外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

幾つかのネット残高に変化 調整という見方も…ただNZDの売り越し急増は謎-IMM分析

2014-06-24 12:47:14 |   -【特集】IMM残高分析

こんにちは、今週もIMM取組残高分析の活字版をお送りします。

今回の番組で使用する最新データは、6月17日のIMM市場が終了した時点のものです。
前回データから今回データまでのドル円相場は、102円台後半まで上昇した後、高値圏で揉み合った前週の相場から、再び101円台後半まで下落して安値圏で揉み合う動きでした。

前回は円の売り越しが一段増える結果でしたが、反落して揉み合った中で残高はどう変化したか…早速、投機筋のポジションを表すとされる、非実需のデータを見て参りましょう。

<ドル円の相場推移と対円におけるドルのネットポジション変化>

折れ線グラフが示す毎週火曜日時点の終値推移は若干下落し、ドルの買い越しは、68,038コントラクトと、前回のドルの買い越しを帳消しにしてまだ余る、減少となりました。前回盛り上がった上値を試す動きが一気に冷めてしまったというところでしょうか。相場、残高共にいよいよ混迷してきた印象はぬぐえません。


<各通貨別ネット残高推移>

次に、各通貨のネット残高のグラフです。

円は3週間で最も少ない売り越し額になっており、円安ムードが一気に冷めた状況が伺えます。

ユーロはペースこそ弱まったものの、ユーロの売り越しを積み上げる形が継続しており、売り越し額は3週前の倍増となっています。

ポンドはBOE総裁が、利上げの前倒しの可能性に触れたことで、ポンド買いで素直に反応しています。

その他、高金利通貨に動きが出始めています。
金融引き締めに対して踏み込んだ内容も一時期待されていたFOMCを次週に控えて、高金利通貨買いを縮小する動きとも取れる、買い越しの減少が見られました。

ではこれらの詳細を見て参ります。

<前回データと比較した各通貨のネット残高変化>

こちらは、前週と比較した各通貨のネット残高の変化を、3週間追跡したグラフです。

先ず円は、
円売りのネット残高が減ったことを裏付けるように今回は買い越しとなりました。
ブレークダウンでは、売り越しがしっかりと減少したことに加えて、円を買い越す動きが久し振りに明確になりました。
一時的にしろ、円高方向へシフトした形となり、
ブルベアも円のロングが前回から6%伸ばす結果となっています。

ユーロは、
依然として売り越しが継続していますが、ペースは大幅に減速したことが判ります。
ブレークダウンでは、売り越すペースは減速していませんでしたが、買い越しも増えたことでネットが随分と相殺されたのが要因でした。結果的に市場規模を拡大させる動きを見せる中、
ブルベアはベアが8ポイント伸ばす結果でした。
マイナス金利を導入したユーロが下げ止まったことが買い越しも増えた一因にはなっているでしょう。

平静を保っていたポンドは、
大きく買い越しを積み上げました。
ブレークダウンでも買い越しが一段と伸びていましたが、売り越しが想像以上に手仕舞っていなかったのは少し意外でした。
ブルベアはブルが4ポイント伸ばす結果となっています。

では高金利通貨をまとめて見てみます。

豪ドル
買い越しが止まり、今回は僅かに売り越していた豪ドルは、極めてポジション変動が小さくブルベアにも変化がないという、様子見状態でした。

一方、利上げとなったNZドルは、
前週比でも売り越されています。ブレークダウンでは前回まで異常に少なかった売り越しが、買い越しに迫る増加となり、ブルベアも一気にベアが30ポイントも伸ばす結果となっています。

また、こちらも異常な偏りを見せていたメキシコペソも、
大きく売り越されていました。ブレークダウンでも売り越しが大きく取り崩された一方で、買い越しも若干増えており、警戒感が高まっている状況が伺えます。
この段階では、FOMCで強気な内容が発表された場合を想定した動きとも考えられ、既にこのイベントもこなした来週のデータで、再び買い越す動きになっているのかに注目です。ブルベアはブルが7ポイント下落する結果でした。

スイスにも若干動きが出ていますが、次の機会に委ねたいと思います。

<総括と考察>

さて、FOMCを控えていた今回のIMMデータは、リスクを抑える手仕舞いの動きが中心だったという側面があります。
ただ、先週予告したイベントに対する反応は、ポンドが素直に買い越しが増えた一方、NZDのデータは実に意外でした。

IMMの投機筋は今回の利上げを通貨防衛的な側面があると捉えたのか、何れにせよ、NZ中銀総裁が発した「通貨高になった理由が理解できない」という言動の動機が見えた気がしています。しかし、事実はそれでも相場は底堅く上昇しており、次回のデータは買い越しが一段と増えているのか、増加した売り越しはどう変化してゆくのか、興味が尽きません。

FOMCは当面利上げを行わないことがコンファームされ、金利差縮小懸念が遠のいたのか、このところは南米の新興国を中心に一旦、利下げに踏み切るところも出ています。市場はやはりアメリカの利上げがテーマになっているのかもしれません。FOMC後のデータとなる次回に、もう一度考察したいと思います。


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スイス中央銀行が久しぶりにスイス高をけん制

2014-06-19 19:09:42 |    -スイスF

 確か昨夜も同じニュースを見た気がしますが、本日のロイターWEBニュースによれば、スイス中銀(SNB)のジョルダン総裁は、スイス高に対して懸念を示した旨の報道がありました。

実は2011年夏に遡りますが、スイスフランが急騰した際、SNBは1.2000という対ユーロのレートを明示した上で、スイスフラン高に対して無制限介入を宣言した経緯があります。その時の安値の1.0090前後から約2か月間で本当に1.2470前後の高値に持ち上げました。

それ以降、幾度か中央銀行に挑む動きがあったものの、ことごとく跳ね返され、以降のユーロスイスは半ば管理通貨制度下に置かれたようなものとなり、トレードペアから外れていました。

下のチャートは日足ですが、

 このところそこそこ上下に動いているようにも見えますが、日足にも関わらず価格の補助目盛は1つが10ポイントというスケールになっており、4月の最大値幅で100ポイント強という状態です。

今回のニュースによれば特に対ユーロで高いとの言葉は見受けられず、それが対ドルを指しているのかも判りません。ただ、中東の地政学リスクを背景に、ここ数日ですがスイス高に推移しており、事前に釘を刺してきた可能性も否めません。今回の発言?で、依然としてユーロスイスでは下値を支える意思があることが判り、介入プレイを楽しむのであれば1.2000近辺は買いということになります。

問題なのは、対ユーロで下支えることになると、スイス高に合わせてユーロの買い介入となります。特に今日の上昇は非常に疑惑が残る展開ですが、利下げを行ったばかりでユーロ安の圧力が掛かる中、スイス高に合わせてどこまでユーロを買えるのかは、非常に疑問です。勿論、ユーロ売りスイス売りで均衡を保つことも可能ではありますが、今度はリスク回避のスイス買いと戦わざるを得ないことになり、どちらもなかなか大変な作業に見えます。

最後に1.2000を示した月足を掲載致して置きますが、



もしスイス高が本格化した場合、ユーロ高という矛盾の前に、1.2000が決壊する可能性も無いとは言えません。最終的には日銀が勝利しましたが、つい先日まで日銀がドル買い介入をしても円高が止まらない時期が相当長かったことを思い出します。

 

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円の売越しシフトは鮮明、ユーロは買越しの手仕舞い継続-IMM分析活字版

2014-06-10 18:53:55 |   -【特集】IMM残高分析

こんにちは、今週もIMM取組残高分析活字版をお送りします。

今回の番組で使用する最新データは、6月03日のIMM市場が終了した時点のものです。
前回データから今回データまでのドル円相場は、100円台後半までの円高相場が終わり、切り返しの第一波動を終了したところから始まりました。直後は調整の反落が先行しましたが、第一波動のピークを越えて続伸したところで終わっています。
前回は僅かに円安へシフトする兆しが在りましたが、実際に円安はもう一段すすむことになりました。相場通りIMMポジションはドル買いを積み上げたのか、早速、投機筋のポジションを表すとされる、非実需のデータを見て参りましょう。

<ドル円の相場推移と対円におけるドルのネットポジション変化>
折れ線グラフが示す毎週火曜日時点の終値推移は、本年最安値から2週連続して切り上げました。ドルの買い越しも74218コントラクトに増加しており、久しぶりに円安相場に対して敏感に買い越しを増やしています。
底打ちと断定するのはまだ早いという印象はありますが、相場が多少反落してもドル買いが増えているようなステージが確認できれば、底打ち感も一段と強まるでしょう。

<全通貨別ネット残高推移>
次に、各通貨のネット残高のグラフです。

円は、加速度的に円売りを強めていました。100円台を付ける円高が急伸した後だけに違和感は残りますが、相場の急上昇はポジションを伴っており、市場は再び円安を志向し始めている可能性は充分察知できる状況です。

ユーロも、予想通り売り越しを強めた状況が判ります。市場規模が大きいだけにこの程度ではブルベアにはあまり大きな変化はないと思いますが、後程詳しく見てみましょう。

その他ではメキシコペソが、依然として快調に買い越しを積み上げています。ユーロの金融緩和観測が手伝って高金利通貨の買い越しが根強くなり、豪ドルも買い越しを増やす結果になっています。

<前回データと比較した各通貨のネット残高変化>
続けて、前週と比較した各通貨のネット残高の変化を、3週間追跡したグラフをみて行きましょう。

先ず円は、この3週間で円買いから円売りへシフトした状況が良く判ります。
ブレークダウンを確認しますと、円売りを伸ばしているばかりか、円買いを一段と手仕舞う動きとなっており、ブルベアも一気にロングの割合が13%まで下がっています。

ユーロは、売り越し基調が継続し、前週の倍額が今回売り越されています。
ブレークダウンから、今回の売り越しは買い越しの手仕舞いが主たる原因になっていますが、売り越しも3週連続して微増となっており、ユーロ売りへシフトしていました。ブルベアは4対6程度でベアが優勢という程度に留まっており、ベアが続伸する地合いは充分に残されています。

豪ドルは、買い越しに返り咲いています。
ブレークダウンでは、前回市場規模が拡大したあと、今回買い越しへシフトした格好となっており、買い越し地合いへの兆しを暗示しています。ブルベアは6対4でブルが優勢という程度で収まっており、ブルが続伸する地合いは残されています。

ほかに関して簡単に触れておきます。
ポンドはブルが6対4から4ポイント優勢なまま、前回から僅かにブル・ベア共に市場規模を拡大しています。ここからの展開については上下のにらみ合いが継続しそうです。

メキシコペソは、円並みの極端なアンバランスが継続しています。売り越しも僅かながら3週連続して増加傾向にあり、警戒感が芽生えている兆しが伺えます。ペソ自体の流動性を考えると、円を上回る買い越しは異常な事態であることは間違いなく引き続き要注意です。

<総括と考察>
さて、先週の為替相場は、ECBが利下げを行いマイナス金利の導入に踏み切るなど、金融緩和を一段と推し進める一方、アメリカの雇用統計は底堅い結果で、月初のイベントが終わりました。

このイベントの結果は、本日締め切られるデータに反映されるわけですが、相場が大きく動いたのはユーロに留まり、一時は大幅に売られたものの、直後には大幅に買い戻され、方向感のない乱高下で終わりました。次回、ユーロの売り越しがどの様に変化しているのかが注目される一方、円とペソのアンバランスは異常な状態が継続しています。

円は3週前の円高で、目先の売り越し残高が確認できた一方、ペソは2月中旬あたりから新興国リスクの後退に伴って、調整らしい調整もなく、ここまで来ています。円はブルべアが示す程、目先のアンバランスはニュートラルだと考えられる一方、ペソについては未知な部分があります。

雇用統計の結果を受けて、アメリカの長期債の利回りは下げ止まる動きとなっており、金利先高観が強まれば、ユーロや円は対ドルで売り越しを積み上げ易い状況に加えて、そもそも流動性が低いペソの極端な買い越しというアンバランスは、金利差縮小の見通しから売り圧力が掛かりやすい状況になるでしょう。

アメリカの長期金利の動向には、これまで以上に注意が必要になっており、今週はこうした背景からドル買いへのバイアスの変化に注目したいと思います。


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ECB、政策金利引き下げ後、記者会見で一段の緩和措置を発表と予告

2014-06-05 21:21:34 |  -ユーロドル

こんばんは、

注目のECB理事会発表は、予想通り利下げとなりました。ただ、下げ幅は市場予想が0.15%下げて0.1%になるだった中、0.1%の下げ幅にとどまったことで、一時1.3590前後を試した後、1.3640前後へと反発しました。
しかし、その後、「一段の金融緩和措置を後程発表する」との、珍しい予告が入り、相場は底堅かった1.3585を割り込み、一気に1.3557まで下落しています。

一旦下げ止まったことから、以降は1.3570前後を戻り高値として揉み合っています。

為替に直接関係がある金利部分についてはこれ以上の緩和は一先ずあり得ないことから、問題は株価にとって何らかの支援材料になる内容であれば、下値もこれで一旦は終わりかもしれません。追加案の発表があるとすれば総裁の定例記者会見の場になる可能性が高いと思いますが、さすがに欧米の反応より先に反応するのはなかなか難しいとすれば、いまからストップエントリーを置くしかありません。

皆さんはここから上下、どちらだと思いますか?記者会見は21:30から始まる予定です。
Liveの模様は、英語ですが下記リンクからご覧いただけます。ECBのホームページからのダイレクト・リンクです。

http://www.ecb.europa.eu/press/tvservices/webcast/html/webcast_140605.en.html?content=3181617&idx=1

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円は若干の売越しシフトへ、その他メジャーは意外に方向感出ず-IMM分析6月03日活字版

2014-06-03 13:10:36 |   -【特集】IMM残高分析

こんにちは、今週もIMM取組残高分析の活字版をお送りします。

今回の番組で使用する最新データは、5月27日のIMM市場が終了した時点のものです。
前回データから今回データまでのドル円相場は、初日から円高圧力が強まり100円台後半まで下落した後、買い戻しも急速に入り、一気にちょうど本日水準へと戻す展開でした。
円高ピーク時には円の売り越しは一段と圧縮されていた可能性が高かったはずですが、その後急激に戻す局面ではどのような動きがあったのか、早速、投機筋のポジションを表すとされる、非実需のデータを見て参りましょう。

<ドル円の相場推移と対円におけるドルのネットポジション変化>
折れ線グラフが示す毎週火曜日時点の終値推移は、本年最安値から僅かに切り返したことで、ドルの買い越しも59,036コントラクトと、前回から5000コントラクト以上戻す結果となりました。このデータを見る限り、特に底打ちを示す動きには至っておらず、また相場も買い越しも、依然としてダウントレンドを継続しており、円高警戒感が後退したとは言いにくい状況でした。

<全通貨別ネット残高推移>
円は、先ほどドルのネット分析で買い越しが増えていたように、円から見ると売り越しは増えています。
前週で大きめに解消された分の調整という範囲で、まだどちらとも言えない状況はこのグラフからも伝わってきます。

ユーロは、今回も着々と売り越しを伸ばしていました。
スイスフランは中央銀行の政策思惑から、ユーロと連動しているようです。スイスF単独のイントは全く無さそうに見えることから、もしスイスFを取引する場合は、ユーロの動きに注意しましょう。

ポンドは、底難い動きを反映するように、今週も僅かながら買い越しを増やしています。
対ドル相場はデータ締切後に下落していますが、通貨によっては依然として強く推移しているものもあり、クロスでの買い支えがどこまで影響するかに掛かってくるでしょう。

また、メキシコペソは、今回も順調に買い越しを伸ばしていました。依然として調整相場には要注意です。

<前回データと比較した各通貨のネット残高変化>
先ず円ですが、
方向感が定まらない傾向はこれを見ると明らかです。
ブレークダウンを調べて意外だったのは、買い越しが一段と圧縮されたことです。目先は、円高見通しだった短期的なポジションが手仕舞いとなった印象もある一方、今回積み増された円売りは、明らかにこの水準でのコストだという事になり、前回の売り越し額と今回の買い越し額は、今後の騰落を考える上で、基礎的なポジション額となる可能性を感じています。流れは円売りへ僅かにシフトしたことで、目先はボトム感が優勢となるかもしれません。
ブルベアは円売りが再び2ポイント戻すと言った状況です。

ユーロは、順調に売り越す動きが継続しています。
これでブレークダウンはユーロ売りへ僅かにシフトした格好となり、ユーロロングの手仕舞いだけの下落から、ユーロ安を見通す動きに傾きつつある兆しが在りました。
ブルベアはユーロ買いが2ポイント落とす結果となっています。

高金利通貨としてポピュラーな豪ドルは、買い越しが弱まる中、今回は売り越しとなりました。
ブレークダウンでは、売り越しが優勢ではあったものの買い越しも増えており、見通しは割れている状況が判ります。
ブルベアは買い越しが3ポイント落とす結果となっています。

<総括と考察>
さて、為替市場のその後の動きは、全面的にややドル買いが優勢となっています。

5月はヘッジファンド等投機筋の上半期の決算月に当たり、ECBの追加金融緩和が色濃くなる中で、ユーロの投げ売りがドル高をけん引している印象があります。
ユーロの行き先として高金利通貨が選ばれる流れも有るはずですが、ここへ来てドル金利の底打ち感も少しずつ見え始め、低金利通貨は、高金利通貨に加えてドルへと流れる動きも出てきたように思います。
ドル金利が今後も底堅く推移するとなると、高金利通貨の妙味は一段と薄れることも考えらえ、現に豪ドルは今回売り越される結果となっています。
ドルと高金利通貨の綱引きは今しばらく続くかもしれませんが、全てはアメリカの株式市場がその運命を握っていると言えそうです。

次回、この番組をお送りする時には、ECBの決定内容やアメリカ雇用統計の結果が明らかになっています。データに反映されるのは残念ながら次回の次という事になりますが、ユーロ安株高という展開に発展すれば、ドル買いに拍車が掛かるかもしれません。


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