外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

浅野のつぶやき-FX1400閉鎖....理想と現実の狭間で

2010-07-30 17:02:44 | ☆外国為替を読む

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

ここ2日間、天気は悪かったものの、気温はぐっと下がり、過ごしやすかったですね。ただ、風が強くて、傘が犠牲になった方々も多かったのでは無いでしょうか。

そんな雨空から今日は午後から良い天気となり、暑さが戻ってきました。通勤電車の中にも里帰りと思しきファミリーがぽつぽつ見かけられるようになった今日この頃、長らく続けてまいりました、FXフラッシュ1400が打ち切りとなりました。

内容にこだわって番組を制作してきたのですが、残念ながら手がかかり過ぎて、その他の仕事が回らなくなってきており、びっしり組み込まれた午前中のルーティンが一つでも狂うと、全てが押せ押せになってしまい、放送時間も不安定であったことが最大の理由です。

相場に張り付くことができるデイトレーダーのみなさんならともかく、数日相場を見られなかった方々には、お役に立てていたと今でも信じています。今後、少しずつ番組は増えていくと思いますが、しばらく寂しくなると思います。

もし、読者の皆様で番組へのリクエストなどがございましたら、こちらのコメントでも構いませんので、ご投稿いただけると幸いです。よく見ていただける内容と、作ってゆきたい内容は必ずしも一致しない・・・というのが、この番組を通じた教訓でした。一日でも早く、スポンサーが沢山名乗りを上げてくれるような番組を送り出したいと、願い、努力し、祈っています。

ForexTVジャパン
浅野敏郎


7月30日午前の東京外国為替市場概況と、ポンドドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-07-30 15:01:43 |    -ポンドドル
■本日7月30日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

ドル円は円高基調を伸ばして86.43まで下落しています。ユーロドルは昨日の上昇の調整とユーロ円の売りで、1.3045付近まで反落、ポンドドルは既に前日寄付き付近へと反落したあとだけに、同水準で揉み合っています。海外の経済指標予定を数多く控え、月末要因からも動きにく地合いですが、日本の経済指標が予想のほか冴えない結果となり、リスク回避的な円買いの動きもありそうです。

■今日の通貨フォーカスはポンドドル相場です。

円高がポンドドルの上昇を上回るほどに伸びてしまい、クロス円も円高に押し下げられています。ポンド円の買い支援も受けられなくなったポンドドル相場は、昨日で2日目の迷い足となる、十字足で引けました。一部のオシレーターも上昇力が低下を示しており、一旦は押しが入りそうなイメージです。
ただ、ドル売りのトレンドは継続していると思われるので、押し目買いを模索します。



7月15日と16日の高値や、4月の高値を上に抜いて上伸した相場ですが、押しの局面ではこれら1.5500の前後50ポイントは強いサポートになるでしょう。
1.5500付近まで相場が戻すようなら、ポンドを買い、転換線の1.5390付近を割れるようなら一旦はストップです。上値は昨日の高値となる1.5660が目先の目標ですが、1.5900は充分ターゲットの範囲と把握しています。
---------------------------------------------------------
以上、1本前の記事を含めた内容を、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画では画像を織り交ぜて分かりやすく解説しています。
動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。

7月29日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月30日「FXフラッシュ1400」

2010-07-30 14:45:17 | ☆外国為替を読む

■7月29日木曜日の総括です。

東京時間は、ユーロやポンドの対ドル相場が揉み合いを継続する中、ドル円相場は前日後半の円買いの流れを受けて、終始上値が重い展開でした。発表されたNZの政策金利は利上げされたものの、総裁声明からは弱気な内容が多く、また豪州財務相の発言からはインフレ懸念が遠のいた等、金利先高観が払しょくされ、NZドルは対円でも下落したことは、少なくとも円高基調の支援材料になりました。

欧州時間に入り、ドイツの雇用統計が発表され、雇用の改善が見られたことからユーロが全面高となりました。一方、英国の経済指標は冴えない内容となり、ユーロが対ポンドでも買われる展開に拍車が掛った模様です。

米国時間でも、新規失業保険の申請数が減少したことで、株式市場が一時堅調地合いを強めました。その後、一部冴えない企業決算で米国の景気回復が鈍化する懸念が再燃したもののドル買いにはならず、債券市場の利回り低下によるドルの嫌気売りや、底堅い欧州景気との格差が目立ってユーロ買いが優勢となり、ドルは意に反して全面安となる展開でした。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



27日以来の揉み合い高値となる1.3050水準を上抜け、一時、1.31台を覗く上昇となりました。その後、反落したものの130台後半の高値圏で揉み合う展開でした。

ポンドドル相場



ユーロ上昇に連れて1.5660付近の高値を付けた後、ユーロは対ポンドでも上昇したことによるポンド売りで、上値が抑えられる展開でした。

◆ドル円相場



朝方にキウイ円が下落したことで円買いが方向付けられた印象です。ユーロ急騰時や米国指標の好結果等で上昇しかけたものの、ドル売りに押し切られた格好です。

◆その他の米国市場の動き

株式市場は前日終盤に発表されたベージュブックの弱気内容が改めて嫌気されたとの報道もあり、ダウは30ドルほど下落し、債券市場は入札が不調ながらも買いが優勢となった模様です。金相場はドル全面安の地合いを受けた模様で、上昇しています。
-------------------------
今日の通貨フォーカスはポンドドル相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でご覧いただけます。
最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。


7月29日午前の東京外国為替市場概況と、ポンド円相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-07-29 14:30:13 |    -ポンド円
■本日7月29日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

ユーロやポンドのドル相場は比較的小幅での揉み合いを継続する中、ドル円相場だけが、前日の流れを伸ばし、87.15円付近へと円高に推移しています。昨日続いて、今日はキウイ円が急落した影響を受けている模様です。政策金利を予想通り引き上げたものの、声明の内容が嫌気されたのかもしれません。

■今日の通貨フォーカスはポンド円相場です。

昨日の取組みは失敗でした。上値を越えても、イメージよりブレークアウトは無く、MPCの議会証言でギブアップという結果です。しかし、内容の割には、下落は限定的だった印象があり、ユーロポンド相場も一時的にポンド売りになったものの、直ぐにポンド高水準へ引き戻されました。



ドル円が軟調なことから、もう一段の押しが入り26日の高値付近へ下落するようなら、もう一度だけ135.50付近でポンドを買ってみます。同じく26日の安値水準となる、134.30を割り込むようなら一旦はストップとし、上値は重かった137円台入り口前後となる137.00付近を目先の目標とします。高値越えでは、やはりもう一度買い増しを視野に入れ、139.00を目指したいところです。

本夕には、英国経済指標の発表があり、悪化した場合には、なるべく安いコストでのエントリーを模索して、少しでも有利な入り方をしたいイメージです。
---------------------------------------------------------
以上、1本前の記事を含めた内容を、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画では画像を織り交ぜて分かりやすく解説しています。
動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。

7月28日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月29日「FXフラッシュ1400」

2010-07-29 14:15:12 | ☆外国為替を読む
■7月28日水曜日の総括です。

27日の終盤は軟調に推移した株式市場も、28日に入って円安を好感した東京株式市場を中心にアジア市場が堅調に推移しました。途中、豪州の指標悪化が、オージー売りを誘い、クロス円が下落しましたが、直ぐに反転するなど、欧州序盤まで主要通貨は底堅く推移しました。

その後、BOE(イングランド中央銀行)の金融政策委員会による議会証言で、消極的な発言が相次いだものの、ポンド売りは限定的でした。

米国時間で発表された経済指標は軒並みの悪化となり、ドル円がリスクを回避する円買いを強めたことで、一時ポンドやユーロもドル売りが優勢でしたが、ベージュブック公開を控えて、直ぐに調整されました。
ベージュブックの内容は、主に景気回復の鈍化が確認された内容となり、ドル円が下落を強める中、クロス円の売りが、ユーロやポンドの対ドル相場を押し下げる展開でした。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



株高やポンド安の支援を受けて、前日高値越えを伺う動きを見せましたが越えられず、その後も1.3000を挟んで揉み合う展開でした。

ポンドドル相場



MPC(金融政策委員会)の議会証言を受けて一時軟化したものの、直ぐに値を戻し、その後上値を1.5636付近まで伸ばす展開でした。

ドル円相場



オージー円の下落で一時的に下落したものの、直ぐにクロス円の買いと見られる支援もあり、88.10円付近まで上昇した後、87.23円付近まで下落する展開でした。

◆その他の米国市場の動き

株式市場は2連騰から反落したものの下げ幅は限定的でした。債券市場は再び買いが優勢となった模様で、10年債の利回りは、引けの時点で再度3%を割り込みました。金相場は、前日の下落から若干戻して引けているようです。ここ数日で急速に強まったリスク後退ムードから調整の一日だった印象です。
-------------------------
今日の通貨フォーカスはポンド円相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でご覧いただけます。
最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。

浅野のつぶやき-回避したり選好したりのリスクって何?

2010-07-28 19:05:54 |    -豪ドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

酷暑が続きます。外を回っておられる、或いは屋外がそもそもの仕事場である皆様に、心より暑中お見舞い申しげます。水モノを飲んだ後のジワっと噴き出す汗は、けして爽快ではありませんが、熱中症にはくれぐれもご注意ください。

ところで、リスク回避のドル買いとかリスク選好で円売りとか、私もしばしば使うのですが、投資ってそもそもリスクを取りに行く行為ですから、例え安全な国の債券でも、リスクを回避するという表現に躊躇します。

少し古い考え方かも知れませんが、投資市場として古くから認識されている市場は、株式市場、債券市場、商品市場だとされています。意外ですが為替市場は国際間取引がないと発生しないため、国内運用に限れば、昔から一般的に参加できるのはこの3市場だったのだと推測します。

この中で安全な運用先は当然ながら国債だというのは、分かりやすいと思います。また、商品市場も必ず需要がある限り資産価値がなくなることは無いので、流動性さえ確保されていれば、比較的安全な運用かも知れません。ただ、生産者なくしては相場が成り立たないため、その事情に詳しい一部の思惑相場になりやすく、危険視されてきた歴史はあるでしょう。

最も危険だとされてきたのが株式市場で、インサイダーリスクや倒産リスクで、下手をすれば、資産価値がゼロになる可能性があるからです。

市場がグローバル化され、それぞれの市場が海外とリンクするようになり、為替市場の役割が大幅に拡大しました。証拠金取引なども活発になり、一大市場になったわけですが、取り扱っているモノが貨幣だけに、これもゼロになる可能性は殆どありません。ですから、立場的には商品と非常に近かったのだと推測しますが、やはり流動性の大きさや、生産者にあたる主体が国家であるため、商品のほうが、よりリスク資産になったのでしょう。

前振りが長くなりましたが、株式市場はもともと会社が保証する紙(証券)と貨幣を交換し、まさに紙になるリスクと引き換えに、将来的な値上がりを期待するわけですから、値下がりする局面でリスクが上昇します。今ではデリバティブで下落相場も収益チャンスにできるので、一概にはリスクの上昇とは言えませんが、まさに、リスク回避とは、下落リスクの回避に他なりません。

一方、国債やキャッシュは、変動リスクはあるものの、必ず利回りや利子(金利)が付与されます。したがって株価が値下がりするリスクより、利益が少なくでもリスクがより小さい債券(キャッシュ)に投資しておこう・・・というのがリスク回避行動になるのです。

つまり、「リスク選好が強まってドルが売られた」という表現をフルフルで言うとしたら、「リスクの小さい債券(通貨)投資よりも、リスクが大きくても値上がり期待を選好する資金が、ドルや債券を売って株式市場へと移動した」という感じでしょうか。

ユーロドルが下落していた時に、「リスク回避のドル買い」という表現が咲き乱れました。このときは株安リスクにとどまらず、債券リスクや国家リスクまでが取りざたされました。しかし、「え?自分はドルの下落リスクを取って、ドル高を期待してユーロを売ってるのに…」と、違和感を覚えた為替トレーダーの方も多くいらしたのではないでしょうか???為替が売買自由という一つの代表的な事例だったと考えています。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎


PM外国為替テクニカル分析 - 7月28日、ドル円相場

2010-07-28 18:02:43 |    -ドル円

いつものアセンダントの山中さんに代わり、ForexTVジャパンの浅野のコメントをお伝えします。

■今日はドル円相場を見てみます。

ドル円相場の円安基調と、ポンドやユーロの対ドル相場のドル安基調が相乗効果となって、ポンド円やユーロ円の上昇期待が強まっています。どちらかの相場が多少揉み合っても、もう片方の相場が上昇すれば、クロス円の上昇となり、下落リスクが少し後退した観があります。

ドル円相場は昨日の引け際に付けた高値圏を抜け、88円台に突入しました。一方的に2円や3円上昇するようには思えませんが、下値が限定的になってきました。



短期の取組みを前提に時間足を一目均衡表で見た場合、現在の転換線が87.87円と、前日高値の水準に迫ってきました。再度押しが入った場合、87.80円でドルを買い、26日の高値水準と、今日の安値水準が一致する87.60を割り込むようなら一旦はストップです。上値目標は日足の基準線が差し掛かる88.40付近が目先の目標ですが、クロス円の動き次第では89円付近は近々あるかもしれません。
-----------------------------
最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「テクニカル」をご指定ください。携帯サイトからもご覧いただけます。
動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。


7月28日午前の東京外国為替市場概況と、ポンド円相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-07-28 14:45:50 |    -ポンド円
■本日7月28日午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

米国市場引け際の動きは決して好感される内容ではなかった印象ですが、東京市場は円安を好感してか株高に推移し、円安を支援する格好となっています。一時、豪州の指標悪化で、オージーが全面安となり、ドル買い円買いにつながりましたが、結果的には良い押し目を提供した形になっています。

■今日の通貨フォーカスはポンド円相場です。

いよいよ上昇に加速が付くかもしれません。ユーロ円よりはこちらの方が上昇幅に余裕がありますが、どれも押し目買いが有効なステージに見えます。



高値となる137.20越えでは、ストップ買いをして、心理的節目となる140円付近を目指したいところです。ストップは、先程下値を確かめた、136.40割れで十分かという流れです。
先にもう一度、押しがあれば136.50前後が買い場となり、136.00を割れるようなら一旦はストップです。
---------------------------------------------------------
以上、1本前の記事を含めた内容を、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画では画像を織り交ぜて分かりやすく解説しています。
動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。

7月27日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月28日「FXフラッシュ1400」

2010-07-28 14:30:19 | ☆外国為替を読む

■7月27日火曜日の総括です。

主要通貨は、東京時間のほとんどをドルの安値圏でもみ合う展開で、株式市場も様子見眺めとなりました。

欧州時間と重なる時間帯に発表されたユーロ圏の経済指標が底堅かったことで、ユーロが対他通貨で買い戻される動きが先行しました。ユーロは対ポンドでも買われ、ポンド売りを受けたポンドドルが一時的に下落反応をしたことで、ユーロドルは上値が重い動きとなり、市場はやや混乱した観があります。しかし、続いて発表された英国の経済指標も、サプライズ的に好転したことからポンドが全面高となり、ユーロドルも連れ高に推移しました。

米国時間に入って発表された住宅関連指標が前日に続き好結果となりました。景気の先行き見通しが改善方向にあることが確認された格好となり、一時株高債券安が強まって、為替も円売りドル売りが強まりました。しかし、続いて発表された経済指標は悪化となりリスク後退ムードに水を差す結果でしたが、円買いドル買いの動きは限定的だった印象です。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



高値を1.3044まで拡大したものの、1.30台に安定できず、再び1.29台後半で揉み合う展開です。

ポンドドル相場



欧州序盤に対ユーロで売り込まれ、一時1.5450を割り込んだものの、その後は買い戻しが優勢となり、1.5600に迫る上昇となりました。

ドル円相場



ユーロ円の買いで上昇、ポンド円の買いで上昇、ドル円の買いで上昇と、円売りが終始優勢となる展開で、88円に迫る高値を付けました。

◆その他の米国市場の動き

株式市場は中盤以降失速し、指数はまちまちな終わり方を見せましたが、債券市場は売りが進んで利回りは上昇して10年債も3%台に乗せて引けています。金価格は前日比で25ドル近く下げており、債券同様に、上昇に限界感がでた投資先から一気に株式市場へ資金が向かった印象ですが、行き先は米株よりも欧州株だったのかも知れません。
-------------------------
今日の通貨フォーカスはポンド円相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でご覧いただけます。
最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。


7月27日午前の東京外国為替市場概況と、ユーロ円相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-07-27 15:05:03 |    -ユーロ円
■本日7月27日午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

ユーロ、ポンド共に対ドル相場は底堅く推移し、ユーロドルは1.30台乗せを継続するようになりました。一方、ドル円は安値圏で揉み合っており、売りが優勢という印象です。

■今日の通貨フォーカスはユーロ円相場です。

今日のAM外国為替テクニカル分析の番組内でも触れているように、テクニカルな要因以外でドル円相場の上値が重い理由が乏しい一方で、ユーロドルはしっかり1.30台に乗せてきました。定着すればさらに上値を試しそうな中で、ユーロ円が上昇する芽が出てきました。

日足より短期の足では概ね上昇を暗示する形となり始め、暫く続いた揉み合いに決着が付きそうな気配です。下落した場合は、再度レンジの中へ戻るわけですが、今日は上昇の入り口を探してみましょう。



6月21日の高値113.39を、昨日は113.45まで上値を拡大しましたが、ブレークアウトには至りませんでした。ただ、その後の反落も限定的で、着実に下値は切り上がってきています。
今後相場が調整的に下落した場合、昨日の安値付近手前となる112.40付近でユーロを買い、ストップは転換線を割り込むあたりを想定します。高値をしっかり上回る113.50を越えるタイミングでも追いかけたいところですが、目先の上値は114.50が精いっぱいに見え、上値買いだけでは、損益バランスが悪い取組みになってしまいます。
---------------------------------------------------------
以上、1本前の記事を含めた内容を、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画では画像を織り交ぜて分かりやすく解説しています。
動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。