Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

広島一人旅 2日目

2024-04-06 | 旅に出た
旅行2日目は瀬戸内海沿いを西に
進んでいきます。睡眠7時間半。
朝食バイキングは瀬戸内産の
アスパラガスなどがあった。
おかずはめっちゃ種類が多い
わけじゃないけど十分。
帰り際パンの種類が増えたので
結局4個食ってしまった。
天気はいいものの、朝は何か
羽織らないと寒かったです。

ホテルに近い三原港から
生口島の瀬戸田港へ船で移動。
休日はウサギで人気の大久野島
にも船が出てるらしい。
大型フェリーとかじゃないので
直前までに券売機で切符買って
乗船口に行けば間に合いそう。
他の船では自転車詰む客も。
島の住民の通学などがメインの
ようで乗る客は少ないです。
客が乗ったらすぐ出港、その後
切符回収。乗船時に改札しない
から、行き先間違えて乗っちゃう
観光客もたまにいるのでは…?
波高くないし睡眠十分だし
短時間の高速船だし全然酔わない。
申告しないと途中港には停まらない
システムで、聞かれてたのに
聞いてなかった客のおっちゃんが
乗務員に何か言うとった。
まあそんなに客多くないんだし
乗務員の方で切符を目視して
確認すれば確実だろうにとは思うが。
帰りは昼食混雑次第ではギリギリに
なるかもしれんので先に切符購入。

開館まで1時間弱暇なので
石段を上って向上寺に行ってみた。
「200mあとわずか」とかいう看板が
石段前にあって杖も用意されてたが、
いや石段上るこれからが本番だろうと。
山登りすると暖かくなってくる。
三重塔は室町時代のもので国宝。
萩系の花を手前にして撮ってみた。
山頂に着くと、穏やかな瀬戸内海を
バックにした三重塔が素敵!
橋で繋がった離島の果樹園や
三原方面も見渡せます。
果樹はレモンかな?みかんかな?
疲れるけど上ってよかった!
山を下りて町家っぽい建築や
和モダンなカフェ&宿の並ぶ
通りを進む。干し蛸売ってた。

9:00開館を待ち平山郁夫美術館。
撮影可、ロッカーにリュックを
置いて鑑賞しました。
入れなくてガラス窓越しだけど
枯山水らしい庭がありました。
第一展示室は幼少期からの絵、
画家になる人は中学の頃から
かなり上手。広島で被爆して
後遺症に苦しんだそうです。
第二展示室は敦煌の作品、
求法高僧東帰図は天竺から唐土に
帰る僧の列を金色の仏光が照らす絵。
文化財保護活動でも有名ですよね。
スーパークローン敦煌莫高窟あった。
第三展示室は様々な作品を展示。
さっき山頂の展望台で見た三重塔+
瀬戸内海の絵もあり、あの景色は
平山郁夫も魅了したんだなあと。
宮島や奥入瀬渓流、京都の寺院から、
中国黄山の深山幽谷、パミール高原、
チベット、アンコールワット、
ガンダーラ、バルミラ、ブルーモスク、
フランスの巡礼まで世界各地の絵。
生涯ラクダ何頭描いたんだろう。
完成まで相当な時間が掛かってそうな
大きな作品もあります。
ミュージアムショップには山梨の方の
美術館にある作品のグッズも。
コピーは4桁だけど実物の絵に見える
複製画や銅版画だと5桁6桁のお値段。

耕三寺は平山郁夫美術館の入館券提示で
200円引き。実業家耕三寺耕三が建てた
母親の菩提寺です。回るのに1時間以上
掛かりそうで途中水分補給が必要なので
荷物をロッカーに預けず歩きました。
時間なくならないうちに潮聲閣、
200円別途掛かるけど昭和初期の豪邸
立派から行くべき。母親の隠居所として
建てた昭和初期建築。浴室と廊下の間は
ステンドグラス、その廊下に鸚(?)の
乗るランプ。応接室は清朝の家具で統一。
母親の居間は花鳥画の格天井、
梅とセキセイの立体的な彫刻を施した
欄間、黒柿の床柱、襖絵など豪華。
逆にリラックスできるのか?ってほど。
大広間(廊下側の障子下にパイナップルの
絵?)や仏間からは奈良生駒石を使った
庭が見えます。表玄関は出窓の側面にまで
絵が描かれ、式台は彫刻に格天井。
仏間も極楽風の格天井になってます。

五重塔を見上げ、さらに上まで行くと
日光東照宮のような孝養門と平等院
鳳凰堂のような形(色は違う)の本堂。
細かい彫刻+極彩色で豪華絢爛すぎる。
これ日本人もびっくりだがむしろ
外国人観光客完全ストライクだろ!
アクセス大変だけど外国人観光客
絶対来た方がいいよこれ。
千佛洞は前半は地獄絵図などが飾られ
仏教の勉強コーナーだけど後半が圧巻。
無数の石仏が洞窟の高い天井にまで
鎮座。滝が落ちてるところもあった。
洞窟から出たら大きな観音像。

イタリア産大理石で造られた
「未来心の丘」は世羅出身の彫刻家に
よるもので、大きなオブジェのよう。
インスタ映え確実なので若者だらけ。
ギリシャの遺跡のように真っ白で、
快晴だと白が鮮やかだけど日差しが
反射して暑い。冬の方がいいかも。
一通り見たらたまらず日陰に避難。
ここに犬連れてる人がいたけど
犬の肉球火傷してないか心配。
犬も日陰行きたそうだった。
馴染んだ白い外観のカフェもある。
戻ったらやはり極彩色の多宝塔の
辺りから孝養門を見下ろします。
法宝蔵には鏑木清方などの近代
日本画を、分館の金剛館には
仏像などを展示してました。

昼食はちどりで蛸飯1300円。
しかし団体が入ってるらしく行列。
席が空いてもスタッフが配膳や
団体対応に忙しくてなかなか
案内されなかったです。
30分ほど待って12:00過ぎに
案内されたら即注文。
シンプルなメニューだからか
トイレ行ってる間に来てた。
まだ待ってる行列客に配慮して
食べたらすぐ店を出たので、
20分も滞在してないです。
蛸飯はあっさり味、蛸コリコリ。
味噌汁、大根サラダ、漬物、
塩辛(?)も付いてたかな。

瀬戸内を訪れながらレモン系
食べてないなと、通りで見かけた
向栄堂でレモンケーキ170円
買って店内の椅子で食べました。
港の駐輪場に自転車いっぱい。
ママチャリも多いので、たぶん
しまなみ海道サイクリングの
観光客じゃなくて島の住民が
島外に出る時に置いてる。
海を覗いたら黒い小魚。
また船で三原に戻る。
操縦席にカープのシール。
途中他の港に停まったけど
本当に僅かな停留時間だった。
自転車の後ろに果物の箱積んだ
住民が三原から乗ろうとしてた。

呉線で竹原まで移動します。
大黒&打出の小槌の鬼瓦は
呉線沿いでも意外と多かった。
車窓から海岸!真下に海が迫ってる
場所や減速してくれる場所もある。
日差し我慢してでも海側おすすめ!
大久野島行き忠海港前の駐車場が
車でぎっしり。本当に人気だなあ。
交差する飛行機雲、湿度が高く
天気下り坂のサインとも聞くが、
天気予報ではずっと晴れ。
暑くて脱いでた帽子を下車時に
置き忘れかけて焦る。
竹原の商店街はイベント中。
ゆるキャラの神社や、竹原が
舞台になったアニメキャラの
飛び出し坊やも発見。
道路やマンホールに竹の絵。

森川邸(旧森川家住宅)は
大正期に建てられた町長の邸宅。
入館料支払いは交通系ICでも可。
主庭も中庭2つも特に明確に
枯山水とか茶庭って感じでもなく、
飛石沿いにモミジ(紅葉し始め)
などの植物を楽しむタイプかなあ。
大広間のどこから見ても灯籠が
中心になるよう設計されてるらしい。
日本家屋ならではの開放性があり
涼しい風が抜けていきました。
大広間の欄間を見ようとしたら
雲形の壁みたいなのが突き出てた。
当初あった床の間の名残らしい。
障子のガラスの模様の陰が畳に映る。
違い棚付きボードなどの家具も。

旧光本家住宅にも寄りました。
今井政之陶芸の館には入らず、
離れ座敷と庭だけ見ました。
その場合は無料。飛び石を配した
庭ではシュウメイギクが咲いてた。
すぐ見終わったので旧松阪家住宅に
行った方がよかっただろうか…。
照蓮寺にも庭園あるらしいけど
非公開。頼惟清旧宅にも少し入って
みたら生け花飾ってました。
西方寺の普明閣から黒瓦の多い町を
見下ろします。反対側に瀬戸内海も
ちらっと見えました。

後は昔ながらの町並みを歩きます。
竹原は製塩で栄えた町らしい。
町屋建築がマイブームだったので
見てて楽しかったです!
森川邸もだったけど鼠色の漆喰壁が
多いのが竹原の特徴ですね。
駒寄や犬矢来(直線系も曲線系も)
もあったけど、中には道路に
はみ出ちゃってそうなのも。
1階の窓は出格子に千鳥彫ったの
とかあった。出格子は出窓じゃ
なくて格子だけ出っ張るのね。
縦だけの格子窓だけじゃなくて
一部横になってるのもあった。
2階は虫籠窓、格子窓、柵が
張り出した窓など様々。
通常の2階よりも天井が低い
厨子2階建ての町家もあった。
洋館は歴史民俗資料館。

施設にあまり入らなかったので
1本早い列車に乗れました。
夕暮れの車窓を見るために
また海側に座ります。
安芸津で外国人が何人も下車。
風早辺りから安浦辺りまで
牡蠣を養殖する海が時々見える
ように。予定どおりの時間だと
日が暮れて景色見えなかったから
列車早めてよかった!
広の手前の仁方辺りからは
雲が付いたみたいな型の鬼瓦が
出てきて大黒がぐっと減る。
広で乗り継いだら別のホームに
またカープ列車がおった。
10月だったけど「球春到来、
新井カープ始動。」って貼り紙
あったから春から変わってない。

呉で降りたら、翌日の朝食用に
名物メロンパンを求めて
ゆめタウンへ行くも売り切れ。
それか早めに営業終了したか。
半月の出る黄昏の港に出て
大和ミュージアム付近の展示物
ライトアップや船を見て
残念な気分を紛らわします。
とはいえ軍事知識ない私が
見ても豚に真珠、猫に小判。
「しんかいは深海探査船かなー」
くらいしか分からん。
結局ゆめタウンに戻って
お土産コーナーで呉名物いが餅
(10月の亀山神社大祭の時に
販売、いが餅自体はいくつかの
他県にもある)と魚肉加工品
おつまみカープカツ(ビッグ
カツの方が有名?)を買って
翌日の朝食にした。

夕食は麺料理の店だから回転
早いかなと思いきや待たされる、
というか意外に回転悪かった。
後ろに並んでた客がしびれを
切らしていなくなった。
細うどん(海軍がすぐ茹でて
食べるため細いらしい)も
海自カレー(海自レシピどおり
らしい)もスルーして呉冷麺
780円+牛肉食べたかったので
広島牛のすじ煮込み580円。
30分近く待って腹減ってたので
案内してすぐ引っ込もうとする
店員呼び止めて注文した。
私が入店した直後に子連れ客が
一気にはけて、その後あまり
客も来なくて一気に空きました。
確かに日曜18:00台は子連れ客
タイムですな。このところ牛肉
不足だったのが牛すじ煮込みで
解消、味も濃すぎず問題なし。
呉冷麺はチャーシューと
半熟煮卵ときゅうり入り。
韓国要素ないし冷やし中華だな
と思ったが、呉冷麺は冷やし
中華で合ってるようだ。
しかし包装用ラップみたいなの
食べかけてテンションダウン。

呉には朝食バイキングが魅力的な
コンフォートホテルもあるけど、
メロンパン食う気でいたので
敢えてビューポートくれホテル
素泊まりにして安く済ませた。
結果的には食えなかったが。
コインランドリーは洗剤別売
100円、洗濯200円乾燥30分100円。
トータル標準的だが洗剤高くて
驚いたあまりフロントから
パジャマ取ってくるの忘れた。
部屋や大浴場は古いけど不潔な感じ
ではないのでOK。客を見かけず
他に宿泊客いないのかと思ってたら
大浴場に2人来ました。
部屋が妙に暑いと思ったら25度。
熱帯夜かよ寝らんねえよ。
エアコン付けたら暖房、堪らず
窓開けた。結果寝不足。
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