外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

2月26日のポンドドル相場分析と今後の経済指標発表予定-「FXフラッシュ1930」テクニカル分析

2010-02-26 19:40:54 |    -ポンドドル

◆今日のテクニカル分析は、ポンドドル相場です。

こちらも前回の分析どおりの展開となりました。下値目標を想定しながら、戻り売りの場所を探して見ましょう。



これまでの下値サポートを割り込んだ相場は、もう一段の安値を試しに行く可能性が出ています。値幅的には、大きなダブルトップを作った山の高さ分の下落が期待でき、ネックラインを1.5800と仮定しても、1.4700程度はありえなくも無いでしょう。

これまでの長期下値サポートラインまで戻るようならその手前でポンドを売り、更に100ポイント以上戻るようなら一旦はストップというイメージです。遅行スパンが雲の下を抜けるタイミングでは、追いかけ売りも視野に入れます。

心理的節目となる1.5000では半分程度ポジションを軽くして、小回りが効く状態がよいでしょう。売り戦略はあくまで新規への提案であり、既にショートがあれば本日安値手前で少し軽くなっても良いイメージです。

◆最後に、今晩の米国経済指標、発表予定です。



本日はどれも重要な指標です。昨日のネガティブな内容から何処までポジティブになれるかが焦点です。ただ、いくら寒波などの季節要因が大きいとされているものの、このところの消費指標の悪化が目立つ傾向があり、市場が上伸を予想している信頼感は、良くて横這い辺りが順当ではないでしょうか。

また、掲載している以外にも、連銀筋の講演などが幾つかあり、コメント相場となる展開には注意しましょう。
--------------------------------------------------------
以上、1本前の記事を含めた内容を、動画「FXフラッシュ1930」で視聴できます。右上のForexTV.jpバナーからアクセスいただくか、下記YouTubeで、是非、ご覧ください。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


チャートで見る、東京外国為替市場の概況と、欧州市場序盤の流れ(02月26日)

2010-02-26 19:09:31 |    -ドル円

◆始めに、ドル円相場を中心とした、今日これまでの為替市場概況です。

取引日付が2月26日に切り替わる、日本時間午前7時時点のドル円相場は、



前日終値と同水準となる89.05円付近で寄り付き早々からドル買い基調となり、本格的な取引時間の開始となる午前9時には89.49円まで上昇しました。しかし、仲値公表に掛け売り戻されると89.16円まで下落し、以降は上値と下値の値幅を狭めながら、揉み合い相場に終始し、89.33円で引けました。

欧州時間に入っても、特にトレンドを作るには至らず、89円19から39銭のレンジとなっています。

◆では、変動要因などについて順番に見てゆきましょう。

ドルが堅調に推移した背景として、株価が底堅く推移したことは一つのきっかけにはなっていると推測できますが、昨晩の下落はやや過剰気味だったこともあり、調整の反転相場だったというのが本音だと思います。また、仲値前後の上下では、月末のドル不足への思惑と、実際の注文結果に相違があったとの推測もでき、実需筋の戻り売り意欲は、依然として堅調なのかもしれません。

欧州時間に入って、イギリスの住宅価格指数が悪化する発表がありましたが、ポンドをはじめ、その他の相場への影響は、殆ど見られていません。
--------------------------------------------------------
本日の「FXフラッシュ1930」のテクニカル分析は、ポンドドル分析ですが、ここで一旦ページを改めます。以上の内容とテクニカル分析は、動画「FXフラッシュ1930」で視聴できます。
右上のForexTV.jpバナーからアクセスいただくか、下のYouTubeからご覧ください。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


2月26日午前の東京外国為替市場概況と、ユーロドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-02-26 15:05:49 | ☆相場分析-ユーロドル

本日2月26日午前の東京外国為替市場の動きです。

基本的には前日引け際の流れを引き継ぐ形となり、底堅く推移しています。それぞれ戻り高値を更新する中、ユーロの反転が強い印象ですが、月末要因もあり総じて動意に欠ける展開です。ここまでの高値は、ユーロが1.3596、ポンドが1.5283、円が89.49を付けています。


今日の通貨フォーカスはユーロドル相場です。

下値圏での揉み合い相場で、方向感に苦しむ展開です。中長期的なユーロ安に変わりはなく、対ポンド相場での反転を頼りに、もう少し上昇したところを売ってみたいイメージです。



今回、19日の安値を割れなかったことで、揉み合いの上値を試す展開が予想できます。

騰落の節目となる1.3550付近に一旦戻すようならユーロを買い、1.3500割れでストップです。1.3650を上値目標としてショートへドテンする戦略です。23日高値の1.3691を越えて1.37台に載せるようなら一旦はストップ。下値目標はオープンです。

買いのエントリーは本筋ではありませんが、対ポンドの強さに若干の安心感があり、付け加えてみました。
--------------------------------------------------------
以上、1本前の投稿内容と一緒に、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。右上のForexTV.jpバナーからアクセスいただくか、下記YouTubeで、是非、ご覧ください。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


2月25日の外国為替市場、復習とキーポイント-2月26日「FXフラッシュ1400」

2010-02-26 14:45:21 | ☆外国為替を読む

2月25日の外国為替市場の流れについて、主要通貨の視点から考察します。

◆総括
仲値公表を前に急伸した円高によって、クロス円の売りを巻き込み、まるで見えない恐怖から逃げるようなドル買い円買い相場で始まりました。


ドル円相場は、前半をクロス円の円買いで下落、後半はドル売りで下落という印象でした。



前日からドルの安値圏で揉み合っていた相場は、東京時間午前中から下落し、欧州時間で一時揉み合ったものの、米国時間で下落を再開し、88.79円の安値をつけました。
下落の背景は様々な原因が指摘されていますが、アジアの株式相場が全面安となる中、下落リスクを回避する円買いが殺到したようにも見えます。しかし、発端はギリシャの格下げ見通しが報じられたことで、ユーロの下落がテクニカル的な売りを呼び、月末ポジションの投げなどを巻き込んだという印象です。

米国時間の下落は、さえない経済指標がきっかけを作りました。
新規失業保険申請件数や耐久財受注のコア指数が悪化した結果、株式市場が下落したリスクを回避する円買いに加えて、下落推移した金利にドルの嫌気売りがかぶさったというところでしょう。

ポンドドル相場は、ポンド全面安に加えて、リスク回避の円買いドル買いが加わるという展開でした。



序盤の円全面高で、ポンド円の売りに相場が押し切られた観がありますが、午後からユーロドルが底堅い中、ポンドドルが下落を継続したことから、ポンドは対ユーロでも下落したことがわかります。BOE当局が緩和政策維持を主張する中、先進国の中での出遅れ感に加えて、総選挙を控えた英国では、財政赤字への非難が世論となりつつある模様で、万が一でも政局が逆転した際の赤字対策が及ぼす、英国経済へのダメージが嫌気されているのかもしれません。
日足は短い下ヒゲを付けた大陰線となり、下落基調の強さが伺えます。

ユーロドル相場は序盤こそソブリン債の格下げ見通し報道で、売りが先行したものの、午後からは底堅い展開でした。


上昇の説明文が、ポンド買いとなっていますが、ユーロ買いの間違いです。訂正してお詫びいたします。


ユーロ円の売りにも押し切られる形で、東京時間の昼休みに1.3450の安値をつけました。しかし、以降はユーロポンド相場が上昇してユーロ買いとなると、正体が今ひとつ不透明なドル買いを打ち消した形です。終盤では米国経済の不透明感で、リスクを回避するドル買いとの攻防が見られますが、対ポンドでのユーロ買いが勝ったようにも見えます。決してドルより地合が良いとはいえない中のユーロ買いは、英国が相当悪い状況を物語っているようにも見えました。

◆その他の米国市場動向

債券市場は、入札が無事に終わった安心感に加え、経済指標の悪化などによる買いも手伝って上昇し、利回りは低下しています。株式市場は周知の通り、下落しています。資源市場はまちまちで、金相場は終盤のユーロ上昇に連れ高となっていますが、CRB指数はドル高、株安を受けた形でマイナスとなっています。
-------------------------
今日の通貨フォーカスはユーロドル相場です。以上の内容および通貨フォーカスは動画番組「FXフラッシュ1400」でもご覧いただけます。右上のForexTVjpバナーからアクセスいただくか、下記のYouTubeよりご視聴ください。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


2月24日のドル円相場分析と今後の経済指標発表予定-「FXフラッシュ1930」テクニカル分析

2010-02-25 19:55:22 |    -ドル円

◆今日のテクニカル分析は、ドル円相場です。

日足一目均衡表の雲の中を下落し始めた相場は、想定どおり雲の下限まで下落し、やや達成感が出ています。
しかし、これまで見られたような急な反転もなく、もう一段の下落も考えられます。ただ、週末を前に手仕舞いの動きも想定できることから、短期的な戦略を考えてみました。



時間足をみると、本日昼休みの戻し高値が89.71で、基準線が89.79円付近にあることから、短期的にこの水準まで戻すようならドルを売り、90円台に再度乗せるようなら一旦はストップです。
雲の下限を割れた場合は、再度下落が急伸しそうですが、2月4日安値の88.55円が限界に見えます。70あたりで早々に引き上げ、週末を待ちたい心境です。先に下落を延ばした後の戻し相場では、この戦略を一旦スルーしましょう。


◆最後に、今晩の米国経済指標、発表予定です。

22:30 USD  1月耐久財受注(コア)指数【前月比】
予想  1.5(1.2)%  前回  1.0(1.4)%

22:30 USD  失業保険申請件数
予想  460.00K  前回  473.00K

00:00 USD  12月住宅価格指数【前月比】
予想  0.60%  前回  0.70%


※ 23:00 米 バーナンキFRB議長証言             
※ 03:00 英 マイルズBOE政策委員講演

本日はどれも決定的な数値にならない限り、大きなトレンドは作りにくい印象です。一方、各国要人の講演や証言が、掲載のほかにも幾つかあり、コメント相場となる可能性もありそうです。特に、イギリスからのコメントによるポンド地合には注意しています。
--------------------------------------------------------
以上、1本前の記事を含めた内容を、動画「FXフラッシュ1930」で視聴できます。右上のForexTV.jpバナーからアクセスいただくか、下記YouTubeで、是非、ご覧ください。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


チャートで見る、東京外国為替市場の概況と、欧州市場序盤の流れ(02月24日)

2010-02-25 19:34:08 |    -ドル円

◆始めに、ドル円相場を中心とした、今日これまでの為替市場概況です。

取引日付が2月25日に切り替わる、日本時間午前7時時点のドル円相場は、



前日終値と同水準となる90.13円付近で寄り付いた後、前日引け際のドル買いを延ばし、90.30円の高値をつけました。しかし、仲値公表前後から円高が急伸し、前日安値を割り込んでほぼ一方的に下落し、89.39円の安値をつけて引けました。
欧州時間に入って、直後はやや戻したものの、直ぐに下落を再開し、安値を89.22円まで拡大しています。

◆では、変動要因などについて順番に見てゆきましょう。

前日の引け際には、リスクを回避するドル買いが市場を全面的に支配しましたが、殆ど円買いを伴いませんでした。それが東京時間で一気に噴出した可能性もあります。いずれにしても、ギリシャの格下げ見通しや、ドルの低金利継続、アジア株式市場の全面安などを背景に、月末の動きが強く入ったと考えられます。午後からはユーロドルが反転しており、ややドル売りがテーマになり始めています。

欧州時間に入って、下落に一服感が出始めました。特に材料は見当たりませんが、大手格付け会社が、日本の財政問題についても触れたことが影響しているかもしれません。
各相場はここまで、ユーロドルが1.3450の安値を付けた後95まで戻す一方、ポンドドルが1.5317、ドル円が89.22の安値をつけています。
--------------------------------------------------------
本日の「FXフラッシュ1930」のテクニカル分析は、ドル円分析ですが、ここで一旦ページを改めます。以上の内容とテクニカル分析は、動画「FXフラッシュ1930」で視聴できます。
右上のForexTV.jpバナーからアクセスいただくか、下のYouTubeからご覧ください。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


ユーロ円の下値を分析しよう-2月25日「PMテクニカル分析」

2010-02-25 18:56:27 |    -ユーロ円

本日の「PMテクニカル分析」番組は、アセンダントの山中さんの都合により、フォレックスTVジャパンの浅野が代わってコメントを寄稿しましたので、ブログでも公開致します。皆さんは、ユーロ円相場に上手く乗れましたか??

ところで、今日の番組に使用した生チャート画像を、呼び出せるようにしました。通常は、AMテクニカル分析の番組で、同様の対応をしています。ただ、「FroexTV.jp」サイト上の動画プレーヤーでご覧頂く場合に限られます。当番組の再生が始まりましたら、直接動画の画面をクリックしてください。
---------------------------------------
午前中の円全面高の動きは、様々な憶測を呼んでいますが、どれも不十分に見える中で、これまでの相場に強い反転の兆しは見えません。欧州時間に入って暫くすれば、ギリシャの格下げ見通しに関する対応や、周辺小国へ飛び火する可能性に対する反応など、次第に明らかになるかもしれませんが、原因が明確ではない動きへの恐怖感は、不利な状況に対して必要以上の焦りとなるでしょう。

ユーロ円相場は、昨夜の高値付近で唯一前回の戦略に入る機会がありましたが、その後も安値割れで追随できていれば、悪くないポジションが既にできていると考えます。心理的節目となる120円を目前にして、それなりの達成感がありますが、金曜日の週末を前にポジションを軽くするための下値目標を探ってみましょう。



短期的にはCを起点としたN値が119.63、Bを起点としたN値が118.92、中期的なAを起点としたN値が118.93となっており、結果的には120円を一度は試す展開は必至かもしれません。AおよびBを起点としたN計算値は概ね同じとすれば、やはり119円割れでは一旦スクエアというイメージです。複数のポジションがある場合は、C起点のN計算値付近で部分決済すると良いでしょう。

119円付近は、昨年2月22日週に足一本で上昇した以前の水準と一致し、この水準から先は下値も少し固くなりそうです。
-----------------------
「PMテクニカル分析」は、動画でも配信しています。右上のForexTV.jpバナーからアクセスいただくか、下記YouTubeで、是非、ご覧ください。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


2月25日午前の東京外国為替市場概況と、ポンド円相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-02-25 15:55:27 |    -ポンド円

本日2月25日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

昨日引けにかけて発生したドル買いから弱く調整反転していた各相場は、10時前後から一斉に急落しました。リスク回避の動きにも見えますが、クロス円の売りが本筋という印象です。ここ数日噂されていた外貨需要が結局今日の仲値でも観測できず、噂を背景に積み上がったロングが、ポンドの安値更新と共に、一気に吐き出された観があります。ドル円は89.45、ユーロドルは1.3475、ポンドドルは1.5351の安値をつけています。

今日の通貨フォーカスはポンド円相場です。

朝方の急落は意外でした。テクニカルな要因だけでは説得力に欠けますが、中長期のトレンドを再開した以上、追いてゆくしかなさそうです。

6日の下値を割り込んだことで下落に勢いがついたと推測できます。既にショートになっていることを願いつつ、本来は下値を模索したいところですが、入り口をあえて探します。

今後、あまり深く下げずに反転する場合、6日安値の138.20付近から4時間足の転換線が位置する138.50付近までをポンド売りのゾーンとします。本日高値の139.20を越えるようなら一旦はストップ。下値はすでに見えにくくなっていますが、135円前後を想定します。下落を強めた後の反転ではスルーしてください。
--------------------------------------------------------
以上、1本前の投稿内容と一緒に、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。右上のForexTV.jpバナーからアクセスいただくか、下記YouTubeで、是非、ご覧ください。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


2月24日の外国為替市場、復習とキーポイント-2月25日「FXフラッシュ1400」

2010-02-25 15:40:03 | ☆外国為替を読む

2月24日の外国為替市場の流れについて、主要通貨の視点から考察します。

◆総括とポイント
概ね揉み合い相場となった東京市場のあと、欧州株式市場が堅調に推移したことでユーロ買いドル売りが先行し、市場では次第にドルの上値が重くなりました。

再選後初となるバーナンキFRB議長の議会証言で低金利維持の方向性が確認できたことが株式市場で好感されたことに加え、金利先高観が払拭されたことが嫌気されて、一時ドル売りが強まりました。

しかしその後、ギリシャ格下げ見通しを示唆したニュースにより、ユーロ売りが強まると、過剰リスクを回避するドル買いを誘い、ドルが全面高となって引けました。

米国の住宅関連指標結果は、大きく悪化しました。しかし、悪すぎた結果に身動きが取れなかったのか、米国を襲っている寒波による消費低下が一因とのコンセンスが定着していたのかは不明ですが、反応は極端に限定的だった印象です。


それでは、各主要通貨の推移をチャートをご覧いただきながら、確認してゆきましょう。

ユーロドル相場は、昨日の流れを終始主導していた印象があります。



2日前の下落から調整の上昇相場という見方もできますが、欧州時間に入り、株式市場が堅調に推移したことがユーロ買いの背景に指摘でき、加えてユーロ圏の製造業受注が予想より良かったこともユーロ買戻しを支援していた形です。

21:00と24:00に発表された米住宅関連指標には殆ど反応が無く、その後の急上昇は、FRB議長議会証言が背景でしょう。

その後、ギリシャ問題の再燃で急落し結局は往来相場となりましたが、安値サポートは維持されました。しかし、日足はかろうじて薄い陽線を維持したものの、長い上ヒゲをつけたことで、上昇力の減退を示す形となっています。

ポンドドル相場は、比較的広いレンジで、終始揉み合いました。



米国時間終盤でドルが全面高になった地合で下値を更新する動きもありましたが、トレンドには至りませんでした。日足は、上ヒゲが長く実体線が薄めの陰線となり、下落基調を示唆しています。

ドル円相場は、米国時間中盤までドル安値圏での揉み合いに終始しました。



途中ユーロが強含んだステージでは、ドル売りで反応し、また、夜半のユーロ上昇に対してもドル売りで反応していることから、クロス円の動きは特に無かった印象です。また、夜半過ぎの米株高の地合や、終盤の過剰リスク回避の場面でも、円に対する反応は影を潜めており、円はやや蚊帳の外といった印象です。日足は下ヒゲが長く、実体線が薄い陰線となり、下落の勢いに陰りが見えます。


◆その他の米国市場動向概要
債券市場は、低金利維持による買いと、入札不調の売りが均衡して小動きとなった模様です。株式市場は上下したものの結果的に上昇、資源市場はまちまちといった引けになりました。
-------------------------
今日の通貨フォーカスはポンド円相場です。以上の内容および通貨フォーカスは動画番組「FXフラッシュ1400」でもご覧いただけます。右上のForexTVjpバナーからアクセスいただくか、下記のYouTubeよりご視聴ください。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


2月24日のユーロ円相場分析と今後の経済指標発表予定-「FXフラッシュ1930」テクニカル分析

2010-02-24 20:02:12 |    -ユーロ円

◇今日のテクニカル分析は、ユーロ円相場です。

ユーロやポンドの対ドル相場が再度下落を再開したように見える中、企業のドル円基準レートが92円台との報道があったように、その重さを確認したあと、円高気味に推移しています。ドル円は今後も、基本的に揉み合いを想定していますが、
他のストレートの下落で、対円クロス相場は上値が重く推移すると仮定して見ます。



ユーロ円相場を4時間足で見た場合、2月6日から開始した調整の上昇を、昨日の下落で下に割ってきました。
今後、もし上値を確認するような反転上昇があれば、先の調整トレンドに引ける安値サポートラインおよび終値サポートラインに挟まれる領域をユーロ売りゾーンとして見ます。



終値サポートラインの裏の123.10付近には一目均衡表の雲の下限が控えており、雲の中へしっかり入り込むようだと一旦はストップというイメージです。コストは開始レートプラス50ポイント程度でどうでしょうか。相場に対峙できるようであれば、上昇局面が強い場合は、一旦やり過ごし、下落局面でストップ売りというのが、より安全な入り方かもしれません。

朝方噂された投信に絡んだ外貨買いは今のところ沈黙している模様です。ロンドンフィキシング辺りで持ち込まれて上昇したところを迎え撃つ戦略です。

下値を更新するタイミングがあれば、追いかけることも視野にいれ、下値目標はとりあえず、心理的節目となる120.00付近でしょう。


◇最後に、今晩の米国経済指標、発表予定です。



住宅関係の指標が2件あります。オバマ大統領が掲げた雇用と消費の改善なくして米国の政策金利上げをイメージすることは尚早なのかもしれません。住宅指標そのものは変動が激しい傾向があると言われており、MBA指数は週次であることからその傾向も強いところですが、少しずつでも着実な右肩上がりの数値が期待されます。
--------------------------------------------------------
以上、1本前の記事を含めた内容を、動画「FXフラッシュ1930」で視聴できます。右上のForexTV.jpバナーからアクセスいただくか、下記YouTubeで、是非、ご覧ください。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。