外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ユーロ暴落への懸念

2013-07-04 23:54:25 |    -ユーロ円

こんばんは、

久しぶりの単独投稿にしては、唐突なタイトルで登場しています。
つい先日まで、かなり強かったユーロが、6月のFOMCを契機に、一転して弱く推移し始めました。

ここ数日、久しぶりに国名が挙がったポルトガルのリスクも、特に問題視されていない模様で、入れ代わり立ち代わり、ユーロ圏から出てくる財務問題にはあまり目が向かなくなってきました。

今回の下落も、アメリカの金融緩和における出口戦略が現実味を増したことに因る、ドル全面高が最大要因という見方が一般的です。

ファンダメンタル的な分析は、エコノミスト等にお任せするとして、私はテクニカル的に見てみたいと思います。

こちらのチャートは、ユーロ円の日足です。



昨年の11月辺りから上昇し始めた相場は、これまで概ねドル円の動きに合わせて大きく上昇後、今年6月の乱高下相場も、ドル円に沿って変動してきました。

パターン分析を展開する際に、まだ完成してもいない形をとやかく言うほど、無意味であることは十分に理解した上で、あえて現在のトップフォーメーションの可能性から推測したいと思います。

反転のシグナルとして、三尊天井(ヘッド・アンド・ショルダー)は余りにも有名ですが、現在のユーロ円日足は、正に右肩の半分まで形成した格好となっています。

勿論、このまま相場が下落して、4月16日の安値と、6月13日の安値とで出来ているネック・ラインの124.95円まで到達した時点でやっとパターンが完成し、ここを割り込んで初めて下落のシグナルになることは言うまでも有りません。

この水準を割り込めば、120.00が直ぐに目先の目標となる訳ですが、もしドル円がこのまま円安を継続、或いは少なくとも揉み合いを継続した場合、ユーロ円が下落するためには、ユーロドルが大きく下落する必要があります。

ドル円の基準を1ドル100円に置いた場合、ユーロドルのレートを100倍すればそのままユーロ円相場になりますから、もし先ほどのネックライン水準に到達するには、ユーロドルが1.2500になる必要があります。

確かにアメリカが誕生するよりも随分以前から栄え、蓄積されてきた欧州の価値は、現在のアメリカの資産より上回っていてもおかしくはありませんが、依然としてドルより30%近く高いユーロには違和感があります。恐らく、最近欧州を訪れたことがある方であれば、その物価の高さに驚いていらっしゃるはずではないでしょうか。

ネックラインを割った場合の下値目標となる120.00円は、数字的に、まだあまり現実的な水準ではありませんが、ユーロドルの1.2000と共に、幾度かは経験した水準でもあり、こうして考えて見るとユーロがいつ、独歩安になっても不思議ではないと思っています。したがって、円安に乗じたユーロ円の上昇が終了して迎える復路は、ユーロ安というシナリオが、個人的にしっくりきてしまいます。




ユーロ円相場、下値リスクが若干上回る印象

2013-02-11 14:38:59 |    -ユーロ円

上昇相場と下落相場の認識について、詳しい話は別の機会に委ねるとして、簡単に言うと、
上昇相場は上値を切り上げ、下値も切り上げる相場であり、
下落相場は下値を切り下げ、上値も切り下げる相場です。


まず2月6日の最高値H6を付けるまでの相場は、
変動の波が入れ替わるたびに、高値を更新し、下値も前回安値を割ることなく上昇を継続しており、典型的な上昇相場だったと言えます。

相場はその後L8まで下押ししますが、明確な前回安値のL7は124円前後ですから、この時点でのこの下げは、これまで幾度とあった細かい調整下落と捉える方が無難でした。

相場は再度上昇を再開しH7を付けるのですが、今までで初めて前回の高値を上回れなかった現象が生じます。ただ、H1付近での高値揉みのケースもあり、これだけで上昇相場を否定することはやはり無理であり、上昇力に陰りが出たと解釈するのが精一杯だったはずです。
ところが7日のECB理事会後の下落でL8を割り込む結果となり、ここではある程度の調整下落を覚悟せざるを得ない状況が発生します。

現在の相場ですが、H7からの下落幅はまだ調整の範囲であり、依然として下落相場を想定するのは早すぎます。つまりH1からH3までのように、大きく上下した後で再び高値を越えて行く動きは十分想定できるからです。
ただH1~H3と明らかに異なる点は、L6を既に割り込んでおり、上昇を開始する可能性はH1~H3の時より小さいと予想できます。

従って目先のリスクは調整下落が進む確率の方が高いと考えられるのですが、高値からの下落幅はこれまでの浅い調整の域を超えていないため、これまでの強い上昇相場を考えるといつ上昇を開始しても良いだけに、安易な戻り売りも禁物です。安値更新のタイミングでの売りを意識しつつ、こまめな取引が必要になる神経質な相場展開が予想されます。従ってH1~L2, H2~L3のように揉み合ながら調整下落をする相場では損失を重ねる可能性があります。

そこで、ドル円の急落はなさそうだとすれば、ユーロ円の下落はユーロドル次第となるため、その動きにも十分に注意する必要があるでしょう。

では具体的な売買ポイントをリアルトレードの方で模索します。

【お知らせ】

◎浅野が個人口座を開設してリアルトレードに挑戦、順次更新中
「Warren T.浅野の「為替はGAMEか」
http://fxtf.blog.fc2.com/

◎一目均衡表解説チャンネル 1月勉強会ビデオ、販売開始!今回のドル円解説は、これまで以上に均衡表のエッセンスがふんだんに盛り込まれていると思います。必見の価値あり!購入申し込みは一目均衡表公式ホームページからどうぞ!

2012年の相場を振り返り、2013年当初の重要な変化日に触れています。
Part1「ユーロドル相場」
http://www.forextv.jp/Video/Video.php?id=rv8InoTHCFU

Part2「ドル円相場」
http://www.forextv.jp/Video/Video.php?id=58HzWb6x68c

一目均衡表は経済変動総研の登録商標です。
一目均衡表公式ホームページ
http://www.ichimokukinkouhyou.jp/


「ユーロ、アメリカ雇用統計は不発もその後急反発」

2013-02-03 13:41:39 |    -ユーロ円

金曜日の雇用統計は今一つ冴えなかったのが要因となり、調整主体でした。それにしてもその前に動き過ぎましたね。木曜日のNYK引け前から急騰し以降はずっと上値を壊しにかかる展開で、さすがに反応するエネルギーも無かった感じでした。

相場は、雇用統計後のミシガン大消費者信頼感指数の改善に反応する形で、調整下落を一気に回復し、そのまま引けています。冬時間の夜中25時はロンドンFIXとも一致することから、余計に上げる圧力が働いたと見ています。

現在他のブログを立上げて、リアル・トレードに挑戦していますが、どうしても相場のリズムが合わず、ここまで来ると自分が情けなくなるくらいです。随分以前からユーロ円のロングが戦略の中心になっているのですが、1月16日の押しで弱腰になって以来、ロングに入り損ねると急騰、ロングになると揉み合い、利食うと直後に急騰というサイクルが続き、余りのじれったい状況にショートを取ると秒殺されるという繰り返しです。

金曜日はトータルして考えると、月初要因が週末要因に勝ったという感じでした。日本の投資マネーの流出が再び加速しているとの話も聞こえ始めており、2月月初はそれなりの外貨需要が継続しそうな気配であり、押し目買いは叶いそうにありません。
かと言って、既に25%以上上昇しているユーロ円をここから買う勇気はなかなか出てきません。今週は少し視点を変えてみたいと思います。
浅野がもがき苦しんでいる姿は、下記お知らせにもある“為替はGAMEか”ブログで紹介中です。是非、当ブログと共に宜しくお願いします。

【お知らせ】

◎浅野が個人口座を開設してリアルトレードに挑戦、順次更新中
「Warren T.浅野の「為替はGAMEか」
http://fxtf.blog.fc2.com/

◎一目均衡表解説チャンネル 1月勉強会ビデオ、販売開始!今回のドル円解説は、これまで以上に均衡表のエッセンスがふんだんに盛り込まれていると思います。必見の価値あり!購入申し込みは一目均衡表公式ホームページからどうぞ!

2012年の相場を振り返り、2013年当初の重要な変化日に触れています。
Part1「ユーロドル相場」
http://www.forextv.jp/Video/Video.php?id=rv8InoTHCFU

Part2「ドル円相場」
http://www.forextv.jp/Video/Video.php?id=58HzWb6x68c

一目均衡表は経済変動総研の登録商標です。
一目均衡表公式ホームページ
http://www.ichimokukinkouhyou.jp/


ユーロ急騰、NYKクローズ前後での動きには懐疑的。しかし…

2013-02-01 13:14:03 |    -ユーロ円

昨日の引け間際、といっても今朝7時前後のことですから、多くの方がその値動きを目にしていたとと思います。
オセアニア市場で、ここまでガッツリと上昇し、翌営業日に切り替わった7:00以降でもなお、その流れを継続していることに驚きを隠せません。
市場としては非常に薄い時間帯であり、本当に買いたければ東京市場まで持ち越すのが通常の流れです。

意図的な仕掛けの匂いがプンプンしますが、ユーロ円は大台替わりの125円台、ユーロドルは1.36台まで一気につけています。オプションのトリガーやストップだったとすれば、これまで通り買われ過ぎとばかりに、すぐさま逆の動きが優勢になり、昨日の日中のような展開が予想されるわけですが、昨日と打って変わってやけに底堅い、ここまでの展開です。

円安の潜在的流れは継続するものの、ここ8日間で8円も上昇しているユーロ円は特に、週末の本日に3匹目のドジョウはいなかった…という展開には十分注意が必要かもしれません。

【お知らせ】

 

◎浅野が個人口座を開設してリアルトレードに挑戦、順次更新中
「Warren T.浅野の「為替はGAMEか」
http://fxtf.blog.fc2.com/

 

◎一目均衡表解説チャンネル 1月勉強会ビデオ、販売開始!今回のドル円解説は、これまで以上に均衡表のエッセンスがふんだんに盛り込まれていると思います。必見の価値あり!購入申し込みは一目均衡表公式ホームページからどうぞ!
 

 

2012年の相場を振り返り、2013年当初の重要な変化日に触れています。
Part1「ユーロドル相場」
http://www.forextv.jp/Video/Video.php?id=rv8InoTHCFU

 

Part2「ドル円相場」
http://www.forextv.jp/Video/Video.php?id=58HzWb6x68c

 

一目均衡表は経済変動総研の登録商標です。
一目均衡表公式ホームページ
http://www.ichimokukinkouhyou.jp/

 


ユーロ円 想定通りの調整が先行 エントリーは116.30に変更

2013-01-16 17:44:57 |    -ユーロ円

昨日18:00あたりで想定したレンジは、下値が117.50でした。
実際は今日の10時くらいまでは下値が117.50あたりでサポートされており、下落見通しは一応、合致した格好です。

116.80のオーダーですが、午後に116円台を付けて以降の頭が非常に重く、116.30に引き下げています。当初は116.00からのブレークがそれ以降の急騰の起点になっていると考えており、基本に戻るイメージです。116.00を50ポイントで挟む戦略になっています。

今後の想定レンジは、115.90~117.20です。


【お知らせ】
◎一目均衡表解説チャンネル 年末年始版、好評配信中
2012年の相場を振り返り、2013年当初の重要な変化日に触れています。
Part1「ユーロドル相場」
http://www.forextv.jp/Video/Video.php?id=rv8InoTHCFU

Part2「ドル円相場」
http://www.forextv.jp/Video/Video.php?id=58HzWb6x68c

一目均衡表は経済変動総研の登録商標です。
一目均衡表公式ホームページ
http://www.ichimokukinkouhyou.jp/


◎浅野が個人口座を開設してリアルトレードに挑戦、順次更新中
「Warren T.浅野の「為替はGAMEか」
http://fxtf.blog.fc2.com/


ユーロ円、2ビッグのすっ飛ばしは行き過ぎ

2013-01-11 20:21:16 |    -ユーロ円

116円台と117円台の殆どをすっ飛ばして上昇したユーロ円相場は、どう見ても普通ではないとしか思えません。今日も欧米時間にはそれなりの経済指標の発表を控えており、調整の材料にされる可能性があります。

相場分析をする際に私が使用するチャートですが、プロスティックスという会社が供給しているチャートです。
米国を始め香港や台湾などで特許を有している当チャートには、特許に値する独自の分析概念が含まれています。
先ず添付の画像をご覧ください。



左側がプロスティックスチャートで、右は通常のロウソク足チャートです。

明らかに通常のチャートと異なるのは、足の胴体に埋め込まれた赤いドットと、ロウソク足と非常に良く似た形状のチャート・バー(足)そのものです。

ロウソク足の描き方であればご存知の方々も多いかと思いますが、昨日の動きは寄付きから終わりまで、ほぼ一本調子に上昇し高値引けとなったことで、大陽線を作りました。この陽線が示す意味は、非常に強力な上昇を示唆することになっています。
しかし、プロスティックスはロウソク足で例えるなら長い上ヒゲを付けた陽線に見えており、もしロウソク足なら余り強い上昇でもありません。

プロスティックスチャートの胴体部分(実体線)は、5分ごとに最も多く市場に提示された価格を代表として全ての価格をマーケット・プロファイリングに一旦落とし込み、その第一偏差分となる約68%に相当する価格帯を、その日の半値位置から上下に広げた値幅です。
ここでは詳細を省きますが、要するにプロスティックス・チャートの実体部分は、その日において7割を占める重要な価格帯はどこだったかを示しています。



話をユーロ円チャートに戻すと、昨日の取引レンジである114.76から117.83のうち、殆どを占める価格はプロスティックス・チャートの実体部分である114.846から116.513だったことになります。言い換えれば、116.513以上は残りの30%にしか過ぎず、非常に薄い価格帯として認識できます。つまり、いったん下落が強まると116.50までは下落する可能性が高いとの推測が成り立つ訳です。

そこで、今日はユーロ円の押し目買い戦略と、ユーロドル分析で先日言い放った本来買うべき水準の1.3307越えにストップエントリーを両方設定しようかと考えています。一番最悪なシナリオは、一旦1.3307を突っ掛けた後、ユーロ売り一色となり、ユーロ円の買いを突き抜けてこちらもストップに掛かるという展開です。
このままユーロ高が継続するのであれば、ユーロドルが約定するだけに留まるはずですし、このまま調整が先行して下落するなら、ユーロ円で買える可能性が高まるということになります。

それでは、実際の戦略としてリアル・トレードに落とし込んでみようと思います。

【お知らせ】
◎一目均衡表解説チャンネル 年末年始版、好評配信中
2012年の相場を振り返り、2013年当初の重要な変化日に触れています。
Part1「ユーロドル相場」
http://www.forextv.jp/Video/Video.php?id=rv8InoTHCFU

Part2「ドル円相場」
http://www.forextv.jp/Video/Video.php?id=58HzWb6x68c

一目均衡表は経済変動総研の登録商標です。
一目均衡表公式ホームページ
http://www.ichimokukinkouhyou.jp/


◎浅野が個人口座を開設してリアルトレードに挑戦、順次更新中
「Warren T.浅野の「為替はGAMEか」
http://fxtf.blog.fc2.com/


ユーロ円:朝イチ・チャートの使い方‐バイアスは非常に強気

2012-09-10 14:14:56 |    -ユーロ円

こんにちは、

ビックリ仰天のドル売りとなった先週末の相場は最安値水準を維持したまま週を越えてきました。ここまでドルの売り気で週を引けたことから、週明けはドル売り方向へのギャップも覚悟していましたが、市場は思いのほか冷静な寄付きとなり、利食い優勢ともみられるドルの弱い買い戻しからスタートしています。

先週末の終値だけで執筆された本日分の朝イチ・チャートは週末のイベントリスクを含んでいませんが、今週は寄付きからここまで、概ね小動きとなっており、週末の判断は概ね引き継がれた格好です。

本日はユーロ円をピックアップします。

先週末はユーロ高・円高の動きとなり、ユーロ円は大きな動きは期待できないかに思えましたが、ユーロ高が勝った格好となってユーロ円は上昇しています。筆者のバイアスを考慮すると、ユーロドルが一層の急騰を見せると踏んでいるようです。

ただ、この100円を挟んだ水準は、今年6月に揉み合ったレンジの概ね中心値にあたり、円高、ユーロ高というお互いが足を引っ張り合う中で、このレンジを一気に上に抜くには、ユーロドルがそれこそ一気に1.3000を目指す急騰を見せないことにはなかなか難しいと考えます(ドル円78.00でユーロ円が101.60になるためにはユーロドルは1.3025)。
筆者の柳澤氏は、目先重要な下値サポートを第3サポートに置いていますが、浅野としては第4~第3サポート水準を買いゾーンとしてなるべく引きつけて買いを入れたい心境です。
ストップは第5サポート裏だと考えると、99.30あたりが具体的なエントリーの候補になりそうです。

まとめ:リミット買@第4~第3サポート、ストップ売@98.90 
上値目標は第2~第3レジスタンスの間を決済ゾーンとします。

エントリーを99.30として40ポイントのロスリミットに対し、上値目標を101.00に想定して170ポイントのプロフィットですから、モデルとしては充分な取組となります。介入警戒感でドル円が現状を維持しても、ユーロドルの上値想定はなかなか難しそうな取組です。万が一、ドル円が78.00を割れるようなら下落に加速が付きかねず、そんな中でユーロ円で目標を達成するには、ユーロドルが更に上昇する必要があり、直ぐに上値目標を達成するのはますます難しい状況だと考えます。

ForexTVジャパン
浅野

【お知らせ】
■元ステート・ストリート銀行 東京支店長 柳澤 義治氏 と etvMEDIA・ジャパンが提携

意思を失いかけている相場に息を吹き込むブログ「朝イチ・チャート」をファイル化して 販売開始致します。氏の詳しい経歴はFOREX PRESSの特集「ディーラー烈士伝」を見れば、 一目瞭然。ブログで公開しているペアを含めて、5通貨ペアの相場観にチャートを添えて、有料配信中です。

◎レポート「朝イチ・チャート」ダウンロード先:DL-MARKET株式会社
http://www.dlmarket.jp/manufacturer.php/manufacturers_id/7636/price/all/sort/date/disp/description


◎FOREX PRESS「ディーラー烈士伝」-『為替で人を知り、己を知る』-柳澤 義治 氏
http://forexpress.com/columns/blog.php?ID=488&uID=tfx


◎ForexTVジャパン「朝イチ・チャート」解説チャンネル
柳澤 義治 氏へのインタビューもあります
http://www.forextv.jp/Video/Video_AsaIchi.php



■一目均衡表 8月勉強会の販売中!&9月勉強会受付中!
お申込み・お問合せは一目均衡表公式HP からどうぞ!


◎一目均衡表公式HP
http://www.ichimokukinkouhyou.jp/service/study.html#movie
一目均衡表公式HPは、三代目“一目山人”こと、細田 哲生 先生が運営するWEBサイトです。

◎ForexTVジャパン「一目均衡表」解説チャンネル
http://www.forextv.jp/Video/Video_Ichimoku.php



ユーロ円:100円台にしっかり載せる ドル円上昇に合わせた動き

2012-06-22 00:34:46 |    -ユーロ円

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

明日の予定が詰まっていて、朝イチのスケジュールだと自宅からの通勤が無理だとわかりましたので、今日はスタジオに泊まり込みます。

ところで、ユーロドルは昨日、1.2741まで上げたので、一応上値目標は達成ということでご勘弁ください。

そして今は…というと、早速1.25台に突っ込んでおり、二匹目のどじょうはいるのか???という展開です。個人的には「まだ、居る」と思いますが…1.2550までは買いでも良さそうで、1.2520割れで投げても最大50ポイントのリスクに対しての見返りのバランスは悪くないと思っています。

さて、タイトル通り、ユーロ円ですが、ドル全面高のあおりを受けて、ユーロドルは下落、ドル円は上昇という流れで、ユーロ円は上昇圧力が上回っています。

ただ、現状は、日足一目均衡表の遅行スパンが当時の実勢の抵抗を受け、上げ渋っている状況に見えます。現在の水準である101.00あたりは、昨年の10月月初、12月中ごろに下げ止まった水準と一致しており、レジスタンスになるのは明白です。
もし、遅行スパンが当時の相場水準を上に抜けた場合、三役のうち二役が完成し、変なアルゴ系の買いサインになりそうですが、すぐ上には当時の転換線が控えており、また今年2月中旬に揉み合った水準の中心となる102.50は週足一目の転換線水準でもあり、とりあえずは上値抵抗となりそうです。

既に上昇のモメンタムは相当衰退していますが、ユーロのレパトリやアルゴ系の買いシグナル継続を頼りに、102.20あたりでユーロを売り、102.70あたりにストップというイメージです。

下値目標は100.00とし、サッサとスクエアが宜しいかと思います。いずれにしても、実勢が雲に接近するまでは、買いが優勢??という気がしています。背景はあくまでレパトリであり(ドルの緩和失望感?でも何でも良いのですが…)、利回り上昇や情勢不安を抱える国や地域の通貨は、その資金が一時的に自国回帰し、割高な借り入れより、自己資産の売却による資金調達という動きは、時代を超えてあり得る話です。

では、お休みなさい。

浅野


Forex:ユーロ円 ドル買いで相殺され保ち合い継続

2012-03-01 13:26:10 |    -ユーロ円

ForexTVジャパンの浅野です。

クロス円には完全に乗り遅れた今回のセッションは、すでに10円以上の上昇となり、衝撃を受けています。

月曜日の急落で前日の陽線を包みそこなった相場は、以降ペナント状に収れんしています。どちらか抜けたほうについてゆくのがセオリーですが、上昇しすぎた印象はぬぐえません。となると一段の上昇を想定するより、調整を想定したほうが無難に思えます。

ちょうど108円付近にいる相場は、高値更新にあと2円必要で、ここから買うのなら当然視野に入る高値更新までに少し距離がありすぎる印象で、長期的な相場水準を示唆する先行スパンからも、少し離れすぎたように思います。
昨日の高値の手前となる108.50~60付近でユーロを売り、終値での戻り最高値を超えた109.20付近で一旦はストップというイメージです。
下値は107.02付近に転換線があり、その手前107.20付近を目先目標に想定します。

高値の更新が無ければあと4日は基準線が水平に推移し、そのあとから転換線を追いかけることになりますが、サポートのプレッシャーが上昇する中、相場が上昇できなければ、調整の下落が優先されるとみています。

ForexTVジャパン
浅野




ユーロ円の上昇に陰りH&Sのネック割れにも見える-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】10月12日

2010-10-12 19:00:31 |    -ユーロ円

根強い円高傾向が継続する中、ユーロ円は暫く円安に推移してきました。それほどユーロ高が、円高を凌いでいたことが判りますが、ユーロの対ドル相場に陰りが出始め、対円でも割安感がある円買いが入りやすくなったイメージです。



これまでの上昇トレンドの下値サポートを割り込み、一度上値を確認して再度、下落に転じたところですが、やや見づらいものの、歪なヘッドアンドショルダーを完成し、そのネックラインを割ってきたように見えます。今のところ9月30日の安値でサポートを受けていますが。ネック水準となる113.70付近へ戻すようならユーロを売りたいところです。

ストップは114.30付近で充分に見え、下値目標は、ヘッド部分の高値を115.60、ネックラインを113.70として、その値幅190ポイントをネックから下ろしても、11円台後半が見えてきます。
9月21日から22日にかけて揉み合った112.00前後を目安に、安全策を取っても112.25付近は可能性がありそうです。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎