朝の臨時レポート配信時点では、小手調べの取引とはまさに下値ブレークでのフォローでした。しかし、ご報告するのに間に合わなかっただけでなく、既にフタ相場やミ相場をこなした形となり、まさしく行って来い相場となりました。
118.00近辺での昨日の動きから、明らかにオプションに絡んだプロテクションの存在を認識できました。今朝は明らかにそれを目指していった動きであり、118円割れまでは良かったのですが、もしかすると117.50円あたりに再度オプションのような仕掛けがあったのかもしれません。
豪ドル円の100円割れ、ドル円の118円割れ、ユーロ円の161円割れ、240円割れなど節目の状況が重なったことも手伝い、パニック売りが先行。その後、次の節目となるチャートポイントに接近したところで、恐らく大きな利食いが持ち込まれたのでしょう。
例のロシアネームが買いに回っていたとの噂も入っています。
その後の返しもまた急激に入っており、追いかけ売りもどうやら切らされたような感じです。
本日は既に一勝負あった相場をこなしており、動きを予想したリーブオーダーでの作戦はリスクが高すぎます。月初は慎重に・・・という教訓もありますが、戦略の方は・・・済みません、お休みとさせていただきます。
キーポイントはNYK市場の各指標の動き次第ですが、上下の確認が取れれば夏枯れ相場に向けて、基本的には収束してゆくと考えています。
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昨日は短期筋の円買いポジションに対する一部利食いを含むストップ買いが先行し、底堅く推移しました。クロス円全般的に円売り戻しが先行したため、ストレートも底堅く推移しました。
しかし米国時間に入り、原油高、ダウ下落、ベアスターンズが一部のファンド商品を破産申請したなど、懸念材料が実態となって表現されたため、ドル円で売り込まれると、引きずられて上昇していたストーレートも売り戻されています。
さて、月が替わり8月は基本的に“夏枯れ相場”といい、市場が厚みを失い参加者も減るため、動意が無ければ凪、変動リスクが高まれば乱高下といった相場展開になりがちです。
かつて短期ヘッジファンドが、こうした相場環境下でパワープレーを行い、レンジ取引に振り回された経験が幾度もあります。しっかりと水準を把握の上、身軽なスタンスで取引すべきと、自らを戒めながらご紹介いたします。
さて、当レポートは臨時版として、7月の結果が確定いたしましたのでご報告します。
とりわけ緊急な状況ではありませんが、小手試しの機会が幾つか観られます。追って具体的なシナリオを解説いたします。
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