山は見る方角によって違う形に見えるのは当たり前と言えばその通りですが、筑波山も
いろいろあるものです。古くは万葉の時代、東の方から見ると女神の乳房のように見える
その山容からか、または二つの峯が寄り添う姿が男女の理想の姿を映すのか、多くの恋の
詩が読まれてきました。その恋のありようもいろいろ。まるで山の姿をあちこちから眺め
ると違うように古人たちはいろいろな恋心をこの山の姿に映したようです。
我が家の傍の運動公園にある生涯学習センターの屋上からコンデジの望遠で撮ったもの。
方角はほぼ真南からです。

山の西側の麓から。東京から見える姿に近いですね。当時東海道は日本橋で止まらず、
水戸市に近い石岡あたり(霞ヶ浦の北)まで来ていたそうで、常陸の国が東の中心だった
ようです。

北北西くらいから。西側の登山道はこの角度に下りてきます。

真北からのビューですが、もはやオッパイ山とはほど遠い。この角度からは恋の歌は生ま
れなかったことでしょう。^^

東南東から。

南南東くらいになります。

山の中腹から。方角は東南東です。向こうが男体山(871m)、手前が女体山(877m)。

筑波嶺の峯より落つるみなの川 恋ぞつもりて淵となりぬる(百人一首第13番歌)
両峯の谷間を水源に男女川(みなの川)が流れ下り霞ヶ浦に注ぐ様を恋に例えています。
陽成院はここまで登ったんですかねぇ。
いろいろあるものです。古くは万葉の時代、東の方から見ると女神の乳房のように見える
その山容からか、または二つの峯が寄り添う姿が男女の理想の姿を映すのか、多くの恋の
詩が読まれてきました。その恋のありようもいろいろ。まるで山の姿をあちこちから眺め
ると違うように古人たちはいろいろな恋心をこの山の姿に映したようです。
我が家の傍の運動公園にある生涯学習センターの屋上からコンデジの望遠で撮ったもの。
方角はほぼ真南からです。

山の西側の麓から。東京から見える姿に近いですね。当時東海道は日本橋で止まらず、
水戸市に近い石岡あたり(霞ヶ浦の北)まで来ていたそうで、常陸の国が東の中心だった
ようです。

北北西くらいから。西側の登山道はこの角度に下りてきます。

真北からのビューですが、もはやオッパイ山とはほど遠い。この角度からは恋の歌は生ま
れなかったことでしょう。^^

東南東から。

南南東くらいになります。

山の中腹から。方角は東南東です。向こうが男体山(871m)、手前が女体山(877m)。

筑波嶺の峯より落つるみなの川 恋ぞつもりて淵となりぬる(百人一首第13番歌)
両峯の谷間を水源に男女川(みなの川)が流れ下り霞ヶ浦に注ぐ様を恋に例えています。
陽成院はここまで登ったんですかねぇ。