今回のプロスティックス紹介動画を通じて、プロスティックスチャートには、次の4点の特長があることを、私たちは学んできました。
そしてこれらモダル・ポイント、エクストリーム・テール、修正一目、そしてロウソク足のパターンが全て一致するという形で、常にベストな開始タイミングが示されます。これら4つの要素が同じ相場傾向を示した時の80%が、開始や決済のタイミングとして正しかったという結果が出ています。
この機会に、第三世代となるプロスティックス・チャートを、皆様の分析手法の引出の一つに、加えてみては如何でしょうか・・・。
第7回目からプロスティックス・チャートの特長である4大ポイントについて、それぞれ説明がありました。
今回は4つ目の解説になります。
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プロスティックスは、日本で開発された本来の一目均衡表に、意義深い修正を幾つか施しました。原型の本質を採用しつつも、プロスティックスは伝統的な高値・安値を使う代わりに、採用するデータとして辻褄が合うモダルポイントの高値(モダル・ハイ)・安値(モダル・ロー)を使っています。
当プロモーション動画も8回目となり、そろそろ終わりに近づいてきました。
前回の7回あたりから、核心に触れる内容となっています。
今回の8回目では、プロスティックス特有のモダル・ポイントについて、大小2種類の違いについて説明があり、大きなモダル・ポイントは過去300日間の平均値より大きな結果が得られた日に記し、小さいモダル・ポイントと差別化することで、より強いサポートやレジスタンスを見つけ出そうとする試みです。
そのほか、モダルポイントが同じ価格あるいは近い価格で集まった状態を、モダル・プラットフォームと呼び、より強いサポートやレジスタンスの価格あるいは価格帯を意味している…ということです。
モダルポイントはその導き方はさておき、一日のうちでもっとも出現した時間が長い価格であるため、相場が再びその価格へ近づく場合、下にあればサポート、上にあればレジスタンスとして機能するという理論に基づいています。そのモダル・ポイントが平均時間より長ければより強く作用するというのは、普通に考えても納得がゆくアプローチだと思います。
高値や安値、終値といった伝統的な価格もそれぞれ意義ある価格ですが、それ以外の価格でも意味がある価格として、モダルポイントは、第4世代の終値として把握しても良い程の意味ある価格だという訳です。
時間計測によるプロスティックスは、外国為替相場の様な出来高不在の際に適しています。
時間計測によるプロスティックスを使う適正に疑問をお持ちの方も居られると思いますが、ある水準でより多くの取引が成立した場合、その取引価格はより長時間に渡り滞在するということは皆、ご存知なはずです。従って、5分間での数字と取引高とは、互いに比例関係にあることは、理に叶っているのです。
第一回:チャートの歴史
第二回:プロスティックスチャートとマーケットプロファイル
第三回:マーケットプロファイルからの進化点
第四回:プロスティックスチャートのカギとなる特徴
第五回:モダルポイントの導き方①
第六回:モダルポイントの導き方②
第七回:時間計測のプロスティックスが重要である理由
シリーズでご紹介しているプロスティックスチャートのPVですが、第5回目となる今回は、いよいよプロチャートの神髄となる「モダル・ポイント」を掘り下げてご説明いたします。量的計測が不可能とされているFX市場に、全く異なる概念で計量を可能としたモダルポイントが、どのように導かれているのかに迫ります。
ボリュームによるプロスティックスは、一日もしくはある取引期間で、最も多く取引があった価格を採用してモダル・ポイントを算出します。このアプローチは既にボリューム分析が可能な市場に適応します。
一方、時間によるプロスティックスは、マーケットプロファイルでベルカーブ分布を作るのと良く似た手法で、モダル・ポイントを算出します。まず、取引時間を5分の枠に分割し、各5分間に取引が在った同じ価格の回数が数えられます。こうすることで、量的計測が不可能だったFXのような市場にも、ボリューム分析と同様なアプローチが可能となりました。
プロスティックスのコンセプトはマーケットプロファイルの影響を大きく受けていることは、前回の番組で解りました。
何より特徴的なことは、これまでのチャートでは限界だった3Dの概念をチャートに取り込み、いままで見えなかった潜在的なトレンドやサポート、レジスタンスなどを確信をもって認識することに成功したことだと、解説しています。
冒頭のCMにもあるように、ボリュームを3次元的にチャートに取り込むことで、これまでになかった新たなポイントが浮き彫りになってきたようです。
第2回目の紹介は、プロスティックス・チャートのコンセプトにもなっている、マーケットプロファイルを例に、相場が変動する理由をひも解いています。
マーケットプロファイルを開発したピーター氏は、当時の株価と商品価格は、中心値(半値)に集中しやすい点に着目しており、短期トレーダーはこのエリアで居心地の良さを感じ、多く売買をする傾向があると分析しています。一方で長期トレーダーはバランスを崩す方向へ取引する傾向があり、相場が動くのは、こうした不均衡から均衡へ、均衡から不均衡へ移行するからだと述べています。マーケットプロファイルは、それまでの価格変動を分析する手法と違い、潜在的な相場の強さを知る機会を与えてくれるとしています。
プロスティックス・チャートは、アメリカで特許を取得する等、その独自性が評価されていますが、先日依頼を受けたプロモーション動画の制作も終わり、公開の運びとなりました。
プロスティックスがどの様にして誕生し、どのような特徴があるのかを、開発者でもあり現プロスティックス社のCEOでもある ビンセント・リー氏本人が、プレゼンテーション形式で出演(彼が顔出しするのは珍しい)しています。
日本語バージョンは追って編集予定ですが、先ずは字幕付き英語版の動画を公開して参ります。
第1回目となる今回は、テクニカル・チャートの歴史的変遷をお伝えし、これからプロスティックスチャートの解説へとお連れ致します。