Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

富山一人旅 5日目

2016-03-26 | 旅に出た
朝食はロビーの囲炉裏で和食バイキング。会場が狭く、混んでて
5分ほど待たされました。北陸新幹線の切符をまだ買ってなかったので
少し早めに出発。お土産をコインロッカーに預けるつもりが便利な
ところは全て使用済みで一番遠いところに預けました。
本日の飲み物は「越中はとむぎ茶 義仲と巴」、少女漫画風の
武装姿の絵が入ってます。成程巴御前の地だから女性が強いのか(笑)。

呉羽山老人センター行きの富山地鉄バスに乗り、富山市民俗民芸村に
行ってみました。全館共通券買ったけど1時間ちょっとで全部見ようと
するとかなり駆け足になります。民芸館は何気に外国の家具や
アフガニスタンの衣装も展示。囲炉裏の灰ならしのデザインが
「火の用心」になってるものも。蜂が入ってきとる…。
茶室円山庵はお茶頼まなかったので覗くだけでまた下って行く。
考古資料館にはミュージアムゆるキャラみたいなのがいる模様。
陶芸館はお尻みたいな形のオブジェを展示してました。
民芸合掌館の外観はコスモスと撮るといい感じ。囲炉裏から煙も。
篁牛人記念美術館では輪郭の線が細い現代水墨画を見られます。
売薬資料館では薬売りネットワークも紹介。そして民俗資料館。
行きの路線バスでは山の少し上ったところがバス停ですが、
帰りに乗ったぐるっとBUSは山を下りたところがバス停(行きに
使うと上りがきついかも)。ぐるっとBUSは連休中なのに駅まで
客は私1人だけ。マイクロバスだし普段もそんな乗らないのかな
(まあそもそも観光地が市街地には少ないね)。後払い。
道路が空いてると運転手さんが驚いてました。いつもの休日は
買い物の車で混んでるようですが、連休だから買い物より皆
金沢辺りへ遠出かなと推測してました。

駅前の観光案内所でレンタサイクルを申し込み。身分証明書は
保険証でOK。鍵を借りて交番隣の駐輪場に置いてある自転車に
乗ります。タダだから文句言えませんが思いの外漕ぎづらく
自分のママチャリに比べてスピードが出ない…。
向かい風+やや上りだったのか行きの方がきつかったなあ。
どこへ行ったかといいますと内山邸。片道4.2km漕ぐ。
こっち方面はバスがほとんどないし路面電車駅も遠いし徒歩も
厳しいので、タクシーかレンタサイクルしかないですね。
豪農の邸宅です。女中部屋があるから女中いたんだな。
茶室がいくつかあり、隠し2階があったり水琴窟があったり。
帰りに運河環水公園にちょっと寄る。樂翠亭美術館にも寄る
予定でしたが、時間が微妙に足りず諦めました。

ここで初の北陸新幹線!と言ってもまだ家には帰りません。
とりあえず新潟県の糸魚川まで。さよなら富山!
名物ますのすしではなく敢えて別の魚介すし系駅弁でランチ。
ます寿司も一貫入ってましたが。当然だけど車両新しいNE!
富山県も今回初めてでしたが、新潟県も山形旅行の帰りに
通過しただけで駅から出るのは初めてです。
糸魚川では庭めぐりです。新潟県ですが、富山県寄りなので
新潟県の中心部を観光する旅よりも富山旅行に組み入れた方が
いいかなと。糸魚川行くなら3日目の護国寺もこの日にした方が
効率的だったかもしれませんが、逆に3日目に空き時間ができて
勿体ないように思いまして。いろいろ悩んで計画立ててます。

糸魚川駅からタクシー5分950円、まずは谷村美術館と玉翠園に。
最初は美術館、シルクロードの遺跡をイメージしたという建物。
中の仏像も昭和の日本人の作品なのですが、翼が生えてるなど
シルクロードで発掘されたかのようにエキゾチック。
厚さが薄~い仏像も。庭は中根金作の池泉回遊式ですが歩いては
回れず(歩きたかったけど)、窓から見ることになってます。
見やすいように大きな窓にはしてくれています。

歩いて15分ほどで翡翠園、共通拝観券で入ります。
大きな翡翠原石がお出迎え。翡翠博物館によると、本来の翡翠は白く
蛇紋岩などにより緑色が出るそうで、翡翠は蛇紋岩と違い光を通す
とのことです。こちらの庭も中根金作の池泉回遊式です。
こちらは歩いて回れます。上から眺めるといいかも。
飛石にトカゲいたけど蛇に比べたら可愛いもんだ(笑)。
暑いので弁当に付いてた保冷剤を掴んでました。

蓮台寺入口バス停から駅への時刻、調べてたのと違った(汗)。
予定より20分早く駅に着いて駅の展示見てのんびりするか、と
思いきやあと数分で発車、早く帰って休もうと慌てて自由席の
切符買って飛び乗りました。そういえば長野新幹線にも乗ったこと
なかったですね。長野に入るとリンゴの看板が増えてきた。
軽井沢からは乗客が一気に増えて座れない人も。

初富山でしたが良かったです!特にアルペンルートの絶景!
夏の湿原もいいけど秋の湿原もまた美しいものだなと実感。
次にアルペンルートに行くなら新緑の季節がいいですね。
縦断はもうやったので富山泊で大観峰まで往復でいいかも。
北陸は魅力がありそうにもかかわらずまだ未踏の地だらけ
でして、石川県はまだ一度も行ったことがなく、福井県も
子供の頃に親の帰省のついでに若狭地方に行ったきり、
新潟県も今回の糸魚川が初めての下車だったりします。
新幹線も通ったことだし今後北陸旅行を増やしたいですね。
今年は福井県狙いです(でも北陸新幹線は使わないかも)。
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富山一人旅 4日目

2016-03-20 | 旅に出た
旅の後半はいつものように寺めぐり・庭めぐりです。
5:55起床、スチーマー使ったけど肌に変化なし(笑)。
膝痛は少しましになったけど筋肉痛が出てきました。
この日からは晴れてました。前半晴れた方が嬉しかったが。

高岡駅北口でもいいけど出発時間の遅い南口でバス乗車。
皆新幹線の新高岡駅で降りました。初めは瑞泉寺。
祭りのため瑞泉寺前バス停が通行止めとのことで、
手前で降ろされました。帰りも井波庁舎前バス停で乗車。
町並み見ながらゆっくり歩いて片道十数分でしたかね。

瑞泉寺境内も子供達の描いたイラスト入りの灯籠が並んで
いました。微笑ましいイラストもありますが、境内の写真を
撮るには燈籠がない方が本堂をちゃんと写せるかな。
開門の8:30にはまだだったがフライング入場できた(笑)。
聖徳太子を祀る太子堂と宝物館も見られます。
庭もあるらしいですが非公開。一向一揆の拠点だったらしい。
何故か青年2人で倒立やってる銅像を見ながらバス停へ。
駅にもいたご当地萌えキャララッピングバスを目撃。
高岡には前田利長公をモデルとした利長くんというゆるキャラも
存在するが、なぜ萌えキャラの方が採用されたかは不明(笑)。

瑞龍寺口バス停で降りて250m、瑞龍寺。総欅造りの仏殿はギラギラ
華美でないのがいいですね(吊り下がってるのも金属じゃない)。
仏の威光を黄金色で表すお寺もあれば、質素である方が本来の
仏の教えに沿っているというお寺もあるということで。
その代わり日差しを受けた芝生が鮮やかで爽やか。国宝の建築物も
多いお寺で、大茶堂で茶会してて混んでました。
「利長公の墓」の案内看板に「日本武将最高」とあり何が最高
なんだろうと思って英語表記見たら高さが一番らしい。

高岡駅は新幹線駅じゃないのに建物新しいですね。
富山県は藤子不二雄(どっちも)の出身地だかで、路面電車の
万葉線にはドラえもん、JR氷見線にはハットリくんのラッピング
電車が走ってたり、駅前にドラえもん達の像が建てられていたり。
改札階は人が多いのですが、地下街が寂れてて通行人がほとんど
いなかったです。改札階が2階で、飲食店やコンビニも2階で、
屋根付きエスカレーター付きの歩道橋があったら、決まった用事が
ない限りわざわざ階段で地下まで降りる人は少ないですね。

北口駅前の加越能バスセンターでバス共通回数券を買ってから
前夜混んでて入れなかったらぁめん次元にリベンジ。
開店待ちの間に隣の公的施設みたいなところで待ってたら
NHK大相撲中継そっくりのテロップで地元の女子相撲放映してました。
四股名まで付いてるから最初何かと思った(笑)。
ファミリー客と待ってたら開店前にメニュー渡されて注文。開店時間早々
混んできて出る頃にはやはり行列。開店前に並んでてよかったです。
あれだけ繁盛してるなら新高岡あたりにも支店作ったらいいのに(笑)。
黒醤油ラーメンは胡椒が効いてます。薄味にもできるとメニューに
あったからてっきり塩分がきついのかと思ったら違いました。
高岡名物コロッケも付けましたが甘味がありますね。

歩いて高岡大仏まで。鎌倉や奈良の大仏よりは小さいと思いますが、
表情は分かりやすいかもしれません。大仏の下で線香をあげられます。

駅北口から脇方面のバスで国泰寺。万葉線のドラえもん電車を
車窓から撮ってたらバスの運転手に観光客とバレまして(笑)、
そこの会館で今日のど自慢やってるよとか少しお喋りしました。
でもスケジュールに余裕がないのにバス6分遅れはきついよ…。
寺の規模が分からないので1.5kmの標識に怯みながらアップダウン
ある道を早歩き、境内に入る坂の下まで十数分で何とか到着。
手前の法堂の奥に大方丈と庭園があり、庭園はいくつもの大きな石で
作られた力強い枯山水でした。割と好きだけど日向で暑かったし
バスの時間に余裕がなかったので長くは見られませんでした。
寺全体で滞在20分。特に指定の拝観料はない様子。
龍渕池の橋を渡ろうとしたら蛇!危うく踏むところだった。
寺に入る前の十字路に雨晴海岸100m先なんて看板あったけど、
後で地図調べたら0をもう1つ足してもまだ遠かったぞ。

氷見市民病院行きのバスに乗車、氷見駅口バス停で降りて氷見駅で
帰りの切符を購入しておき、暑いので待合室で涼んでました。
氷見駅のトイレは越中宮崎駅に敗北!臭くて入るのやめた。
仏生寺経由済生会高岡病院行きのバスに乗り、飯久保バス停で
下車して光久寺。ネットでは情報が出てこなかったのですが、
運転手さんに教えてもらいました。飯久保バス停からは徒歩2分。
普通の観光寺みたいな窓口があるわけではなく、寺務所に拝観を
お願いしました。パンフレットには拝観時間は8:00~17:00、
12月から冬季閉園とありました(拝観当時)。記名して300円を
志納し、本尊にお参りしたら俯仰園と呼ばれる約300年前の茶庭に
案内いただきました。座った方が全体を見やすいということです。
雰囲気のある回廊(客間?と茶室を結ぶ)から手前はこの世、
向こうは浄土を表す(三尊石など仏を表す石を配置)とのことで、
手前側は池、向こう側は山の斜面に木や刈込が植わっている
池泉回遊式。茶庭といっても露地庭園みたいな狭いものでは
なかったです。バスがしばらく来ないのでゆっくり。

夕食を予定していた店が開店時間を過ぎても何故か準備中
だったので、駅までの道にあった開いていた海鮮料理店で夕食。
地魚の刺身、白海老を含む天ぷらなどのセットでした。
お父ちゃんいたけど店切り盛りしてるお母ちゃんのかかあ天下に
見える(笑)。旅をしていて全体的に富山県は女性の方がしっかり
している感じに見えました。店には降りてこなかったが茶トラの猫発見。
飲食店多いエリアが駅から離れてるし17:00じゃ駅近辺の数少ない店は
ほとんど閉まってましたが、無事魚介にありつけてよかったです。

氷見線は新幹線と並行していないので第三セクターにはなってません。
氷見線のハットリくん列車で富山駅まで移動。車内にもハットリくん達が
いますが、海沿いなので山も谷も越えない(笑)。もう少し早い時間なら
夕暮れの雨晴海岸を車窓から楽しめるのかな。ギリギリ見えはしたけど
日が沈んでて暗かった…。雨晴駅周辺以外では車窓から案外海ははっきり
見えないようです。翌日土産物買う暇ないので富山駅の土産物屋で買う。
ところで4泊5日って長すぎると思ったら全然そんなことないね!
「疲れたー足痛いー早く終わってくれー」って気持ちは全然なくって、
「もうすぐ終わりかよー」って残念な気持ちの方が強かったです。
長い休みが取れたらまたやりたいな。

富山にもマンテンホテルあるけどこの日はコンセプトホテル和休
いろいろ面白かったので特徴を列挙していくと、

・玄関で靴を脱ぎ、部屋には五本指の靴下が
・部屋が畳敷き
・ベッドと机が低い(机には小さい椅子つき)
・ユニットバスに物干し(乾ききらない靴下を干した)
・ユニークなデザインのティッシュケース
・やわらか歯ブラシなどの他では見ないアメニティ
・台やコンセントが多め(荷物置く場所多くて助かる)
・大浴場はジャグジー(大浴場に着替え持って行くための不織布バッグ付き)

脱衣場のマッサージチェアではうとうとしちゃいました。
水は井戸水で飲用ではないとのことで、お冷やのポットが用意
されてたのが逆にありがたかったです(お湯のポットにも最初から
水が入ってる)。蛇口が短くて手が洗いづらいホテルが多いけどここは
逆に長すぎる(笑)。コインランドリーもあるし全体的に満足です。
出張ならともかく私的な旅行だとこういう面白い宿も楽しいですね。
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富山一人旅 3日目

2016-03-12 | 旅に出た
この日は黒部峡谷トロッコに乗る日です。
乗車券の購入方法については以前のブログに書きました。
最初に駅で往復分とも切符に引き換えました。
車両は指定されてますが座席は特に指定がない模様。
トロッコは風を切って体感温度が下がるので雨具着用。
特にトンネルが冷えるので雨具を着てちょうどよかったです。

行きはリラックス車両。幸い雨が降らなかったので窓を開けました。
連休とはいえ初日始発だからか空いてたので、景色を楽しめるよう
往復とも釣鐘駅で右側→左側と座席を替えましたが、帰りすれ違った
トロッコ(意外に本数あるのか何本も見た)は混んでたので座席替えが
無理そうでした。あまり傾きはしませんが、風を切るので窓なしの
一般車両は持ち物が飛んだり落ちたりしないよう注意。

峡谷の自然の景色のほか、ダムや発電所もいくつか。積雪時に使う
作業用歩道(コンクリートの狭いトンネルで小窓も)は20kmあるとか。
猿用の吊り橋で猿発見!釣鐘駅の万年雪は車窓からは見えないです。
そんなスピードないので撮影時のブレはないけど、タイミング悪く
柱が写ったりトンネルに入っちゃったりしやすいですね。
ベテラン社員が多いイメージを勝手に持ってたけど意外と車掌さん
皆若い。駅員さんはベテランが多いかな。

欅平駅に着いたら小雨、でもそのうち止んで晴れてきた。
増水のサイレン。人喰い岩で先に喰われといて(笑)、膝の痛みに
耐えながら途中狭いトンネルがある遊歩道を進み猿飛峡へ。
急流のカーブのところに砂浜ができてて、よっぽど削れたんだなあと。
エメラルド色の川面(この周辺では一番いい色かも)といい、そこだけ
切り取ったら南国の砂浜を思い浮かべ…るには川の中に堆積した礫が
想像の邪魔をする(笑)。狭い流れだよと表現したいだけだと思うが
実際に猿が飛べるかというと怪しいNE!

欅平は晴れてたのに、トロッコで宇奈月に近づくと雨がぱらついてきて
欅平より寒かったです。雨具などのレンタル品を宇奈月温泉駅前の酒屋さんで
発送したら一気に身軽に。富山地方鉄道で平地に下りたら雨が止みました。
平地で木槿や萩を見掛けてふと思ったけどこれらは人里の花なのかな。
季節が早いからだけかもしれませんが山や湿原では見なかったです。

舌山駅で降りて天真寺庭園に行こうと思ったら松桜閣というのがあって、
時間もあるし行ってみようと受付のおっさんに声掛けるもスマホに夢中で
聞こえない(苦笑)。「もういいや天真寺行こう」と移動するも、ぐるっと
回っても入口が見つからない。実は松桜閣とは天真寺境内にある近代京風建築
(県知事の住宅を移築)のことでして、再度訪ねたらおっさんが気づいて
くれたので庭だけ見せてもらいました(庭だけなら100円、松桜閣の中に入ると
300円)。寺では手入れが行き届かないので現在はNPOが管理し庭も修復、
新幹線駅開業で拝観者も増えれば…とのこと(待ち時間にぷらっと寄るには
いいかも)。庭だけならじっくり見ても30分弱でした。庭は近江八景を
模しているとのことで現在の庭が完成したのは昭和初期。蹲に亀石がある。
庭の本質には全く関係ないけどキノコ多いな(笑)。

新幹線駅や駅前の土産物屋にぷらっと入ってから新黒部駅へ。

※貼り紙と同じショートヘアの綺麗なお姉さんはいませんでした。

特殊な券で宇奈月に行く人が多いのか、切符は自販機じゃなく対面販売。
この日は平地が晴れで高い山の上の方に雲が掛かっていました。
ミラたんというゆるキャラのラッピングバスが街を走る新魚津・魚津駅で
あいの風とやま鉄道(新幹線開業で第三セクター化)に乗り換えます。
途中の泊駅でこれまた第三セクターのえちごトキめき鉄道(トキてつ)に
乗り換え。泊駅は富山県内ですがここが区切りっぽい。ちなみにトキてつの
方が車両が新しく、帰りのあいの風とやま鉄道の富山行は衝撃の手開け式
ドア(開閉ボタンすらない)でした。越中宮崎駅で下車。

護国寺庭園までは徒歩30分2kmのつもりでいましたが、標識に2.5kmと
書かれていてビビる(笑)。線路沿い海側の道に踏切があるのを知らず
遠回りしてしたのもあり駅前から石段下まで35分掛かってしまった
(アップダウンないだけましだが)。やっと着いたら石段上る…。
庭は無人で、「拝観料取らないし自由に見ていいけど良かったら賽銭
志納してね」との案内あり。見る前に払ってしまったが。2ヶ所に分かれた
刈込の多い池泉庭で、飛石は庭の上の方にもあるけど誰も通らないのか
蜘蛛の巣が掛かってたり苔むして滑って危ないので下から見ました。
見るからにかぶれそうな毒々しい色の毛虫が池に落ちてたがアメンボも鯉も
完全スルー(鯉も食わんのか)。膝痛いので下りは石段より坂を選択。
バスも流しのタクシーもないので帰りも歩きます。踏切経由でも坂を
下りてから32分掛かりました。時間があったので夕暮れのヒスイ海岸に
寄ってみたけど予習してないのでどれがヒスイか分からん(笑)。
海岸があるからか、ないだろと思ってた公衆トイレがあったなあ。
越中宮崎~高岡はSuica可。富山県に滋賀でお馴染みアルプラザ進出しとった!
途中水橋駅手前で白鷺だらけの川が突如出現。あんなに群れるもんなのか。

この夜は高岡駅宿泊です。夕食に予定していた駅北口(ホテルの真下)の
ラーメン屋は行列で諦め、隣の蕎麦屋のメニュー見てたら店員に無言で
メニューを取り上げられ、いかにも歓迎されてない感がありあり。
「1人客なんか席無駄に取って儲かんねーから来んな」という心の声が
聞こえた気がした(笑)。とりあえず高岡マンテンホテル駅前
チェックインしたら2階レストラン割引券が付いてたのでここで決まり。
クルミとシメジのサラダ、富山米のご飯、豆腐とわかめとネギの味噌汁、
厚切りローストポークのジンジャーソース(ポテトとブロッコリーと
人参が添えてあった)、ウーロン茶(ビールも可)で税抜1,280円。
ご当地名物度は低いかもしれませんが、そんな気にしてる方でもないし
グルメでもないし満足です。栄養バランスもいいですね。

高岡マンテンホテル駅前は今回唯一の大浴場なし。以前オカンが福井県の
敦賀に泊まった時に系列のホテルを予約してあげたところ満足だったと
言ってた(北陸で展開してるのかな)ので期待してましたが、期待通り。
綺麗だし3泊目にして初めて満足行く宿に泊まれた(笑)。
自分で予約して忘れてましたがレディースルームでした。
(レディースルームにもアダルト有料放送のパンフがあってたまげた)
マッサージクッションが気に入りました。スチーム美顔器もあった。
長距離ローカル線移動が多くてトイレ近くならないよう水分摂取を控えめに
してまして、寝る前に水分補給せねば!とお湯沸かしたけど、ティファール
って沸くの早いですね。家に1台ほしいけど置き場所がない(苦笑)。
いろいろ電化製品多いのでコンセント少ないわけじゃないのに足りない。
風呂は温度調整可ならもっと嬉しい。コインランドリーもあるので利用。
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ら抜きが多い気がする高岡さん(別にいいけど)

2016-03-06 | 走る若人が好き
今回観戦しなかった学生ハーフですが、前回沿道で見た
選手が走ってたようです。表彰台の愛媛率67%かよ!
優勝した林選手は今年の全日本駅伝8区ですかね(気が早い)。
今回はユニバーシアードの選考会ではないので前回ほど
エース級の選手は出場していない(タイム狙いの選手は
丸亀ハーフに出るので)とはいえ、それでも関西の大学の
選手が、ハーフの距離に慣れた関東の箱根ランナー達が
揃ってる中で4位5位に入ってるのは健闘ですね~。

びわ湖マラソンは高温ということでサブテンが出るのか
心配されましたが、結果的に東京より好タイムが出ました。
ペースメーカーも事実上外国人選手用だけだった東京と
違って、日本人選手が付いて行きやすい設定でしたし
(今後も同様だと東京を敬遠する選手が増えてくるかも…。
「ペースメーカーに頼るな」と言ったところでタイムで
選考してる以上、ほとんどの選手は自分に合ったペース
メーカーのいるレースを選んで出場したいでしょう。
びわ湖もびわ湖で気象条件が良くなりにくいですが…)。

途中丸山選手が飛び出し、日本人2位集団も深津選手が前に
出た瞬間は「まさかマラソン3枠旭化成独占か?トラックも
鎧坂選手や村山選手がいるし長距離独占もある?」なんて
思ったものですが、結局脇腹の痛みをこらえて安川電機の
北島選手が日本人トップ、続いてベテランのHonda石川選手。
マラソン代表はこちらの2人と福岡の佐々木選手で3人
すんなり決まりそうですね。中本選手は残念でしたが、
これで安川電機は2大会連続で五輪に選手を送り出すのかな。
日本人上位集団が石川選手以外九州の実業団だらけという
場面もありましたが、やっぱり九州はマラソン強いですね。
早々に遅れた川内選手が最後のトラックで中本選手を
交わしたのはびっくり。終盤の粘りは健在ですね~。
スタート時に目をこすってたけど花粉かな?

そういえば花粉症の選手は選考会で不利ですね…。
本番現地では花粉が飛んでないにもかかわらず、選考会は
3大会中2大会が花粉シーズン、あと1つに出ようとしても
駅伝なんかのチーム事情で出られないと悲惨です。
目の方はサングラスをゴーグル仕様にするとしても、
マスクなんてしたら呼吸が苦しくて走れないですし…。
症状を薬で抑えて2~3月の大会に出場しようとしても、
花粉症の薬の中には体調に影響したり、ドーピングに
引っ掛かったりするものもあるでしょう。
私も花粉症が酷くなってきました。杉が憎いです。
切れぬなら燃やしてしまえホトトギス(過激)。


またまた妄想。
「箱根駅伝は長距離の裾野を広げるのに有効だが、実業団に
入ってまで駅伝をやらせるのは害悪」と主張する人がいます。
そこで、「ニューイヤー駅伝をやめ、福岡マラソンを正月にずらして
ニューイヤーマラソンにしたらどうなるか」を妄想してみました。

○実業団ならどこでも参加可(予選なし)とするが、元旦に都会の
  道路を長時間封鎖できないので、出場者は規定タイム(フル、
  ハーフ、トラック10000mのどれか)を満たした選手に限定する。
○五輪や世界陸上の選考会なので、規定タイム内なら実業団以外の
  選手も一応エントリー可(翌日の箱根出場者は出られないけど
  現在の福岡マラソンにも事実上出られないのでどのみち無縁)。
  新規大会設立ではなく福岡をずらすとしたのは、選考会でないと
  あまり注目されないし出たがる選手も少ないのが理由
  (多すぎな選考会をさらに増やすわけにもいかないし)。
○実業団対抗の団体戦も行う。各種レースのペースメーカーとして
  実業団所属の外国人選手の貢献は現状大きいので、団体戦には
  外国人選手も1人含めてOK(そうしないと各実業団がわざわざ
  外国人選手を連れてきて契約しないので)。
○そうするとこのニューイヤーマラソン自体のペースメーカーは
  実業団の外国人選手には頼めないので、海外から誰か報酬を
  積んで呼んでくる(正月に来てくれるか知らんが)。
○2月の実業団ハーフマラソンの参加者が激減すると思われる
  ため、ニューイヤーマラソンの調整に使える時期に移動する。

単純に駅伝をやめてしまうと宣伝ができずに企業が撤退しますが、
正月にテレビ中継されるイベントがあるのには変わりないため、
企業は引き続き陸上部を維持し、広告塔として利用するでしょう
(むしろ選考会であること、翌日の箱根より距離が長くハードで
あることから、現状の駅伝より盛り上がって宣伝効果があるかも)。
しかし駅伝特化型の選手がいても意味がなくなるため、マラソンを
走れる選手を育成するようになります。選手が上位に入るか、
団体戦で優勝争いでもしないと企業名の宣伝にならないため、
マラソンの指導ができない監督であれば指導ができる監督に替える
でしょう。そうすると日本のマラソン強化にはプラスになります。

一方でトラック路線の選手はどうなるか?というと、駅伝と違って
マラソンとは両立がなかなか難しいので、ニューイヤーマラソンには
出場しないことになるでしょう。「マラソンに出場できん奴はいらん」
という実業団もあれば「トラックで五輪や世界陸上を狙える選手も
欲しい」という実業団もあるでしょうから、後者の実業団に入り、
冬はオフシーズンとして春夏のトラックシーズンに備えます。
海外の選手はそれが普通で、日本みたいに年中レースで休みがない
方が特殊らしいので、トラック路線の選手にとっては逆に冬の駅伝や
その予選がない方が故障しにくいなどのメリットがあるのでは?

ただし、これが許されるのは本当に五輪や世界陸上の参加標準記録を
破れるレベルにある一握りのエリート選手だけでしょう(長距離以外の
陸上種目では日本選手権で優勝できるレベルでないと実業団に入れない
ので、トラックに関してはそれと同じようになる)。それ以外の選手は
「とりあえず駅伝で30歳頃まで生計立てりゃいいや」とは行かなく
なりますので、マラソンに取り組むか、実業団を去るかになります。

当然問題点もあります。現コースは筥崎宮の前を通りますので、初詣の
支障になります。筥崎宮を避けたとしても福岡市は群馬に比べて人口が
多いので、果たして元旦に道路を封鎖できるか?というと難しい。
また、福岡マラソンはテレビ朝日系列、ニューイヤー駅伝はTBS系列で
テレビ局が異なります。勝手に変えたらTBS怒っちゃいますよね
(ただでさえ選考会じゃない別府大分マラソン放送してくれてるのに)。
レースが1つ減ることになるので、選考会一本化が困難な理由でもある
スポンサー収入の問題が出てきます。企業側がニューイヤーマラソンを
優先すると、東京やびわ湖には実業団の有力選手が出てこなくなり
(再挑戦を認めても、再挑戦組と箱根ランナーばかりになる)、これまた
スポンサーから苦情が出てしまいます。大人の事情で無理ですね。
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