◆今日のテクニカル分析は、ユーロ円相場をみてゆきましょう。
ドバイショックによって売り込まれたユーロドルですが、
反転も著しく平然と1.50台へ乗せ返しています。日足チャートを見ても、材料的にはリスク感の高いニュースだったにもかかわらず、納得が行く範囲内の下ヒゲを付け、重かった10月高値以上の価格を、今日もつけています。
また、逃避通貨として知られるスイスフランですが、
ユーロスイス相場の動きを調べたところ、穏やかにユーロ安を継続しているようです。
ユーロ円はこれまで、見事に概ね128円から138円でのレンジ相場を形成してきましたが、円を逃避通貨として再度認識した場合、円はユーロに対しても本来は円高気味に推移するのが自然に見えます。
これまでレンジ相場を不動の相場観として対策してきましたが、円高バイアスに少し傾けてみたいと思います。
10月高値からの下落トレンドで引くことができる、上値レジスタンスラインを最終ラインとし、26日の急落に結びついたと見える131.50前後をエントリーポイントとしてみます。
132.67付近には基準線があり、乱高下のどさくさにまぎれて、131円台後半でエントリーできれば、100ポイントで上値レジスタンスラインと、基準線を両方味方に付けることができます。
◆本日の主要な経済指標発表ですが、本日もメジャーな指標は数える程しかありませんので欧米分をまとめて掲載いたします。
19:00 EUR 消費者物価指数 (YoY)
実際 +0.60% 予想 +0.40% 前回 -0.10%
23:45 USD シカゴ地区購買部協会景気指数
予想 53.00 前回 54.20
各指標は指標として、結果は反映される方向で考えますが、悪化する内容など悲観的な材料となった場合、ドバイショックの地合もあってリスク回避が優先されそうです。ただ、その際の行動として、ドル買い自体が徐々にリスク回避行動として当てはまりにくくなっている印象があり、年末に向けた決済行動を除いて、ドル買い方向は限定的になる可能性も想定する必要があるでしょう。
まだまだ、動き出すと荒い展開が予想できますで、くれぐれもご注意ください。
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