Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

鹿児島一人旅 1日目

2023-09-23 | 旅に出た
GWは鹿児島に行ってきました。
鹿児島県は初めてじゃないのですが、
これまで屋久島、奄美大島、沖永良部島、
与論島とずっと離島ばかり攻めてて、
本土は空港から船の乗り継ぎで通過した
だけなので実質初めてです。
コロナの自粛ムードもなくなってきた
時期だったので、これまでほとんど
控えてた空路使った旅行も再開。
庭めぐりと思わせといて割と滝めぐり。

機内では富士山見たらウトウト。
フライト画面で周り山なのにあと0kmとか
表示出てて「この山のどこに鹿児島空港
あんのさ?」と疑問に思ってたら、
実は山の上の台地に空港があって
すぐ滑走路が見えました。
旅の前半はSUNQパス南部九州版を駆使。
8000円で3日間鹿児島交通や南国交通の
バスが乗り放題になります。
新宿のリムジンバスチケットカウンター
(営業時間はバス出発時刻に合わせて
5:15~17:15頃)で買おうとしたけど、
実は九州外の窓口では本券を買えず
引換券しか買えないことが判明。
空港の窓口で引き換えられるけど、
営業が9:00からで乗るバスが9:05発で
余裕ないから本券欲しかったのに…。
引換券を事前に買っておいても結局
窓口で時間食うことになるので、正直
当日現金持って行かずに済むくらいしか
メリットがないし、逆に引き換えに
失敗した時に無駄金になるリスクの方が
大きいから悪手だったと後で思った。
結局数分フライングで窓口開けてくれて
バスに間に合ったので問題にならず。

温暖な鹿児島は半袖でも寒くない、
というか天気がよくて半袖じゃないと
暑すぎたと思います。
バスは茶畑を通って行きます。
静岡県抜いて茶の産出額1位らしい。
古い車両でよく揺れる。
大口から月曜金曜のみの伊佐市内バスで
北薩病院まで移動。病院を西口から出て
牛舎や麦畑や朱塗りの打出小槌の鬼瓦
(あれは石州瓦に見える)の集落を抜け、
約25分歩いて曽木の滝。
直線的な岩から割と直線的にかつ
若干ナイアガラ型に流れ落ちて、
水量もあるし豪快で男性的な感じ。
高さより幅の広さが見どころ。
火曜水曜木曜だともう少し滝の近くで
停まるバスがあるけど、事実上往路
13:17着復路14:08発の便に限られ、
他の予定と組み合わせにくかったです。
いずれにせよバスで行こうとすると
曜日限定(休日不可)の滝。

大口に戻って福島食堂で昼食。
トンカツちゃんぽんが有名らしいけど、
バスの出発まで時間がないから普通の
ちゃんぽん並を注文。味噌ちゃんぽん
でも面白そうだったなー。
食べるものが偏りがちな旅行中に
具沢山は嬉しい。喉カラカラだった
のでセルフで水3杯飲んだ。

空港に戻り加治木行きのバスへ。
乗り継ぎ8分でトイレにも寄ったから
ギリギリ。まだ少し暑い中、
加治木インターから歩いて龍門の滝。
この滝は高速道路からもしっかり
見えるくらい開けてるから、逆に
山の日陰がなくて暑いです。
住宅街の車道から展望台までは
さほど歩かず。滝壺近くまで下りる
こともでき、日陰に行けば風が涼しい。
かなり高さがあって、両脇が照葉樹林
なのが南九州らしくてポイント高い!
(ただし展望台から見ると竹林)
水が流れる岩壁が柱状節理なのも
かっこいいですね。距離があるのに
水しぶきが飛んでくる。
滝壺に落ちる飛沫に虹。
曽木の滝の方が観光客多かったのは
観光施設併設してたからだろうか。
高さタイプと幅タイプで違えど、
優美系じゃなくてダイナミック系
なのは共通ですね。
時間が余ったので龍門司坂の入口
だけ覗きに行きました。
木漏れ日の石畳、花の甘い香り。
バス停近くのぼこっとした山の地形が
気になって、後で調べたら蔵王岳と
いうらしい。地層の中にマグマが貫入
して、周囲の浸食でマグマだった部分
だけ残ってあの形になったようだ。
下の方は針葉樹の人工林だけど
上の方は崖で手が付けられなかったか
照葉樹林のまま。

バス10分遅れ。また空港に戻って
タクシー20分弱3740円、犬飼の滝。
近くの和気神社で藤まつりやってる
らしいが寄る暇ない。電波が届かず
タクシーでカード払い不可でした。
バスの遅延のせいで時間がなく、
急いで危ない急坂(雨で路面濡れて
たら滑りそう)と階段を降りて
滝を見に行き、見たらすぐ引き返し
息も絶え絶えになって根性で
高低差50mの階段をひたすら上る。
往復15分でヘロヘロ。
車道脇の展望台はちょっとしか
見えないので下りてよかったけど、
滝を堪能する時間が足らん!
滝壺のところが洞窟みたいに
岩が削られてて、さっきの2つの
滝とはまた違った趣でした。

さらに乗るバス停の位置で混乱。
犬飼バス停が3か所くらいあって、
右折した公衆浴場の近くの方の
バス停だと思ってたら霧島神宮駅
行き時刻表がなく、右折せず少し
直進の方のバス停に時刻表があり、
反対側で待つよう書いてたので
そのとおり待ってたら、乗った
バスの運転手から公衆浴場側
バス停で待つよう言われた。
どっちなんじゃ。
ちなみに犬飼バス停は平日だと
霧島神宮往復で往路7:41着
復路8:14発のバスがあるけど、
初日に組んだから早朝のバスは
乗れず、またコミュニティバスも
時間が合わなかったです。
夕暮れのレンゲの花畑。
霧島神宮駅の入口には鳥居、
他宗教信者が嫌がらんのか?
軒にも待合室にも燕の巣。
夕方になって気温下がってくる。

JRでこの日宿泊する都城へ。
時々肴雷田で都城おでん。
月曜の割に賑わってたけど
カウンターに座れました。
都城おでんは練り物は少なく
肉や野菜を入れ、主な具は軟骨・
もやし(おやし)・巾着らしい。
なのでトロトロ軟骨、自家製
もちもち巾着(炭水化物なので
これが主食か)、豆もやしと
栄養考えてブロッコリーの
おでんを注文。
プラス霧島鶏セセリ焼。
お通し350円にも軟骨があって
他には切り干し大根ともずく酢。
まず巾着以外のおでんが土鍋で
来たがうっかり手が触れて火傷。
軟骨が箸でちぎれるくらい
軟らかくて美味しい!
豆もやしとブロッコリーも
おでんとしてありですな。
定番の練り物頼んでないのも
あり、おでんというより煮物
食べてる感覚でした。
宮崎鶏だし使用、塩辛くない
ので汁だけ飲むのも可。
ブロッコリーと巾着は想像より
大きく、巾着にはひじきとか
豆もやしとか具が入ってた。
最後の霧島鶏はなかなか来なくて
チキン南蛮にすべきだったかと
思い始めた頃に肉の焼ける匂い。
炭火の匂いが強い!肉も濃厚。
柚子胡椒?でたまに味変。
計2350円。お冷やが出てこないから
火傷した手を冷やすものがなかった。

宮崎県初宿泊。ホテルは古いけど
清潔感はあるしDHCのシャンプーも
よかった。蛇口がもう少し長ければ…。
Wi-Fi接続失敗。コインランドリーは
洗剤別売50円で洗濯300円、
乾燥30分100円とやや高めでした。
翌日6:00起きなので23:00就寝。


《写真ブログ記事》
鹿児島県・伊佐 曽木の滝
鹿児島県・加治木 龍門の滝
コメント

各国料理店に行く前に

2023-09-09 | 日常or掲載計画
各国料理店に行くのが好きな私が、
各国料理店に行ってみようと思っている
方に向けてちょっとしたアドバイスを
送りたいと思います。


1.接客は期待しないようにしよう!
各国料理店は、その国や近隣の国出身の
外国人が経営・接客することが多いです。
町の中華料理屋やインネパだと
日本人以上に愛想よく好感の持てる
外国人店員がいることもありますが、
全ての外国人店員に日本の標準品質の
接客を期待してしまうと、期待外れで
がっかりするかもしれません。
彼らは日本の「おもてなし」文化の
ない国で育ってきています。
期待値を上げず、接客がいい店や
店員に当たったらラッキーくらいに
思っておく方がいいです。

経験上、特に東欧旧共産圏あたりは
塩対応が多いですね…。
接客をよくして客集めて儲けようと
いう社会じゃなかった国なので
仕方ないといえば仕方ないです。
日本人経営でも、各国料理店は
その国での滞在が長かった方など
あまり平均的日本人っぽくない方も
時々いるので、その国の食文化を
届けることが第一で、接客には
そこまで気を遣わない場合もあります。

もっとも飲食業界は人手不足なので、
将来的には家族経営の店と高級店以外は
ほぼセルフで接客なしって時代が
来るかもしれませんが…。
食券制の店や学食社食に限らず、
タッチパネルかスマホアプリで注文、
客が料理を取りに行くかロボットが
料理を持ってくる、セルフレジで会計
ってお店も実際ありますし。
(客が通信料を負担する前提の
スマホ注文方式は正直嫌いです…。
アプリやアクセスした先のサイトが
本当にセキュリティ上問題ないか
心配なのもあり、事前に分かってたら
最初から利用を避けがちです)
そうなってくると接客の良し悪しとか
大した問題じゃなくなってきそう。

2.入店前にトイレに行っておこう!
日本の公衆トイレは外国より綺麗と
いう話はよく聞きますね。
日本ほどきちんとしたトイレがない
国や、日本ほど清潔好きじゃない国
から来た外国人のお店だと、トイレが
あまり綺麗じゃなくて、店員もそれを
問題に感じていないことがたまに
あります。いくら料理が美味しくても
トイレが汚いとテンション下がったり
衛生面で不安になってきたりするので、
純粋に料理を楽しめるよう入店前に
どこかでトイレに行っておき、店内の
トイレを使わずに済むようにしています。

3.現金を持っていこう!
特に外国人経営の店は、クレジット
カードやスマホ決済に対応してない店も
少なくありません。現金が一番確実です。
また、グルメサイトなどでネット予約
できるお店もありますが、ポイントや
クーポンを使った割引を利用しようと
した時に、うまく外国人店員に伝わらず
トラブルになりかけた経験があります。
外国人店員しかいない(or日によって
いない可能性がある)お店でポイントや
クーポンを使うのは避けた方が安全です。


こう書いていくと各国料理店に行くのを
やめたくなるかもしれませんが、
サービスが日本人基準で微妙なお店の
可能性があることを差し引いても、
庶民が訪れるには金銭的日程的に
なかなか難しい海外現地に行かずして、
日本とは異なる食文化に触れることが
できるというのは、プライスレスな
体験だと思ってます。
だから私は各国料理をやめられません。
勿論サービスのいいお店もありますよ!
コメント

関西一人旅2023冬 3日目

2023-09-02 | 旅に出た
旅行最終日は滋賀県南部の観光。
主に要予約の施設・寺院を見学。
旅行前に電話掛けまくってた。

京都駅前のなか卯で朝食、
鯖ほぐしたまかけ朝食に納豆を
付けて500円。出費変わらないし
コンビニ朝食よりこの方がいいかも。
たまには納豆食べんと。たまかけなの
忘れてゆで卵みたいに割って失敗。

南草津駅前に小さい庭というか灯籠。
滋賀県は京都より寒いね。暖かい予報
だったけどセーターにしてよかった。
雪の比良山系。守山からバスに乗ったら
車窓からSGH中谷選手のポスター発見!
大庄屋諏訪家屋敷は江戸後期の建築。
壁がピンク系なのが印象的でした。
土間を見上げると大きな梁のほかに
茶葉を保管する屋根裏の収納スペースが
(滑車付き)。偉い人が駕籠から直接
下りられる入口があります。仏間の隣の
部屋の組子細工の窓飾りが素敵。
茶室くらいの広さの従者用控えの間も。
書院は複数あり、奥座敷からは枯山水、
中座敷と主屋からは池泉回遊式の庭園が
見られます。池泉庭園は回ってOK。
雪が僅かに残ってた。あいにく川の
水位が下がって今は涸れた池ですが、
昔は川から舟で入れたそうな。
琵琶湖をかたどった池らしい。
江戸前期の茶室は大津圓満院から移築、
明治天皇が使ったため瓦や欄間に
菊があしらわれ上段の間もある。
茶室は本来身分が高い人もにじり口を
潜ったものなのに、上段の間がある
なんて時代とともに変わるなあ。
仏教関係の集まりで一部の部屋が
貸し切られててお経が聞こえてきた。

バスで琵琶湖大橋を渡ったら浮御堂が
遠くに見えた。堅田に入り、予約済みの
居初家庭園。居宅のチャイムを鳴らして
個人情報記帳して入ります。居初氏は
中世は水軍も保持し近世は船運を仕切る
大庄屋に。茶室を天然図画亭と言います。
庭園は17世紀後半の江戸期の作庭。
サツキの刈込と松を使っているけど、
あられ敷の敷石が素敵という意味では
出雲風。蓬莱山水として鶴亀の島を配置。
松以外も常緑広葉樹が多く落葉樹が
少ないので年中楽しめますね。
春になればアシビが咲くとか。
漁港の建造物が目に入るけど、冬枯れの
葦生える琵琶湖と近江富士が本来の借景。
鳶が目の前を飛び、野良猫も庭を横切る。
茶室に入ると柱や障子で額縁効果。

手前の城山三郎文学碑のあるところで
浮御堂と琵琶湖大橋を横からチラ見したら
湖族の郷資料館でレンタサイクル…の
つもりが自転車全部借りられてしまってた。
早足で美登路へ行き昼食。すでに親子連れで
混み気味。12:00までには店を出たくて
迷う暇ないのですぐ近江牛他人丼900円を
即注文(もち入りみそ煮込みうどんも
気になったが餅を早食いは危ない)。
阪神の選手のサイン飾ってる。
天ぷら付きの客よりは早く来ました。
近江牛うまい。蕎麦入り汁と漬物付き。

おごと温泉駅からバス、急坂を上って
梅咲くのどかな集落を抜けて東光寺。
ここに自転車で行くつもりしてた。
門を入って左手に池泉庭園。
生垣をバックに、幹を伸ばして
刈り込んだ木や苔やシダの築山、
手前に小さな島のある池。
春の陽気だけどここも雪が残る。
門の瓦屋根に龍や魚に乗った神様、
塀の瓦屋根に兎を発見。
ところでコロナ禍以降バスに乗ると
乗客みんな頑なに自分が降車ボタン
押すの拒んでるよね(笑)。
触りたくない気持ちは分かるけど、
誰も押さなくて誰かが降参して
押すのが通過ギリギリになったら
運転手としては嫌だろうなあ。
おごと温泉駅のトイレ、案内板だけ
綺麗にして中は古い和式だった。
案内板なんか新調してくれなくて
いいから洋式トイレ用意してよ…。
温泉目当てなのか外国人多いのに
和式ばかりは困るんじゃない?

比叡山坂本駅前に庭っぽいの発見。
唐崎で下車、こちらも予約済みの
盛安寺。門の前に穴太衆積み石垣。
やはり雪が残ります。寺務所で
声を掛けたら本堂から入るよう
言われました。お参りと志納を
したら少し開けてある扉の先へ。
斜面に石とサツキ・ツツジの刈込を
配し、斜面上には生垣、手前には
杉苔が生える。生垣の向こう、
ソテツの頭だけ残った葉がまるで
鳥みたい。お寺の方が来られて
説明いただきました。石は仏
(二十五観音って仰ってたかな)、
刈込は雲を表す聖衆来迎曼荼羅
庭園。雪が積もるともっと
雲っぽいかもしれません。
ツツジの咲くGW頃に特別公開
予定。朝顔や菊の花の襖絵があり
桃山御殿の遺材と伝わる客殿書院は
上段の間(非公開)があり、
そこからの眺めがいいように庭が
作られてるということです。
雨戸がないので台風が来ると障子が
濡れる、昔は雑木林に囲まれて
雨風を防いでいたが今はなく庭から
マンションも見えてしまうと。
屋根も昔は瓦ではなかったらしい。
日差しが強くて体感温度高くなる。

京阪線で穴太から瓦ヶ浜へ。
やはり予約済みの記恩寺蘆花浅水荘。
電話で15:20と伝えたはずが15:00と
誤解されてしまってたようで、
門から入ったところで電話を
いただいてしまった。
最初45分と聞いてた気がするけど
丁寧に説明いただいたのとこちらも
キョロキョロしながら質問してた
ので80分滞在してしまった。
建築と庭園をともに楽しむ目的が
あったようで、あちこち趣向を
凝らしてて面白かったです!

山元春挙が故郷に近いこの地に
建てた別荘。画家だが襖には絵を
あまり描かず(欄間も華美ではない)、
引き具を卵型や楕円や満月、半月、
茶室の三日月、竹の間の千鳥にしたり
高さを変えたりして趣向を凝らした。
また名木やその木目や切り方(角を
丸くした付書院の窓も)にこだわる。
障子の下に松葉の絵。最初に案内
された部屋は床の間が広かったです。
縁側の内側は狭い廊下ではなく、
見上げると船底をひっくり返した
ような天井、北山杉を一本通すが
屋根を支えるものではなく、柱で
庭が見にくくならないよう上から
引っ張る工法。池大雅や頼山陽の
書を飾る。歪みガラスから一望できる
庭は元はもっと琵琶湖が迫ってて
借景になってたのが、道路ができて
埋め立てられ(それでも遠ざけて
もらったとか)、周囲や琵琶湖の
向こう岸にビルやマンションが
建ったので様変わりしてしまい、
道路を隠す木を植えたので琵琶湖は
あまり見えなくなりました。
名称「蘆花」の由来でもあるアシは
毎年4月に切っているそうです。
後で回遊させてもらいましたが
築山の向こうは元々琵琶湖で、
石段があって舟着場になっていて
舟から眺める屋敷がよかったと。
書院撥雲亭は雲を掻くほどの高さの
イメージ。庭の左右に独立した
茶室があり、右側の記恩堂は持仏堂
兼茶室で、待合(にじり口の反対側)
も石仏もあり、屋根付きの渡り廊下で
屋敷に設けられた茶室に繋がる。
屋敷の茶室にはにじり口はなく、
網代天井に雪見障子の下も網代、
槇の柱は装飾、枯れた白梅の枝が
面白いので蹲の近くに飾ってる。
膳所城の鯱も飾ってました。
反対側の莎香亭にはさらに狭い
梅の間があり、「閑」や「静居」の
書があるように集中したい時に入室。
襖や棚など梅の絵が多いです。
曲がった竹で区切った壁と神棚との
間にスペースがあり結界と。
ここの下から琵琶湖まで昔は水が
流れ、支柱が石の上に立ってます。
中秋の名月が映る位置に水。
左側の茶室近くに木の灯籠らしきもの。
竹の間は竹だらけ。柱も飾りも照明も
襖絵(1セットだけ本人の絵)も
書棚の取手も窓飾りも床の間に置いた
香器もぜーんぶ竹!竹と伸びた枝を
そのまま使った柄杓も見せていただいた。
中庭も竹があり、襖の千鳥が飛んできた
ような効果を狙ってます。
中庭には鶴亀が隠されていて橋の欄干が
あります。玄関にも瀬田の唐橋の欄干。
「融」の字を書いた人面木の飾り。
2階は洋間、応接室。1階の照明もだけど
家紋の桔梗入り。桔梗は天井にも。
テーブルとチェアは薔薇っぽかった。
3本の瓢箪にそれぞれ松竹梅と狂歌を
描いたのを飾ってました。
隣の広いアトリエには余った竹による
楽器や画材を展示。弟子を富士山などに
写生旅行に連れて行っては弟子に自分と
名乗らせて宿の主人をからかったとか。
富士山に見える木目に登山者や木を
描き込んだのを展示。練習台では
得意とした青の表現を練習、岩絵の具も
残るが青は輸入品で貴重だったと。
北以外の三方に窓があり光を取り入れて
絵を描いたそうです。お寺なので
釈迦の絵を本尊にしてアトリエ北側の
休憩室だった場所に祀っています。

京都駅新幹線改札内の土産屋で残りの
全国旅行支援クーポン1000円消費。
クーポンで時間が掛かるのか長蛇の列。
夕食はロースカツ弁当でもないか
探したけど全体的に売り切れ間近で
選択の余地がなく、志津屋のカルネと
焼鯖鮨(朝も鯖だったのに…)にした。
しかしこの焼鯖鮨が駅弁に適さず失敗。
まず包んでる笹を広げると新幹線の
座席テーブルの幅をオーバーする。
通路側座れたからなんとかなったけど
真ん中席だと辛かったですね。
次に切れてなくてナイフで切らないと
いけない。シェアなんかしないから
最初から切っておいてくれ。それと
笹の上に醤油垂らしたらこぼしそうに
なった。自宅で食べるならいいけど
駅で駅弁として売るもんじゃないよ…。
カルネは安定の味です。
旅行前に9000円くらい突っ込んでた
Suicaの残額が1000円切った。

京の冬の旅は毎年は行かなくても
いいけど、今回の西本願寺みたいな
大物の特別拝観ができるようなら
また行くかもしれません。
関西の要予約庭園に結構行けたのは
よかったかな。でもまだまだ関西は
未踏の庭がいっぱい残ってて
ディープな底なし沼の様相。
来年の冬は久々に南の島に行きたい
けど仕事忙しいかなあ。


《写真ブログ記事》
滋賀県・守山 大庄屋諏訪家屋敷
滋賀県・大津 居初氏庭園
滋賀県・大津 東光寺
滋賀県・大津 盛安寺
滋賀県・大津 記恩寺蘆花浅水荘
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