外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

USDJPY 上値トライしきれず三角に収斂 ややニュートラルに

2007-05-31 22:39:25 |    -ドル円

昨日のシナリオは結局取らぬ狸になりました。高値を121.75円で折り返し、下値は下値で補助線に支持を受け身動きが取れない状況です。

短期的な圧力は随分なくなった様に見えますが、どちらかに抜ければそれなりのブレークアウト狙いの新たなポジションは発生するように思います。

本日のレンジはここまで121.47-70と戦意喪失状態ですが、全ては明日の米国経済指標で決着するのではないでしょうか。向こう12時間以内のレンジは動いて121.30-80を想定します。

本日は、昨日のフォローを兼ねてドル円相場を占ってみます。

 
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USDJPY 短期的にブレークアップの気配 ユーロは再度下落リスク発生

2007-05-30 20:33:34 |    -ドル円

結局、昨日のユーロの上げはなんだったのでしょうか?

相場観はあっていましたが、ここまで反転下落されると売り戦略を押せなかった自分に憤る感じです。ユーロドルこそ何が起こったのか目を疑う状況です。素直にトレンドを信じれば良かったと悔やまれています。

デジャブではないですが、昨日の上下でユーロドルは再びピンチを迎えたように感じています。先日のシナリオでも紹介しましたが、1.3400を割れると下落トレンドを本格化させることになりそうですが、既にその手前に迫っている状況です。

ドル買いのイメージを変更せざるを得ない雰囲気を、実は昨日感じていたのですが、何か晴れた感じがします。このようなドル買いブレークに挑戦するステージがやってくればあれば、自信を持ってブレークダウンに飛び込む予定です。

確かに今のレベルは、それまでは過去4回連続で下値に挑戦しギブアップした水準であり、現に買い下がっている状況ですが、割れればドテンします。その後の結果は神のみぞ知る・・・です。

話はそれましたが、ドル円も実はドル買いでブレークアップしそうな予感があります。

日足では鈍く見えますが、時間足でかなり強気の動きが確認できています。
勿論、ユーロドルでのドル買いなど、何かのエネルギーに便乗できれば、可能性は高まります。こうなるとクロス円は一時的に下落をするかもしれませんが、最終的にはドル円が牽引役となって上昇しそうな予感です。

本日は、ドル円相場を占ってみます。

 
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EURJPY 史上最高値更新とブレークアウトで急上昇 ユーロドルに連れ高

2007-05-29 22:44:52 |    -ドル円

当初はユーロ円の買いも一部混ざっていたような印象ですが、後半の上昇は明らかにユーロドルでのユーロ買いがけん引役になりました。1.34割れを意識してユーロをショートしていた向きが買い戻したのでしょうか。

午前中までは、直近の当戦略であったユーロショートは機能していましたがあっという間に1.35台をつけ、放置していればストップロスが確定してしまう展開となっています。

さて、本日のテーマであるユーロ円ですが、ニューヨークが参入してからユーロドルの買いも加速気味に推移、結果的に164.30円を僅かに下回る水準まで上昇しています。

ドル円が本日のレンジのちょうど中央水準でぴったりと貼り付いたままであるのに対し、クロス円が上昇していることから、対円のクロスが主原因には見えません。ここ暫くはユーロの独歩高に対して当局を気にするがあまりユーロ売りのトレンドを作ってきましたが、本日の流れの中にはユーロ円の売り持ちに対するヘッジで、ユーロドルが買われているような感覚もぬぐいきれません。

筋書きによれば、ニューヨーク早朝でのユーロ買いにはロシアネームが見られた噂も聞こえていますが、記憶に新しいところでは、さほど長期的な視野での取引はせず、かなり乱暴な短期トレードを仕掛けている筋ですので、きっかけ次第ではユーロドルを投げてくる可能性もあります。史上最高値のユーロ円が、ファーストタッチで164円台を固くするとは考えにくい事もあり、あや戻しがあれば拾ってみる作戦です。

本日は、ユーロ円相場を占ってみます。

 
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スプレッドゼロ いよいよ本日12:00 サービスイン(PR)

2007-05-29 11:01:18 | ☆外国為替から離れる(雑感)
本日5月29日正午より「ドル円」、「ユーロ円」、ユーロドル」、「香港ドル円」の4通貨で「スプレッド ゼロ」を開始いたします。
 
開始に先立ち約10秒前から当社のスプレッドゼロ専用WEBサイトでカウントダウンイベントが行われます。
 
「FXが変わる。しかも、劇的に。」をテーマととした7ヶ月に亘るロングランキャンペーンです。是非皆様も業界初となる未体験プライス掲示をご覧ください。
 
 
 
 

本日休刊のお知らせ

2007-05-28 18:38:52 | ☆外国為替から離れる(雑感)

本日は、ロンドン市場、ニューヨーク市場共に世界の中心市場が休場です。

幾つかの通貨ペアは、危なっかしい水準で止っているものもありますが、本日これからひと相場あるとすれば、先週末のような、限りなくイベントリスク以外に想定しづらいところです。

明日から再開いたしたいと思います。


EURUSD 下落基調を変えず。戻り売りが機能する可能性

2007-05-25 19:42:03 | ☆相場分析-ユーロドル

2連続であっさりと降参白旗の展開が続く中で、昨日は少しの借りを返すことができ、ほっとしています。


ポンドペアは相変わらず高止まりの状況で、一押しすればチャンネルに戻って来る予感がしますが、暫くは傍観する約束を、ここは守りたいと思います。一時は円安のドライバーとして機能していたオセアニア通貨はあまり良い位置におらず、これもまた薄氷の上に立っている様な状況に見えます。


さて、本日着目したのはユーロドルで、既に上値を諦めた形と解釈しても、無理はない位置におります。他の通貨でのドル買い圧力がどこまで限定的かによりますが、個人的にはトレンド継続という立場でシナリオを考えて見ます。

トレンドを作っている様で実は揉み合いに突入する匂いを感じつつ、可能性を探ります。本来であれば星を一つ取り戻したところで、週末ということもあり手を出さない方が賢明に見えますが、プロとして少しでも可能性があれば発表してゆきたいと思っています。


ただ、この3日の動きを見ていますと、明らかに短期のモデル系ファンド系統が、上下で仕掛けている様に感じています。まさに、レンジ頃なのかもしれません。

本日は、ユーロドル相場の下落を占ってみます。

 
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スプレッドのお話 2.外国為替の取引価格変動(3)後

2007-05-25 13:57:32 |   -【特集】スプレッドのお話

(3)スプレッドの変動理由-後

 
ところで話を戻すと、50銭なら買っても良いと判断した買い手が、市場で50銭の売りは出てこないと判断した場合、50銭の指値を市場に入れてきます。つまり、38/60の取引価格は瞬く間に121.50/60円という価格になります。

ドル円のスプレッドが10ポイントである状況は、まだまだ広すぎますが、他の売り手が直ぐに55銭の売りを入れ、また他の売り手が53銭の売りを入れてくるなど、余程のパニック相場にならない限り、数分で通常の2~3ポイント相場に収束します。ドル円でいえば5ポイント以上のスプレッドは非常事態であり、市場では何か異常な状況が発生していると考えられます。

このワイドなスプレッドは長時間に及んで継続することは無く、サプライズ的な米国経済指標でも通常は3~5分もすれば平常スプレッドに戻っています。


スプレッドにまつわる経験で印象的なのは、何と言ってもプラザ合意直後の市場でした。


瞬間買い価格が市場から消え、ドル円ですら200ポイント以上も離れた下の買い価格が出ては売られ、出ては売られるというまさに地獄のような状況でした。暫くは100ポイントスプレッドの取引価格が続いていましたが、それでも30分もすれば30~50ポイント程度には落ち着き、60分では概ね5ポイント程度で取引できていたのではないでしょうか。筆者が新人としてこの世界に足を踏み入れた初めての秋のことでした。非常に長かった60分間であった記憶があります。


以上、ここまでは銀行間市場での取引価格の成り立ちについて、解説してまいりました。次章では、いよいよFX事業者でのケースなどをご紹介してゆく予定です。(後編&2章終了)

 
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EURJPY ユーロドル下落でユーロ円も上値が重い 短期筋のロングは投げられたか

2007-05-24 19:55:34 |    -ユーロ円

昨日もあっさりと降参白旗の展開で、ややショックを隠しきれませんが、ポンドは比較的粘ったまま、高値圏を維持しようという意思が見られます。


ポンドドルは一目均衡表の基準線が機能した形となっています。トレンドチャンネルのブレークアウトが瞬間的に発生したことは確認できますが、トレンドを変えたと言い切るには時期尚早かもしれません。


昨日のポンド高は、明らかにMPCの決議内容がポンドにとっての強気を提供したのが原因だと思われますが、実際の利下げ発表では下落し、議事録で買われるとは皮肉でした。ポンドへの個人的なスタンスは不変ですが、相場には乗り切れておらず、暫くはポンドペアは様子見とさせてください。


まさにポンドにつられて右往左往といったユーロですが、昨日の動きがかえって首を絞めた結果になりそうな予感がします。ユーロのショート組が買い支えるように機能していたにもかかわらず、昨日でショートスクイーズしてしまったために、買い手はかなり薄くなっている様な感じです。ユーロ円も同様だと判断します。

本日はユーロ円の売り戦略に再度挑戦しますが、やや投機的発想であるため事実は逆張りとなるかもしれません。

本日は、ユーロ円相場の下落を占ってみます。

 
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スプレッドのお話 2.外国為替の取引価格変動(3)

2007-05-24 10:24:50 |   -【特集】スプレッドのお話

スプレッドのお話 2.外国為替の取引価格変動(3)

(3)   スプレッドの変動理由-前

スプレッドとは、前回の説明でも売値と買値の価格差ですが、スプレッドの良し悪しを表現する時は、通常は広い(wide spreads)、狭い(narrow spreads)という言い方をし、高い低いとか、高い安いなどの言い方はしません。

では、なぜスプレッドは広がったり狭まったりするのでしょうか。

前回の説明でも触れましたが、121.38/40の取引価格で40銭が買われた場合、この瞬間では買い気配が強いと判断します。この買い気配が通常の市場では穏やかに発生するので、買い方も売り方も少しずつ様子を見ながら取引できますので、比較的狭いスプレッドで取引価格が成立します。

しかし、経済指標の発表などで、売買のニーズが一方向に傾くと一斉に買価格や売価格に殺到します。

121.38/40の時に、例えば米国が金利を引き上げたと仮定します。

40銭が買われるのは当然ながら、ある買い手が50銭でも買って良いと判断すれば、買おうと物色をします。ところが一番安い売値が60銭しかなかった場合、さすがに買えないという判断を下せば、その時の取引価格は121.38/60となり、22ポイントスプレッドの取引価格が発生してしまいます。

言い換えれば、このように取引の方向が偏っている時の、反対側の価格(このケースでは買い価格)などあって意味の無い板となり、取引価格がワイドになったとき、そのどちらの価格に意味があるのか、見極める必要があります。(後編へ続)

 
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GBPUSD ドル円急上昇でクロス円上昇 ポンドドルはチャンネル上値確認か

2007-05-23 20:07:44 |    -ポンドドル

まさかのドル円上昇で、クロス円の下値プレッシャーは一気に解消され、昨日のポンド円戦略はあっという間にストップロスとなりました。

基本的には想定内ですのでショックは少ないですが、ここまで伸びるとブレークアウトが発生したといわざるを得ません。どこにこのパワーが残されていたのかは納得ゆかず、後味の悪い動きとなっています。

従来のドル買いは基本的に変化はないと考えています。株式市場が堅調であればドルが買い戻される想定をしています。

こんな中で、ユーロドルは比較的水準を変えていませんが、ポンドドルがポンド円の買いに押されてか、ポンド買いで反応、やや急激に下落チャンネルの上限へと突っ走っている状況です。

個人的にはチャンネルを上に抜ける確率は低いと考えていますが、昨日の本日だけに弱気が入っているのは事実です。気分的には休むも相場を実践したい気持ちです。

本日は、ポンドドル相場の下落を占ってみます。

 
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