外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

GBPJPY 月末要因の円売りに本邦機関投資家の外貨手当 伸びきったところが売り場

2007-08-30 18:51:10 |    -ポンド円

クロス円で思わぬ買いが先行し、市場が薄い中を各通貨共に踏みあがり、シナリオは全てストップアウトしてしまいました。月末要因を見落とした点は反省点です。

今月はそこそこの成績であったために、留保を増やせる機会と判断してやや欲張りすぎたかもしれません。ユーロドルの売り増しを安易に行わなかったことが不幸中の幸いとなりました。本来であれば、今月は打ち止めというスタンスが正しいかも知れませんが、市場のメッセージを探るうちにアイデアが浮かびました。

世界中の金融状況は既にお伝えいたしましたが、本邦個人投資家によってはお安く買える機会という認識に大きな変化は無いようです。
一部、既に報道されてご存知だとは思いますが、投資信託の売れ行きは未だに根強く、新規設定による月末の外貨手当てはかなりの額になるようです。明日がピークだということを考慮すれば、ここ24時間の対円通貨は非常に底堅いことが予想されます。

他人の○○で相撲を取る…ではないですが、手当てしきらないと終らない状況で、買われる外貨は限定的だとは思いますが、中でも連鎖的に上昇しそうな対円クロスで、まさかのスパイクアップを目論んでオーダーを仕掛けてみるのも一手かもしれません。

ユーロドル、ポンドドルの上昇は基本的にはこうした外貨手当ての流れを受けての上昇に見えます。待ち受ける戦略を立てるにあたりテクニカル的な手がかりですが、当シナリオがストップアウトしている様に既に想定の限界を超えて進んだ状況では、見つけにくくなっています。

このところのポンドは、あまり主体性を感じません。イベントリスクさえなければ、変動率といい付和雷同的な通貨としてはベストに見えます。

本日はその根拠などに触れてみますが、何も起こらなければ当シナリオは絵に描いた餅となり、結果的に本来の中立的なスタンスを維持することにもなります。

 
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