Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

Muchaと書いてムハと読む?

2017-04-29 | ちょっと外出
国立新美術館のミュシャ展に行ってきました。
いつか作品見たいな~とずっと思ってて行ってなかったのですが
今回東京に集結、しかも大作初来日とのことで迷わずGO。

チケットは当日美術館で買うと並ばなくてはいけないので
事前にセブンチケットで購入しておきました。
「当日券」と書いてたもんだから一瞬「前日以前に買ったら
無効なのか?」と焦りましたが、開催期間前に発売されていた
「前売券」と「当日券」で料金が異なりまして(前売券の方が
割安)、当日券料金ですよって意味での「当日券」のようです。
前日以前に当日券買っても当日使えます。

折角都会に繰り出すので、いくつか庭めぐりもすることにしました。
本当は5月後半に花粉が飛ばなくなってから出掛けようかなと
思っていたのですが、休館日の火曜と混雑しそうな土日以外で
仕事の休みが取れるか読めなかったので4月に行っておくことに。

最初は開館時間早々に表参道の根津美術館に行ってきました。
表参道って街並みも歩いてる人達もシャレオツだNE!
全然シャレオツじゃない私が歩いて済まんNE!
青学とは逆方向に歩いて行ったら美術館がありました。
特別展「燕子花図と夏秋渓流図」の開催中でしたが、
むしろ館内入ってすぐのクシャーン朝時代の仏像に興奮(笑)。
燕子花図でふんだんに使われている青はどんな顔料なんだろう?
昔の西洋画だと青色は中央アジアで採れるラピスラズリを
使ってたから貴重で高価だったんだよな…なんて思いながら
見てましたら、日本画でも岩群青(藍銅鉱)の青は貴重だったとか。
絵画に詳しくない現代人が見る以上に贅沢な屏風なんですね。
夏秋渓流図の渓流の部分も白ではなく青で描写されています。
赤い枯葉なんか本当に写実的で驚かされるのですが、一方で
笹はとてもシンプルに描かれていて不思議な絵ですね。
2階には古代中国の青銅器や豪華な蒔絵の重箱などの展示も。
双羊尊という2匹の羊が合体したユニークな形の殷代青銅器の
酒器が観覧券のデザインにもなっています。左右で少しだけ
模様が違うようですが、特段説明はなかったので2匹の羊が
オスとメス=陰陽ってことはないのかな。

根津美術館は庭園もあるということで訪れています。
明治期の庭を美術館建築時に改修しているようです。
ピークはもう少し先かもしれませんがカキツバタが咲いていました。
燕子花図屏風もこの開花時期に合わせて毎年展示しているとか。
茶室もいくつかあって抹茶を楽しめる茶室もあるようです。
よく見ると石仏や石塔もあちらこちらにあります。新緑の中で
思惟姿を取る石仏を見ると何だか心地良さそうに見えますね。
悟り開いてたら心地良いなんての超越してますが(笑)。

メトロ半蔵門線で永田町まで移動してお昼。
これまで東南アジア料理をほとんど食べていませんので、
アジアンビストロDaiでちょっと挑戦してみることにしました。
平日ランチメニュー\1,000+前菜3種盛りAセット\300。
ランチメニューにはメインのほか食前食後のドリンク2杯と
コーンドレッシングのサラダが付きます。メニューは辛くない
パッタイ(海鮮焼きビーフン、パクチー添え)で。ドリンクは
選べるので食前はデトックスティー(ミントティーに近い味)、
食後はレモングラスジャスミンティーを選択。前菜3種盛りは
海老トースト、生春巻き、小さいトムヤムクンです。
パッタイと海老トーストは普通に美味しかったです。
トムヤムクンはミニサイズだったので大丈夫でしたが、通常
サイズだと辛いの苦手なのできつかったように思います。
生春巻きはピリ辛のソースの方はよかったのですが、
ナンプラーの方はニオイが…。以前ベトナムのフォーを食べて
合わんと思ったのはこれが原因だとようやく判明。
東南アジア料理における自分の味覚傾向が分かりました。
やっぱり要注意ですな…何でもOKとはいかない感じ。

・パクチーは好きってほどじゃないけど平気。
・でもナンプラー(魚醤)は無理。
・あまり辛いのも無理。パッタイみたいに辛くなければ平気。

食後は向かいのホテルニューオータニに潜入(笑)。
ショッピングエリアから入って行き、宴会場階に上り、
何食わぬ顔でうろついて日本庭園へ。ラフすぎる格好だと
怪しまれるおそれがあるかもと思って、この日は一応仕事着と
あまり変わらない格好をしています。宴会出席者でも庭園内
高級レストランの客でもないような人も歩いてましたけどね。
この土地は加藤清正下屋敷→井伊家中屋敷→伏見宮邸宅という
歴史があるようで、戦後外国人の手に渡りそうになったのを
ホテル創業者が買い取ったのだとか。ただし庭園はホテル
建設前に荒れ果てていたのを改修しており、昭和期の庭という
感じでした。下まで行きましたが滝は流れてなかったです。
赤玉石のような高価な石をドーンと置いてます。
木の根が化石になった石も庭園内に4個あるそうです。
池の中の石で盆栽みたいに松と苔が生えたのがありました。

メトロ南北線で麻布十番へ移動、鳥居坂上って国際文化会館。
ここもホテルです。旧岩崎邸庭園を見せていただきました。
事前予約は不要でフロントで一言お願いすれば見学OK。
岩崎邸の名のとおり三菱財閥の庭で、小川治兵衛の作庭です。
空襲に遭ってますが昭和初期の作庭当初の姿はおおむね残って
いるとのことです。池のほとりに藤が植えられていて、花房が
垂れ下がってるのが印象的でした。短い花房だったので
「藤の花ぶさみじかければ水面の上にとどかざりけり」状態
でしたが(笑)。日本庭園の藤の花っていつも藤棚ばかりで
使われ方がワンパターンで面白くないなと思っていたのですが、
藤棚以外の使われ方もあるんですね。私はこっちの方が好き。
たまたま花の時期に行ったので気づくことができました。

さていよいよ国立新美術館のミュシャ展です。
草間彌生展もやってて木まで水玉ラッピング!

「木に登った水玉 2017」という作品名らしい。
草間彌生展も人気でしたが、ミュシャ展も累計入場者30万人
超えということで平日なのに入場者が多かったです。
入るとすぐ大作スラブ叙事詩。大きい絵が20点あります。
大きい絵にいろいろなものが描かれており、衣装や装飾品や
調度品などの細かく綺麗な模様もやはり気になりますので、
1枚見るのに何分も掛かります。気付いたら1時間過ぎてる。
4枚だけ何故か撮影OK(OKの基準は何なんだろう)。
最初に見た1912年完成の3枚が、上方に描かれた神や人の
全身が(背面じゃなくて)最前面に浮かんでる構図だった
ので、全部そうなのかなと思いきやこの3枚だけでした。
裏からライトを当てているような、光を感じる色使いの絵も
いくつもありました。写真ではそうでもありませんが
「原故郷のスラヴ民族」とか星が輝いてるように見えましたし。
近くでよく見ると、ミュシャが線画で描いているような線が
筆で入れられているものもありましたね。
20枚中フス派やフス戦争に関する絵が何枚もありまして、
日本の世界史の教科書ではちょっとしか出てきませんが
スラブ民族にとっては重要な歴史なのかなと。

スラブ叙事詩以外の有名な作品も展示されています。
堺市のアルフォンス・ミュシャ館所蔵の、女優サラ・ベルナールの
「ジスモンダ」などの公演ポスターや「四つの花」「四芸術」
「ビザンティン風の頭部」「黄道十二宮」「ヒヤシンス姫」などの
お馴染みの作品も見られました。堺市の方は6月まで休館だそうな。
絵画だけでなく彫刻も作っていたようで、「黄道十二宮」風の冠を
被った美しい女性ブロンズ像「ラ・ナチュール」も良かったです。
女性の長髪を大胆に束にする表現が彫刻でも使われていまして、
三次元なのでよりはっきりしています。いろんな角度で見たい作品。

六本木に来たので夕食も各国料理。ケバブ屋さんもありましたが
(散歩の犬にケバブあげてる人が…)今度は西アフリカ料理
エレベータを降りたらいきなり店内。日本人の客はいません、
というか店員に日本語全然通じない(汗)。
クチコミ見ると昼は日本語のできる店員がいるのかな?
フフを食べたかったのでフフとスープ類を頼もうとしたところ、
フフと一緒に食べられるのはメニューでフフと同じページに載ってる
3種類のスープ(ペッパー、エグシ、あと1つ忘れた)に限られる
ようなことを英語で言われまして(英語苦手だから最初何言ってるか
分からなかったけど何とか理解した)、エグシスープにしました。
エグシスープの主原料はメロンの種、ほうれん草、ペッパー、マトン、
ドライフィッシュだとか。フフは「芋の木のおもち」と書かれていて
隣に「ヤム芋のおもち」が載ってたのでこっちはたぶんキャッサバ。
足りなかったらバナナ系メニュー追加するかと思ってましたが、
フフが巨大だったので追加不要(笑)。一緒に水の入ったボールも
出てきまして、手を洗う用と言ってたので手で食べることを理解。
マトンが骨付きだったので時々ナイフとフォーク使ったけど。
フフは日本のお餅ほどネバネバではないですがパンよりは粘性あり。
手に粘りが付くので手を洗う水が必要というわけです。
モチモチで美味しいです。ヤム芋の方もいずれ食べてみたいです。
しかしあのフフは直径20cm以上あったんじゃないんですかね…。
少食の方はたぶん1人で完食できないと思います。もしかしたら
複数人で取り分けするのが普通なのかな。エグシスープは
それだけで食べると苦みがありましたがフフと食べるとちょうど
よかったです。ペッパーが入ってるのでピリ辛さもあります。
ヘルシーな羊肉なので、食べてる時はフフの巨大さもあって満腹
でしたが後になって胃が苦しくなったりはしませんでしたね。

ホテル庭園は他にもいくつか一度見てみたいものがありますので
機会があれば行ってみたいです。各国料理については行ってみたい
店が東京には庭園以上にもっとあるので、そろそろ本気出さねば。
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MGCで検索したらインドの大学とか出てきた

2017-04-22 | 走る若人が好き
2020年東京五輪のマラソン代表選考方針が発表されました。
陸連サイトにPDFでアップされてますね。ざっくり要約するとこんな感じ。

①2017年夏~2019年春先の「MGCシリーズ」と呼ばれる大会での順位や
  タイムが規定以上の選手に、「MGCレース」への出場資格を与える。
  「MGCシリーズ」は選考でお馴染みのいつもの大会+夏の北海道マラソン。
  ただし、今年のロンドン世界陸上で入賞とか、男子2:08:30女子2:24:00を
  別のレースで切ってくるとかでも「ワイルドカード」として例外的に出場可。

②2019年9月以降に開催される選考会「MGCレース」で代表争い。
  優勝者は即内定。2~3位のうち、派遣設定記録(男子2:05:30、女子2:21:00)
  を3位が破ってて2位が破ってなければ3位の選手を、それ以外のケースでは
  2位の選手に内定を出す。つまり「MGCレース」で2枠埋める。
  (男子は現実的なタイムではないので普通に2位が選ばれるかと)

③残り1枠は、2019年冬~2020年春先の「MGCファイナルチャレンジ」
  (これも例年選考で使う大会)で派遣設定記録(2019年5月に決定)を
  突破した選手のうち、最もタイムがいい選手に内定。
  ただし、①の「MGCシリーズ」のどれかで完走してるか、①に規定する
  出場資格(ワイルドカードも含むってことかな)を持ってないとダメ。
  つまり初マラソンの一発屋がタイム最上位でも対象外。

④③で派遣設定記録を誰も破れなければ、②の2~3位の選手のうち
  漏れちゃった方に内定を出す。

ちなみにMGC=マラソングランドチャンピオンの略だそうな。
私が以前書いた選考基準妄想に似てる部分もちょっとあるので、
意外に実現不可能とは言い切れない妄想だったんだなと(笑)。

順位やタイムによる明確な規定になり主観が入りませんので、
「贔屓で選んでないだろうな」という疑念を持たれないクリーンな
選考になります。自国開催の五輪で走りたい選手は多いですので、
公平性は大事ですね。むしろ強い選手を選ぶことよりも公平性を
最重視した選考基準とさえ言えそうです。
あとは上でも書いたけど一発屋拒否。今年の女子の安藤選手の
ように初マラソンで大活躍しても選ばれないことになります
(たとえ日本記録更新でも対象外なのは勿体ない気もするけど)。
3時間掛かっても①のどれかで完走しておきたいところ。
①で北海道マラソンが男子にも加わってるのもポイントです。
夏マラソンでもへばらない選手も候補に入れたいというのと同時に、
夏マラソンにも積極的に挑戦してほしいというメッセージなのかも。
①の期間を2年取ってあるのは故障選手を考慮してかな?

皆さんご指摘の問題点ですが、この選考方法だと2019年ドーハ
世界陸上出場者が不利になります。ただでさえ夏に本気でマラソン
走って秋の大会に合わせるなんて大変なのに、ドーハ世界陸上の
開催は9月と遅いですので、ドーハ出場者が②を走るのは困難です。
事実上③の1枠しか残されていないことになります。
選ばれるにはタイム最上位で走らなければなりませんが、
各大会でどんな気象条件になるかなんて当日まで分かりません。
選んだ大会がたまたま暑かったり強風だったりすれば、他の大会に
出た選手より大きく不利になったり、そもそも派遣設定記録を
破れなくなったり、本当に「運次第」になります(ペースメーカーの
条件くらいは最低限各大会で合わせる必要があるかと)。
たとえ最上位の自信がある選手でも、最悪の天候ならどうなるやら。
「とりあえず年末の大会からエントリーしておき、悪天候なら走らずに
棄権して翌年の大会に再調整」というやり方が流行ったりして(笑)。
あるいはタイムの出やすそうな大会にばかり選手が集中するとか。
③の再挑戦はOKにした方がよさそうですね。「福岡走ってみたら
途中から天候が悪くなったからびわ湖も走らせて」みたいな。

世界陸上より五輪に出たい選手ばかりでしょうから、そうすると
ドーハ世界陸上マラソン代表の辞退が続出するんじゃないかなと…。
たとえドーハで金メダル獲ったって何も考慮されませんからね。
カタールの暑さに耐えられた選手は東京でも耐えられそうですが。
③での優遇規定を入れとくか、②をドーハより前の6~7月にしておけば
よかったのかもしれませんが、今更変えるのは無理かと
(③の派遣設定記録が未発表なので、ドーハ出場者や入賞者だけ
甘くするという可能性も考えられなくもないですが、2019年5月=
世界陸上代表選考後に後出しで甘くすることができるかというと…)。
つまり陸連自らドーハを「捨ててきた」と言ってもいいと思います。

「東京五輪に出場できないけど、ドーハには出場できる」という
選手がいれば別ですが、ドーハの選考会にもなるであろう①の
「MGCシリーズ」のどれかで完走さえしていれば一応③の道が
(狭いながらも)開けてますので、そういう条件の選手もいないでしょう。
カタールからの帰化選手など東京よりドーハの方が思い入れがある
選手も現時点で思い浮かびませんし、暑さを理由に東京五輪
不出場を宣言している川内選手はドーハも同じ理由で不出場と
言っていますし、一体誰が世界陸上という名の「貧乏くじ」を引くのか。
いっそのことドーハのマラソンには誰も派遣しないかも?
(「国際大会を経験させる機会を自ら捨てた」とか批判される?)

②の開催場所については「東京五輪と同じコースで」という意見が
多いようですが、せっかく冬以外の開催になるのでむしろ気温を
重視してほしいです。東京がそんなに特殊なコース(例えば起伏が
激しいのでアップダウン苦手な選手には不利など)になるとは思えない
ので、暑さに耐えられる選手を選べるよう暑い地域で走ってもらいたい
と思います。9月なら東京でもいいかと思いますが10月なら沖縄とか
(たぶん③が近づく11月にはずれ込まないかと)。勿論昼間で。
あと以前の妄想でも書きましたが、「MGCレース」には足切りタイムを
設けた方がいいんじゃないかなと。ペースメーカーがいないと
勝負だけしか眼中にない牽制どスローになっちゃうかもしれないので。
まあそれは①で一定以上のスピードで走った経験のある選手のみを
出場させてるからスピード面の担保はできてるって考えなのかな。

…で、五輪まであと3年ですけど無事開催できるんですかね?
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安堵&安堵

2017-04-15 | たまにはTVも見る
いやー安堵安堵!何はともあれ安堵!
何が安堵って「いないいないばあっ!」ワンワン続投。

20周年で昔の映像流したり歴代体操メドレー始めたりと
総集編めいた構成になったり、ジャンジャンとかいう
滑舌の悪い茶色い犬のコーナーが始まったり、
ひょっとして今年の春でワンワン卒業でジャンジャンに
代わってしまうんじゃないかと心配してました。
巷でもやっぱり引退説流れてたみたい。
私の中じゃワンワンあっての「いないいないばあっ!」
なので、ワンワンがいなくなったら番組も終了して
別の番組を新しく始めるべきだと思うんですがね。

でも中の人ことチョーさん還暦らしいですね。
体力的に中に入れなくなったら引退なのかなあ…。
それとも別の人が中に入るんでしょうか?
若い人が入ったら得意の昭和ギャグできないぞ?
「飛びます飛びますっ!」とか父母世代どころか
完全に祖父母世代のネタだし(笑)。

歴代体操メドレー、「あれ昔の体操を知らない幼児は
付いて行けるのか?」という疑問があったのですが、
2歳児のママに聞いたところ「毎日同じ体操だと
飽きるようで結構楽しんでる」とのことでした。
意外と変化にも付いて行けるものなんですね~。

…と思いきや。
その2歳児、「おかあさんといっしょ」の新しい歌の
お兄さんにはまだ慣れず、怖がってしまってるらしい。
全く子供視点ではない私からしたら特に違和感は
ないですし、むしろ前のお兄さんが苦手としていた
低音が出せるお兄さんなので「低音のある楽曲を
歌ってもらえそうだな」という期待が大きいのですが、
子供にとっては前のお兄さんの方がいいのかな?
でもいくら評価の高いお兄さんお姉さんであっても
いつかは代替わりしないといけないですからね…。
年齢不問とはいかないので、時々替わらないと
お兄さんお姉さんを目指す人が夢を叶えるチャンスが
なくなっちゃうかなとも思います。
在任中は結婚できないらしいし、長期政権すぎるのも
本人にとって都合の悪いことも生じそうです。

数への執着が変態的なかぞえてんぐがいなくなった代わりに
影への執着が変態的なシルエットはかせなるキャラが
登場しましたが…この番組は変態キャラ必須なのか(笑)。
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越前加賀一人旅 5日目

2017-04-08 | 旅に出た
台風がやって来た旅行最終日です。
毎年9月に旅行してるけど台風にぶち当たったのは
初めてです。上陸の多い年でしたからね…。

小松駅着くまでですでに雨風でずぶ濡れ、この日はもう
吹っ切れて水溜まりも平気で歩いてた(笑)。
8:25発の小松バスで終点の粟津温泉まで乗り、バス停の
すぐ隣に加賀タクシー営業所があったので日用苔の里まで
乗せてもらいました(10分弱で1,170円)。当初は8:03発の
大杉上町行きの小松バスで瀬領温泉(瀬領小学校前)下車、
そこからアップダウン有の2kmちょっと歩く予定でいました
(帰りはタクシーを呼ぶ)が、雨風強い中そんな長距離
歩きたくないので、タクシーの掴まりそうな粟津温泉まで
バスに乗り、そこから3kmほどタクシーに乗る経路に変更。
天気良くないし滞在25分くらいかな…と見込んで帰りも
9:35に来てもらうことにしました(結果ちょうどよかった)。
人間にはきつい雨ですが、苔は生き生きしてて鮮やかな色
でした。広いわけじゃないですが苔好きには楽しめます。
苔の上に小さい松ぼっくり転がってるの可愛い。
天気も悪いし他にはマイカーの家族連れだけ。道路挟んだ
日用神社の方も苔あったけど育成中が多かったかな。

同じタクシーで今度は那谷寺まで、約10分2,210円。
庭の琉美園拝観ありなしで拝観料違うが当然ある方で。
千手観音のゆるキャラなたちゃんの看板があったよ…。

境内にはなたちゃんの顔ハメ看板もあった。
金堂入ってすぐの観音像、天井に梵字ライト(色が変わって
いく)で現代的ですね。庭園は岩壁の下に池がある様式、
岩壁で三尊石とはスケール大きいな。新しい気がしたが
江戸期の庭を近年復元したらしい(当時は三尊石より滝を
落としたとのこと)。しかしきのこだらけ。きのこの山。
境内奥に進むと国名勝の奇岩遊仙境、洞に石仏か何かを祀る
崖の景色です。岩場階段もあるが手すりがなく危ないので、
装備してない人や体力のない人、悪天候時は上るなとのこと。
大悲閣、池、三重塔、見晴台などを経て戻ってきます。
雨なので屋外手短にしてるつもりでしたが所要1時間以上。

キャンバスの山回り線に乗車、1日券1,000円を買います。
当初昼食はゆのくにの里の予定でしたが、早めに観光を
終えないと台風が来るのでパスして加賀温泉駅の待合室で
カロリーメイト(次乗るのも同じ車両だが一時降りる)。
再び乗車して、海回り線の山ノ下寺院群バス停で下車。

蘇梁館は入場自由。庭は最近の新しいものですが、建物は
北前船主邸を移築したものです。ナカナンド(寝間)の
長押の上の障子欄間や書院障子がちょっとおしゃれ。
こういう古い家は天井窓や梁を見上げるの必須ですね。
実性院は白い萩が多かったです。書院側に庭があったよう
ですが、足が濡れすぎて上がらなかったので見なかった…。
前田家墓所は歴代藩主の墓がずらりと並び壮観。
寺院群のうち宗寿院は裏に庭がありました。江沼神社にも
庭園らしきものがあり、池の周りを歩いてました。
雨降りの平日で他の観光客は見かけなかったです。
錦城小学校から掃除の時間を告げる放送と宇宙戦艦ヤマトの
テーマが流れてきた…何故掃除にヤマトなんだ。

14:00頃からさらに天気が酷くなります。
舟と久弥と長流亭バス停からまたキャンバスに乗り、
北前船主屋敷蔵六園で降りるも休みらしく入口にロープ。
このまま何十分もずぶ濡れでバス待ちたくないので、
予定にはなかったですが近くの北前船の里資料館へ。
資料館のスタッフに聞いたところ、蔵六園は午前中までは
開いていたようですが、個人が公開してるので急に休む
ことがあるそう。台風が来るから早く閉めちゃったみたい。
資料館では北前船のことが学べます。方位を示す和磁石は
十二支(日本人の知恵だとか)書かれててかっこいい。
遠眼鏡のデザインも好き(オランダ伝来だからかちょっと
洋風)。船箪笥は中が濡れにくいようになってるらしい。

キャンバスはあちこちの観光地を巡ってるので遠回りで
時間が掛かりますが、雨に濡れるよりはましですし
1日券買えば何度も乗れるのでフル活用します。
加賀温泉駅まで乗り、小松空港行きのキャンバスに乗り換え
(片山津温泉乗換の方が乗車時間が短いけど、雨宿りできる
待合室がないので駅まで行く)。ここまで欠航の連絡なし。
小松空港は動く恐竜や例のべンチ恐竜がいたりと福井の侵略
甚だしい(笑)。福井の土産ここで帰るのはありがたいけど
(ただお菓子は羽二重餅くらいしか売ってないんだよなあ…)。
新幹線開通後、福井方面の利用の比率が上がったかららしい。
まあ小松空港は金沢から結構遠いので、金沢~東京方面は
新幹線に流れてしまうのは仕方ないですね。
早割運賃だと1万円切ってて小松空港使う方が安上がり
だったりしますし、福岡などへは空路の方が便利ですが。

欠航になるなら早く決めてほしいな…と思ってましたが、
ANAは5分遅れながら無事に出発しました。隣のJALは
羽田に着陸できなければ名古屋で降りるかもなんて酷いこと
アナウンスしてたけど(結果羽田に着陸できたはず)。
古い機材のようで、座席ポケットにペットボトルが入らない
&隅の方が掃除できてなくてゴミだらけでした。
流石に飛行中揺れました…。

雨降り続きだわ、見られない庭多数だわ、これもし恋人でも
連れてる旅だったら引っ叩かれてフラれてもおかしくない
酷い旅でしたが、他人に迷惑掛けない一人旅でよかったです。
朝倉氏遺跡行けただけでもよしとするか…。
来年の9月も日本海側ですかね~?能登観光や若狭観光の
計画をすでに立ててたりするのですが、そろそろ新潟県を
ちゃんと観光したいので再福井再石川は再来年以降になるかも。
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越前加賀一人旅 4日目

2017-04-01 | 旅に出た
明け方大雨の音で目を覚ます…。台風近づいてるしね…。
この日からは完全に長袖です。蚊に腕刺されないし。
「冴えるハーブと緑茶」と「晴れ茶」との違い、よう分からん。

まずは念願の日本三大武将庭園ラスト、一乗谷朝倉氏庭園。
朝倉氏遺跡フリーきっぷを買ってバスに乗ります。
この庭見られなきゃ死ねん!マムシ注意らしいので本当に
死なんようにせんといかんが(笑)。

朝倉館跡で下車、民家の間の細い道を上ると南陽寺跡庭園。
連日の雨のせいで庭付近はぬかるみ通り越して湿地(笑)。
小さいけど早速いい庭。山道は嫌なので元来た道を戻り
唐門へ行くものの、唐門までまた湿地状態で雨は小雨なのに
靴の中濡れる。長靴が要るな…。唐門をくぐると、山を背に
三方を堀と土塁に囲まれた義景館跡です。この中にも
義景館跡庭園がありますが、これは南陽寺跡庭園よりさらに
小規模かも(ここだけ新たに発掘され後から名勝になった)。
建物が庭のそばまで来ていたらしく、屋内から庭を楽しんだん
だろうな…と。そばの石段を上ると湯殿跡庭園、これはかなり
本格的。他の庭は義景時代だがここは先代の孝景時代で古い。
向こう側(木の橋がある方、南側?)から見るのが一番好き。

最も大規模な諏訪館跡庭園、これがめっちゃ良かった!
2段構造で上からも見下ろせるわ、石組だけじゃなく滝まで
流れるわで、サービス過剰レベルの紛うことなき名庭。
時間がなければせめてここだけでもお勧めです。
義景の奥さんの屋敷だったらしいが奥さんとこの方がすげえ
庭じゃねえか!愛妻家かよ!(奥さん寵愛されたものの、朝倉氏
滅亡の際に息子とともに殺されたと言われており、結局平穏に
死ねなかったようですが)石組のかっこ良さや水の流れの
優美さはもう言うことないです。欲を言えば植栽かな…。
庭の中央に1本だけ立つモミジは違和感ないのですが、
周囲の斜面にぽつぽつ植えられてる低木が不自然に思えて…。
当時の植栽を忠実に再現してるなら仕方ないですが、現代に
なって「斜面に木がないから何か植えちゃおうぜ」と軽い
気持ちで適当な配置で植えてるなら改善してほしい…。
庭自体が平凡ならどうでもいいけど名庭なだけにね…。
しかし流石特別名勝。これ見られただけでも福井来た意味ある。

道路挟んでの復原町並にも入りました。町人や武家の建物を
復元していて、まるでタイムスリップしたみたいです。
建物だけでなく売り子やガイドといったスタッフも庶民や武士の
衣装を着てるのが面白い(休日限定らしいけど)。ちなみに
客も衣装体験を500円でできますが(スタッフと紛らわしそう)
雨なので誰もやってなかったです。武家屋敷では小芝居もしてた。
地元住民の割には熱演なので劇団の指導でも受けてるのかな?

バスに乗ってる間、右足首が痒いと思ったら小さい虫が這ってた
ので(這ってたので刺してはなかった)、摘んで潰しました。
殺人ダニもいることだし、ハイキングじゃなくても山に近い場所
では長い靴下を履いた方がよさそうですね。蚊にも刺されるし。
北陸でしか食べられないものを、と福井駅で北陸に展開している
チェーン店の8番らーめんで昼食。定番の野菜らーめんに8番餃子
6個付いた8番セットに野菜大盛り(旅行中不足するし…)を付け
1,000円ちょい。スープはとりあえずスタンダードな醤油に。
なるとに8って描かれてるのが可愛い。入った頃は早い時間で
空いてたけど、出る頃には混んできました。

北陸線って普通列車より特急のが多い?新幹線延伸までだろうけど。
さよなら福井県、そしてこんにちは初石川県。
風がやや強くなってきた松任駅で降りて松任ふるさと館。
建物は近代の実業家の私邸を大正期に移築したもので、移築後から
12年掛け紫雲園(紫雲石があるから)という庭園を作ったとのこと。
先に庭をぐるり。灯籠多いなあ。建物は明治~大正のものらしく
洋風応接間も和室もある和洋折衷型。2階の照明が好きです。
2階には茶室も。無料だし休憩に便利ですね。

混んだ北陸線に乗り西金沢駅→無人の新西金沢駅で北陸鉄道に
乗り換え。日御子駅近くに飛び出し坊や群がありました。
鶴来駅下車精算時に石川線1日フリーエコきっぷを購入。
駅前のかなやタクシー営業所からタクシーで石川県林業試験場
樹木公園に連れて行ってもらいました(1,090円)。
桜の季節以外で公園まで乗せたの初めてと言われた(笑)。
公園は山にあるので、下から上っていく必要があります。
メインの道は舗装されてるけどしんどい。入場無料なので
地元のランナーがアップダウン利用してジョギングしてました。
いくらか上って左に日本庭園があります。歴史があるわけじゃ
ないし知られてないけど、池の回りがツツジやサツキではなく
マツの仲間(ハイマツみたいに地を這うように枝が伸びてる)
なのが上品に思え、現代庭園としては割と好きな庭です。
天気が悪い中で坂道上った甲斐がありました。
手取川の石を使い、千枚田(だったのかあれ)や千里浜など
石川の風景を表した庭とのこと。庭園の滝の上流は渓流っぽく
作られてます。もう少し上のメインの道を逸れた湿生園の
一部?も見たけど、クマが出るらしく私の他にほとんど人も
見掛けなかったので引き返しました。花は彼岸花が見頃。
キノコ多いなあ、毒キノコだらけかもしれんが(笑)。

歩いて白山比咩神社に参拝。白山神社の総本宮だとか。
杉やケヤキなど大木ちらほら。白光苑という庭もあったらしい
ですが、境内外れで分からなかったので見なかったです。
帰りに表参道がちょうどライトアップ。琵琶滝という小さい
滝もありました。予定より1時間ほど早く観光が終わりましたが
バスがない時間なので鶴来駅まで古い酒屋などがある道を
歩きます。…が、バス乗る予定で自分では地図持ってないし、
バス停にあった地図がいい加減だったので迷子になりかける(笑)。
松任でかなり乾いた靴下が再び雨風でずぶ濡れ。タクシー呼べば
よかった。一宮駅が廃止になってなけりゃ余裕だったのに…
(ちなみにレンタサイクルもあるらしいが雨じゃきつすぎるし
閉店時間までに返せないから最初から考えてなかった)。
バス停のある方向に歩き続けたらたどり着けましたが、参拝客も
結構いるので交差点などに案内看板立ててくれると嬉しいです。
鶴来駅は出入口にビニール傘がぶら下がってるのが謎(笑)。

野町駅で降りて、金沢にし茶屋街の夜景を見に行きました。
金沢観光する時ここだけ離れてるので今回行っておこうと。
思ったより小規模でした。しかし金沢の車は運転が荒いね…。
角を曲がりざま追い抜こうとするなんて初めて見たよ…。
観光客ぼーっとしてるから結構轢かれてんじゃない?
目当てのレストランが移転か閉店か見つからなかったので、
バスで金沢駅→北陸線で小松駅に移動しました。
乗客が車両の接続で使ってない運転席入ってたが北陸線は
運転席入っていいのか?わざと鍵掛けずに開放してんの?

小松駅はコンビニの位置とか福井県内各駅に似てますね…。
夕食にありつこうと西口の通りを歩いてたら妙に洋風。
飲み屋か閉店後のお店ばかりの中、お寿司屋さんを発見。
日本海お刺身定食1,700円、白身魚の刺身美味しい。
魚の南蛮漬けとご飯、お吸い物、細いもずく酢、浅漬け
だったかな。ご主人と相撲の話したり(昔の力士の手形が
飾られてたので)、奥さんと旅行の話したり。

この日はホテルサンルート小松に宿泊。台風が来ていて
雨に加え風も強くなってたので、駅から遠く感じる…。
宿泊料金後払いだし普段使ってるホテルより格はよさそう
だけど(でも先払いの方が朝待たされずに済むから好き)、
代わりにコインランドリーの乾燥10分100円と高い…。
何故か部屋がグレードアップしてて、有線が聴けたのが
面白かったです。羊の数とかラジオ体操とか相撲甚句まで
あんのか(笑)。どうせなら普段ほぼ聴かないものをと
ネパール・ポップスを選んでみたけど結構いいな~。
台風が来てるので翌日の予定練り直してから就寝。
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