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水清ければ

2024年08月20日 | 日記
 自民党の総裁選が、いよいよ来月実施されることになりました。これまで次から次に不正が暴かれてきましたが、新総裁が誕生して不正は無くなるのでしょうか。思えば政界と言うところは、川に例えるなら濁った川のようなものかもしれません。果たして濁流は、清流に変わることが出来るのでしょうか。

 「水清ければ魚住まず」という故事があります。清廉潔白すぎると孤立してしまう、という意味です。本当に水が清いと魚は住めないのでしょうか?そんなことはありませんよね、だって清流と言われる四万十川や長良川には、沢山の魚が住んでいます。水が濁っているメリットは、他の汚れを隠してしまうことだけです。それでは、水が濁る原因は何なのでしょう。私は、特別扱いされても当然だという、国会議員の優越感が原因ではないかと思うのです。

 優越感が水を濁らせている例は他にもあります。難しい試験を突破してきた人達、下請けに対する親会社の人達も、優越感から水を濁らせてはいないでしょうか。優越感の在る所に不正在り、そんな図式が描けそうです。それでは、特殊詐欺を働くような人達はどうなのでしょう?彼らにもまた、素人を騙せるという犯罪プロとしての優越感があるのかもしれません。今度の総裁選が、濁流が清流に変わるきっかけになることを願いたいものです。
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