Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

石見出雲一人旅 1日目

2022-06-18 | 旅に出た
昨年秋の島根旅行の記事です。
島根は島根でも西半分の方で
松江市中心部は今回対象外。

コロナ感染者数とにらめっこしながら
落ち着いてきた頃に日程を決めたので、
旅行日から1ヶ月切った中での計画。
東日本は秋の日没が早いから西日本、
プランを全然考えてない地域は無理で
作成済みプランを見ると2020年GWに
断念した九州のプランは春向き、
広島のプランは厳島神社の鳥居の
修復完了を待ちたいということで
山陰方面のプランを候補に。
島根西部の路線バスを確認したところ
最近廃止や減便が出ていて、「今後
これ以上減ったら公共交通機関で旅行
できなくなる、ヤバい」と焦って
急いで島根西部へ行くことに決定。
それでも最寄りのバス停まで30分
歩くとか結構やってるので、
今回の旅行は1日平均11km歩いてました。
なのでコロナの少ないところに逃げたと
いうよりバス廃止を恐れて島根に決めた。

観光施設やお寺がコロナで閉鎖して
いないか事前に確認しておきました。
直前で航空券が航空会社の正規料金だと
高く、またサンライズ出雲で帰ることも
考えたけど(空席があったかは知らん)
今回はさくらトラベルで手配。
以前は宿泊の付かない格安航空券って
あまりなくて検討に入れてなかった
ですが、最近はあるんですね。
ここは変更やキャンセルの連絡がメール
のみで、予約した時のメールアドレスで
しか受け付けないとのことなので、
スマホ等で使ってるメールアドレスが
いいですね。予定どおり乗ったから
問題にならなかったけど、私はうっかり
PCメールで予約してしまって後悔。
コンビニ払いにしてもコンビニで搭乗用
QRコードは印刷されず、確認番号で
チェックインする必要があるのが正規と
違うところ。確認番号を忘れると困るので、
確認番号通知メールを手元に持つという
意味でもスマホ等のメールアドレスで
予約するとよさそうです。

まずは萩・石見空港まで空路で。
羽田空港では第1ターミナルに行く客が多く
ANA客よりJAL客が多そうな感じでした。
コロナ流行し始めの前年2月より空港内の
アルコール消毒液が増えてました。
GoTo期間じゃなくて保安検査場も空いてた。
パーカー着てたらフードをチェックされた。
搭乗口がサテライトと書いてあり、
ゲート通過でバスに乗せられたから
そのまま飛行機の下に連れて行かれるのかと
思いきや、別の建物に着いてそこから搭乗。
減便で客が集中してるからかガラガラでは
なく、それなりに乗ってました。
私は足元にリュックを置くので、荷物入れの
使い捨て袋が配布されて嬉しかった。
設置されてる画面で飛行地図見てました。
画面にタッチしてスマホみたいな操作で
地図の向きを変えられる。
着陸前にコックピット画面の高度が
ぐんぐん下がるのも面白い。
3年前の鳥取旅行は陸路だったので
(帰りは空路だけど夜だったし)
日本海側の景色を空から見るのは久々。
鳥取砂丘や出雲大社も分かった。
萩・石見空港のサイクルステーションに
吉田くんのイラスト。現地意外に気温低い。

バス停から約20分歩いて坂上って
雪舟の郷記念館。住所やら書かされた。
益田家肖像画の一つが雪舟によるもの。
展示はそれほど多くなかった。
平成2年完成の八景園目当てでしたが、
似たような舟形石が3つ置かれてるのが
わざとらしくて正直好みじゃない…。
窓越しですが窓に線が入ってます。
未訪の庭園優先したけど本物の雪舟庭園が
ある萬福寺を再訪した方がよかったな…。
銅像見て大喜庵のそばにある水抜かれた
池泉庭っぽいの見てバス停へ。

先に特急の切符買ってから益田駅前の
大阪王将でランチ。実は今回の旅では
かなりまともな部類の昼飯。
前回は徒歩圏内にあった蕎麦屋で
蕎麦食べたけど今回は時間がない。
中華そば+焼餃子で806円。
駅前他に飲食店ないからかだんだん
混んできてカウンター満席。
益田駅前にも庭っぽい石。
最初は折居駅で降りて大麻山神社の
庭園も行くことも考えたけど、
山の上にあってタクシー代が高すぎて
断念しました。バスもないし何時間も
掛けて登山するのもきついし。
特急は海側に座ったら岩場の海岸が
何度か見えました。車窓も旅の楽しみ。

江津は赤瓦の町だそうですが
赤瓦だけとは限らず黒瓦の家も多い。
回送バスに「申し訳ございません」と
謝罪表示。住民から怒られるのかしらん。
浜田方面のバスに乗り、電話で事前予約
してた小川家雪舟庭園に伺いました。
庭の見える書院にご案内いただきます。
ちなみに雪舟庭園の反対側にも庭。
縁側で丁寧に説明いただき40分ほど滞在。
自邸に限らず庭園に造詣の深い方でした。
重森三玲も庭園10選に選ぶほど愛した
石組の素晴らしいお庭。
(そりゃ重森三玲なら石組重視よね)
三尊石左側にも水路がありますが、
右側から水を引き、石組の上の方は
滝石、下の方は水の滝という構成。
「石が崩れるといけない、水がなくても
美しいから止めては」という重森三玲の
助言で水は今流していないものの、
雨が降ると水が溜まるとのことです。
鯉を飼うために後世池を掘り下げた説。
雪舟の室町時代にはないはずの灯籠が
ありますがこれは後世のもの。
私邸ということで池の周りの柵もなく
昔そのまま、現代的なものが一切
目に入らないのが素晴らしいです。
後ろの山は西日本らしく照葉樹林、
落葉樹はドングリくらいみたい。
ツワブキの花が見頃でした。

私費で維持管理してるとのことです。
国の名勝になると庭園とは無関係の
母屋の改修や障子の張り替えすら
自由にできないそうで、4代続けて
断っておられるとのことです。
また観光地化も望んでいないと。
「庭園に興味ないけど暇だから
ふらっと寄れるところないかなー」
程度の軽い気持ちでいきなり
観光客に訪問されるのは小川家の
方の本意ではないように感じます
ので、予約必須かと思います。
(あとスタッフ置いて接客してる
観光地じゃなくて個人宅なので、
いきなりアポ無し訪問されても
対応が難しいかと…)
最後に外からも見せていただき、
斜めからのアングルもなかなか。
益田の小河氏邸に重森三玲の庭園と
茶室があり、想定は専門家などかと
思いますが依頼があれば見学にも
応じているらしいと聞きました。

また浜田方面のバスで移動、
バス停から少し歩き石見畳ヶ浦へ。
海岸への入口のトンネルの手前に
ちゃんと公衆トイレがあります。
トンネル内は侵食で洞窟になってて
波が押し寄せる。説明パネルも有。
岩から生えてるように見える
丸いキノコみたいなノジュール
(貝の化石)が点在してる
珍しい海岸です。岩場の割に
歩いてて軟らかく感じました。
腰掛けるにはちょうどいいけど
足元見て歩かないと転倒必至。
休日で家族連れが生き物を
探したりしてました。
めがね橋が見える辺りまで歩いて、
断層でできたという「馬の背」
にも上陸してみました。
夕日に照らされる潮溜まり。
白鷺って海にもいるのか。
帰りバスを待たず敢えての下府駅
(「しもこう」初見で読めん)
徒歩25分ルートにしたのは
何故なのか…。途中の小学校で
赤瓦の屋根&庭らしきものを
見かけたけど、小学校はマジ事案に
なりかねないので撮らずに去る。

浜田駅で下車してすし蔵浜田本店へ。
浜田や益田に店舗がある回転寿司屋。
家族連れが待ってたけどカウンターが
空いてたので並ばずに済んだ。
一応回転寿司だけどタッチパネルで
注文して直接出てきました。
浜田地魚三貫盛りはふぐ、ヨコスジ
フエダイ、生タコ。どれもさっぱり系。
のどくろは濃厚でした。一口サイズで
390円だけど気軽に注文できます。
地元で上がったものらしい。
こってり系は満腹にならぬうちにと
炙りサーモン塩だれを注文、
口の中で脂が染み出ます。
ノーマグロはないだろと中トロ一貫。
黒瀬ぶりの握り。好物の煮穴子で締め。
11貫で1840円。普通の回転寿司よりは
高いだろうけど美味しかったし
敷居の高い海鮮料理店よりは安い。
好きじゃないネタは頼まなきゃいいのと
早く出てくるのもいいです。
粉玄米茶は初めて見た。帰る頃には
寒くなってました。海沿いの割に
朝晩と日中の気温差が大きいですね。

グリーンリッチホテル浜田駅前で宿泊。
靴脱ぐ式の部屋にしてみた。
結局ベッドに寝そべってたのであまり
活かせなかったけど、衛生面を気にせず
荷物を床に広げられるのはいい。
和風の壁紙。冷蔵庫が最初見つからず
翌朝のヨーグルト買ってたから焦った。
蛇口短い以外は全体的にまずまず。
大浴場に化粧水持って行き忘れるミス、
備え付けもないし部屋に戻るまでに
顔が乾燥(ちょっとサウナ入った
のも悪手)。貰ったフェイスシート
使ってもよかったけど翌日に取って
おきたかったので使わず。
コインランドリーは洗濯200円洗剤別、
乾燥1時間200円。1時間も要らんので
40分で止めた。乾燥機の位置が高いので
踏み台があるとよかったなあ。
コインランドリー使うのは男性客の方が
多いのは知ってるけど。


《写真ブログ記事》
島根県・益田 雪舟の郷記念館
島根県・江津 小川家雪舟庭園
島根県・浜田 石見畳ヶ浦
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