予感。
坂東選手は1161.3点、前週時点のボーダー
が1150点ですが、海外のライバルの点数が
伸びず標準切りも少なければ可能性あり。
優勝はできませんでしたが、遠藤選手とは
五輪選考の意味では明暗が分かれたかも。
今年の富士通はニューイヤー駅伝優勝に
鈴木選手の日本新に上手くいってますね。
塩澤選手も5位に入ったけど駅伝メンバー
誰選ぶんだろ?誰か余っちゃうじゃんこれ。
佐藤選手が6位、昨年の日本選手権といい
トラックレースで参加者中最年長になるのが
増えつつありますが衰えを知りませんね。

1500m予選は後で動画で見ましたが
1組手で押しすぎ(笑)。押されたら
押し返すみたいなのもあるのかな?
2組は洛南佐藤選手に釘付けだったから
後ろの方でどうなってたか知らないけど。
高校生ながら引っ張り続けましたね!
このレースはBSを見に行かなかったので
後で動画視聴。決勝12名は97年生まれが
5名とか東海関係者5名とか偏っとる(笑)。
今季絶好調の河村選手か日本新を出した
荒井選手になるのかなーと予想してたら
河村選手が優勝!3位まで3:40切り。
予選2組が1組に比べて結構速かったので
2組の選手は前日の疲れが残ってるんじゃ
ないかと思ってましたが、勢いのある
河村選手には関係なかったですね。
決勝も佐藤選手が序盤高速で先頭を
走ってた。彼がいると序盤はのんびり
力を温存なんてのができない(笑)。
いつもは1500mの田母神選手が800mに
絞って優勝してまして、学法石川OBが
2人チャンプになりました。ここに
相澤選手もいたんだしすごいチーム。
横田コーチと抱き合ってた。最終日は
女子の800mで卜部選手が優勝したり
5000mで新谷選手が2位になったりして
横田コーチ大忙しでした。

3000mSCは好きな選手が多いのですが、
それは誰が勝っても祝福できる一方で
好きな選手の誰かは表彰台や五輪代表を
逃してしまうということになります…。
しかもここ最近は事故が多発してて
全然安らかに見られないという。
大事には至らなかったっぽいけど
今回も実際転倒起きちゃったし。
自分熱中症なんじゃないかってくらい
スタートまでドッキドキ。
選手みんな緊張してる様子でした。

8:15を狙ってたという三浦選手が
ハイペースで押していきましたが、
ここでついて行くのが青木選手!
「安定感が売りで守備力タイプの
青木選手が今日はいつもと違って
積極的に攻めてるじゃん!」と
一皮剥けた姿に興奮。
NumberWebに良記事がありまして、
「クレバーな選手で頭で考えすぎる
ので、突き抜けた結果を出すには
同期の伊藤選手のようにリミッターを
切る走りが必要」という内容だったの
ですが、ここ一番でまさにリミッターを
解除した走りを見せてくれました。
アップ前に伊藤選手の日本選手権動画を
見て気合を入れたそうです。髪型も
少し伊藤選手みたいになってた(笑)。

中盤からは三浦選手、青木選手、
山口選手の3人に絞られましたが、
終盤に水濠からの着地で三浦選手が
転倒するアクシデント!
でもすぐ立ち上がって、その後は
転倒したとは思えない速さで
ラストを走りきり(最後の水濠は
慎重に着地してた)、気づけば
また日本記録更新の8:15.99!
文句なしの五輪代表内定です。
とどまるところを知らないね!
転ばなきゃもっとタイム出たはず。
まだ19歳だというのに…いったい
今後何度記録を更新するのか…。
三浦選手はもはや出場は当たり前
レベルなので決勝進出や入賞を
あわよくば目指してほしいです。
決勝進めたら1972年以来らしい。

ところで三浦選手って登録島根県
なんですね。以前は大学生だと
高校の県か大学の県しか登録
できなかったみたいで、それで
地元愛の強い一色選手も京都に
できなかった記憶がありますが、
今は中学までの出身県での登録も
可能なんでしょうか。
ということは都道府県駅伝が
復活したら島根代表で出場?
高校区間強くて三浦選手がいれば
優勝狙えそうな京都は落胆必至。

2位に山口選手、3位に青木選手で
この2人はタイムが表示されるまで
しばらく掛かりましたが、2人とも
参加標準記録突破で内定、悲願達成!
三浦選手は割とあっけらかんとしてた
けどこの2人は感極まって泣いてた?
長年頑張ってきてるの見てる選手
だから報われてファンも嬉しい!
表彰式の山口選手が眩しい笑顔。
この間ワールドランキング一生懸命
計算したけど不要だった(笑)。
昨年7月のホクレン千歳も三浦選手・
山口選手・青木選手の順だったので、
五輪延期がなくても昨年6月にあった
はずの日本選手権の表彰台の顔ぶれは
同じだったと思いますが、三浦選手
以外は参加標準切りではなかったので
出場できたかは分かりません。延期の
間に成長できていい方に働いたかも。

Hondaからは伊藤選手と青木選手が
代表入りとなり、2人の同期の
土方選手が嬉しいけど悲しいと
ツイッターでつぶやいてました。
いや、土方選手のマラソンの記録も
十分凄いんですけどね。
相澤選手も含めてこの世代3人が
五輪代表に。強いなあ~!
相澤選手が伊藤選手を燃え上がらせて
伊藤選手も青木選手たちを発奮させる
いい効果が生まれてると思います。
青木選手は3年後のパリ五輪に照準を
合わせるつもりのようですが、この
世代の選手は年齢的にパリ五輪で
ピークを迎えるかもしれません。
パリでは土方選手も是非!

4位に好調の潰滝選手が入り復活、
5位には青学の小原選手が大躍進。
この2人も自己ベストで好記録、
数年前なら8:25や8:27でも軽く優勝
できたけど、今や8:20じゃないと
表彰台に上がれないし三浦選手に
勝つには最低8:15が必要なんだから
本当この種目レベルが上がったわ…。
山口選手の「以前は他種目で漏れた
選手が流れてくる種目だったけど今は
世代トップクラスが取り組んでる」
って発言にベテランみを感じる…。
青木選手は「若い三浦選手が入って
活性化した」と分析してますね。
塩尻選手は2週間前のツイートで
メンタルがネガティブそうだったので
難しいかなあと内心思ってましたが
予感が的中…。3000mSC以外の種目は
今季も好走してるんですがねえ…。

3000mSCのU20の方は順大服部選手が
優勝。U20だと着地で崩れてロスする
選手もいますが服部選手は比較的崩れず。
終始引っ張って最終盤だけ抜かれる
シーンがありましたが、抜き返しての
優勝でした。U20歴代3位!でも1位が
三浦選手の日本記録なので凄い差(笑)。
しかも今回さらに更新したし。
高校生の黒田選手も高校歴代2位で
こちらは三浦選手の高校記録に肉薄。
3000mSCやるなら順大においで~

男子は3000mSCに限らず障害種目が
盛り上がっていて、400mHも110mHも
3人代表に送り込むことになりそうです。
400mH優勝した黒川選手、インタビュー
聞くとなかなかいいキャラでした。
メガネがトレードマークで覚えやすい。
110mHは泉谷選手が日本新記録で
順大旋風巻き起こってますねー!
今季の記録としては世界3位だとか。
陸上全体で一番期待できるかも。
走幅跳も3人内定が出ました。
橋岡選手ファウルでハラハラさすなあ。
ファウルも結構な大ジャンプだったけど。

女子は田中選手の鉄人ぶりに驚愕。
1500mの予選決勝、800mの予選決勝、
5000mと5本も走ってるよ…。
しかも優勝3位3位と全部表彰台だし。
前からあの凛々しい太眉が好きです。
変に剃らないでほしい。
5000mはスタート前に笑顔を見せてた
廣中選手が唯一外国人選手と終盤まで
勝負して優勝、対照的に泣きそうな顔
だった新谷選手が2位で、2人とも
10000mに続いて五輪代表内定でした。
新谷選手は靴を客席に投げてましたね。

男子100mは多田選手初優勝でしたね!
入場時は緊張した顔でしたが、レーンで
紹介された時にはいつもの笑顔が復活。
でも五輪が懸かってたので、多田選手に
限らず参加標準を切ってた選手は全員
ガチガチに緊張してたかもしれません。
多田選手が得意のスタートを決めると
分かっていても他の選手は動揺したようで
山縣選手も焦ったというコメント。
向かい風じゃなかったようですが全体の
タイムはあまり伸びませんでした。
多田選手優勝で泣いちゃいましたね…
今まで大舞台での優勝をあまりしてない
はずですが、五輪の懸かったここ一番で
優勝を勝ち取りました。おめでとう!
五輪狙いではなくプレッシャーがなかった
のか2位にデーデー選手が入ってきて波乱。
予選準決勝で多田選手と同組だったから
あのスタートに慣れて動揺しなかったとか。
筋肉すげえ。陸上歴浅くて伸び盛りらしい。
200mでも勢いそのまま2位に入りました。
多田選手と3位の山縣選手が参加標準を
切ってるので代表内定。4位の小池選手が
200mで優勝したので100mと200m片方に
絞るのかどうかで他の代表選手が誰に
なるのかが決まってくるようです。
4×100mリレーメンバーどうするんだろ。
桐生選手が脚ケガしてるみたいですが…。
もしデーデー選手を初めてメンバーに
入れるとしたら、後半型っぽいし
バトンパスが1回で済む4走なのかな。

五輪代表についてはワールドランクからの
選出枠があるので、即時内定が今回出た
選手以外にも何人か代表に選ばれそうです。
女子は長距離以外だとやり投げの
北口選手しか即時内定出ませんでしたが
あとどのくらい出るんでしょう。
海外の動向次第ではありますが。
選手じゃないけど果報は寝て待ちます。
コメント

饒舌エース

2021-06-19 | 走る若人が好き
某所で相澤選手が馬に例えられてるので
「相澤世代の主要選手を十二支の動物に
例えたらどうなるか?」と寝床で考え始め、
「○○選手は羊!猪は○○選手に違いない。
○○選手を猿にして○○選手を犬にしたら
元チームメイトなのに犬猿の仲になって
しまう、いかんいかん」と妄想してたら
眠れなくなったギクリです。ちなみに
フルーツバスケットは読んだことない。

今日は全日本大学駅伝関東選考会でした。
YouTube配信してくれたので見ました。
1組目は故障明けという國學院中西選手が
独走。2組目で通過有力と言われてた
中央学院が1人最下位でどうなるかと
思ったけど、3組目ワンツー、4組目も
28分台9位10位と頑張って持ち直した!
今の上黄色・下黒のユニの方が好き。
このレースは高温でブレーキが大きく
なりがちで結構取り戻すの大変だったり
しますが、無事に通過できました。

最後はヴィンセント選手が全部持って
行ってトップ通過は東京国際大でした。
動画では組トップ選手のインタビューが
ありましたが、4組目は日本人トップの
日体大藤本選手。よく考えてみれば
ヴィンセント選手は日本語話せないん
でした。藤本選手は饒舌ですね!
質問が終わる前からハキハキ喋り
始めます。地毛がだいぶ伸びてきた。
来週日本選手権か…忙しいなあ。
強い選手であるがゆえの多忙ですが。
藤本選手こんなに強いのにインカレで
突き放しちゃった三浦選手や石原選手
どんだけ強いの…とも思う。
3組目で仕掛けながらも惜しくもトップを
逃した國學院の平林選手や、4組目で
藤本選手に終盤まで食らいつき日本人4位
だった中央学院の吉田選手など、1年生も
しっかり活躍してましたね。

2位以下は國學院、法政、拓殖、中央、
中央学院、日体大の順でした。
法政と拓殖は下馬評あまり高くなかった
はずですが、大きなミスをしないで通過
してきましたね。中央は主力の欠場が
多く心配されたものの持ちこたえました。
その分本戦では上積みがあります。
次点が駿河台。留学生がいるとはいえ
健闘しましたね。箱根の予選突破が
悲願だと思いますが、現実的な目標に
見えてきたかもしれませんね。
選考会初出場の立教が17位でした。
3組目で見せ場がありました。筑波も
ここの初出場から経験と練習を積み重ね
箱根復活まで行ったので、これから
上野監督のもと頑張ってほしいです。


日本選手権では5000mもあるので、
誰か五輪に出場できる選手がいるのか
エントリー中でワールドランク国内上位の
選手の点数も3000mSCのついでに少し
調べてみました(あっちほど愛ないけど)。
出場枠は全体42で本日現在の参加標準
記録13:13.50の突破者は29人、
ボーダーが1148点です。点数の出し方は
3000mSCと同じです(タイム点は当然
違うけど順位点は3000mSCと同じ)。

現在ボーダーより上にいる日本人選手は
松枝選手(1163点)だけです。また、
以下の11選手以外はたとえ日本選手権で
13:13.51で優勝しても現在のボーダーに
届かないので五輪に出るには参加標準
突破を目指すしかないかと(人数が
多くて完全には調べきれてないです)。

松枝選手、坂東選手、服部選手、
相澤選手、市田選手、田中選手、
遠藤選手、茂木選手、手嶋選手、
松村選手、吉居選手

相澤選手と手嶋選手はワールドランクに
載っていないので独自に算出しました。
2人とも6/12の世田谷記録会3000mが
未反映なんですよ。相澤選手
以下の平均で現在1118.7点のはず。
ちゃんと世田谷の記録が登録されれば
実はランクに入ってくるのです。
・2021.5.9 READY STEADY TOKYO(A)5000m
 3位13:29.47 1114+80=1194
・2021.6.12 世田谷記録会(F)3000m
 1位7:49.66 1117+12=1129
・2019.10.6 日体大記録会(F)5000m
 11位13:50.19 1033+0=1033

手嶋選手は以下の全て未反映ですね。
現在1089.3点と見られますが、
未登録のままだとワールドランクの
対象外扱いになってしまうかも。
・2021.6.12 世田谷記録会(F)3000m
 2位7:49.76 1117+7=1124
・2021.5.4 法政大競技会(F)5000m
 1位13:31.52 1097+12=1109
・2021.3.27 早稲田大競技会(F)5000m
 3位13:50.63 1031+4=1035

前から気づいてましたが、地方大会や
記録会は未登録がちらほらあるようです。
3000mSC山口選手の中部実業団対抗の
5000mは5/16の結果なのに最近ようやく
世界陸連のサイトに掲載されましたし。
登録には英語のリザルトが必要らしいので
小さい大会だと作成に手間取るのか、
大会の有効性の審査に時間が掛かるのか。

上記11選手も今後ボーダーが上がれば
ランクでの選出は厳しくなってきます。
また、ボーダーが上がらなくても
後ろの方に書いた選手ほど高い順位と
ハイレベルなタイムが必要です。
とはいえタイムを狙うには暑い時期で、
オープン参加の外国人選手も自己ベスト
13:20秒台のようでそこまで高速では
引っ張り続けられないと思うので、
13:13.50を切るのは簡単ではありません。

最終的にボーダーが何点になるかは
分かりませんが(でもこの1週間で
3000mSCも含めてランクの動きが
ないんですよね…海外では大方
レースが終わったんでしょうか?
実は3000mSCも1180点で十分?)
ある点まで上昇させるのに必要な
タイムをとりあえず計算しました。
計算が合ってれば(笑)。気力の
限界で上位4人に絞りました…。
現在の点数だと相澤選手より
高得点の選手もいますが、
相澤選手は現在3番目の記録の
点数だけかなり低いので、そこが
日本選手権の記録と入れ替わると
点数が一気に伸びるのです。
世田谷が登録される前提だけど。

(1) 1175点
日本選手権順位1位2位3位
松枝選手13:33.3113:30.4513:27.60
坂東選手13:25.6113:22.7813:19.96
服部選手13:24.7613:21.9313:19.12
相澤選手13:21.6513:18.8313:16.03

(2) 1170点
日本選手権順位1位2位3位
松枝選手13:37.6413:34.7513:31.88
坂東選手13:29.8813:27.0313:24.19
服部選手13:29.0213:26.1713:23.34
相澤選手13:25.8913:23.0613:20.24

(3) 1165点
日本選手権順位1位2位3位
松枝選手13:41.9913:39.0913:36.19
坂東選手13:34.1813:31.3113:28.45
服部選手13:33.3113:30.4513:27.60
相澤選手13:30.1613:27.3113:24.47

直近の結果を見る限り、故障明け
らしい松枝選手や坂東選手よりも
服部選手や相澤選手の方が
調子がよさそうですが果たして。
服部選手は「兄弟での代表選出」
も懸かってるので燃えてきそう。
こうなってくると相澤選手がすごく
気になりますが、参加資格を得たら
5000mも走るんでしょうか?
以前10000mに絞るって言ってた
ような記憶もあるけど…。

ワールドランクでの選出の可能性を
残す選手からしたら、相澤選手が
優勝して順位加算70点を持って行く
かもしれないのは脅威でしょうね。
相澤選手に限らず市田選手など
元々10000mの方に出てた好調な
選手が日本選手権上位に何人も
入ってくるのは十分考えられます。
富士通の選手が4人出場するので、
松枝選手や坂東選手より浦野選手や
塩澤選手が先着すると、身内が
順位点を奪うことも(笑)。
そんな中で学生選手が上位に
食い込むのはなかなか大変ですが、
2008年日本選手権10000mの
木原選手みたいな超積極レースを
もし見せてくれたら嬉しいです。


ところで勤続10年のPCの寿命が
近そうなんですが…。最近熱い。
私は暑くないのにPCが熱いから
冷ますために冷房つけるくらい。
おかげで足が冷えるよ…。
PCがテレビも兼ねてるから
日本選手権に合わせて逝くのは
マジやめてくれ…緊急ニュースと
BS見られないのとで3000mSCを
2年連続見てないんだよ…。
まあこんだけ毎日使い倒して
よく10年ももったもんだが。
コメント

3000m障害の五輪代表選考について

2021-06-12 | 走る若人が好き
私の好きな選手がいっぱいいる
(というか主要選手だいたい好き)
男子3000mSCの五輪代表選考争いの
状況について、日本選手権を前に
調べました。長いから見出し付き。
好きじゃなきゃ6000字も書けん。

要項誤読したり計算間違ったりして
嘘書いてたらすまん。まさかこんな
ブログなんか見てないとは思うけど
関係者は鵜呑みにしちゃイヤよ。

1.世界陸連の出場資格ルール

五輪の参加標準記録は8:22.00です。
この記録を突破した選手は、世界全体で
他に何人突破していても、各国で代表と
して認められれば出場可能だそうな。
3000mSCの世界全体での出場枠は45
(1か国3人以内)と定められています。
参加標準を突破した代表が45人か
それ以上いれば参加標準突破者のみが
出場することになりますが、現在この
参加標準突破者が45人に満たない状況で、
最終的に突破者で45人が埋まらなければ
(3000mSCは全部埋まらない気がする)
残りの分はワールドランクの上位から
出場資格が認められることになります。

ワールドランクはその選手の期間内の
出場大会(3000mSCなら3大会)の
タイム(SCORING TABLES参照)
と順位(PLACING SCORE参照)
によって算出された点数で決まります。
順位の方は大きな大会の方が高得点を
加算され、例えば日本選手権は
カテゴリーBで加算があるけど
記録会や地方大会だとFでほとんど
なかったりします。実は先日の
READY STEADY TOKYOはAで
日本選手権より上、さらに上なのが
塩尻選手が3位に入り120点加算
されているGLのアジア選手権です。
いちいち探すのめんどいから
3000mSC順位点の画像貼っとこ。


3000mSCの場合、日本選手権での
順位加算は1位から8位まで各70点、
60点、50点、45点、40点、35点、
30点、25点なので、例えば8:25.00で
2位だったらタイム1144点+順位60点
=1204点です。その選手の点数の高い
上位3大会の平均が持ち点となり、
その点数でランク付けされるため、
今回の日本選手権だけ点数がよくても
他の2大会の点数が悪ければランクの
上位にはならないことがあります
(期間内の出場大会数が2未満だと
ランクに入れてすらもらえません)。

2.日本陸連の代表選考ルール

日本の3000mSC五輪代表については
昨年12月の日本選手権で内定した選手が
いなかったため、6/26の日本選手権が
選考大会となります。記録の有効期限が
6/29までなので、日本選手権が事実上
参加資格を得るための最後の大会です。
実業団選手が出場可能な3000mSCの
記録会等が今後他になさそうなので、
各選手が参加標準突破を狙う場も
ワールドランクの点数を稼ぐ場も
残すは日本選手権だけでしょう。

同一大会内で同一順位が出る種目では
ないですし、有効期間内の記録が
複数選手で全く同じになる確率もかなり
低いので除外するとして、単純化すると
五輪代表選考の優先順位はおおむね
以下のとおりになると思います。
なお、ワールドランクの有資格者は
7月に世界陸連が発表するそうですので
決定時期は即時内定の①~③の選手
よりも遅くなります。

①日本選手権1位+参加標準突破(即時内定)
②日本選手権2位+参加標準突破(即時内定)
③日本選手権3位+参加標準突破(即時内定)
④日本選手権1位+ワールドランクで出場資格
⑤日本選手権2位+ワールドランクで出場資格
⑥日本選手権3位+ワールドランクで出場資格

⑦参加標準突破
 +複数いる場合は日本選手権上位の方
 (日本選手権の成績で決まらなければ
 有効期間内の記録上位を優先)
⑧ワールドランクで出場資格
 +複数いる場合は日本選手権上位の方
 (決まらなければワールドランク上位、
 それも同じなら有効期間内の記録上位優先)
⑨全体のエントリー人数が少なかった場合に
 世界陸連から追加を認められた選手
 (前回五輪で塩尻選手が出場できたときの
 Invitationのような制度?)

⑦や⑧で日本選手権の成績で決まらないと
いうケースは、比較する選手がいずれも
日本選手権を欠場or途中棄権or失格となり
順位で評価不能というのが想定されます。
3000mSCは複数選手が巻き込まれる
転倒事故があり得るとはいえ、流石に
「いずれも」はレアケースでしょうが…。

3.日本人選手の現在の状況

三浦選手がREADY STEADY TOKYOで
参加標準記録を破ったため、日本選手権で
3位以内なら①~③により五輪内定です。
しかし日本記録保持者の三浦選手といえども
万が一ですが4位以下=⑦になってしまうと
出場が厳しくなるかもしれません。

というのも、ワールドランクで出場資格
圏内を狙える日本人選手が現時点で
何人もいるので、彼らが日本選手権で
1~3位になりかつ圏内に入ると④~⑥を
満たし(あるいは参加標準を突破すれば
①~③に)、⑦より優先されるのです。
世界陸連のこのページで確認可能ですが、
本日現在参加標準突破者が34人で
ワールドランクの枠が11人分となっていて
ボーダーの点数が1176点です。
三浦選手以外の日本人選手では
山口選手(1208点)塩尻選手(1182点)
阪口選手(1176点)の3人がこの点数
以上で、青木選手(1170点)はわずかに
下回りますが日本選手権の成績次第で
十分挽回可能です。楠選手(1151点)は
自己ベストと同タイムで日本選手権3位に
入ると1174点のようなので、より高い
タイムや順位が必要になるかと。
いずれの選手も3位以内に入る候補であり、
そのため三浦選手も基本的に3位以内に
入りたいところです。

ただし、3位以内にランク圏外の選手が
入ってくると選考が複雑になります。
点数がボーダーから遠くランクでの
選出が現実的でない選手の場合、
3位以内に入りながら参加標準を
突破しなかった場合には出場資格を
得られず、4位以下に弾き出された
選手にもチャンスが生まれます。
弾き出された中にもし参加標準突破
済みの三浦選手がいれば⑦が適用され
三浦選手を選出、三浦選手がおらず
(=三浦選手が3位以内に入ってて)
ワールドランク圏内の選手がいれば
⑧が適用されてその選手のうちの
誰かが選出されることになります。
6/5の新潟5000mで潰滝選手(1108点)
が並み居るチームメイト達を抑えて
好タイムで1着となってまして、
潰滝選手が久々に表彰台に復活して
くるのは考えられますね!

もっとも、ワールドランクは海外の選手が
さらに好成績を出せば日本人選手の順位が
下がりますし、海外で参加標準突破者が
増えるほどワールドランクから選出される
人数が減りますので(逆に故障欠場とかが
出てくれば増えることもあるけど)、
現在圏内であっても安泰ではありません。
今はボーダーが1176点ですが、おそらく
今後また上がって何人かは日本選手権
前日までに圏外になるのではないかと。
日本選手権で一定以上のタイムが出れば
日本人選手は点数を上積み可能ですが、
タイムが低調に終わって点数を伸ばす
ことができなかった場合、圏外から
這い上がれないこともあり得ます。
ただし山口選手はランク上位に位置し
点数も下とかなり差を付けてるので、
圏外にはまず落ちないと思われます。

ランクのボーダー付近にいる選手は
たとえ参加標準を突破できなくても
好タイムでなるべく点数を稼いだ方が
ランクが上がり五輪に近づきます。
つまりスローペースで順位狙いの
駆け引きやってる場合じゃないと。
日本選手権開催日時点では海外の
結果がおおむね出揃ってそうなので、
どの程度のタイムで圏内に入れるか
各陣営で計算するかもしれませんね。

ちなみに今回の選考だと圏内に入ってる
日本人選手どうしのワールドランクの
順位の優劣は⑧のさらに特殊ケースに
ならない限りあまり関係なさそうです。
「自分が圏内に残ってライバルが圏外に
落ちたらラッキー」って状況になるのは
あり得るけど(例えばライバルが3位で
自分が4位かつ圏内の場合、ライバルが
圏内だと⑥で五輪出場権を奪われるけど、
ライバルが圏外に落ちると自分が⑧で
出場権を得る)、直接対決で負けて
海外選手による他力で救われる形に
なるのであまり素直に喜べないか…?

というわけで、五輪出場権獲得に
最も重要なのは日本選手権の結果です。
日本選手権で参加標準を突破した選手と
(日本選手権での点数上積みを含めて)
ワールドランク圏内に残った選手が
1~3位に入れば、その3人がそのまま
オリンピック日本代表になります。

4.ワールドランク圏内に入るための試算

現在ワールドランクのボーダー付近に
塩尻選手と阪口選手と青木選手が
位置しています。期限までまだ半月
あるのでボーダーが何点になるかは
不明ですが、圏内に入る(残る)には
日本選手権で3位以内に入った上で
どのくらいのタイムが必要か、試しに
計算してみましょう(ここに記載の
点数は日本選手権単独での点数では
なく3大会平均の最終持ち点です)。

(1) 1185点まで上昇させるのに必要なタイム
日本選手権順位1位2位3位
塩尻選手8:36.998:34.698:32.41
阪口選手8:34.248:31.958:29.68
青木選手8:31.048:28.778:26.51

(2) 1190点まで上昇させるのに必要なタイム
日本選手権順位1位2位3位
塩尻選手8:33.558:31.278:28.99
阪口選手8:30.818:28.548:26.28
青木選手8:27.648:25.388:23.13

(3) 自己ベストと同タイムだった場合の点数
日本選手権順位1位2位3位
塩尻選手
(PB 8:27.25)
1199.01195.71192.3
阪口選手
(PB 8:23.93)
1200.01196.71193.3
青木選手
(PB 8:25.85)
1192.31189.01185.7

(4) 参加標準を0.01秒切れなかった場合の点数
日本選手権順位1位2位3位
塩尻選手1207.01203.71200.3
阪口選手1203.01199.71196.3
青木選手1198.31195.01191.7

(1)の方は余裕に見えます、というか
今の国内のレベルだとこのタイムでは
3位以内に入れないかもしれません。
なので、悪天候などでよほど全体が
低調にならなければ、3位以内の選手が
点数を上げること自体は可能です。
(2)も高速レースなら行けそうですが、
3位の場合だと青木選手は自己ベスト、
塩尻選手もシーズンベストを超える
必要があります。ただ、1190点を
出せば圏内に入れるという保証は
今のところありません。
(3)はこれ以上の点数が必要なら
自己ベスト更新が必要という目安、
(4)はこれ以上の点数が必要なら
自ずと参加標準突破となる目安。

ワールドランクは海外の選手の成績に
左右されるので、最後までどうなるか
分かりませんね…。全枠埋まるまでは
行かないかなという気がしますが、
参加標準突破者が40人くらいになると
ワールドランクからの選出枠が
ほとんどなくなります。参加標準を
突破できるなら突破した方が確実です。

ちなみに山口選手の(3)(4)はこんな感じ。
それより遅い8:25.00の場合の点数も。
日本選手権順位1位2位3位
(3) (PB 8:22.39)1226.71223.31220.0
(4)1227.31224.01220.7
8:25.001222.71219.31216.0
普通に走れば1220点前後には上がりそう
ですね。参加標準を突破していない世界
全選手の中でのワールドランク順は現在
1223点のブラジル選手、1211点の豪州
選手に次いで山口選手が3番手ですが、
海外の他の選手の上積みがなければ
山口選手が1~2番手に上がることも
あり得ます。参加標準突破者が今後
続出し45枠全て埋まるような状況に
ならない限り、ランク圏内に残る
可能性が高いのではないかと。
山口選手こそ参加標準突破可能な
力があるので、ランクとか言わずに
突破できそうですね!

5.日本選手権の展開予想

その上で展開がどうなるか予想。
(いつも当たらん予想な)

前提として、有利なのは三浦選手と
山口選手です。3位以内に入れば
三浦選手は即時内定、ワールドランク
上位の山口選手も3位以内ならほぼ
確定でしょう。2人ともラストが強く
大抵のレースで他の選手を突き放して
ますので、焦らずいつもどおり
レースを進めていけば出場権を
勝ち取る可能性が高いと思います。
(接触で棄権や失格になるリスク
回避のために他の選手と距離を取る
とか、勝負だけでなくタイムにも
こだわるとかがあれば思い切った
作戦もあり得るかもしれませんが)

三浦選手は今日も3000mで日本
歴代4位を叩き出して好調さを
キープしているようです。
またU20日本記録増えて4つめ?
何かもう驚かないのが怖い(笑)。
やっぱり優勝候補本命ですね。

しかし他の選手は漫然とついて
行くだけでは三浦選手と山口選手に
対して不利であり、3位狙いにしても
2人以外のライバル全員を破って
先着しないといけないので、
レースの途中で動きに出るとか
何か策を練ることになるでしょう。
さらにワールドランクの圏内に
入る(残る)には上で示したように
一定のタイムも必要とされます。

特に塩尻選手はラスト1周の勝負に
持ち込みたくないと思うので、
どこかでライバルを振り落としに
来るかもしれません。あるいは
織田記念みたいに独走作戦で
行くこともあるでしょうか?
あれは結局三浦選手と山口選手には
捕まりましたが他の選手からは
逃げ切ったので、もし再現できれば
3位に入れる計算になります。
でも日本選手権であれをやったら
3位以内を争う阪口選手が意地でも
ついて行こうとしそうな気も。
張り合った結果両者バテたら
安定感が持ち味の青木選手が
漁夫の利を得そうですが。

普段のレースでも割とその傾向
ですが、たぶんそんな感じで
塩尻選手か阪口選手が前に出ようと
するんじゃないでしょうかねえ…。
オープン参加すると予想されてた
キプラガット選手が出場しないので、
ワールドランクの圏内に入るか
参加標準を突破するためには
自分でハイペースにしなきゃという
心理状況になりそうですし。
キプラガット選手といえば
みんなのペースメークというより
競って三浦選手の本気を引き出す
仕事をいつもしてる感じに見えて
しまいますが(笑)、キプラガット
選手がいないときの三浦選手が
どうなるかそれもちょっと楽しみ。

三浦選手と山口選手が有利かなとは
思いますが、ワールドランクでも
分かるとおり他の上位選手の実力は
僅差なので、展開や調子次第で
誰が3位以内に入るか読めません。

一発勝負なのでみんなベストを尽くせる
レースになることを期待したいです。
たびたび接触や転倒が起こる種目で
特にここのところ日本選手権では
多発しているように思いますが、
その後に救済の場はありませんし、
今度は何も起こらないことを祈ります。


3000mSCは6/26(土)16:05~なので
ギリギリ地上波で見られるみたいで
よかった!(5000mは毎年BSだな…)
そして五輪は7/30(金)の朝に予選で
同日夜に10000mってこの日仕事休んで
いいですかね(笑)。3000mSC決勝は
8/2(月)の夜のようだけど、もし誰か
決勝に進めたら何年ぶりの快挙?
さすがに予選はテレビ中継してくれると
思うけど、日本人が出るか分からない
決勝を中継してくれるか怪しいな…。
コメント

YouTubeに向かって「男だろ!」を叫ぶ

2021-06-06 | 走る若人が好き
今日は新潟デンカチャレンジの
レースがYouTube配信されてたので
1500mと10000mを見ました。
最近はコロナで現地での観客入場制限が
ある代わりに配信が増えてるので
助かります。なのでこのブログも
最近動画観戦記事ばっかり(笑)。

1500mは今季好調の河村選手が
またトップでした。日本選手権では
河村選手と、アメリカで活動していて
先日日本記録を更新した荒井選手との
一騎討ちになるでしょうか。
ただ、1500mはペースの駆け引きなど
展開に左右されるところが大きいので、
自己ベストが必ずしもよくない選手が
うまいこと勝つこともありますが…。

10000mでは、関東インカレをパスして
このレースで五輪参加標準記録突破に
挑む田澤選手に注目が集まります。
突破者の少ない種目だとワールドランク
上位者を救済して五輪出場権を与える
こともあるのですが、10000mは今回
突破者が多いためそれがなく、五輪に
出場するには突破が必須となります。

その田澤選手は序盤から外国人ペース
メーカーのすぐ後ろ(日本人1番手)を
キープ。そのうちペースメーカーに
つくのは田澤選手と河合選手の2人だけに
なり、その河合選手も徐々に離れて
田澤選手だけになりました。

しかし気温が高く走りにくい季節なのも
あり、5000m時点で突破できるか
できないかのペース、終盤はだんだん
厳しくなってきました(田澤選手の
インタビューによると気温の下がる
時間帯に変えてもらったらしい)。
結局27:52.52で残念ながら突破は
なりませんでした。このレースが
ラストチャンスだったとなると、
日本からの10000m五輪代表は
相澤選手と伊藤選手の2人という
ことになるかと思います。

とはいえ27分台を当たり前のように
連発してくるのは流石だ…。
学生最強は確実だけど、田澤選手に
10000mで勝てる日本人は実業団を
入れても相澤選手と伊藤選手くらい
しかいないのでは…。
年齢的にこれからもっと伸びると
思うので末恐ろしいですね!


…と、五輪開催の前提で代表が
どうのこうの書いてはみましたが
無事開催できるのかどうか。
できれば開催はしてほしいですが、
観客を入れたりパブリックビューイング
やったりするのは、感染流行が収まって
いない以上賛成しづらいですね…。

コロナ流行以降忘れられていますが、
猛暑の時期ということで元々熱中症の
多発が懸念されていた中、観客が何人も
熱中症で倒れて病院に運び込まれれば
医療を圧迫しますし、発熱の原因が実は
熱中症じゃなくてコロナだった場合には
救助者や病院に感染が広がります。

関係者に比べて観客はコントロールが
難しく、会場内でも暑ければ勝手に
マスクを外して応援しそうですし、
試合が終われば観戦仲間と会食に
繰り出すでしょうから、観客動員に
よるクラスター発生が予想されます。
先日、無観客だとそれほど感染者が
増えないが人流が生じると増えると
いう試算が発表されてましたが、
厳格に観客をワクチン接種者に
限定するのも困難ですし、事前の
PCR検査を求めると今度は検査体制を
圧迫して、場合によっては一般の感染
疑いの方の検査に支障が出かねません。

さらに、関係者対応だけでなく
観客対応業務も必要になりますが、
ボランティアの辞退が続出していると
いうのに人員が足りるのかどうか。
外国人も見に来るなら尚更です。

このところのコロナ対応を見てると
近視眼的で後先考えないというか、
例えば流行国からの入国者の隔離を
宿泊先確保などを理由に十分に実施
せずに変異株の流行を許すなど
「目先の金をケチったことで後で
もっと大きな損害を被る」ことが
多いように感じ、観客が落とす
目先の金を欲しがるあまりに後々
国としてそれ以上の大損を食らう
方向に暴走しないか心配になります。


陸上ネタがたぶん今月中は続きますが
来週は3000mSC特集記事を予定。
先週みたいなふざけた記事じゃなくて
真面目に五輪選考争いについて
書いてみるよ!(たぶん)
コメント