朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

清元

2009-01-27 | 伝統芸能
第11回。清元清寿太夫(きよもと せいじゅだゆう)が講師、実演。
 演題は、「青海波」と「落人」。
 太夫さんはもう一人、若い清元国恵太夫、舞台に出て7年目だそうです。三味線はお二人、清元栄吉(芸大卒)と清元美十郎。
 最初の演目は「せいがいは」
 明治30年五代目清元延寿太夫の名披露目(襲名披露)に、二代目清元梅吉の作曲で発表された。
 御目出度い言葉がいっぱいでてきました。
 
 清元と常磐津の違いと関係は?
 おじとおいの関係だそうです。常磐津が古くそれから「富本節」が生まれ、その後、清元につながった。といっても全てに知識がないので固有名詞を理解する意味ないです。
 違いを簡単に表現すると、他の唄いに比べ、清元は唄いの音域が広い、高音(と中音)の響きがよいのが特徴のようです。

 二つ目の演目は「落人」
 ** 落人も見るかや野辺に若草の芒尾花(すすきおばな)はなけれども 世を忍び路の旅衣...
 おかる・勘平、正式の演目は「道行旅路の花婿)。忠臣蔵の三段目、自分のお殿様(浅野守)への職務不備により切腹するところを恋人お軽の説得により、彼女の実家へ逃走する場面です。
 突然、お軽の上司、「伴内」が現れて、鳥づくしのせりふを軽妙に発言する。
 さて、その後、お軽はどう活躍したか、勘平はどんな役割を果たしたか。討ち入りの時に、勘平は参画できたか?
 興味深いですね。 

 Q&Aも、ユーモラスに、三味線方もいれて楽しくお話をうかがいました。
 この日は、東京新橋演舞場での公演があったそうですが、そちらを代役に任せて京都においでいただいた模様でした。


 
コメント
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