◆本日4月27日午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。
ドル円相場は、軟調な株式市場の影響もあってか、上値が重い展開で93円台に入り込んでいます。ユーロとポンドの対ドル相場は、朝方に上値を試したものの、盛り上がりに欠け、寄り付き水準へと戻したあとは小動きに推移しています。
◆今日の通貨フォーカスは
ユーロドル相場です。
先週末は下ヒゲをつけた後にしっかり上昇して引けたことで、チャート的には強い反転を暗示する足型でした。しかし、月曜日になってみると、逆に下落のギャップとなり、明確な方向性は見当たりません。今日は中長期のチャートを少し詳しく見てみましょう。
その前に、先週末の金曜日を時間足で見ると、逆のヘッドアンドショルダーが出現し、ネック越えまで完了していました。通常であれば、値幅でも22日高値を越える動きに発展しても不思議ではありませんが、1.34台も乗せ返せない現状では、短期的なポジションを除くユーロのショートは腰が入っている印象です。
月足では上昇する雲の下限で陰線を維持しており、一度は雲の下に出たがっているように見えます。今月末をこのまま終えれば、来月は雲の下に出るのは決定的で、中長期的にはユーロのショートを切る根拠にならないことがうなずけます。
一方、踊り場的に下落チャンネルを作っている週足は、現在値がほぼチャンネルの中央にあり、やはり方向感を失っていることが判ります。
均衡表は下落を示唆していることから、チャンネルの上限手前では戻り売りが良い水準ですが、少なくとも転換線が位置する1.3500付近まで見守るほうがよさそうです。
遅行スパンは雲の下限の1.3325付近がサポートになっている模様で、終値では結局は雲の中に引き戻される状況です。買いを模索する場合の最後のサポートにも見えますが、突き抜けると早そうな局面だけに、こちらも取り組みにくい状況です。
---------------------------------------------------------
以上、1本前の記事を含めた内容を、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。右列の最上段にあるバナーとリンクしている「ForexTVジャパン」サイトの動画ニュースページへ行き、プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。
動画は下のYouTubeからもご覧いただけます。
当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています