朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

北山杉の里、中川

2010-10-28 | 京都の文化(秋)
紅葉で有名な京都高雄からもっと奥地に行くと、山の斜面一杯に杉が植林された場所があります。

山城中川。かつては「みがき丸太」の名産地として名をはせ、数寄屋造りなど和風建築にはなくてはならない材木でした。

その育成過程で副産物として、発明されたのが「台杉」。杉の根元に近いところから数本の枝が垂直に伸びて上部にだけ葉をつけています。台杉はその姿形が珍奇であるところから、京風庭園によく取り入れられています。



JRバスに乗って、この里に見学に行きました。バス停のすぐ横の急な坂道を登りきると、この生垣が現われました。



近くで農作業をしていた家主さんが話しかけてこられて、説明を聞くことができました。この杉の生垣は、一本だけ垂直の枝を残して剪定を続けてきた結果、40年かけてこの形になったそうです。



この方は本職の植木屋さんでした。かやぶき屋根の家はもう200年経っているとのことでした。

秋明菊が沢山植えられていて、赤、白、ピンク、一重、八重と花盛りでした。
コメント (2)
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