8月、孫を連れて北海道に行って来ました。まだ飛行機に乗ったことのない孫を飛行機に乗せることが目的だったので、札幌・小樽一泊2日の急ぎ旅でした。帰りの新千歳空港でのこと、JALの発券機だけが延々と並び、私たちの乗るスカイマークの発券機には中々たどり着くことが出来ません。たまたまJALの添乗員らしき若い女性が通りかかったので、「スカイマークのチケットは、JALの発券機では出て来ませんよね?」と尋ねてみたのです。銀行のATMはどの銀行からでも引き出せるので、ITの発達した今の時代ならもしかして?と一瞬期待したのです。
すると彼女は柔和に微笑み、「もちろんでございます。」と返答してくれました。さすがJALの添乗員ともなると丁寧な言葉使いだな、と感心したのですが、その言葉を何度か頭の中で反芻する内、気付いたのです。彼女の微笑みのお蔭で最初は分からなかったのですが、「当たり前ですよ。」というのが「もちろん」という言葉の真意なんですね。
「分かり切ったことを聞くんじゃない。」という気持ちが、もちろんという言葉になってしまったのかもしれないし、受け取り方によっては、「何て無礼な言い草だ。」と腹を立てる人がいるかもしれません。「おっしゃる通りでございます。」と言う言い方が正しいのかもしれません。しかし彼女にそんな底意(そこい)があったとは思えず、時代に取り残されそうな高齢者をいたわり、優しく微笑んでくれたんだろうと思うのです。ささやかな北海道の思い出です。
すると彼女は柔和に微笑み、「もちろんでございます。」と返答してくれました。さすがJALの添乗員ともなると丁寧な言葉使いだな、と感心したのですが、その言葉を何度か頭の中で反芻する内、気付いたのです。彼女の微笑みのお蔭で最初は分からなかったのですが、「当たり前ですよ。」というのが「もちろん」という言葉の真意なんですね。
「分かり切ったことを聞くんじゃない。」という気持ちが、もちろんという言葉になってしまったのかもしれないし、受け取り方によっては、「何て無礼な言い草だ。」と腹を立てる人がいるかもしれません。「おっしゃる通りでございます。」と言う言い方が正しいのかもしれません。しかし彼女にそんな底意(そこい)があったとは思えず、時代に取り残されそうな高齢者をいたわり、優しく微笑んでくれたんだろうと思うのです。ささやかな北海道の思い出です。
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