Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

トレッキングシューズ履き慣らし

2024-05-18 | ちょっと外出
トレッキングシューズを買いました。
以前の靴は隙間から水が入るほど劣化し
雨の日に履けなくなったので。
新しい靴を履き慣らすために紅葉の
山梨県北杜市を日帰り散策しました。
ついでに庭にも行ったよ!

距離は歩くけど車道が多いので
ハイキングってほどでもないです。
全国で被害続出してる熊の目撃情報は
少ないエリアだったけど一応熊鈴持参、
11月だけど寒そうなのでリュックの奥に
ダウンジャケットを詰め込みます。
早朝から山梨方面の中央線に乗る客は
装備からして登山者ばかり。
甲府駅の女子トイレも混雑。この日は
大丈夫だったけど、新しい靴で出掛けると
汚いトイレに遭遇しないか心配になるね。

盆地の葡萄畑が黄葉しているなど
紅葉のピークは標高の低いところに
すでに移っていて、山の中は落葉
してることを予感させました。
帰りもだったけど、終点から乗り換える
たびに橋渡らないといけないのが面倒。
面倒ならケチらず特急使えばいいんだが。
韮崎駅に降りたら強い北風で凍えて
バスも暖房効いてなかったので
早くもダウンジャケット引っ張り出す。

朝は本谷川渓谷の散策です。
Suica使えるバスで増富温泉郷へ。
棚田+すすき+色付く山の車窓。
飛び出し坊やではなく爺婆。
増富温泉郷で降りたら、さらに
公衆トイレの方へ下ったバス停から
茅ヶ岳みずがき田園バス(流石に現金)
に乗り継ぎます。もっと遅い時間だと
韮崎駅発でそのまま乗っていけるけど
1便目はここ始発です。
他の登山客はみずがき山荘まで行く
ようでしたが、私はみずがき山
リーゼンヒュッテで下車、ここから
渓谷散策スタートです。
ネットの情報が少ないけど緩やかな
下り4km弱(車道なら3.6km相当だが
途中遊歩道に入るので正確には不明)
だからキョロキョロしながら歩いても
1時間半後のバスに間に合うだろうと。

まず雁音滝まで上って引き返し、
川沿いを増富温泉まで下ります。
最初は車道、温泉に近くなると
遊歩道があるルート。
もうほとんど落葉してましたが、
視界を遮る葉が減った分
渓流を見やすかったと思います。
踏んだ落葉の匂いを感じながら歩く。
リーゼンヒュッテ付近はあまり
嗅がない不思議な匂いだったけど
何の木だったんだろう。

坂が緩やかなので当然流れもそこまで
急傾斜ではなく、おろち滝や怒滝など
滝があっても川の滝はいずれも高さは
ない。でも大きな滝がなくても
渓流って見てるだけで癒やされます。
川底が緑色に見えるところも。
大きな岩がそびえ立ってたり、
川の上に浮いてる船のように見える
ほど川にせり出してたり(というか
岩の下だけ流れで削れてる)。
何か所か車道から川に近づける場所が
あるけど落葉で足元が分かりづらい
(キノコ生えてることも)ので注意。

スタートから50分くらいで遊歩道へ。
遊歩道も落葉だらけで、一部足元が
滑りやすいところも。きついアップ
ダウンはなかったけど、崖沿いの
細い道はちょっと怖かったかも
(徳和渓谷ほどじゃなかったが)。
何か所か道が分かりづらかったので
柵やロープが無理なら木にリボン
でも結んでくれると嬉しい。
水晶の釜はここから見た。
小さい黒い実が枝ごと落ちてたが
ネットで調べても何の実だか不明。
遊歩道より上流の方が景色がいい
けど車道からも川は見えるので、
温泉のついでに散歩するだけで
4km弱も歩きたくないなら
片道遊歩道片道車道で引き返すのも
ありかな。遊歩道を25分ほど歩き
増富温泉郷バス停に戻ってきた。

若神子中で下車。下界も寒い。
風を遮る山がないし。
天気予報じゃ17度まで上がるとか
言ってたけど予報より明らかに
寒い、というか北風が強いから
体感温度だともっと寒い。
ウェザーニュースの観測値だと
北杜市ではこの日13時12.3度が
最高で、増富温泉に近い地点だと
9時で2.0度10時で3.2度でした。
「17度で歩き回ってたらセーター
じゃ暑くなるな」と綿のパーカー
着てたので、ダウンジャケット
なかったら本格的に凍えてた。
電波が届く下界に降りたら
スマホ機内モード解除。
11時台に開いてる飲食店はこの辺
すき家かバーミヤンしかないが
牛肉食べたくてすき家にした。
かつぶしオクラ牛丼並盛550円、
思ったよりオクラ載ってた。

東漸寺は本堂前に白砂と石の
枯山水があります。本堂の縁側
には入れないけど横から覗ける。
築山(ってほど高くもないが)
のモミジは赤と緑が混在。
苔が枯れかけてたかな。
そのポイントでしか見られないし
境内で清掃してる人もいたので
長居はしづらかったです。
手前側にも新しそうな赤砂の
枯山水、季節外れかそういう
品種か百合が1本咲いてた。
よそでオシロイバナなんかも
見かけたし、夏が長かったから
花の咲く時期もおかしくなってる?

須玉三共タクシー営業所まで歩き、
控室の運転手に声を掛けました。
乗車9分1680円、浄居寺。
山梨市牧丘の同名の寺に行った
ことがあるけど、あっちは
江戸初期当時廃寺同然となっており、
その名跡を継ぐことが許されたのが
こっちだそうな。庭があるのが
共通点だけど特に似せてる庭じゃない。
本堂裏手の池泉庭園はいい庭。
上から見た方が心字池全体を見渡せて
好きかも。舟形石もあるよ。
池に面した石組は石組というより
石垣っぽく見える。開創と同時期の
江戸初期作庭と言われます。
裏山は常緑樹が多いが、不動明王
石仏のそばには火を表すかのような
真っ赤な小さいモミジ、そして
赤トンボが来た。…と最初思ったが
よく見たら鎧着て何か踏んづけてるし
不動明王じゃなくて毘沙門天とかかも
(頭上に火の絵が彫られて怒った顔
してるからてっきり…)。
毘沙門天も火背負ってることあるか。
石橋を渡るキセキレイ。お稲荷様だと
いう狐型の石、神仏習合?。
おばけススキと似て非なる植物。
シダレザクラはすでに落葉。

北杜市役所のバス停まで35分歩いた。
2.4kmも歩かず寺の近くのバス停から
韮崎駅に戻り長坂駅からバスに乗る
ルートもあるけど、トータル運賃高く
なるというよりJRの乗り継ぎが悪く
次の目的地に着くのが20分ほど遅れる
のが嫌で避けました。
田園地帯歩いてたらキジが現れて
ビビった。野生見たの初めてかも。
北に見える山は八ヶ岳?
下って上るのしんどいんだが河岸段丘?
市役所に入ったら最初バス停廃棄場に
たどり着いて「本当にここか?」と
パニックになった。市役所の看板曰く
北杜市は日照時間日本一らしい。
高速道路が近いせいか地面揺れてね?
日野春駅で北杜市民バスを乗り継ぐ。
日野春駅からJRに乗り長坂駅から
タクシーが一番早いが何度もタクシー
乗ったら金が飛びすぎる。
日野春駅周辺はちょっと外れると
道路が山に突っ込みます。
北杜市辺りになると甲府盆地からは
もう外れてて、山地の中の川沿いに
狭い平地があるのかもしれん。
長坂駅行きバスの途中、甲州街道の
台ヶ原宿があり酒屋の伝統的な建築も。

中丸公民館南で降りて清春芸術村。
寒くならないうちに屋外のオブジェ
などは回っておきます。檜の一本足の
茶室徹ははしごがないと入れんね。
エッフェル塔の階段は本物らしい
(100年近く経ち老朽化で取り替え)。
パリ万博ワイン館と同じ設計の
ラ・リューシュの窓は上下開きじゃ
なくて内開き。西洋には日本のような
引違い窓は基本ないらしいね。
白樺図書館の蔵書は美術文学関係中心、
鳥の巣と卵のアートを展示してた。
光の美術館は安藤忠雄建築で映像アート
作品を展示。ルオー礼拝堂では十字架の
代わりにアート作品が置かれて不思議な
感覚。パイプオルガン弾いてる人がいた。
清春白樺美術館のみ撮影禁止。
第1展示室の映像はお堅い人が見たら
度肝抜かれるかも…。場所柄お爺ちゃん
お婆ちゃんが何も知らずに観光に来て
うっかり見ちゃいそうだが。
第2展示室のコンピュータアート
topographyはクラゲになったり星の表面
みたいになったり、広島県福山市にある
神勝寺の洸庭を思い出しました。
パキスタンの写真と鉱石も展示。
特別展ということで通常よりお高く
2000円。常設展示品は一部引っ込めてた
らしい。ツアーが去ったら静か。

快晴の青空に黄色い銀杏のコントラスト。
閉館まで1時間なかったけどアフリカン
アートミュージアムにも寄った。
入口のドアノブからしてアフリカン。
展示品は撮影可。アフリカやオセアニアの
木像やマスクなどを展示してました。
女性像は基本乳強調するので、
ものによっては富永一朗先生の
ボインの姉ちゃんを想起。
出べその裸体像もあるよ!
母子像も西洋のそれとは見た目が違う。
重そうなマスクもあって肩こりそう。
アフリカンビーズの本も置いてた。
貝、石、土、牙などが伝統的で、
中東や欧州との交易でガラスなどが
入ってきたり、今ではプラスチックも。
トイレ黒くてかっこいい。
当然ミュージアムショップもアフリカン。
この日も私しかいなかったしあまり客
多くないかもしれんが、私は異文化好き
なので清春芸術村より刺さった。

日が沈むとガチで真っ暗になりそう
だったから見える明るさのうちに退散。
長坂駅前まで歩くも、こっちのエリアも
駅前以外は山でアップダウン多い。
下って上る。だから上らせるなら
最初から下らせるな平坦であれ。
トレッキングシューズなだけましだが。
最後の駅西側からの歩道橋も階段長い。
30分は掛からなかったが疲れた。
地図よく見たら等高線しっかりあったわ。
後で調べたら施設敷地内徒歩除いて
この日約12.1km歩いてた。

甲府駅で途中下車してほうとうを食べる
ことにしました。昇仙峡の紅葉が見頃
らしいし老舗は観光客で混んでるかなと
予想し、駅ビルの信玄のカウンター席へ。
ほうとう1320円と鳥もつ煮600円を注文。
体冷えたからか客ほぼ全員ほうとう頼む。
鳥もつ煮が先に来た。もっと薄味の方が
好きだけど酒のつまみだと濃くなるか。
ほうとうも鳥もつ煮食べ終わる前に来た。
駅ビルは鉄道利用客もいるんだから
松本駅ビル某店みたいに何十分も待たせる
のはまずいのよ、見習ってくれ。
具は山菜ミックス、人参、椎茸、豚肉、
油揚げ、白菜、里芋、かぼちゃを確認。
当たり前だが冷食のほうとうより美味。
冷食はかぼちゃが固くてまずいけど
こっちは柔らかくて煮崩れるほど。
重めの具が沈みがちで、食べてみたら
見た目より具が多かったです。
具をケチってはほうとうじゃない。

前日まで股関節の元気がなかったけど
観光するとテンションの違いか
靴の違いか問題なかったです。
当日夜のうちに筋肉痛になったが。
トレッキングシューズは前のより軽量。
足に合いそうでよかった!
次は本格的なハイキングで履くと
思うけど頼むよ!
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