朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

「哲学の道」の桜

2016-04-06 | 京都の文化(春)

満開の桜並木を歩くことができました。(4月5日)

日本画家の橋本関雪とその妻がこの疎水の桜の並木を寄付したことから「関雪桜」と呼ばれるすばらしい花見の名所ともなっています。

東山と山科の県境の山にトンネルを掘って、琵琶湖の水を京都に運ぶ疎水が明治時代に完成しました。その疎水の分線の一つが洛北の松ヶ崎浄水場までつながっています。南禅寺から銀閣寺道の区間、若王子橋から銀閣寺橋へと続く約1.5kmの散策路が「哲学の道」と呼ばれています。

平日でしたが、観光客でいっぱい、半数以上が外国人の模様でした。

京都大学にも近いことから、哲学者・西田幾多郎や田辺元が、思索にふけりながら歩いたことからこの名前がつきました。これは西田が詠んだ歌 「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」 の石碑です。

ミツマタの花も満開です。

レンギョウ。・・私が生まれた時に、庭にあった鮮やかな黄色のこの花をよく覚えていると母がこの季節になると話してくれます。

着物の女性たち、いずれも外国人のようでした。

日本の和装も、外国の人達に海外でもっと広がっていくといいと思います。ユカタは部屋着としてある程度使われているようですが。

ソメイヨシノ。

オオシマ。緑の若葉が良いアクセントになっています。

小さな灌木ですが、長寿桜です。

外国のアジア人カップルが、ドレスアップしてカメラマンを従えて記念撮影を繰り返していました。 この橋の上ならば、あまり通行に支障がないですが。その後、別の場所で何組かの同様なカップルを見かけました。

シャクナゲが、もう咲いていました。

疎水沿いの大きな民家が「ようじやカフェ」になっていて、多くのお客さんで賑わっていました。

一方で、遊歩道に面したイタリア風の喫茶店が閉店しています。疎水の風景が眺望できる良いロケーションですが、なぜか経営がうまくいかなかったのですね。オフシーズンでの経費節約に失敗したとか、オーナーが何かで財務を失敗したのかな。

ここでも、記念写真大会。背景のいい場所は行列ができていました。(つづく)

 

コメント (2)
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