外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

Forex:ドル円暴落、76円台が目の前、米GDP以降、悪い指標結果を受けて

2011-07-29 23:15:32 |    -ドル円

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

ドル円が76円台目前に迫る勢いです。
史上最円高値は76.25円ですが、そこまで100ポイントを切りました。先日見た悪夢と似た展開となっています。

この時間帯では、なかなか介入は難しく、あればFEDに対して介入を委託する形ですが、少なくともドル防衛という点では、ニーズは一致するかもしれません。デフォルト懸念が介入を躊躇させているとの解釈があるようですが、逆に万が一にでも協調介入が出たとすれば、上限枠の拡大は半ば決定したと考えられる?かもしれません。

月曜日の展開がリスクになりつつある状況です。個人的には、例えショートになっていても、今週だけはスクエアで越週とゆきたいところです。

重要な決定は土曜日に良くある…というのは結構一般的で、びっくりするような展開もリスクとして考慮する必要があります。

いずれにせよ、一目の雲からかなり離れている現状は、売られ過ぎであることは間違いなさそうです。
では、良い週末をお過ごしください。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロ、ポイントとしては重要な上を試した割に後続なし-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】 

2011-07-27 19:40:20 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

この2日間、ユーロは1.45台に乗せるという、果敢な挑戦に打って出ています。
ここ2日というより数日のお話ですが、アメリカの債務枠拡大協議が難航していることで、金融市場は一時的なドル全面安に見舞われており、ユーロドルの上昇(ドル売り)も、そんな背景が主流のようです。

昨日の上昇がテクニカル的に意味するところは、重要です。なのに、何故直ぐ上昇しないのでしょうか??
もちろん、今の水準辺りでユーロ売りをイメージした私としては上がると困るのですが、それにしても、弾切れなのか、援護射撃が全く感じられません。

どんだけ重要かどうかは以前にも羅列しましたが、日足一目均衡表の雲上抜け+3役好転、トライアングルのレジスタンスライン越えというイベントが重なったわけです。

もしこのまま雲の上限を割り込み、雲の中へと沈み込んだ場合、上がるべきタイミングで上げられなかった弱さを認識しなくてはいけないかもしれません。

いよいよ、日本のレバレッジ規制の最終段階が、あと2日を残して始まります。今の円高は、これまで外貨を一方的に買っていた円のショートが取り崩されているのも一要因だと思いますが、ユーロドルを見ていると、あれだけ財務問題が噴出したにもかかわらず、多くのユーロポジションは、ロング維持だったのかと思うほどです。
いずれにせよ、欧米は互いに自国通貨安ゲームの最中らしく、小出しジャンケンで振り回されて疲れたのは我々…というところでしょうか。

週末は断末魔的なロングの投げで暴落、来週月曜日は地合いを組んでギャップダウンで寄り付き後、介入+上限枠拡大合意でドル暴騰???
いやな夢を見ていました・・・今日はこの辺で帰ります。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロは騰落分岐点、日足なら下落、週足なら上昇-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-07-22 16:34:50 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

今朝は体調を崩し、スタジオまでたどり着けませんでした。番組をアップできず、この場をお借りしてお詫び申し上げます。最近ひどい目眩がして、立っているだけで吐き気がする時があります。歳のせいで済めば良いのですが、少し健康が気になります…

さて、ユーロドルの反発が尋常ではありません。

ギリシャ問題が、それまでデフォルトを想定した動きだっただけに、議会草案云々は好材料だったかもしれません。しかし、米国の企業決算が好調だったことなど、米国景気回復に期待がかかっていた中で、失業保険申請が僅かに予想を上回り、水を差す形となりました。

結果的には相乗効果となってあのような動きになったとは思いますが、オシレーター系の自動取引などが過剰な変動を招いただけとも言えるかと思っています。

現在のユーロドルは、中期的なレジスタンス水準に差し掛かっているようです。

5月初旬、6月初旬、7月初旬でそれぞれ戻り高値を付け、これらを結んだ下落のレジスタンス・ラインが、ちょうど1.44台ミドルに差し掛かっています。
他にも現在の一目の雲上限が1.4440前後にあり、簡単に上に抜ける地合いではないでしょう。

既に5月からの揉み合いは、7月11日の下値割れで一旦はブレークアウトしましたが、昨日の上昇で、再びトライアングル・フォーメーションの中に戻された格好です。

週足の長期トレンドは依然として上昇を示唆しており、基本的には日足と矛盾の関係ですから、暫くは揉み合い再開という見通しになります。
ただし、7月上旬の高値を越えてくると、日足も上昇に転じることから、もしそうなれば週足のトレンドと一致することとなり、底堅い動きへと転換しそうです。

米国の債務枠拡大期限が8月2日であり、波乱要因ではありますが、順調に可決出来れば、日足のトレンドを継続すると思われます。したがって、個人的には1.44前後で月末月初を迎え、上限拡大決定で下落というシナリオが浮かびます。

万が一にでも否決されれば、5月高値が直ぐに目先目標となるような動きにつながるかもしれませんから、ショートは1.4600前後でのストップ&ドテンのイメージは持っておく必要があるのではないか、と考えます。

相場は直近のN波動を完成させに行っている様子から、1.4480でユーロを売り、7月高値を超えた1.4600でドテンするイメージです。ここを上に抜けない限り、1.4233にある一目の基準線は暫く水平を維持しますので、目先の下値目標は
その手前となる1.4250付近を想定します。

本日17:00前後の欧州圏の景気指標は、ある意味で注目に値しそうです。

ForexTVジャパン
浅野











Forex:ユーロドル、月曜のギャップを埋める戻し…浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-07-14 12:08:58 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。
毎日酷暑が続きますが、ご自愛ください。私は最近目眩に襲われ、暑さなのか、歳なのか、病気なのか…どうなっているのでしょう??
実は相場のせいだと言ってもいいくらい、こちらも目眩がしそうな展開です。

フェーバーは30ポイント低すぎて届かず、アゲンストは10ポイント低すぎてストップ・・・・
昨日の恥ずかしさから、今日は苛立ちに変わっていますが、朝一番の買いが一巡すると1.42台前半で落ち着き始めたことで、1.4250付近を限界と想定したのは、間違っていなかったのだと言い聞かせています。

この動きで、月曜日に開けたギャップを完全に埋めてしまい、往来相場を完成するという落ちまでつきました。せっかく長期間貯めた揉み合いの結果がこれなのかと思うと、気が滅入ってしまいます。せめてもう少し落ち着いた動き方をしないと、誰もがハッピーになれる可能性が高い、トレンド相場は望めないかもしれませんね。要するに、市場のセンチメントが一方向にまとまる時間が無さ過ぎると思います。

話がそれましたが、1.42前半からミドルの水準は騰落の分岐点として動きにくくなると予想しますが、もう一度上値を試す動きがあれば、個人的にはあと一回だけユーロのショートを狙いたいところです。

トライアングルを下にブレークして放れたと判断しましたが、これ以上上昇した場合、一昨日の下落は単なるスプーフだった可能性も出てきます。ただ、5月安値を割り込んだ意味はそれなりに存在すると考えており、週末の動きに期待します。

1.4270でユーロを売り、1.4330を超えた時点でギブアップです。1.4000割れでショートを積み増したい感覚は健在で、1.3900付近で半分落とすイメージです。今回はワンチャンス狙いと言うことで、タイトストップとし、駄目だった場合は、週明けまでペナルティ・ボックスに入っていようと思います。ストップがついたら、是非頭の中で「蛍の光」をお願いします。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドル、中途半端な下げと上げ、この後は…浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-07-13 21:42:18 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日は30ポイント程度下値が届かず、コストが悪い方のポジションを利食いで逃げられなかった形となり、その結果たるや大きな違いにも見えます。せっかく吟味して身に付けた洋服に、最後の靴を履きかけたところで、全裸にされた気持ちです(なったことはありませんが…)。まあ、もともとチキンが入っていた分、仕方ないかもしれません。

さて、これからですが、良い水準まで戻したように思えます。ドル円の反転が気になるところですが、天井試しの動きと判断してもう一度、戻り売りを考えたいと思います。

早朝に円高方向へのストップと見られる動きでスパイクしてしまい、クロス円が底堅い格好となりましたが、ユーロは上値の確認に行っているように思えます。

現在の水準の、1.40半ばは良い戻り売り水準だとは思いますが、例のトライアングルの下限サポートだった水準が差し掛かる1.4170の手前となる1.4150前後まで戻すようなら、ユーロを売りたいところです。

その上には、転換線と基準線があり、また遅行スパンは当時の雲の下限が1.42台前半にあることから、基準線越えとなる、1.4270付近で一旦はストップです。
100ポイントをロス・リミットとすると、1.4150売り1.4250ストップが理想の組み合わせですが、目先のポジションは軽くなっているようにも思え、行き過ぎた動きが見込めない分、70、70の方がベターかなと悩んでいます。相場に対峙出来るようなら、反落し始めてからでも遅くはないイメージです。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドルは下値ブレーク‐浅野の閃きFXテクニカル

2011-07-12 16:31:48 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日の下落で、ユーロは明確に下値をブレークしたと言えそうです。
その割には日中の反応はいま一つという状況でしたが、欧州勢が参入後、順調に下落を開始しました。

昨日の戦略をフォローすると、これでストップを1.4000を超えた付近に想定し、半分を1.3820付近で決済し、半分を1.3720付近で決済するイメージです。
1.36台までオーバーシュートするようなら、反転を待って試し買いも良いかもしれません。

動画をアップしましたので、詳細はそちらでご確認ください。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドル、下落の準備終了、あとはトリガーを待つのみ…浅野の閃きFXテクニカル

2011-07-11 16:26:51 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

追跡!プロスティックス930という番組を、先ほどアップ致しましたが、その中で説明した三角保ち合いについて、もう少し説明を加えたいと思います。

上値を切り下げ、下値を切り上げるという典型的な揉み合い相場は、短期的なものをウェッジやペナントと言い、長期的なものをトライアングルといって区別しているようです。

ウェッジやペナントのフォーメーションは、しばしば、それまでのトレンド継続のシグナルとして把握される局面がありますが、一方で長期的なトライアングルの方は、あまり方向性との関連付けがなされていないようです。
期間によって示す内容を変えて把握するより、三角形の揉み合いは、抜けた方に相場方向が向きやすいと考えた方が単純だと思います。

さて、番組に使ったチャートにオシレーターを加えたものが、添付の画像です。



通常はダイバージェンスを見る程度しか使わない補助ツールですが、今日は面白い現象が現れています。

MACDは、移動平均線を元に方向性を図るモノですが、移動平均が元となっていることで、実際の上下の値動きに合わせて、ウェーブが低くなり、結局はゼロポイントに収まっていることから、方向性を失っている状況が良く分かります。

一方、ストキャスティクスは、変動の勢いを図るもので、上昇を継続していてもその勢いが衰えるとフラット化あるいは、軽く下落する場合があります。数値は%Dが49と、ほぼ中立を指しています。したがって完全に今の相場は均衡しているようにも見えます。

ところが、今回のトライアングルは、概ね完全に近い、シンメトリカル、つまり二等辺三角形に近く、本来であれば、2辺から等距離辺りが中立な価格水準であるべきに思え、価格で言えば先週金曜日の高値付近である1.4400辺りに見えます。
しかし、今の水準は明らかに下限となるサポートライン上におり、この水準が中立だということは、下落方向に余力を残していると言えないでしょうか。実際、上限となるレジスタンスに近づいた時はOBゾーンに振れており、今回のサポート水準では、OSゾーンにいる方が自然に見えてしまいます。

サポート付近で小動きであれば、オシレーターは横ばいとなり、いつでも下落出来る状況でいられます。100%の保証はないので、自分から仕掛けるほどの勇気も資金もありませんが、少なくとも今後、今日開けたギャップを埋めに行く動きになれば、1.4250前後で戻りを売りたいところです。
ストップは1.4330辺りで十分な感覚があり、6月下値、5月下値を割れる局面では、売り増すイメージを持っています。

ForexTVジャパン
浅野





Forex:ユーロドルは良く分からない相場展開…オシレーター相場なのか

2011-07-08 16:52:17 | ☆外国為替を読む

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

しょうもない投稿が2回続き、申し訳なく思っています。
午前中にお届けしている山中 康司 先生のFXテクニカル分析の番組が、急きょ取りやめとなり、代わりにはならないかもしれませんが、先ほど、閃きFXをアップしましたので、どうぞご覧ください。
http://www.forextv.jp/Video/Video.php

さて、昨日はECBの理事会発表と、トリシェECB総裁の定例記者会見がありました。最近、ゆっくり相場も見られない中、前後30分程度、事の成り行きを見守ることができました。
値動きだけを見ていると、まさか、利上げはしなかったのか??と思うくらい、実は動きが無く、むしろ上値が重く推移したのはやや驚きでした。

ADP雇用者数がサプライズ的に改善し、加えてトリシェ総裁コメントの影響からか、やっとユーロ買いが強まった形です。

対円はドル買い、ユーロ買いとなって非常に底堅い動きでしたが、一通り材料が出尽くすと、相場全体が何もなかったかのように、これまでベタなぎ相場が継続しており、典型的なオシレーター相場になっている印象です。

いつも夕刻にお届けしているFXフラッシュ1930という番組内で、ディーラーコメントをお伝えしていますが、この中でも、ユーロドルは仕手筋相場になっているとの内容が頻度を増しているように、もはやファンダメンタルなど在ったものではありませんね。

ECBは、リーマンショックの時にも一度、先進国が利下げを競う中で、利上げを行うというミスリードをした苦い経験があります。一因は周辺国の高金利だったという記憶ですが、背景がすこし違うとは言え、今回も高債務国の資金コストが高まる中で、政策金利と自由金利のかい離を埋めるだけの利上げは、債券売りの連鎖となりかねず、危うい選択だった気がしています。25bpsは幅としては最小単位に近く、様子見という側面が見え隠れしますが、唯一、優等生のドイツ債券の利回りや、物価関連指数は、嫌でも気になってゆく流れだと思います。

対ドルでも弱く推移しているポンドですら、このところ、対ユーロでは買われています。何度となく繰り返されるシナリオですが、再びユーロに入っていないポンドが見直されている??地合いなのかも知れません。

ForexTVジャパン
浅野