外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

チャート付け忘れで再アップ-浅野のつぶやき

2011-02-28 11:30:17 | ☆相場分析-ユーロドル

おはようございます、ForexTVジャパンの浅野です。

今朝のFXテクニカル分析の番組内で、チャートを添付し忘れました、再アップしていますので、ご確認ください。

金曜日のマーケットはもう少しクレージーになるかなと思っていましたがことのほか冷静で、週末調整が規則的に入るという展開に見えました。
明日からはいよいよ本邦の大期末月ですね、大きな流れになるかどうかが焦点ですが、一部では資金還流するメリットが少なく、あまり円買いは無いのでは、というコメントも聞かれます。

先週金曜日に発生した調整が、今後もう少し続くようであれば、もう一段の円高期待という感じですが、底堅くなるようであれば、実はあまり大きなポジションの傾きは存在しない可能性もあります。いずれにしても、大きなレンジをどちらかに抜けられるかどうか、見守りたいと思います。

結局、週末の戦略は惜しい感じでしたが何も起こらず、しいて言えばポンドのロングができた可能性はありますが、もう一度振り出しに戻って考えてみたいと思います。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎


ユーロドル、上値試しも今月で4回目を失敗-浅野の閃きFXテクニカル

2011-02-25 20:10:45 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

ユーロドルが底堅く推移しています。ドルとユーロの金利差先行き拡大期待と、全面的なドル売りの流れで、いよいよ1.38台に載せてきました。
市場はユーロをドルよりも信任あると評価した形となり、対ポンドでもユーロ買いが先行しています。

しかし、日足より長いチャートは明確な上昇を示唆仕切れておらず、センチメントが先行しすぎているように感じています。
心理的節目となる1.4000はチャート的にも重い根拠があり、2月2日の高値を越えても、大きなブレークアウトには至らないような気がしています。

ニュースが古かったらすみませんが、今日のロイターニュースをみていたら、中国が昨年末前後で、大量の米債を売っており、ユーロ債への支援を名目に、乗り換えたことが明らかになった記事がありました。今も継続 しているかどうかは別として、利回りが上昇しているのにドルが売られる現象が不可解だった自分にとって、少し納得ができるネタであったことは事実です。現在の流れがその後遺症だったとすれば、今夜から来週の月曜辺りで、週末、月末の調整が少し入りそうな気がしています。

天邪鬼(あまのじゃく)的な発想ですが、今日はユーロの売り戦略を立ててみました。

後ほど動画でお送りします。
http://bcove.me/nzc4cn5a

ForexTVジャパン
浅野 敏郎


ポンド、4回目の1.63台挑戦も今のところ不利な展開-浅野のつぶやき

2011-02-25 13:04:06 |    -ポンドドル

ForexTVジャパンの浅野です。

先日、悔しがった水準が目の前に迫る展開です。やり過ごしてみると「やっぱりレンジ?」という感覚になります。
ユーロが底堅く推移した一方、ポンドが売られた背景は、ご存知のとおり、ユーロポンドでユーロ買いポンド売りが進んだからですが、ドイツの中銀筋が金利上昇は当然・・・というトーンのコメントが勝ったからなのでしょうか。

ポンドドル相場の上昇見通しに変化はありませんが、今月に入って昨日で4回目の1.63台への挑戦が今のところ失敗した格好となり、短期的にはダブルトップのネック割れで、トップの値幅以上の下落を見せています。

ドルの全面安で上げては来たものの、2月を振り返ると上値を伸ばせていない事実は、やや買い疲れもあるでしょう。1.60の底値確認は2回しか試していないとすれば、週末、月末、指標待ちとなれば、調整が出そうです。また、週末に事件は起こると言われる??ように、週末のイベントリスクは気になるとなれば尚更だと思います。また気になるのはオシレーターがあまり良い流れではなく、イギリスのGDPが予想より悪化した場合は売りに拍車がかかりそうです。

相場の動きからしても、1.60台より下で推移していたときは、ユーロ懸念の方が強くドル高がまだまだ意識されており、良いコストでロングに成っている向きは少なかった印象です。1.60乗せから中東動乱でショートが切れ、今月の盛り上がりでロングが優勢となる中、頭打ちとなっている現状は、不利な展開です。1.6000を割れると日足ベースでもダブルトップのネック割れとなり、一段下げもあり得ますが、今月のところは日足基準線を頼りに、底値割れは回避できることを信じます。

可能であれば1.62台に乗せたところで、30ポイント程度のトレールでショートエントリーし、高値越えでギブアップ。利食いまたはロングエントリーは1.6020程度とし、1.5920割れでロングストップというイメージです。エントリーが無い場合は、週末リスクもあり一旦はキャンセルです。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎



ドル全面安、原油高騰懸念を騒ぎ立てるマスコミ-浅野のつぶやき

2011-02-24 22:29:53 |    -ポンドドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

ドル売りが全面的に進んでいます。もはやドルは逃避先通貨ではないと言わんばかりの状況です。
欧州時間一番の円高ドル高で、また悩みが一つ増えましたが、その後の動きでドル売りが鮮明になってきたのは、唯一の収穫です。一時的なドル高もクロス円が背景にあったことなどから、冒頭の悩みは消えましたが、ドル売りのタイミングがつかめず、悶々としているところです。

朝に想定したドルスイスをトリガーとするシナリオは、ポンドにはインパクトが無く、ポンドは唯一上値が重い展開です。原因はユーロポンドでポンド売りが進んでいるからだと思いますが、何故ポンドが売られたかの、根本的な原因は鮮明ではありません。リビアに対してタカ派発言はありましたが、地政学的には明らかにユーロ圏の方がリスクは高く、ポンドからユーロへのシフト理由が納得できない状況です。
キプロスの格下げ報道がありましたが、詳細は不明であるものの、今はトルコの一部といっても良い中で、インパクトはユーロに掛かるべきにも思います。

ドル安については、将来的な金利差が鮮明に意識されているというのは、反論の余地は無いのですが、全面安の様相は何かそれ以上の圧力がありますね。やはり原油価格の高騰がドル安を先導しているのか、少しでも通貨の価値を保存しようと、少しパニック的なドル離れを引き起こしているのかもしれませんね。

ポンドは、駄目元オーダーを1.6070に引き上げます。100ポイント下の1.5970付近をストップの目安にするイメージです。オシレーターがユーロよりポンドの方が、上昇に対して不利に見え、もう一段の押しを拾いたいところです。1.6000と1.6300のレンジという認識はまだあるなかで、売りからは入れない心中は昨日と同じです。

相場観とは関係ないですが、原油高を煽る記事が、例によって証券系から飛び出しているのが気になりますね・・・法整備の前に一儲け??既に仕込みは終わってるのでしょうね・・・では、今日はこれで失礼します。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎


ポンド、ここまで戻るとやはり悔しい-浅野のつぶやき

2011-02-23 21:25:32 |    -ポンドドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

今日は早めに帰る前に一言だけ・・・悔しいっす!
さすがにここまで戻されると逃がした魚は大きいような気がしてきます。
MPCの議事録公開では、9人の委員のうち3名が利上げを主張したという内容が好感されたのか、底堅く推移しています。1.6000から1.6300のレンジを想定すれば、今は売り水準ですが、チャートを見ているとやはりショートからは入れませんね。

NYK深夜のどたばたで付けばラッキーBUYとばかりに、駄目元で1.60台前半に買いを構えるイメージです・・・ドルスイスが一番底を割り込めば、ポンドは1.6300トライという展開を想定していますが、一気に行きますかね~。
ま、気持ちを切り替えて明日からまた研究してみます。

では、失礼いたしました。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎


いくつかお詫び申し上げます・・・

2011-02-23 16:26:47 | ☆外国為替から離れる(雑感)
ForexTVジャパンの浅野です。

これから、幾つかお詫びをしようと思います。

まず、昨日のブログでドル買い要因として、日本の格付けが引き下げ見通しになったとの行で、ドル買い要因にNZの地震を安易に掲げてしまいました。
まさか、このような惨事に発展するとは思わず、今でも安否が気遣われている状況で、無神経過ぎた点、お詫び申し上げます。

それから、昨日の最後に投稿したブログが、二重投稿になっていました。PCのクロックと、gooのブログエンジンのシステム・クロックとに差異があったと推測でき、最初の投稿がHOLDされていたところに、もう一度投稿をクリックしたのが原因かもしれません。ツイッターにも同時にメッセージを入れていたのですが、全部反映されていませんでした・・・サボっていたのではないのですが、大変失礼しました。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎


昨日の乱高下が物語るものは・・・何??-浅野のつぶやき

2011-02-23 15:17:19 |    -ポンドドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日は参りましたね、リビア問題がこんなに波乱要因に発展するとは、意外でした。だからといって、今日はドル買い円買いは一服している一方、スイスフランは買い気を継続する展開です。

ポンドは昨日深夜に発生した一段の下押しで1.6100付近まで下落しました。昨日も触れたように一旦はスクエアにする水準でしたが、"付近" の解釈が微妙なものの、マイナスでのスクエアでもなく、生きているか終わっているかはあまり大きな違いではない気がします。

昨日の引けに掛けてのドル売りはどう考えるべきでしょうか。
下落した株式や債券利回りを嫌気という見方があることは事実です。株安・債券価格高 までは、納得行く動きですが、為替だけで考えると、リスク回避が目的なら、ドル買いが順当だったはずですね。ドル円やドルスイスでのドル売りに押されたというのが落ち着きどころでしょうか。それとも、いつかも書いたように、世界情勢が余りに混沌としすぎて、とにかく自国通貨へと資産が還流している可能性も十分残されているように思います。

ポンドやユーロの買い要因を考えた場合、このところ継続しているインフレ期待からくる利上げ思惑が牽引役になっている、というのが周知の事実です。リビア情勢の悪化で原油が急騰しているように、食料を含む世界的な原材料の高騰はいっそう拍車がかかり、利上げ期待は拡大しているでしょう。

ただ、本当に利上げが必要なら定例の各国金融政策決定会合等を待たず、臨時会合でも集って、利上げをやれば良いだけだと考えています。それを、ああだううだ言いつつメッセージに終始するのは、円高時の本邦財務省が、円高に注視するだの、産業界がどうのいいつつ、介入ができない理由が日本にあったのと似ています。やれるものなら、メッセージのトーンを強めるだの、ややこしいことをいうより上げちゃえば良いのに、ねえ?

懸念されるのは、市場が利上げをそれなりに織り込んでいることから、しないことになったときの失望売りには要注意ですが、まさか、しない・・・とは口が裂けても言わないでしょうね。昨日の相場の動きで、私のような目先の便乗組は振り落とされていると思いますが、昨日の下値を見る限り、相場は未だに僅かながらユーロやポンドの対ドル上昇の芽が残っているようにも見えます。

それぞれ、下落が決定的になる水準を割り込むか、2月高値を越えるまでは、様子見かレンジ取引だという認識をした方が、細かい損失を重ねずに済みそうに思えてきました。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎


ポンドドル、2月3日高値が遠い…時間が掛かりすぎたポンドはコストで一旦スクエア?-浅野のつぶやき2

2011-02-22 13:26:59 |    -ポンドドル
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

ユーロは1.3500を割れた時点で降伏済みでしたが、ポンドは幾度かのピンチを凌ぐと、上昇サイクルが復活し、一安心でした。しかし、2月3日の高値を攻めきれず、今日の流れは非常にいやな気がします。1.6150が粘ってくれれば良いのですが、もし割り込むようならコストである1.6100付近では一旦スクエアにしようかと思っています。

転換線が1.6111であることからも、入り口が余りに平均過ぎてどうにもなりません。せめて、1.6000付近であれば、1.62半ばを目先の利食い水準とすることもできそうですが、今回は入り口が悪るかったと思って、見直す良い機会かもしれません。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎


早朝から円が乱高下!9時以降はドル買い優勢に-浅野のつぶやき

2011-02-22 12:46:00 | ☆外国為替を読む

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

週明けはドル売り急伸を予感しましたが、事なきを得て揉み合いから、調整のドル買いへと移りつつあります。

今朝早く円売りが急伸しました。理由は幾つか考えられそうですが、その後の動きから、個人的には根っこにドル買いがちらつきます。
昨日の市場終了時間と前後して、反体制運動が強まるリビアで内紛が激化したニュースが連続しました。ユーロは地政学的リスクが最もかかる位置関係からユーロドルでのユーロ売りドル買いが頭をよぎりました。ただ、その時間にはほとんど動いていないことから、米国市場がお休みで玉を打ち込めず、東京時間を待って売ってきたことも想定できます。

一方で、対円通貨はリスク逃避の円買いにはなっておらず、日付が切り替わってからすぐに逆に円売りが一時的に急伸しました。この動きはいたって不自然に思っています。一部では、有事のドル買いを口実にドル円を持ち上げて、クロスでの大台替りにあったストップを無理やり付けに行った可能性が指摘されています。

冷静に見れば、欧州株式市場は一連の中東内政不安を嫌気して既に下落しており、東京株式市場の寄り付きから見ても、日経平均などの先物は恐らくは急落していたはずです。ということは、場が開けば株式市場は下落し、為替も円高推移することは、予想の範囲内ですし、円安の根拠にはなりません。

他に円売り材料を探すと、確かにユーロ圏からはインフレ懸念が連日報道されており、昨日はBOE筋からもポンドの利上げに対する支援コメントなどが聞かれ、クロス円は円売りクロス買い圧力が掛かっていたことは事実です。しかし、前日からじり高ではなかった上、7時の急騰を見ても、この理由は説得力はありません。

また日本のソブリン格付けの引き下げニュースも、時間軸が合いません。事前リークまでをも想定するには行きすぎですが、いろいろな材料を吟味してみると、結局ドル買いが優勢という結論になり、朝方の不可解な動きを円売りと考えると、ややこしくなりそうな気がします。ただし、格付け見通しが引き下げられた事実やNZの地震は、今となってはドル買い支援材料になりつつあるように見えます。

いずれにせよ、ここまで方向感がないと、本格的な揉み合いを想定する必要があるかもしれまんせんね。

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浅野 敏郎


ポンドの上昇は決定的?ユーロは限界も-浅野のつぶやき

2011-02-20 23:25:24 |    -ポンドドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

今日は日曜日の夜ですし、時間も遅くなりました。ただ、金曜日のとある勉強会とチャートの終わり方から、ひとこと書かざるを得ないと思い、就寝前に簡単に触れたいと思います。

先週木曜の閃きFXでもお伝えしたように、金曜には完全に遅行スパンが雲の上で引けた結果、今週以降のポンドドル相場はポンド高優勢だと考えます。昨年11月4日の高値1.6297、2月3日高値1.6277を前に、金曜日は1.6247引け、高値は1.6261と、上値を試す展開です。

週末の材料を見てみると、G20の流れからドルは全面安、ユーロは中東問題と利上げ発言で売りと買いが交錯して混沌とする一方、ポンドは依然として金利上昇圧力が掛る中、ユーロからの逃避先、ドルからの逃避先として買い優勢が継続しています。

インフレレポートで懸念されたコストインフレも、小売売上高が大幅に上昇したことで、少なくとも消費の落ち込みは限定的だったことが分かりました。以上のことからも、ポンドにとっては結果的に支援材料が重なる展開です。

もし、昨年11月の高値を超えて行くようなら、中期的にポンドの上昇相場があり得ると考えています。したがって、気持はストップ買いでも追いかけたいところですが、もし週初にギャップして1.63台を付けるような場合、そのまま上に離れるとは考えにくいと思い、ギャップを埋めに来る金曜の終値付近で落ち着いて拾いたいと考えます。

1.6100前後でロングである現在、1.62台は十分離れた水準とは言えませんが、1.6250で買い増しを考え、1.61台後半でのストップをイメージします。

一方、ユーロですが、確かにチャートは上昇の芽が少しづつ、強くなりかけていますが、ファンダメンタルや流動性リスク、中東問題等がネックになり、そうは買い一方には成りにくいイメージです。利上げ期待がかかっているようですが、たとえば、リーマン以降世界的な利下げの流れで、最後まで下げきれなかった背景には、周辺国の景気過熱があったのは周知の事実です。したがって、今回の利上げムードに対して、周辺国は未だに利下げを敢行する国があるなど、ここで上げきれない経済圏としての事情もあるでしょう。

ここまで上昇ムードで盛り上がってきたユーロですが、ポンドのように2月高値を抜いてゆく勢いは無いかも知れません。

ドル円ですが、株式市場の背景もあり、円安期待がかかります。債券事情が気になるところですが、世界的なドル売りの中で円だけがドル買いを進めるのには限界があると思います。また、世間でも少しづつ問題視されているように、これ以上の円安は、輸入事情に悪影響があります。今の中東問題は、雇用もさることながら、食糧価格の高騰が一因とする見方があるように、日本政府も余りに輸出の大企業ばかりに有利な政治をし過ぎると、輸入企業や一般消費者から不満が爆発する可能性は十分あります。

ざっくりしたイメージですが、ユーロ円が大きく揉み合っていることからも、ユーロと円の対ドル相場は暫く揉み合う展開が順当かもしれません。

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浅野 敏郎