「さかなやま おおはらじ」ではありません。「ぎょざん たいげんじ」と読むそうです。魚山声明(ぎょざんしょうみょう)といって天台宗の法要儀式に用いられる仏教声楽のことで、この地で伝承されてきました。魚山とは中国山東省に所在する声明の聖地だそうです。
大原で最も著名な三千院には非常に多くの参詣客が集まりますが、そこを通り過ぎてさらに奥まで進む人は多くなくてぐっと静かになります。勝林院(魚山大原寺の本堂)、宝泉院があり、三千院すぐの近くがこの実光院で、勝林院の僧房の一つです。
抹茶をいただきながら、お庭、契心園を眺めました。
あまり広くは無いけれども、手入れされた庭園には四季折々の花が咲きます。
カキツバタ。
コウホネ。いつもの年より、早く咲いたと聞きました。
柿の花。
シラン。
隣地を流れる律川から水を引いています。呂川とうい渓流もあって・・・
【ろれつが回らないの語源・由来】 「呂律」は、もともと中国から伝わった雅楽の言葉「りょりつ」。 「りょりつ」は「言葉の調子」を意味し、「呂(りょ)」と「律(りつ)」という音階が合わないことを「呂律が回らない」と言ったことから、一般にも広まり「言葉がはっきりしないこと」を意味するようになった。
gogen-allguide.com/ro/roretsu.html
と、いうことです。
コアジサイ。日本固有種です。
青もみじ。
根回りが3~4mもある古木が数本あります。秋には見事な紅葉となります。
客殿の欄間には「三十六歌仙」の色紙が掲げられています。江戸時代中期に狩野派の絵師によって描かれたものです。(一乗寺にある詩仙堂の三十六歌仙色紙は撮影禁止ですが、ここは許容されています)
アップ・・・
石灯籠と台杉。
さて、この花は、何でしょうか?
室内の花瓶に飾られていました。
案内の人にうかがうと、
オオヤマレンゲだとか。
奈良県吉野郡天川村に自生地があるとか。ただし本格的な登山となりますね。
玄関を出て、門までの庭に、こんな花木がありました。
カラタネオガタマという木で、バナナのような甘い香りが漂っていました。
^^^クラウドの雲^^^
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