外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ドル安・円安の第二局、再開なるか

2013-09-10 19:06:34 |    -ドル円

シリア問題は、ロシアが化学兵器の放棄をシリアに提案し、シリアはそれを大枠で同意し、オバマ大統領も提案に一定の評価を下す等、事態は大きく動き出しました。

もし、この流れが継続するのであれば、リスク回避時の資金の流れである、円買い、ドル買いへの圧力は相当低下するでしょう。

もう一つ、FRBの金融緩和政策がいつ縮小されるかについても、市場の大きな焦点になっています。

一つの判断材料とされていたアメリカ雇用統計は、予想よりも低い結果だったことから、縮小期待が一時的に後退し、ドルが売られました。緩和策の縮小は、金利上昇を連想させることから、縮小期待が高まる度にドルは利回り上昇期待で買われ、期待が後退するたびにドルが売られるという動きを繰り返してきました。

雇用統計発表後にも関わらず、一部の地区連銀総裁からは次回のFOMCで資産買入額を減らすことが望ましいとした発言が聞かれたり、資産買入額縮小と利上げとは意味が違うという類の発言が繰り返されたことを受けて、FRBによる資産買入額は、次回のFOMCで縮小されるとの見方が急速に高まっています。

それでもドルが買われないのは、先のシリアリスク後退に加えて、資産買入れ縮小と利上げは必ずしも一致しないとの思惑が大きくなり、縮小されても企業活動は阻害されないとの安心感も株高につながっているのかもしれません。

こうなると暫くドル高をけん引してきた要因が一気に解消されることになり、増々ドルを買う根拠が薄れてきたように思います。
シリア問題はまだ解決していないのは事実ですが、当面は個別の売り材料つまりドル買いとなる、例えば豪ドルの追加利下げや中国経済の低迷などに注意していれば、良さそうな展開になってきました。

個人的にはドル高にならないと大きな相場には成りにくいと考えていますが、少なくともドル円を除いた安易なドル買いは、しにくくなった印象です。今後、シリア問題の出口が見えてきた場合、円に逃避していた資金も解放されるはずだとすれば、クロス円が上昇しやすいのも納得できます。

さて、震災関連やオリンピック特需を見込んだ内需株が注目されていますが、この流れで円安相場が増々底堅くなった場合、ついでに輸出関連までもが活気づく可能性が出てきました。こうなるとやはり、今回は変な海外投信などは避けて、為替リスクもない国内投資が最も安全で有利だとしか思えない展開になってきました。

為替はどうしてもこのままトレンドが出るとは思えず、どうにか最後のチャンスをものにしたいと、もがいている次第です。


2020年オリンピック東京開催決定で為替はどう動く?

2013-09-09 13:33:56 |    -ドル円

それにしても、東京に決まって良かったですね。決まったら決まったでいろいろな問題もありますが、ひとまず楽しみができました。

職業病といいますか、何かにつけて直ぐ相場に結び付けてしまうのは、仕方ありませんが、選手村建設、国立競技場再建、地下鉄新ルート開拓、トラム(路面電車)構想と、数千億円単位のプロジェクトがメジロ押しとなれば、日本の株価も上昇期待が掛かります。予算は45億ドルといった発言も、プレゼンの中で聞かれましたね。

ところで、最近のドル円相場と日本の株価との相関関係は、株高→円安というなかなか理解に苦しむモノでした。

基本的には、円安が輸出企業に有利となるため、円安→株高という図式は納得でき、昨年後半から春先までの動きが証明しています。しかしその後、余りに投資家のリスク許容度が相場根拠の中心になり過ぎたため、株高で日本の投資家のリスク許容度が高くなれば、海外投資も盛んになり円投需要が高まる…とばかりに株価がドル円相場の根拠になる場面が多く見られました。

ただ、最近の数回に限ったオリンピック開催地の通貨を見る限りにおいては、特需によるインフレ期待を伴うためか、その国の通貨が強くなる傾向があり、ドル円に関しては、今回の東京開催決定で、円高リスクが新たに加わったという見方もできます。

もし、円高懸念を理由に株価が下落した場合、特需とは正反対の動きとなり、全てが矛盾してしまうのですが、そもそもこのシナリオ(円高→株安、あるいは株高→円安)には何らかの欠陥があるのではないでしょうか。

TPPが進展すれば外資の技術がインフラに投入される可能性もあり、一概に株高を連想できないという悲観論も想定は出来ます。しかし、今回のイベントから単純に考えると、基本的には内需関連の株高が先導して株価は底堅く推移することは充分考えられます。そうしてみると、海外投資家の視点から円を見た場合の円投資に関しては、その影響は輸出関連に限定される…くらいの気概で敬意を表しつつ、無視した方が良い可能性があり得ます。

となるとこれを機に、日本の投資家は外株や海外投信などに目を向けるのではなく、国内株に集中した投資を行うのが、全てが丸く収まる方法なのかもしれないと思うところです。

為替フリークの私としては、とにかく相場が動かないことには何も始まらないのは確かですが、対円通貨は基本的に無視してその立場を日本の株式市場に委ねつつ、ユーロやポンド、オージーなどのストレートに特化して見るのが良い、と考える次第です。

事実として、高度成長期、バブル成長期など、円高・株高はあり得た現象であり、ここを勘違いすると手痛い罠にはまる可能性がありそうです。いずれにしても、出口(逃げ場)には十分な注意を払う必要はあるでしょう。


FOMC議事録公開で、ドル売りに転じた違和感

2013-07-11 15:41:21 |    -ドル円

こんにちは、

昨夜というより、今朝早くのバーナンキFRB議長会見で、内容が予想よりも穏健だったことで、QE3早期縮小の思惑が後退し、ドルの売戻が進んだことになっています。

別途行っているリアルトレードでは、どうもタイミングが合わず、昨夜も結局は損失に終わり苦しんでいますが、会見の内容は、ある意味で以前から繰り返していたことと何の変更も無く、相場が急に悲観的になったとも考えにくいところです。
目新しい材料が出てこなかったことに対して、ポジション調整ついでに市場が薄い時間帯を逆手にとって仕掛けが入ったとしか思えません。本当に買いたければあの時間帯で動いては、自分で自分の首を絞めてしまうことになるはずです。

何処まで戻すかはなかなか難しい判断ですが、個人的には戻りで再びドル買いスタンスが機能すると考えています。
ユーロやポンドの相場は、相変わらず大きな波で上下を繰り返しながら、なかなかトレンドに発展しにくい相場が数年続いており、非常に取り組みづらい状況です。

一方、ドル円やオージーなどは大きなトレンドを一つこなし、次のステージに向けて暫く調整されても不思議は有りません。ただ、調整相場には、揉み合いと反転の2つが考えられますが、今の状況からまだどちらとも判断ができない動きであるため、もう少し冷静に見極める必要があるかもしれません。

個人的には、ドル円は100円を挟んだ揉み合い相場、オージーやキーウィは、6月FOMCの前の水準あたりを戻しの目安に、少し様子を見たいと思っています。

そう考えると、キーウィは結構良い水準まで戻した印象です。この辺で少し揉み合ってくれると理想的なんですが…。


ドル円100円を割り込んだ印象

2013-06-04 11:44:15 |    -ドル円

こんにちは、単独の投稿は久しぶりとなりました。

昨夜は思いがけずドル円が100円を割り、相場は少し下に走りました。100円と言う節目だっただけに、買いで臨んだ方、売りで臨んだ方、それぞれだったと思います。
たまたま、リアルトレードの方でドル円に取り組んでおり、100円前後の動きに注目していたのですが、実はあまりの睡魔に、23時頃一度、落ちてしまいました。携帯やらスマホやらがあまりに着信音を連発したことで目覚めた時には、既に割り込んでいました。

100.03辺りから戻すところまで記憶はあるのですが、割れる前の印象は、節目を前にさすがに底堅いというものでした。ただ、上昇時と地合いが異なるため戻りは非常に限定的で、何れは試すという想定は大体付きました。

100円割れの瞬間こそ見逃したものの、99.50、99.00を割れる現場を目撃して得た印象は、99.50割れのストップは相当大きかったということです。


恐らく、100円前後で試しに買った向きの投げも手伝ったと思うのですが、99円を割れる前の揉み合いは殆ど無かったことから、99円を付けずしてロングを吐けなかったほどの売りが50で浴びせられたような感覚でした。

今日午前中に99.80を越える戻しとなったのは意外でしたが、下落のステージから持った印象は99.50は目先、意識する必要がある水準だということでした。大きな円安の流れを否定する兆しはまだ見受けられませんが、昨日の下落を消化しない限り、直ぐに円安再開と言うのも難しく思えます。その先、調整をもう少し伸ばすのか、円安を再開するかは、やはり今週末のアメリカ雇用統計結果次第なのかも知れませんね。

短期チャートはすぐに消えてしまうため、記録の意味も兼ねてみました。


ドル円100円のトリガー付ける レートが一瞬消えた

2013-05-10 03:43:12 |    -ドル円

こんばんは、先ほど2時56分ごろ、遂にドル円は100円を突破しました。
90BIDを見た瞬間、次は100.20でした。
100.50にもバリアが有るの無いのという噂はありましたが、一瞬躊躇しただけで、直ぐに超えています。

当初はストレートの下落がイマイチ緩慢だったことから、恐らくはクロス円の買いが直接の原因のように思えています。しかし、その後、殆ど全てのストレートはドル買いを伸ばしており、クロス円の上値が重く、ドル円も伸び悩んでいます。

次の目標は2009年4月5日高値の101.45付近ですが、さすがに100円を超えると本邦輸入も楽観できなくなることも考えられ、月足遅行スパンの雲下限となる102.20前後まではそう遠くない話かも知れません。

では、明日を楽しみに今日はこの辺で失礼します。

【お知らせ】
浅野のリアルトレード奮闘ブログ続行中 こちらも是非ご覧ください。

一目均衡表5月勉強会 開催決定!

来る5月10日金曜日、午後7時から9時の予定で、いつも通り水道橋の貸ホールで開催致します。
テーマは「日経平均株価 重要変化日を経過して大相場の規模を探る」という内容です。経験上、直前の値動きなどで、テーマのバイアスが予定より異なったり、より重要な論点へと移る可能性がありますので、了承されると良いかもしれません。

今や一目均衡表は多くのチャートにも搭載される、世界基準の分析手法です。著名な分析手法は数多くありますが、確立したご本人、或いは完全に内容を理解している人間が随時解説できる状況は段々と少なくなる中、増して日本発のチャートとなれば唯一、一目均衡表だけがそれを可能としています。

均衡表を集大成された一目山人の3世にあたり、均衡表の全てを受け継ぐ細田哲生氏の講義の下、正しい見方や使い方をオンタイムで学べる貴重な機会です。

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勉強会参加者には復習教材として、etvMEDIAジャパンが収録している勉強会動画を、一か月間無料で何回でもご覧いただける特典付きです。

さあ、今回の日経平均上昇の大相場、一体どこまで行くのか、その見極めはいつ、どうなれば良いのか。いつ勉強されますか?…今でしょ!

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柳の下に5匹目の円安ドジョウは棲んでいた-ドル円がお決まりの週末上昇

2013-02-05 01:41:57 |    -ドル円

先週の木曜日金曜日は異常な円安に見舞われました。

2週間前あたりから、週末に円安が進み、週初から中盤は上値が重いというサイクルが、このところ繰り返しているという指摘が、一部で話題になっており、先週も週末の動きは注目されていました。
添付のチャートはドル円相場で、黄色を木曜日、水色を金曜日で示したものですが、確かに随分高い確率で週末に大きく上昇しているのが判ります。
週末の動きをその週の調整だという先入観が強すぎるほど、非常にやりにくい相場が続いていると言えるのではないでしょうか。

今日月曜日もそのサイクルに則って、各対円通貨は上値が重く推移しています。
今週もサイクル通り動くと仮定すれば、水曜日までは上値が重く、木曜日あたりから底堅くなることになります。
ただ、IMMの円ポジションは先週、6週間続いた円買い戻しが反転し、円の売り越しが増加しました。これまでのサイクルが、IMMの残高と何かの関連性があるとすれば、今週はこのサイクルにも何らかの異変が発生するとも考えられそうです。

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「Warren T.浅野の「為替はGAMEか」
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2012年の相場を振り返り、2013年当初の重要な変化日に触れています。
Part1「ユーロドル相場」
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Part2「ドル円相場」
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一目均衡表は経済変動総研の登録商標です。
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どうしても円安には懐疑的、ファンド勢の最後の勝負で終わらなければ良いのだが・・・

2012-11-27 21:29:15 |    -ドル円

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

もしかして、今月最初の投稿らしい投稿になってしまいました。
その間、内閣解散と某党首のインフレターゲットに踊らされ、対円相場はこのところ稀に見る動きになりました。
しかし、それ以外はどれも11月は往来相場の色彩が強く、円の独歩安といったところです。

一時、通貨安戦争と言われた時期がありましたが、介入しなければ何でも良いかといえば甚だ疑問です。
どれだけ流動性をジャブジャブにしてもインフレにはならなかった過去10数年があった上で、何を持ってインフレにするのかと考えた場合、ご本人が言っているように金融テクニック(債券買い)で利回りを上げ、金利コスト(いわゆる金利)だけを持ち上げる以外に何を根拠にしているのか、我々国民は改めて厳しい目でチェックする必要がありそうです。

今の状況で金利が上昇して喜ぶのは多額な現金保有者くらいしか考えられず、下手をすれば最も厄介な、単なるコストインフレにしかなりそうにありません。

円安による株価上昇が一部の投資家に歓迎されているようですが、世界的な不景気の中で輸出が増えなければ何の意味もありません。つまり1ドル80円の時に、100ドルの物品を100個売れば10000ドルの売り上げになり、円価では80万円の売り上げですが、1ドル100円になれば、100万円の売り上げになり、企業が潤うというのが歓迎されている根拠です。しかし、80個しか売れなければ売上は80万円のままですし、輸入代金が値上がりする分、企業収益は恐らく80円の時より悪化しているはずです。

そんな状況で個人所得が上がるとも思えない中、コストインフレは容赦なく物価上昇をもたらして生活費が増え、やがて増税や保険料増加の足かせがやってくるとすれば、期待できる金利受益者ですら消費には向かわないでしょう。

ドル円相場の上昇は決してドル高ではないことは、他の対ドルを見れば解ります。その先にはたとえばユーロやポンドを買う動きが想定される訳ですが、その割にはそうした最終的な行き先となる通貨が目立って強含まない(ユーロ位?でも、これはギリシャ期待とも言えそうです)ところを見ると、今のユーロ円やポンド円の上昇も単に、ドル円の上昇だけが要因に見えます。市場に変な期待を持たせてしまった分、そのしっぺ返しは強烈になる可能性があります。個人的にはどうしてもまだ円高リスクをぬぐえない状況です。

浅野

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■公式一目均衡表チャートがこりっち株式会社より、
リリースされました。その発表説明会が先週末に開催されており、青山での東京会場の模様を動画でご紹介して参ります。
先ずは第一弾として、説明会の模様を放映開始しました。下記URLよりご覧ください。
◎公式一目均衡表チャート発表会・勉強会 第一部説明会編
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ドル円:本日の朝イチ・チャートの使い方-バイアスは揉み合い

2012-08-31 17:14:10 |    -ドル円

今日は簡単に!
昨日の使い方では、60前後のショートは結局スクエアで終わり、新規アイデアも昨日中には付かない状況でした。
もし40ストップでエントリーしたとしても、下へ走らない代わりに、高値も50止まりと、異常に狭いレンジで推移しています。
朝イチ・チャートのコメントは一旦上値を試しそうだということでした。大同小異とは思いますが、今日はイメージが合わなかったようです。

今後ですが、バーナンキ議長の講演がリスクファクターになり、基本はスクエアがベストと考え、ストップ売りをしてしまった場合は、持値でスクエアが先決に見えます。

オールスクエアという前提から今日の使い方を考えると、朝イチ・チャートにもあるように、レンジを取りに行く作戦より、やはりブレークに対して順張りというのが超短期戦略としては無難だと思います。
まとめ:新規OCO①ストップ買@78.85 or ストップ売@78.35 
ストップ@エントリー±20ポイント

85で買いエントリーした場合のストップは65売り、35で売りエントリーのストップは55買いという感じです。
下値は78.00を通り抜けないようなら直ぐに買戻しというイメージで、もし第4サポート以下の水準へ入り込めば早々に利食いという戦略です。一応50ポイント取れれば週末のトライとしては十分ではないでしょうか。
上値もかなり限定的だと思いますが、もしQE3をほのめかすコメントがあれば、クロス円が上昇しそうです。となると円安リスクが高くなることから、一応、20日の高値圏におけるプライスアクションを見極めつつ第5レジスタンスを素通りするようなら100ポイント程度は狙えるかもしれません。

今週末はロングウィークエンドでもあり、週越えのキャリーは基本的にNGとすべきでしょう。

ForexTVジャパン
浅野

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ドル円:本日の朝イチ・チャートの使い方-バイアスは揉み合い

2012-08-30 12:31:57 |    -ドル円

コメントにもあるように、昨日は78.45~85レンジの間で収まるという、悲劇的な結果に終わりました。昨日の収録の中で議論されたように、日足でも保合い気味に推移しており、キーポイントを押さえた上で、このペアは放置という感じがしてきました。

キーポイントはまさにコメントで押さえた78.15~79.45であり、今日のサポート・レジスタンスでも第4レジスタンスと第2サポートで表示しています。

今日の水準からすると、この想定レンジから筆者は、幾分右寄り、つまり上方向への幅を持たせているようにも思えます。しかし、これまでのコメントからして筆者は本当に右寄りに考えているのか…と心の中で問いかけてみました。結果は、思いのほか近くに下のキーポイントがある…と言いたいだけであり、下落リスクが優勢だと判断しているように思われます。

今週の「使い方」で私は、気が付くと相場の下限に張り付くような地合いは、下落リスクが高いとの見方を述べてきました。勿論、底固めという見方はありますが、
1)20日から23日未明にかけて発生した下落トレンドの影響は、最も急なレジスタンスを上に抜けたことで否定はされたが、上昇に弾みが付くことは無かった。
2)もっとも緩いレジスタンスラインは現在で78.90付近、明日の朝の取引日終了時点で78.83付近へと下落し、第1レジスタンスの中へと入り込み、今後も想定レンジの上値を圧迫する。
そして何よりも、日足ベースの想定レンジでは下値圏で停滞していることから、今のところはまだ、売り手の動きの方が優勢という推測もできそうです。

ざっくり言ってしまえば23日未明の安値78.27と27日戻り高値78.83をどちらかに抜けるまでは方向感は無いと言えますが、その半値位置は78.65と、維持したショートの持値(開始レート)と一致することから、持値では一旦ギブアップのスクエアにして、少し上の水準で売り直すか、78.45割れでストップ売りというアイデアになりました。

まとめ:新規OCO①リミット売り@78.75orストップ売り@78.40
上のストップは78.90、下のストップは78.55辺りでどうでしょうか。下値目標は78.28とします。
高目で78.75~28で47ポイント、安目で78.40~28で12ポイントとなり、安目は1対1のバランスを割り込みます。

上昇するにしても一度はしっかりと下値を試す動きがあるはずで、その動きにチャンスを見出す作戦です。78.15割れでは売り増しも視野に、相場と向き合える場合のみ挑戦するイメージです。
それにしても12ポイントの戦略なら、まだしない方がマシという話もあり、逆に下値目標の28では一度買ってみて、15割れでドテンという方がまだ、意義がありそうです。

書いていて、今日は少し悲しくなりました。

ForexTVジャパン
浅野

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ドル円:本日の朝イチ・チャートの使い方-バイアスは揉み合い

2012-08-29 10:53:27 |    -ドル円

昨日は上値が重たく推移したものの下値を伸ばし切れず、結局はここ数日を見渡すと、本日のコメントでもあったように、78.60付近を中心とした45~85のレンジで揉み合いという見方もできそうです。

78.44の安値を付けて以降は、再度上値を探る展開がここまでの流れです。レポート発表以降の高値は78.62と、32ポイントだった昨日のレンジを更に狭める可能性も出てきました。フラッグの下値線は現在、78.70近辺に差し掛かっており、今日の終了時間近辺では、78.79辺りまで上昇します。

先ずはこの下値線に近づいた際の値動きで目先の方向感が出るかもしれないことから、今日新たなポジションを考える場合は、その後でも遅くはなさそうです。ただし、想定レンジの45を下抜く場合は、さほど値幅は期待できないものの、20日以降の短期下落トレンドが再認識される可能性は高く、ストップ・エントリーで試し売りをしても悪くないかと思っています。

まとめ:ストップ売@78.43 ストップ@78.58 下値目標:78.10(第3サポート手前)
値幅は有りませんが、損益割合は15対33で最低限のバランスは確保した格好です。

昨日のショート(78.65を仮定)を維持している場合は、ストップを78.80に据え置き、下値目標を78.10とします。損益割合は15対55となり、値幅は少ないもののバランスは良い取組に発展しました。
いずれにしても、昨日の「使い方」で想定した20日以降の上値レジスタンスが、有効であることを願うしかない状況は変わりません。

さて、今日は筆者の柳澤さんをお招きして、今日の朝イチ・チャート解説をしていただきます。こちらの番組も是非、お楽しみにお待ちください。放送時間は夜8時前後を予定しています。

ForexTVジャパン
浅野

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