アメリカ式に数えるとフィフティスリートゥリリオンダラーズとなるそうだ。
トゥリリオン(Trillion)=兆であるから1ドル88円くらいで換算するとわかりやすく4,700兆円となる。53兆ドルと発表されているそうだが。
でも漢字を使わないとタイトルのように一瞬では読めない程の桁数になってしまう。一体これは何の額?
実は年金保険などを含めたアメリカの財政赤字の総合計。日本の赤字もすごいけど約10倍近い額だ。
今の世界不況はアメリカ発の金融システムの崩壊が発端だが、早い話が超巨大なバブルが弾けたような按配だ。
日本のバブルのように一国の金融不安で留まらなかったのは世界がアメリカの強大な経済信用力の上に
経済システムを構築していたからに他ならない。ドル貨幣を良く見ると「IN GOD WE TRUST」と書かれているのが読めるが、
要するにアメリカの保有している全世界の量の半分くらいの金の価値を信頼し、いつでもこの貨幣は金に交換できますよ
という保証の上にドルを中心とした通貨システムが出来上がっていた。ドルの流通量が実際の金の額を上回った後も、
アメリカの経済力が強力だった故に金本位制のシステムが便宜的に維持され続けてきたのだ。
ところが、サブプライムローンという日本でいう住宅金融公庫が貸し出している住宅ローンが140兆円も焦げ付くことが明らかになってしまった。
そうすると住宅金融公庫(実際には2社の住宅向け融資の会社だが)が事実上破産したと同じになる。
そうすると2社の住宅金融会社に出資していた5社の投資会社(リーマンブラザーズなど)が相次いで連鎖倒産することになる。
それで慌てて政府が支えるの支えないのとモタモタしているうちに、これはヤバイと感じた一般投資家や投機筋が
一斉に投下資本の回収に走ってしまった。もう止まらない。
要するに銀行が潰れると噂になると貯金をしている人が下ろしに殺到するのと同じ。
それで世の中に出回っていたお金が回収されてしまい銀行からお金がなくなってしまった。
そうなると運転資金が必要な自転車操業の企業にお金が融資されない。
ましてや銀行同士や企業の信用不安が蔓延してしまってお互いが疑心暗鬼だから貸し渋りも横行してしまう。
それらが世界中で一気に起こってしまったが故の世界不況ということである。
同時にリーマンなどの投資銀行と呼ばれる金融会社がレバレッジ(テコという意味だが、
小さなお金で大きなお金を動かすことからこう呼ばれている)を多様化させてコンピューターの上だけに存在する架空の金融商品を
それこそ光の速度で運用して金融主導の経済システムを構築し、あたかも物の生産に伴う実体経済の如くに扱って暴利を貪り食っていたのが、
実は砂の楼閣だったことがサブプライムローンの焦げ付き破綻で露呈してしまったのである。
経済問題は難しいと敬遠されがちだが、使われる言葉がアヤカシの如くだし、コンピューターのネットワーク上の取引だし、
カタカナやアルファベットだから余計ややこしく、一体何が起こっているのかさえ把握できない人がどれほどいることか。
恐らく、寒空に放り出されている多くの派遣社員の人たちはそれこそ食べるのと寝ることを確保するだけで精一杯の毎日だから
全く狐につままれた様な心境だろうと同情する。
それを「自分が何をしたいかさえ決めかねているようだから、君らは仕事を見つけられないんだ」などと
ハローワークで説教するような総理大臣だからKYも甚だしい。
あまりに経済状況が深刻だから多くの大企業が減産と人員削減に走っているのだ。
内部留保を放出させて人を救おうなどと善人ぶると、ただでさえ大打撃を受けた投資家、つまり株主たちから
吊るし上げを喰らうどころでは済まない話となる。業績は維持しなければならない。
そのための労働力の経費化、つまり終身雇用でない非正規社員の導入だったわけだ。起こるべくして起こった事象。
安易に人材派遣を規制緩和したりするからこういう事態が生れた。いわば人災。小泉失政の賜物である。
世の中は大きく変わりつつある。だから変わらなければならない。
すべての産業分野で生産能力と技術を取り戻すこと。それが第一。同時に国民一人一人が自分の役割を見出して
勤勉に働くことができる環境に誘導すること。それが政府に求められている政策だ。
けして説教ではない。そこにガイドラインとしての、例えば食料自給率50%台への回復などという謳い文句が着いてくればいい話だ。
とりあえずの対症療法でホームレス問題や治安の悪化を防いだ上で、早期の解散総選挙、
行政の作り直しに着手することが必要・・・とガマめは思う。
ところで4,700兆円の財政赤字だが、これが有る限りアメリカ主導の経済システムには二度と戻れないだろう。
G20やBricsの首脳発言には耳を向けておく必要がありそうだ。
写真は火消し壺。江戸時代から日本人は炭さえも無駄にしなかったのだ。
不況の業火を鎮めてくれる魔法の火消し壺が欲しいものだ・・・
トゥリリオン(Trillion)=兆であるから1ドル88円くらいで換算するとわかりやすく4,700兆円となる。53兆ドルと発表されているそうだが。
でも漢字を使わないとタイトルのように一瞬では読めない程の桁数になってしまう。一体これは何の額?
実は年金保険などを含めたアメリカの財政赤字の総合計。日本の赤字もすごいけど約10倍近い額だ。
今の世界不況はアメリカ発の金融システムの崩壊が発端だが、早い話が超巨大なバブルが弾けたような按配だ。
日本のバブルのように一国の金融不安で留まらなかったのは世界がアメリカの強大な経済信用力の上に
経済システムを構築していたからに他ならない。ドル貨幣を良く見ると「IN GOD WE TRUST」と書かれているのが読めるが、
要するにアメリカの保有している全世界の量の半分くらいの金の価値を信頼し、いつでもこの貨幣は金に交換できますよ
という保証の上にドルを中心とした通貨システムが出来上がっていた。ドルの流通量が実際の金の額を上回った後も、
アメリカの経済力が強力だった故に金本位制のシステムが便宜的に維持され続けてきたのだ。
ところが、サブプライムローンという日本でいう住宅金融公庫が貸し出している住宅ローンが140兆円も焦げ付くことが明らかになってしまった。
そうすると住宅金融公庫(実際には2社の住宅向け融資の会社だが)が事実上破産したと同じになる。
そうすると2社の住宅金融会社に出資していた5社の投資会社(リーマンブラザーズなど)が相次いで連鎖倒産することになる。
それで慌てて政府が支えるの支えないのとモタモタしているうちに、これはヤバイと感じた一般投資家や投機筋が
一斉に投下資本の回収に走ってしまった。もう止まらない。
要するに銀行が潰れると噂になると貯金をしている人が下ろしに殺到するのと同じ。
それで世の中に出回っていたお金が回収されてしまい銀行からお金がなくなってしまった。
そうなると運転資金が必要な自転車操業の企業にお金が融資されない。
ましてや銀行同士や企業の信用不安が蔓延してしまってお互いが疑心暗鬼だから貸し渋りも横行してしまう。
それらが世界中で一気に起こってしまったが故の世界不況ということである。
同時にリーマンなどの投資銀行と呼ばれる金融会社がレバレッジ(テコという意味だが、
小さなお金で大きなお金を動かすことからこう呼ばれている)を多様化させてコンピューターの上だけに存在する架空の金融商品を
それこそ光の速度で運用して金融主導の経済システムを構築し、あたかも物の生産に伴う実体経済の如くに扱って暴利を貪り食っていたのが、
実は砂の楼閣だったことがサブプライムローンの焦げ付き破綻で露呈してしまったのである。
経済問題は難しいと敬遠されがちだが、使われる言葉がアヤカシの如くだし、コンピューターのネットワーク上の取引だし、
カタカナやアルファベットだから余計ややこしく、一体何が起こっているのかさえ把握できない人がどれほどいることか。
恐らく、寒空に放り出されている多くの派遣社員の人たちはそれこそ食べるのと寝ることを確保するだけで精一杯の毎日だから
全く狐につままれた様な心境だろうと同情する。
それを「自分が何をしたいかさえ決めかねているようだから、君らは仕事を見つけられないんだ」などと
ハローワークで説教するような総理大臣だからKYも甚だしい。
あまりに経済状況が深刻だから多くの大企業が減産と人員削減に走っているのだ。
内部留保を放出させて人を救おうなどと善人ぶると、ただでさえ大打撃を受けた投資家、つまり株主たちから
吊るし上げを喰らうどころでは済まない話となる。業績は維持しなければならない。
そのための労働力の経費化、つまり終身雇用でない非正規社員の導入だったわけだ。起こるべくして起こった事象。
安易に人材派遣を規制緩和したりするからこういう事態が生れた。いわば人災。小泉失政の賜物である。
世の中は大きく変わりつつある。だから変わらなければならない。
すべての産業分野で生産能力と技術を取り戻すこと。それが第一。同時に国民一人一人が自分の役割を見出して
勤勉に働くことができる環境に誘導すること。それが政府に求められている政策だ。
けして説教ではない。そこにガイドラインとしての、例えば食料自給率50%台への回復などという謳い文句が着いてくればいい話だ。
とりあえずの対症療法でホームレス問題や治安の悪化を防いだ上で、早期の解散総選挙、
行政の作り直しに着手することが必要・・・とガマめは思う。
ところで4,700兆円の財政赤字だが、これが有る限りアメリカ主導の経済システムには二度と戻れないだろう。
G20やBricsの首脳発言には耳を向けておく必要がありそうだ。
写真は火消し壺。江戸時代から日本人は炭さえも無駄にしなかったのだ。
不況の業火を鎮めてくれる魔法の火消し壺が欲しいものだ・・・
なんでリーマンを助けなかったのか?
ちょっと陰謀めいたものを感じてしまいますね。
大体ろくに収入もない人に無理やりローンを組ませて
家を買わせてしまうなんて、最初から結果はわかっていたろうに・・・
でもサブプライムローンが証券化されて別の名前に
なって行ったらただの有望な投資対象になってしまうんでしょうね。
おろそしや。
これがベトナム戦争とイラク戦争のツケみたいなものなんですね。戦争なんて本当に何もいい結果は生み出さないということです。
さて正月早々硬いこと書いてしまいましたが、これでまた1年バカ言ってられます。
よろしくお付き合いの程を・・・
オバマさんも大変な時期に大統領になっちまったもんですなあ。
一部のウォール街の馬鹿どものおかげで
飛ぶ鳥を落とす勢いのあったドバイですら
不動産バブルの崩壊で、椰子の木型のリゾート開発も断念だってさ~。
不況の大津波は日本にも到達、年末年始を越せない人で、
日比谷公園がテント村になったというニュースは耳に新しい。
仰るように、安直に派遣社員をブルーカラーにまで緩和しちゃった獅子アタマ宰相の功罪はでかいですねえ。
それにしても、あんなハイリスクハイリターンのサブプライムなんてぇ商品に
安易に手ぇ出すヤツの気がしれないねえ・・・。
なんとか卒業しても職がない!なんてことだけは避けて欲しいなんて言ってるうちに 内定取り消しまで・・これからどうなるんでしょう。
・・不況の業火を鎮めてくれる魔法の火消し壺・・・これいいですね。
やるべきことはあるはずですから。
古代的な自給自足はさすがに無理でしょうが、
地産地消型の自給自足はすでに内外で始まっていますね。
東京の場合は大きすぎて地産地消とは言えませんが、
地方都市なら十分やっていかれると思います。
出費を押さえ込んで、なんとか生き延びられる
力を保つことが必要でしょうね。
1~2年は覚悟した方がいいでしょう。
頑張りましょうぜ。
文章にしてみたようなものです。
こんな単純にできるものでもありませんが、
大きな流れは把握できていると言うことでしょう。
政治面では覇権という、所謂発言力とか、武力とかいった力が別次元の問題で存在していますが・・・
とにかく戦後じゃないんですからホームレスが
その辺にゴロゴロしているような状態は
改善されなくてはまずいですよね。
使用していない田畑をもう一度耕して、自給自足の生活・・大切なことだと思います。
流石です。
私が昨年会社を辞めた時期はそんなに経済状況は悪くなかったのに、暮れにかけてまるで崖を転がり落ちるように悪くなっていきました。
どうなってるんだ~~!
という感じです。
今年、乗り越えられるか不安の幕開けとなってしまいました^^;^^;
まあ、がんばるしかないですが(笑)
今年は、1日から5日までは、毎日撮影でした。
仕事、半分自分の写真づくり半分の割合でしょうか・・・
明日は珍しく早起きというより深夜に出発です^^;
私にしては珍しく最後まで読みました。
この先、どうなるんでしょうね・・
景気は、これからまだまだ下降するのでしょうねぇ・・
ところで・・
この火消し壺はかなり年代物ですか~?
大切に使っているんですね・・
>不況の業火を鎮めてくれる魔法の火消し壺
流石ガマさん語録の金星!!