Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

キュート外道

2024-05-26 | ちょっと外出
国立歴史民俗博物館の展示に興味があり
2014年以来9年ぶり2度目の再訪。
午前中は別のところを観光してます。

朝から出発、マスクの隙間から漏れた
白い息が灯りに照らされ煙のように
上っていく。千葉県も内陸は冷えるね。
どの電車でも座れたので寝不足で
うとうと。成田線の駅名ちょっと難読。

安食駅からバスに乗って、房総の村が
開くまで龍角寺古墳群第101号古墳へ。
房総の村の向かいの雑木林であちこち
ぼこぼこ地面が盛り上がってるのも
ひょっとして古墳?庚申塔が載ってるが。
大きな盛り上がりが見えた。岩屋古墳。
印波国造が造営した7世紀のものらしい
ので古墳時代末期、この時期の方墳と
しては国内最大級で、古墳時代全体と
しても方墳第2位とのこと。
第101号は円墳で6世紀前半造営、
レプリカの埴輪を並べて復元されてる。
8体の人骨が発見され、造営後何回か
埋葬が行われたらしいです。
本物の埴輪は房総風土記の丘資料館に
展示とのことだが行く時間なし。
鴨の泳ぐ坂田ヶ池までちょっと
下りてみました。下りるということは
戻る時に上らないといけません…。

白い近代洋風建築の旧学習院初等科正堂は
青空に映えますね。黄色く色づいてきた
イチョウもそばにありコントラスト強い。
旧平野家住宅、旧御子神家住宅(いずれも
江戸時代農家の住宅)とともに9:00に
なるまで入れないので外観だけ。
この辺の雑木林はマムシ&スズメバチ
注意らしい。もう寒いから大丈夫だと
思うけど、落ち葉がいっぱい積もって
マムシが潜んでても分からんぞ。

房総のむらの有料エリア開園9:00早々に
入園。体験コーナーもいろいろあるよう
なので子供はやってみると面白いかも。
まずは商家の町並み。佐原などの古い
町並みを参考に、江戸後期から明治の
イメージで再現とのことです。
かみなりうどんの食堂など営業してる
建物や、2階が展示室の建物もある。
最近町家建築に興味があるので、
2階の窓のバリエーション(格子の
向こうは障子でなく雨戸のパターンも)
や屋根(やっぱり切妻屋根が標準)
などを確かめてました。
武家屋敷は佐倉藩中級武士の武居家を
モデルに再現、佐倉の旧堀田邸もそう
だったけど割と質素。甲冑も展示。

千葉県の上総・下総・安房ごとの
名主クラスの農家建築もあります。
まず茶の白い花が咲く低い生垣の道を
通って上総の農家。竹馬や独楽など
昔の遊び道具を体験できるコーナーも。
2階に上がってみたら階段の天井低い。
藁飾りを上に渡した道を行き、降りた
バス停の上を渡って、農村歌舞伎舞台の
横を通って、実際に回って臼を搗いてる
水車小屋を覗いてから下総の農家。
機織り機も展示してた。干してた
ナタマメは本物なのかしらん。
安房の農家は別棟造り、座敷などが
あるのは左側の棟で右側の棟は土間、
2つの棟が土間の廊下で繋がれてる。
蟹殻掛けは漁師が家の入口に厄除けと
して飾るもの。豪農建築はどれも
やはり梁が立派ですね。どこも竈や
囲炉裏のほか、床の間を設けた客間が
ありました。下総や安房の農家がある
エリアの道はアップダウンがある。
辻切りという蛇の藁飾りが木に
括られてました。

タクシー呼んだら駐車場のトイレ
付近で待ってくれと。最初配車センター
ではなく事務所に間違えて掛けた時に
「そっち方面は車が少ないので配車まで
時間掛かるかも」と言われたけど
無事10分待ちで来た。松崎橋バス停まで
7分2000円、うち迎車400円。
カードも使えそうだったけど料金100円
単位で進んでキリがよかったのでサッと
現金払い。公津の杜駅行きのバスが来る
までベンチで日向ぼっこ。
駅に着いたら京成線で京成佐倉駅。
房総のむらから普通にバスと鉄道で移動
すると、バスの本数が少ないのと成田での
乗継が悪いのとで時間が掛かりすぎる。
かといってタクシーだけで移動すると
距離が長くて高くつく。そのため
あまりのんびりしてると博物館の
見学時間がなくなるからね。
京成線は成田空港から入国した外国人の
外国語が飛び交います。酒々井って
聞いたことあるけど順大の近くか。

京成佐倉駅の階段の段差が足に合わん。
駅近くのシリザナでインネパ。
昼からビールセットがあるのか。
ゴマナンなどへの変更も可能だったが
たまには普通のナンでBセット980円。
チキンは夜食べる可能性があるので
カレーはマトンとダル、辛さは真ん中の
辛口、飲物はマンゴーラッシーを選択。
同じ音楽延々と流れてるディスプレイに
歌詞出てるが現地の文字で読めん。
流石に後で別の現地ポップスや
インドミュージカルの映像に変わった。
サラダがまず最初に来た。
カレーはインネパの辛口にしては
辛かったが大丈夫。それより熱すぎた。
英語じゃ辛いも熱いもHOTだが。
マトンの方は少しトマト味かも。
ダルの豆が細かいね。ナンが小さいわけ
じゃないけどカレーの方が余った。
割引券貰ったけど当面来ないよ…。
博物館へ行く途中、見事に真っ黄色の
イチョウを見かけました。

国立歴史民俗博物館は特集展示
「北の大地が育んだ古代―オホーツク
文化と擦文文化―」と企画展「陰陽師とは
何者か―うらない、まじない、こよみを
つくる―」目当てで訪問しました。
前者は常設展の古代第1展示室内にあり、
企画展のチケットで常設展も見られるので
入場料1000円。常設展は一部除き撮影可
だが企画展はフォトスポット以外禁止。
坂を上る途中に臼杵磨崖仏の複製。
DIC川村記念美術館との無料連絡バスが
あるらしい。両方行きたい人にはいいね。
博物館ガチで見るんだと1日欲しいが。
いや1日あっても足りんかも。

企画展は古文書中心の展示でした。
呪術グッズが並んでるわけじゃないぞ。
古文書読めないので横の説明書き
一生懸命読む。真面目に読みながら
進んでたら、そこまで広いわけでもない
のに見学に2時間以上掛かってしまった。
立ちっぱなしで腰痛い。サブタイトル
どおり陰陽師の本来の仕事は暦と占いで、
古くは僧侶の陰陽師もいたほど。
平安中期以降は暦は賀茂家、天文は
安倍家が担ったものの、後世に賀茂家が
断絶し、江戸時代には安倍家子孫の
土御門家が全国の陰陽師を束ねるように。
みんな大好き安倍晴明伝説は
子孫が神格化を図ったものだとか。
中世以降は武家社会にも入っていき、
「徳川家から呪われませんように」
みたいな内容の伊達政宗による
陰陽道祈願も展示されてた。
戦国期には土御門家が困窮して
現福井県内陸部の名田庄に
引っ込んだりもしてる。

天曹地府祭の配置図も展示してたかな。
志摩の海女のセーマンドーマンも
解説あり。「不動利益縁起絵巻」で
安倍晴明with式神が外道に向かって
祈祷する場面を模型にしてた。
外道たちキュート、式神こっち見んな。
フォトスポットはこの外道&式神、
ミュージアムショップにこいつらの
グッズもあった。
陰陽道と共通点があると神楽の
映像も上映、舞ってる5人の襷の色が
青赤黄白黒で陰陽五行説っぽかった。
2つ目の展示室は暦の話。陰陽師は
暦を司る仕事をしてたが、明治初に
太陽暦を採用し(当初は太陰暦の本が
名を変えてこっそり出回る)陰陽寮も
廃止。大学の日本史の先生が
「陰陽師は明治維新で絶滅した」って
言ってたのこれか。江戸幕府の改暦は
陰陽師ではない渋川家などが携わる
こともあり、江戸に天体観測器が
あって葛飾北斎の浮世絵にも描かれた。

常設展の古代の展示室は前回訪問から
リニューアルしてる気がする。
鳴らせる銅鐸(今回は調整中らしく
見なかった)の設置場所が違うし、
朝鮮半島や北方南方との交流とか
前はここまで触れてたっけ。
9年前だから記憶も曖昧だけど。
北海道や南西諸島では稲作が始まらず
漁労などが中心で、米や鉄器は交易で
入手してたと(同じ弥生時代の稲作
文化でも利根川以北は別文化との説も
あるらしい)。後世の中尊寺の螺鈿
細工の柱は南方から入手した貝で
作ったっぽい。九州と朝鮮半島の間に
ある巨岩信仰の沖ノ島の奉献品は
国際色豊かだったということです。
古墳も最北は現岩手県縄文土器は
地域によりデザイン差あり。
食料として栗が大事だったのは
比較的調理しやすそうだし分かるけど
フグどうやって毒抜いて食べたんだろ。
縄文ちゃんと弥生ちゃんがいた。
縄文時代のわんこ、弥生時代の
にゃんこもいて、犬は狩猟で役立つ
けど猫がネズミ捕りで役立つのは
確かに稲作始まってからだよなあと。
にゃんこは「名前はまだない」。
成人儀礼で犬歯抜いてたの?
不便じゃない?
長老は東日本では男、西日本では
女が多かったらしい。時代は下るが
風土記にも九州の女酋長いたしなあ。
須弥山石は「庭園にともなう噴水
施設の一部とされる」と。
古代に噴水なんかあったのか。

オホーツクは思ったより狭くて
本当に1コーナーって感じ。
①続縄文文化→②北部では北方由来の
オホーツク文化(樺太から北回りで
大陸と交流)→③一部地域は折衷的な
トビニタイ文化を経て→④本州の影響が
大きい擦文文化に数百年掛けて吸収。
ずっと土器文化なのね。
熊の特別視はオホーツク文化には
あって擦文文化にはない。
古代見終わったらもう16:00、
中世から先は見る時間なし。
今回も時間が足りなかった。
民俗第4展示室にお遍路の展示が
あるというのでちょこっと覗いた。
行き倒れのお遍路さんもいたのか。
前回時間がなくてすっ飛ばし気味
だったのであまり覚えてないが、
こっちの展示室はそこまで大幅
リニューアルしてない気がする。

立ちっぱなしで展示見て回って
腰が痛くなったので電車で座れて
よかった。乗り換えて亀有まで
移動、両さんの銅像がお出迎え。
夕食はNOROCでモルドバ料理。
飛び込みだったが予約多数で
カウンター席なら何とかOKと。
ロシア料理店で見かけないのを
注文しようと思いました。
チブレクも興味あって悩んで
長考の末予定どおりにしたら
後からチブレクを注文した客が
売り切れを告げられてた。

まずはバカラジャ500円、
ナスとニンニクのみじん切り
マヨネーズ和え。ナスとニンニクと
マヨネーズなので濃厚ながら、
冷たいからかマヨネーズの酸味
ゆえか意外に爽やか。パセリと
パプリカの爽やか組が載ってて、
メニュー写真にあったミニトマトは
なし。小さいからシェア不向き。
続いてトカナママリーガ鶏肉1380円、
玉ねぎの煮汁とスパイスと唐辛子で
煮込んだ肉と、トウモロコシの粉を
バターと牛乳で練ったモルドバの
主食の組み合わせです。
唐辛子というがほとんど辛くなく、
少しスパイシーに香る程度。
全体としてはとろとろの玉ねぎで
マイルドに感じるほど。
…と食べ進めてたら赤唐辛子1本
登場、流石にこやつは辛い。
ピクルスとパセリ添え、肉の下に
レタス1枚。ママリーガはフフ
みたいに餅に近いわけではなく
粉の食感が残っており、柔らかさ
レベルは甘くないケーキって感じ。
コーンだけじゃなくバターも香る
ので、味気なくはなく単品でも
食べられるけど、主食としては
好みが分かれるかも。
ママリーガが大きめなので満腹。
別腹でヌクシォアレ190円
(煮詰めた練乳入りのクッキー風
ミニスイーツ)を追加しました。
サクサククッキーで甘いとろとろ
ナッツペースト(ピーナッツ?)
を挟んだもの。合計2068円。

目的の展示は見られましたが、
限られた時間で常設展をまともに
見るのが本当に難しいです…。
特別展のない時期に他の予定を
入れずに朝から行かないと厳しいね。
コメント

トレッキングシューズ履き慣らし

2024-05-18 | ちょっと外出
トレッキングシューズを買いました。
以前の靴は隙間から水が入るほど劣化し
雨の日に履けなくなったので。
新しい靴を履き慣らすために紅葉の
山梨県北杜市を日帰り散策しました。
ついでに庭にも行ったよ!

距離は歩くけど車道が多いので
ハイキングってほどでもないです。
全国で被害続出してる熊の目撃情報は
少ないエリアだったけど一応熊鈴持参、
11月だけど寒そうなのでリュックの奥に
ダウンジャケットを詰め込みます。
早朝から山梨方面の中央線に乗る客は
装備からして登山者ばかり。
甲府駅の女子トイレも混雑。この日は
大丈夫だったけど、新しい靴で出掛けると
汚いトイレに遭遇しないか心配になるね。

盆地の葡萄畑が黄葉しているなど
紅葉のピークは標高の低いところに
すでに移っていて、山の中は落葉
してることを予感させました。
帰りもだったけど、終点から乗り換える
たびに橋渡らないといけないのが面倒。
面倒ならケチらず特急使えばいいんだが。
韮崎駅に降りたら強い北風で凍えて
バスも暖房効いてなかったので
早くもダウンジャケット引っ張り出す。

朝は本谷川渓谷の散策です。
Suica使えるバスで増富温泉郷へ。
棚田+すすき+色付く山の車窓。
飛び出し坊やではなく爺婆。
増富温泉郷で降りたら、さらに
公衆トイレの方へ下ったバス停から
茅ヶ岳みずがき田園バス(流石に現金)
に乗り継ぎます。もっと遅い時間だと
韮崎駅発でそのまま乗っていけるけど
1便目はここ始発です。
他の登山客はみずがき山荘まで行く
ようでしたが、私はみずがき山
リーゼンヒュッテで下車、ここから
渓谷散策スタートです。
ネットの情報が少ないけど緩やかな
下り4km弱(車道なら3.6km相当だが
途中遊歩道に入るので正確には不明)
だからキョロキョロしながら歩いても
1時間半後のバスに間に合うだろうと。

まず雁音滝まで上って引き返し、
川沿いを増富温泉まで下ります。
最初は車道、温泉に近くなると
遊歩道があるルート。
もうほとんど落葉してましたが、
視界を遮る葉が減った分
渓流を見やすかったと思います。
踏んだ落葉の匂いを感じながら歩く。
リーゼンヒュッテ付近はあまり
嗅がない不思議な匂いだったけど
何の木だったんだろう。

坂が緩やかなので当然流れもそこまで
急傾斜ではなく、おろち滝や怒滝など
滝があっても川の滝はいずれも高さは
ない。でも大きな滝がなくても
渓流って見てるだけで癒やされます。
川底が緑色に見えるところも。
大きな岩がそびえ立ってたり、
川の上に浮いてる船のように見える
ほど川にせり出してたり(というか
岩の下だけ流れで削れてる)。
何か所か車道から川に近づける場所が
あるけど落葉で足元が分かりづらい
(キノコ生えてることも)ので注意。

スタートから50分くらいで遊歩道へ。
遊歩道も落葉だらけで、一部足元が
滑りやすいところも。きついアップ
ダウンはなかったけど、崖沿いの
細い道はちょっと怖かったかも
(徳和渓谷ほどじゃなかったが)。
何か所か道が分かりづらかったので
柵やロープが無理なら木にリボン
でも結んでくれると嬉しい。
水晶の釜はここから見た。
小さい黒い実が枝ごと落ちてたが
ネットで調べても何の実だか不明。
遊歩道より上流の方が景色がいい
けど車道からも川は見えるので、
温泉のついでに散歩するだけで
4km弱も歩きたくないなら
片道遊歩道片道車道で引き返すのも
ありかな。遊歩道を25分ほど歩き
増富温泉郷バス停に戻ってきた。

若神子中で下車。下界も寒い。
風を遮る山がないし。
天気予報じゃ17度まで上がるとか
言ってたけど予報より明らかに
寒い、というか北風が強いから
体感温度だともっと寒い。
ウェザーニュースの観測値だと
北杜市ではこの日13時12.3度が
最高で、増富温泉に近い地点だと
9時で2.0度10時で3.2度でした。
「17度で歩き回ってたらセーター
じゃ暑くなるな」と綿のパーカー
着てたので、ダウンジャケット
なかったら本格的に凍えてた。
電波が届く下界に降りたら
スマホ機内モード解除。
11時台に開いてる飲食店はこの辺
すき家かバーミヤンしかないが
牛肉食べたくてすき家にした。
かつぶしオクラ牛丼並盛550円、
思ったよりオクラ載ってた。

東漸寺は本堂前に白砂と石の
枯山水があります。本堂の縁側
には入れないけど横から覗ける。
築山(ってほど高くもないが)
のモミジは赤と緑が混在。
苔が枯れかけてたかな。
そのポイントでしか見られないし
境内で清掃してる人もいたので
長居はしづらかったです。
手前側にも新しそうな赤砂の
枯山水、季節外れかそういう
品種か百合が1本咲いてた。
よそでオシロイバナなんかも
見かけたし、夏が長かったから
花の咲く時期もおかしくなってる?

須玉三共タクシー営業所まで歩き、
控室の運転手に声を掛けました。
乗車9分1680円、浄居寺。
山梨市牧丘の同名の寺に行った
ことがあるけど、あっちは
江戸初期当時廃寺同然となっており、
その名跡を継ぐことが許されたのが
こっちだそうな。庭があるのが
共通点だけど特に似せてる庭じゃない。
本堂裏手の池泉庭園はいい庭。
上から見た方が心字池全体を見渡せて
好きかも。舟形石もあるよ。
池に面した石組は石組というより
石垣っぽく見える。開創と同時期の
江戸初期作庭と言われます。
裏山は常緑樹が多いが、不動明王
石仏のそばには火を表すかのような
真っ赤な小さいモミジ、そして
赤トンボが来た。…と最初思ったが
よく見たら鎧着て何か踏んづけてるし
不動明王じゃなくて毘沙門天とかかも
(頭上に火の絵が彫られて怒った顔
してるからてっきり…)。
毘沙門天も火背負ってることあるか。
石橋を渡るキセキレイ。お稲荷様だと
いう狐型の石、神仏習合?。
おばけススキと似て非なる植物。
シダレザクラはすでに落葉。

北杜市役所のバス停まで35分歩いた。
2.4kmも歩かず寺の近くのバス停から
韮崎駅に戻り長坂駅からバスに乗る
ルートもあるけど、トータル運賃高く
なるというよりJRの乗り継ぎが悪く
次の目的地に着くのが20分ほど遅れる
のが嫌で避けました。
田園地帯歩いてたらキジが現れて
ビビった。野生見たの初めてかも。
北に見える山は八ヶ岳?
下って上るのしんどいんだが河岸段丘?
市役所に入ったら最初バス停廃棄場に
たどり着いて「本当にここか?」と
パニックになった。市役所の看板曰く
北杜市は日照時間日本一らしい。
高速道路が近いせいか地面揺れてね?
日野春駅で北杜市民バスを乗り継ぐ。
日野春駅からJRに乗り長坂駅から
タクシーが一番早いが何度もタクシー
乗ったら金が飛びすぎる。
日野春駅周辺はちょっと外れると
道路が山に突っ込みます。
北杜市辺りになると甲府盆地からは
もう外れてて、山地の中の川沿いに
狭い平地があるのかもしれん。
長坂駅行きバスの途中、甲州街道の
台ヶ原宿があり酒屋の伝統的な建築も。

中丸公民館南で降りて清春芸術村。
寒くならないうちに屋外のオブジェ
などは回っておきます。檜の一本足の
茶室徹ははしごがないと入れんね。
エッフェル塔の階段は本物らしい
(100年近く経ち老朽化で取り替え)。
パリ万博ワイン館と同じ設計の
ラ・リューシュの窓は上下開きじゃ
なくて内開き。西洋には日本のような
引違い窓は基本ないらしいね。
白樺図書館の蔵書は美術文学関係中心、
鳥の巣と卵のアートを展示してた。
光の美術館は安藤忠雄建築で映像アート
作品を展示。ルオー礼拝堂では十字架の
代わりにアート作品が置かれて不思議な
感覚。パイプオルガン弾いてる人がいた。
清春白樺美術館のみ撮影禁止。
第1展示室の映像はお堅い人が見たら
度肝抜かれるかも…。場所柄お爺ちゃん
お婆ちゃんが何も知らずに観光に来て
うっかり見ちゃいそうだが。
第2展示室のコンピュータアート
topographyはクラゲになったり星の表面
みたいになったり、広島県福山市にある
神勝寺の洸庭を思い出しました。
パキスタンの写真と鉱石も展示。
特別展ということで通常よりお高く
2000円。常設展示品は一部引っ込めてた
らしい。ツアーが去ったら静か。

快晴の青空に黄色い銀杏のコントラスト。
閉館まで1時間なかったけどアフリカン
アートミュージアムにも寄った。
入口のドアノブからしてアフリカン。
展示品は撮影可。アフリカやオセアニアの
木像やマスクなどを展示してました。
女性像は基本乳強調するので、
ものによっては富永一朗先生の
ボインの姉ちゃんを想起。
出べその裸体像もあるよ!
母子像も西洋のそれとは見た目が違う。
重そうなマスクもあって肩こりそう。
アフリカンビーズの本も置いてた。
貝、石、土、牙などが伝統的で、
中東や欧州との交易でガラスなどが
入ってきたり、今ではプラスチックも。
トイレ黒くてかっこいい。
当然ミュージアムショップもアフリカン。
この日も私しかいなかったしあまり客
多くないかもしれんが、私は異文化好き
なので清春芸術村より刺さった。

日が沈むとガチで真っ暗になりそう
だったから見える明るさのうちに退散。
長坂駅前まで歩くも、こっちのエリアも
駅前以外は山でアップダウン多い。
下って上る。だから上らせるなら
最初から下らせるな平坦であれ。
トレッキングシューズなだけましだが。
最後の駅西側からの歩道橋も階段長い。
30分は掛からなかったが疲れた。
地図よく見たら等高線しっかりあったわ。
後で調べたら施設敷地内徒歩除いて
この日約12.1km歩いてた。

甲府駅で途中下車してほうとうを食べる
ことにしました。昇仙峡の紅葉が見頃
らしいし老舗は観光客で混んでるかなと
予想し、駅ビルの信玄のカウンター席へ。
ほうとう1320円と鳥もつ煮600円を注文。
体冷えたからか客ほぼ全員ほうとう頼む。
鳥もつ煮が先に来た。もっと薄味の方が
好きだけど酒のつまみだと濃くなるか。
ほうとうも鳥もつ煮食べ終わる前に来た。
駅ビルは鉄道利用客もいるんだから
松本駅ビル某店みたいに何十分も待たせる
のはまずいのよ、見習ってくれ。
具は山菜ミックス、人参、椎茸、豚肉、
油揚げ、白菜、里芋、かぼちゃを確認。
当たり前だが冷食のほうとうより美味。
冷食はかぼちゃが固くてまずいけど
こっちは柔らかくて煮崩れるほど。
重めの具が沈みがちで、食べてみたら
見た目より具が多かったです。
具をケチってはほうとうじゃない。

前日まで股関節の元気がなかったけど
観光するとテンションの違いか
靴の違いか問題なかったです。
当日夜のうちに筋肉痛になったが。
トレッキングシューズは前のより軽量。
足に合いそうでよかった!
次は本格的なハイキングで履くと
思うけど頼むよ!
コメント

ほぼ正夢

2024-05-11 | 走る若人が好き
5月初めまでの陸上観戦記事です。
一つ一つは短め(?)なので
まとめて投稿。

【4/13金栗記念】
油断してたら1500m終わったところで
三浦選手の実業団初レース見逃した。
SUBARUユニも似合うね!
これから徐々に調子を上げていくん
だろうけどしっかり3:40切り。
最後ちょろっと出る走りじゃなくて
最初からペースメーカーの後ろで
ハイスピードで走ってました。
パリ五輪ではメダルを狙うと発言。

他の組はダラダラ見てたけど
農大の前田選手が独走してたのが
印象的。早い組だったのでタイムは
夜の組ほどじゃなかったですが、
箱根の時の怪我から復調してます。
最終組はちゃんと見たよ!
塩尻選手最初集団の後方だったので
調子悪いのか後半追い上げのつもりか
気になってたら、徐々に位置を
上げてきました。篠原選手らを
引っ張ってたけどすーっと引き離し、
その後はぴったり13:25の赤い
ペーシングライトで走りきった。
赤崎選手もマラソンやっても
スピード健在で日本人2位でした。

【5/3日本選手権10000m】
旅先のホテルでテレビ観戦しました。
ホテルがBS対応してるとは限らんから
毎回Eテレでやってくれ!
五島選手が優勝した女子レースから
見てたけど割愛。

男子レースは田澤選手が欠場。
羽生選手の欠場も残念だったな…
強気で押す走り見たかった。
赤﨑選手マラソン代表だけど出てきた!
スタート前に順大の同期の四釜選手と
伊豫田選手が談笑する姿も。
序盤は山口選手と前田選手が前方の
3番手4番手辺りにいて学生積極的。
相澤選手は塩尻選手をマーク。
太田選手含む大八木監督門下生が
5〜7番手で並びます。
そのうち太田選手・前田選手・
鈴木選手・篠原選手・葛西選手・
塩尻選手・相澤選手の隊列に。
大八木監督インタビュー挟む。
欠場が出ての追加招集なのに
前田選手が頑張っててワクワク。
葛西選手が表情を変えずに集団に
残っていて、創価でチームメイト
だった濱野氏の見た「27:21優勝」
の夢が正夢になるのか俄然注目。

塩尻選手がつまづいた!
元々そこまで調子よさそうな感じに
見えなかったけど、これでペースを
崩したか集団から遅れてしまいました。
その後相澤選手、次いで篠原選手が
脱落するも前田選手はまだ残る。
葛西選手がペースメーカーの前に出て
レースに動きが。前田選手が追って
その後ろが太田選手。葛西選手が
逃げきって優勝、27:17.46は歴代4位。
4秒だけ違うけどほぼ正夢かよ!
2週間後のレースでもう1本揃える
予定とのことでした。

2位に太田選手、本当に高レベル安定。
パリ五輪に向けてのWAランキング
出場枠のポイント争いでは太田選手が
日本人の中ではリードすることに。
ただ世界的には10000mは参加標準を
クリアした選手が多数なので、
ランキングからの選出は他国選手の
欠場など運次第になります。
3位前田選手はU20新&学生新の
27:21.52を叩き出しました!
会場ではインタビューしてたっぽい。
欠場いなかったら出場できなかったし
この結果も出せなかったんだよなあ。
学生の中じゃ強いのは知ってたけど、
まさか実業団のトップ選手相手に
ここまで戦えてここまでのタイムを
出せるとは思わなかったです。
気温の低いレースでさらにペースの
速いペースメーカー付けたら
どうなるか見てみたい。
駅伝よりトラック極めてみてほしい。
7位が赤﨑選手、マラソン前にここまで
スピード鍛えるのは日本じゃ珍しいかも。
塩尻選手は結局10位で、5000mの方に
切り替えるとのことでした。

【5/4ゴールデンゲームズinのべおか】
GGNも旅先のホテルでWiFi繋げて
スマホで見てました。翌日早起きで
夜ふかしできなくてC組とA組だけ。
C組は最初吉岡選手と長谷川選手が
積極的だったけど吉岡選手は脱落。
それでも13:50以内では走れてたけど。
日本人選手は長谷川選手と石原選手が
競って長谷川選手が先着しました。
A組は上野選手がペースメーカー
抜かしたりしてレースを動かした。
でもペースメーカーに付いたのは
コニカ辞めて現在フリーの砂岡選手。
トラックに専念したくて退職して
母校の城西拠点で練習してるとか。
久々のレースだったけど好記録。
上野選手も38歳でなかなかのタイム。
監督業挟んでるのに衰えてない。
A組の表彰台みんな宮崎牛貰ってた。

【5/11ダイヤモンドリーグ ドーハ大会】
三浦選手が3000mSC標準突破で
パリ五輪内定を決めた大会。
深夜すぎてリアルタイムでは
見られなかったので(でも土曜だから
見ようと思えば見られたか…)後から
動画見た。SUBARUユニとは違った。

最初は後方スタートで徐々に位置を
上げていき、気づけばペースメーカー
除いて3番手。世界トップ選手全員は
出場してないとはいえアフリカ勢に
付いていけてるのすごいわ…。
海外レースもすっかり慣れた感じで
国内のお膳立てされたレース以外
ダメってのもないですね(彼の場合
国内でペースメークしてくれる
選手がいないので、むしろ海外に
行かないとタイム出ないという)。
ラストで力負けして5位でした。
ピークを合わせるであろう五輪では
どんな成長を見せてくれるのか。
今年も楽しみです!
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