Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

秋田一人旅 4日目

2018-11-24 | 旅に出た
秋田旅行最終日です。秋田の庭めぐりしてます。
当初は朝一番に芝谷地湿原の散策を予定してましたが
熊出没で散策路閉鎖ということでやめました。

前日ホテルのフロントにタクシーの予約を頼んでおいて
ホテルから直接鳥潟会館へ行きました。12分2170円。
駅にもタクシー停まってるけどたまたま出払ってると困るし、
どっちからでも料金そんなに変わらないだろうし、
駅まで歩かずに済んで楽な方を選びました。
9:00前に着いたけどたまたまスタッフの方が入口を清掃していて
入れてもらえました。子供の鷺がいて一時期弱ってたらしいが
今はミミズやオタマジャクシを食べるとか。確かに小さい鷺発見。
庭にその鷺のものらしき羽根がいっぱい落ちてた。
この日最初の訪問者ということで蜘蛛の巣を払いつつ庭を回る。
ここも刈り込みは針葉樹系が多いですね。小川治兵衛門下の作庭。
茶室もありました。江戸中期に主屋が造られ昭和初期に増改築された
という建物にも入れます。猫が入るから戸を閉めろと貼り紙(笑)。
灯りが付いてなかったので薄暗い中で回ったけどかえって雰囲気が
あるかも。竈のある吹き抜けの土間の向こうに2階があったけど
何の部屋だろう。建物内のトイレが使えない代わりに敷地内の端に
トイレがありました。この手のトイレって古くて汚い和式が
多いけど、洋式で新しくて綺麗だったのでちょっと感動(笑)。

花岡本郷はバス停が多いですが「本郷下」というバス停から
9:32発のバスで大館駅に戻って駅前で鶏めし弁当を購入。
駅前の秋田犬ふれあい処で秋田犬も見に行ってみました。
いつもは月曜は定休日だけど祝日だったので開いてた。
赤毛のあこちゃんの方がいました。メスだが声が低い。
持っていた弁当の匂いが気になって唸ってるのかもと。
冬毛が抜けきっていないらしく暑そう(冷房も効いてなかったし)。
特急つがるで東能代駅まで、五能線に乗り換えて能代駅。
どっちの駅にもバスケのゴールがあり能代ではフリースローが
できるらしい。待合室で鶏めし弁当を食う。甘めの味付け。

昭和初期の秋田杉建築を見学できる旧料亭金勇へ。
玄関に小さな枯山水、田毎の間の近くににじり口があって
使ってないけど蹲踞がありました。庭園側の部屋は利用客がいて
見学できなかったですが満月の間に金屏風がチラッと見えた。
お昼時だと利用者がいるのでもっと後の時間がいいのかも。
反対側の部屋は空いていたので見学。面白い造りになってた。
川風の間では欄間が割氷紋様になってたり、各部屋の天井も
網代を組み合わせてたり、変わったデザインの照明があったり。
木だけでこんないろいろ表現できるのかと驚き。
田毎の間で食器を並べて宴会を再現しているほか、囲碁本因坊戦の
会場になった多津美の間には碁盤などが置かれ再現されてた。
意外に狭いところで囲碁やるんですね。廊下も長い。
上げ汐の間では細かい木細工の組子入仕切戸の展示も。
2階が大広間、米代川で運んだ秋田杉の木材加工の街として栄えた
昔は能代芸者が踊ったという舞台も。太い柱+大きな花籠を飾る
床の間もあります。白砂の枯池タイプの庭も2階廊下から見下ろせる。
最後に外に出てから庭の端を横切りました。

予約してたタクシー(約5分910円)で追分駅から小泉潟公園の水心苑。
タクシー2分遅れて駅に来て、庭の場所も正確には知らず博物館の
誘導員に聞いてた。ちなみに帰りも2分遅れて来ました。
新しい庭なのであまり期待してませんでしたが、やはりここも
北国らしく低木が針葉樹中心でして意外に新鮮に感じました。
表から見える築山の裏にも庭が広がる。山からの流れ(小石だけの
枯滝かな)+苔むした石を配置したエリアも木漏れ日で雰囲気
あったけど熊が出たことがあるらしいのであまり奥には行かず。
秋田県の観光HPに「JR追分駅より徒歩15分」とか書いてたけど
水心苑まで2kmある(しかも上り)のであれウソです。
たぶん公園敷地内に入る前の入口の交差点までが15分ですね。
駅から公園までの道の途中、この旅行の1ヶ月後に甲子園で
快進撃を見せた金足農業高校の前を通過しています。
しかし私は野球ファンではないので記憶にございません(汗)。
試合がなかった日っぽいので校内で練習してたら選手と
ニアミスしてたかもしれませんが全く意識してません(汗)。
ちなみにこの後秋田行き列車の車窓から秋田工業高校が
見えた時には駅伝ファンなので一人興奮しました(笑)。
岡山旅行時の倉敷高校と違って写真は間に合わなかった…。

秋田駅からバスで一つ森公園。最初は山道で森の中を上っていく。
秋田県この時期まだ蚊がほとんどいないからましだけど。
横澤家住宅だけ有料だけど入ってる暇なし。友誼亭は中華風
あずまやがあるだけで庭があるわけではなかったです。
ロックガーデンは初めてかな。岩がたくさんあって時々
背の低い針葉樹を植えてる。ロックガーデンの発祥はイギリス
らしいので洋風庭園に区分されるんでしょうかねえ。
調べたら、広義では岩があればロックガーデンのようですが
狭義では岩に高山植物を配しアルプスを表現するもののようです。
ここのロックガーデンも高山のイメージで造ったとしたら
ひょっとして針葉樹の低木はハイマツの代わりなのかな?
ハイマツはアルプスじゃなくて日本の高山植物ですが。
ロックガーデンから日本庭園へ行く道が通行止めだったので
一旦車道まで上ってまた下る遠回り。日本庭園も最初の池泉庭は
水心苑より小規模なものの同じような植え込みでした。
一応築山あり。トンボはいるが人はほとんどいない。
さらに奥には石中心の池泉庭もありました。
駐車場まで降りてまた車道を上って友誼亭近くまで戻り、今度は
下ってちょっと迷路な住宅街を通ってバス停へ。疲れた。
当初は駅からレンタサイクルで行くことも考えていましたが
こんだけ坂あったら自転車じゃ無理(笑)。

お土産買って駅ビルどん扇屋で夕食、しょっつる焼きそば。
熱々の海鮮味ですが、具は肉や野菜で海鮮ではないです。
新幹線こまちが全席指定なのを完全に忘れてて
「始発駅だから自由席でも普通に座れるだろ」と
余裕ぶっこいて事前に切符買ってなかった(苦笑)。
最初券売機で買った時は指定席売り切れでやむなく立席を
選んだものの、一つ森公園で消耗したので秋田駅で仙台まで
約2時間の指定券を追加購入、残り1時間ちょっとを立つことに。
3時間以上立ちっぱなしはキツいからね…。秋田ではまだ席は
ガラガラでした。仙台までは白神山地の天然水を飲みながら
のんびり。仙台からはデッキに移ったけど、ずっと立席の人が
グロッキー状態だったので前半楽しといてよかった。
関東に降りたら暑すぎ!夜なのに何これ!

白神山地に行けたし、森吉山でニッコウキスゲ見られたし、
大石武学流などの東北の庭園についても勉強できました。
関東が35度だったので避暑できたのがよかった!
当面東北に行く予定はなく、来年以降の7月はまた長野に
戻るか北海道に行くかだと思いますが、長野もここんとこ
暑そうなのでどうなるんでしょう…。


《写真ブログ記事》
秋田県・大館 鳥潟会館
秋田県・能代 旧料亭金勇
秋田県・秋田 小泉潟公園水心苑
秋田県・秋田 一つ森公園
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秋田一人旅 3日目

2018-11-17 | 旅に出た
ホテルの朝食はきりたんぽなどがあった。欲張って食いまくり。
この日はいよいよ白神山地の観光です。
ただ公共交通機関で行くのが困難なので、現地の定期観光バスを
利用しました。2人以上で催行決定のため予約時に1人って伝えた
瞬間、窓口がちょっと面倒臭そうな態度になった(笑)。
その時は「1週間前に催行するか連絡する、2人分の料金を払えば
1人でも催行決定」と言われました(払うわけないけど)。
実際は3連休の真ん中で本当に客が1人しかいないほど不人気なら
とっくに営業中止してるわけで、後日催行確定の連絡がありました。
持ち物を聞いたら長袖シャツ、できればレインウェア、靴は
スニーカーでもOKでトレッキングシューズまでは不要とのこと。

まずは集合場所に二ツ井駅へ移動。人が揃ったので定刻より早めに
出発しました。関東からの御婦人3人組と四国からの夫婦の計6人。
御婦人方からいまだに学生に間違われたけどもうアラフォーだよ…。
安いTシャツ着てると間違われやすいんだろうか(でも毎日ホテルの
コインランドリーで洗濯するから高い服なんか勿体なくて無理)。
マイクロバスだったけど大型バスの通れる山道じゃないですね。
白神遺産センターで地図を見てコース説明。アリと共存する蝶など
もっと展示を見たかったけど他の客が興味なく出発を急いだので
早めに出て行きました。ガイドが1人ここで合流。

山道を行くと杉からブナに植生が変わっていきます。
しかしブナ林は薄暗いから眠くなる…(笑)。
バスは田苗代湿原に到着。駒ヶ岳登山道の途中に湿原があり
往復1時間ほどガイドに連れられ散策しました。1万年前は湖沼
だったとか。ニッコウキスゲはほとんど終わってて(標高700~
800m程度で森吉山より低い)、キンコウカ、シモツケ(?)、
サワラン、トキソウ、ハクサンシャクナゲなどが咲いてました。
ウルシ注意。湿原は3ヶ所。車が停まってて意外に人がいまして
湿原の木道が一本なのですれ違いにくかったです。入口付近の
道で石がゴロゴロしてて後の岳岱の方が歩きやすかったかな。
下界は晴れてたけど曇りでした。12:00過ぎに散策終了。
HPには田苗代湿原・太良峡・釣瓶落峠のいずれかに寄ると
書いてありましたが、時期によって行き先が違うのかな。

続いて白神山地岳岱を散策。その前にベンチで配付された
お弁当を食べます。梅と紫蘇昆布のおにぎり入りでした。
こちらはウッドチップや木道で歩きやすくなってます。
ブナは近代に入り技術の発達により木材に利用され始め
白神では戦前に運びにくい大木以外が切られたので大木と
若い木が多いとか、その後杉植林により伐採が進んだものの
8000年前から続くという森は保護活動により守られたとか
(ブナ自体は寿命が数百年で、樹齢400年のブナもあったが
弱ってるらしい)、ブナが8割を占める希少さから世界遺産に
なったとか、ガイドさんからお話を聞きました。
岳岱は世界遺産登録エリアではないけどブナ林になってます。
薄暗くて神秘的な森ですね。ブナの実がよく落ちてる。
地面をよく見ると白くて光合成しない植物ギンリョウソウが
いっぱいありました。花はエゾアジサイなど。
ブルーベリーみたいな色の実を付けた植物も見かけました。
赤蛙も発見。湧水まで行って水を飲んで引き返しました。
約1時間散策。バスの運転手が待機中に熊の親子を見たらしい…。

白神遺産センター近くまで戻って、短時間だが峨瓏の滝に寄る。
この日は水量が多い方だと聞きました。白神遺産センターに
戻ってガイドさんはここまで。隣接の白神山地森の駅に寄ったが
何も買わず(センターまた行けばよかった)。ヒグラシが鳴いてた。
以前はゆとりあ藤里での立ち寄り温泉がコースに含まれてた
はずですが、どうやらなくなったようです。

二ツ井駅での解散が早すぎて大館に帰る列車が1時間以上来ない
事態。暇なので駅から真っ直ぐ行って米代川沿いを歩いてみた
(レンタサイクルあるとか書いてたけど見当たらなかった)。
上流方面に歩いたけど、川と山以外特に何があるわけでもなく。
きみまち阪がこっち方面ですがこの付近(藤琴川の橋すら
渡らないもっと下流の方)からは見えなかったですね。
帰りうっかり曲がり角を通り過ぎたまま結構歩いてしまい、
行きに見なかった川を見かけて道を間違えたことにようやく気付き
慌てて引き返して走ってギリギリ列車に間に合った…。
改札から橋を渡った方のホームなので諦めかけたが何とかセーフ。
トレッキングシューズってハイキングにはいいけど走る時重い…。
駅でじっと1時間ちょい待ってりゃよかった。結局5kmも歩いた。

ホテルに帰るも運動してるにもかかわらず全然腹が減らず汗だくで
何よりモタモタしてると連中にまた乾燥機を長時間占拠されて
しまうので18:00前にまず入浴。一番乗りで誰にも会わず洗濯成功!
いつまで経っても腹が減らないし入浴してから外出するのも面倒
(ホテルのレストランは休業)なので無理に食べに出ないことにした。
ダーウィンが来た!→日曜美術館→人類誕生→哲学の番組…と
オールNHKノー民放ノーバラエティで23:00に就寝。


《写真ブログ記事》
秋田県・藤里 田苗代湿原
秋田県・藤里 岳岱自然観察教育林
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秋田一人旅 2日目

2018-11-11 | 旅に出た
弘前観光(主に庭園めぐり)の2日目です。
バスも鉄道も津軽フリーパスをフル活用。
バスは弘前駅始発なのに遅れてきた。信号によく捕まり到着も5分遅れ。

まずは岩木山神社にお詣り。曇りだった前日から一転して晴れ。
暑かったから前日晴れてこの日曇りだったらよかったのに。
日向でバス待てなかった。杉並木の参道。岩木山山頂に向かう奥の院
登山道の入口もあり杉が鬱蒼と茂ってました。本当に暗いようで
ヘッドライトを装着して上って行く登山者を見掛けました。
弘前観光プランはかなり昔に練ってたのでここを加えた理由を
覚えておらず、「きっと昔の私がここに庭があることを知って
リストアップしたに違いない」と探したら社務所の裏に池泉庭発見。
温泉が湧くのか神社周辺には旅館がいくつかありました。

弘前方面に戻るバス(行きと同じバスなので当然のんびり遅れる)を
岩木庁舎バス停で降り、予約してた前田タクシーで10分弱1380円、
林檎畑の向こうの岩木山を望みつつお次は瑞楽園へ。
開館時間が10:00に変更になっていて本来はまだ入れないところ
団体客が来るためガイドさんがいて入れてもらえました。
庭は剪定作業直前に何とか撮影。民具展示もある。入館無料です。
大石武学流の説明を団体客と一緒に聞きました。あまり庭園の流派と
いうのは聞かないのですが、それは現代まで残る庭園が少ないためで
(作庭当時流派があったとしても、その流派の庭園が現代に1つしか
残らなかったら流派としては伝わらない)弘前周辺は現存する庭園が
多いため「大石武学流」という流派の名が残っているようです。

・庭を神仏に見立てた礼拝石がある
 (神聖な石なので座ったり踏んだりしたらダメ)
・礼拝石に向かって間隔を長く取った飛石が配される
 (礼拝石の手前の石を踏止め石と呼ぶ)
・飾り蹲踞と二神石は反対側になっていることが多い
 (茶室がない場合の蹲踞は「飾り」)
・自然石の灯籠の野夜灯がよく使われ表に三日月、裏に太陽の円を
 彫ることが多い(確かに他の庭園でもこのタイプの石灯籠あった)

といった特徴があるそう。
弘前では藤田記念庭園と貞昌寺は大石武学流ではないとか。
ここの庭では礼拝石と砂利の枯滝と槙・ヒバの根元の遠山石が
まっすぐになっている、明治期と昭和期の部分があるという説明も。
石には名前が付いていて掛軸に書かれていました。掛軸にある
「行の庭」とは何かという質問を受け、以前庭園の本で読んだことが
あったので「書道で行書や草書があるがそれと同じ『行』」と回答。
「真行草」の行の庭なので、真ほど厳かに格式高く造っていないけど
草ほど崩してもいない庭ということです。弘前にある「真の庭」は
弘前公園の植物園らしい。庭石運搬写真も展示。縁側の天井には
干し餅を吊るすためのレールっぽいものが残っていました。

瑞楽園最寄りの宮舘バス停は向こう側にしか設置されてなかったので
来る側(弘前方面行き)で待って手を振ったら停まりました。
亀の甲町角?門前?のバス停で降りて津軽藩ねぷた村。
ちょうど津軽三味線の実演をしてまして、CD出してるほどの演奏者
だったので流石に上手でした。その後囃子と太鼓の実演も。
大音量の太鼓は客も試しに叩けるようだが背が低いと届かないかも?
青森のねぶたは立体型、五所川原のねぷたは高さのあるタイプだが、
弘前は立体型1割(川中島合戦の信玄謙信一騎討ちを題材にしたものが
展示されてた)で扇形の山車が多いらしい。
表の鏡絵は日本や中国の故事に由来する武者絵で威嚇し、
裏は見送り絵という美女絵を描いて一説には短い夏を惜しむとか。
絵師によりどっちが得意というのもあるようですね。
金魚ねぷたが並んでいてユーモラス。
三味線などの体験もできるらしく、先程の演奏者に教えてもらっている
お客さんもいました。ぐるぐる見学して最後に揚亀園という庭園。
茶室揚亀庵から間隔の広い飛石が池に延びて三日月灯籠があり
実は大正期完成の大石武学流に当たる庭園だったりします。
敷地内の津軽旨米屋で昼食。郷土料理は前日食べたし…と注文時に
迷ってたところカレーの香りが漂ってきたので青森りんご入り
陸奥湾ホタテカレーにしました。ルー自体は激甘ってわけじゃ
ないけど、口に入れてしばらくしてほんのり甘く感じるのは
林檎なんでしょうかねえ。ちなみに林檎の跡形はない。

弘前公園に行ったけど移設修理中らしい弘前城の方には
全く行かず、遠目ですら一度も見てない(笑)。
庭目当てで弘前城植物園へ。三の丸庭園は枯滝や小石の枯池を
備えた枯山水ですが大石武学流ではなさそうです。
大石武学流庭園は敷地の奥の方にあり、昭和58年の新しめの庭。
他に菖蒲や百合、紫陽花、バラなども咲いてましたが
暑いし時間もないのでくまなくは回らなかったです。
木陰を求めてロックガーデンに入ったら知床のハイマツ発見。
見本庭園みたいなのもあって路地庭園にはししおどし。
弘前の女性ドライバー、通行人確認しない人が多くて怖いよ…。

お次は藤田記念庭園。お城入らないからと植物園で共通券
買わなかったが買ってた方が安かった…。
瑞楽園のガイドさんが東京の旧古河庭園風と話してまして、
芝生から階段を下ると林だったので最初殿ヶ谷戸庭園
思い出しましたが、もっと進むと開けた広い和風池泉庭が現れ
なるほどと(殿ヶ谷戸庭園の池は林の中だしもっと小さい)。
旧古河庭園のようなバラ園はありませんが、敷地が上下二段に
なっていて下に広い和風池泉庭があるのが共通ってことですね。
東京から庭師を呼んで造らせたらしいので大石武学流では
ありませんが、三日月の彫られた自然石灯籠はありました。
暑かったので池はそこそこにして滝近くで涼む。
和館は抹茶頼まなくても入れました。洋館は喫茶室や2階以外の
一部だけ覗けましたがステンドグラスが見所。

暑い中水分補給しながら20分歩いて貞昌寺。
庭への入口看板のすぐ右に玄関がある庫俚で声を掛けてから
渡り廊下の下をくぐっていきます。意外に広い庭。
京都から来た職人さん達が剪定してて松ぼっくりが落ちてきた。
京都よりはましな暑さだろうけど職人さん暑い中大変だなあ。
瑞楽園のガイドさん曰く「一文字の庭」で大石武学流ではない。
池が遠いのは大石武学流と同じですが、広い芝生に飛石なし。
芝生に入る時はスリッパに履き替えるようとの看板があったけど
底が平たい靴だからかお寺の方からそのまま入ってよいと言われた。

新寺町バス停から弘前駅でバスを乗り換えて盛美園。
まず保存のため公開時間が決められてる御宝殿に慌てて入る。
日本最大と言われる孔雀の蒔絵の壁、極楽浄土を表した金の欄間。
1階(見学可)が和、2階(見学不可)が洋の造りの盛美館は
ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」でモデルになったとか。
でも一回テレビで少しだけ見たけどあまり似てないような…?
床の間の蜘蛛の巣風の窓がユニーク。昔のトイレや風呂もあります。
庭はこちらは回遊式で明治末期のもの。瑞楽園で教えてもらった
大石武学流の特徴が確かにあって、玄武岩の礼拝石もあるし、
あちこちにある三日月灯籠の裏は円形(太陽)の穴になってた。
手前から飛石のある砂利、白砂に七福神を表す7石を配した枯山水、
かなり遠くに蓬莱島(形が亀で赤松が鶴)などの浮かぶ池。
左側から登拝山、真の築山(仏教思想を表しここに枯滝と守護石)、
行の築山(神道思想を表し神社もある)、草の平庭。
山形県の本間美術館も確かそうでしたが北国だからか植え込みに
サツキの代わりに針葉樹が使われてることがあります。
ツツジ類好きじゃないからそっちの方がいいし、ツツジ類を
使えない北国ならではの庭園の特徴があるなら興味深いです。
隣の清藤氏書院庭園(こちらも大石武学流庭園)は要予約で
そもそも予定に入れてなかったけど休館のようでした。
弘南鉄道に乗ったら酒を載せた宴会用列車を見かけたけど
結構揺れが激しいので酒がこぼれないのか気になった。

17:30近くなりようやく暑くなくなる。
弘前駅から碇ヶ関駅(ここまでフリーパス圏内)で降りて
自然薯ラーメンを食べに三笠食堂へ。年季の入った店内。
店内に地蔵の絵、店外の壁に聖書の言葉があり何教か不明(笑)。
暑いけど自然薯ラーメン650円。チャーシューの真ん中にも
自然薯が入ってる。ラーメンは噛みちぎると確かに芋食感かも。
マタギ餃子5個400円も頼んでみた。ニンニクの代わりに
行者ニンニクが入っててスタミナ付きそうな味。皮に自然薯も。
ちなみにラーメン+餃子3個+白米等々のセットの方が安いが
個人的にラーメン+米のダブル炭水化物はきついので。
山のヒグラシを聴き夕暮れや林檎型ガードレール見ながら
ホーマックニコットで買い物して駅へ戻り大館駅へ移動。

大館駅は銅像やら何やら駅前も駅構内も秋田犬推し。
マンホールにも秋田犬イラストあるよ!
街灯の少ない真っ暗な道を行きホテルルートイン大館駅南
宿泊。大浴場のコインランドリーは洗濯200円で洗剤別売。
しかし洗濯後に目の前で乾燥機2回連続延長されてしまい
濡れた洗濯物を持って何度も出直すことに…。
1台しかないのに1時間半以上独占しないでほしいんだけど…。
テレビでシルクロードの番組見てたが若い女の子が一人で
ヒッチハイクなんてカザフスタン治安いいんだか悪いんだか。


《写真ブログ記事》
青森県・弘前 岩木山神社
青森県・弘前 瑞楽園
青森県・弘前 津軽藩ねぷた村
青森県・弘前 弘前城植物園
青森県・弘前 藤田記念庭園
青森県・弘前 貞昌寺
青森県・平川 盛美園
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神社~神社間の駅伝でついに神道校がシード

2018-11-04 | 走る若人が好き
國學院6位シードやりましたね!
中継ではスルーされまくりでしたが…
せめて中継所くらい映してあげてよ…。
他に5位帝京と8位城西も初シード、7位法政もシード獲得。
一方で中央学院が久々にシードを落としたり、
早稲田が関東最下位になったり今年は変動多いなあ。

全日本大学駅伝、優勝は予想どおり青学でした。
でも4区でトップに立つと思ってたので7区まで待たせるとは
焦らしたなあと(笑)。視聴者としては4区で決まっちゃう
よりも終盤逆転の方が楽しめたかとは思いますが。
今回から前半区間が短めで最後の7区8区が長いコースに
変わったのですが、スピードランナーも長い距離が得意な
ランナーも揃えている青学には関係なかったですね!
エースの森田選手が7区できっちり勝負を決めました。
各校の戦略も前半勝負だったり後半勝負だったり
4区にエースを持って来たりと分かれて面白かったです。
来年からは2区7区にエースが来るのが多くなるのかな。
シード争いをするなら8区も引き続き大事ですね。
1区は短くなったので國學院や城西みたいに遅れても
2区にエースがいれば挽回できるようになりました。

2位は東洋が来るかと思ってましたが東海でした。
東海は前半勝負で来ました、というかスピード型の東海は
青学東洋みたいに長い7区8区の適任者がいないので
前半勝負で行くしかないですよね。2区でトップに立って
3区館澤選手で差を広げて逃げる作戦。もっと早く青学に
追いつかれると思ってたし東洋にも最後抜かれる予想で
いたので個人的には6区まで首位で粘っての2位は健闘。
東洋は去年出だしうまく行ったのに今年失敗しましたね…。
西山選手調子悪いのかな?7区8区に山本選手相澤選手と
ダブルエースを置く後半勝負型で組んできましたが、
序盤の遅れと流れの悪さが響いたか3位にとどまりました。
吉川選手がいなかったのも痛かったかなあ。
4位に駒澤。予選会からの調整は難しかったと思いますが
きっちり上位に入ってきて復活傾向にありますね~。
片西選手の、序盤誰かと並走して後半抜け出す走りは
健在でした。箱根は1区なのか2区なのか。
今度の箱根はもう少し往路重視で配置してほしいです。

1区の学連石井選手の関東勢を蹴散らしての関西勢区間賞と
学生界第一人者4区順大塩尻選手のごぼう抜きは痺れました!
各校エースを押さえて2区区間賞の城西荻久保選手は
出雲はまぐれじゃないことを証明。今後が楽しみ。

テレビ中継はデータ放送がなかったことに不満。
選手1人1人のプロフィールや抱負まではいいから、
各校の出走メンバー一覧、中継所ごとの総合タイム、
区間タイムを載せてもらえませんかねえ…。
あと公式サイトはチームエントリー早く載せてくれ。
HTMLページの形で載せようとすると遅くなるので
速報としてPDFでアップしてくれたらいいんですよ…。

箱根の展望ですが、青学以外の優勝が想像できません。
メディアはいろいろ煽るでしょうが、アクシデントが
なければ3冠決まりなんじゃないでしょうかねえ…。
今回上位争いした帝京がどこまで躍進するかなとか
シードも3校くらい入れ替えがあるのかなとか
山のスペシャリストが誰か出て来るかなとか
興味はもっぱら優勝争い以外のところですね。
さて、どんな青学劇場を見せてくれるのでしょうか。
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