外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

USD/JPY ギャップダウンでOPEN下値 窓埋めが先か

2007-08-06 18:10:36 |    -ドル円

金曜日の下落までは想定の範囲でしたが、まさか週明けにギャップダウンするとは想定外でした。しかも、かなりテクニカル的な動きであったようで、OPEN安値から概ね買い戻されている展開です。

先週末のコメントの続きではないですが、本日の下値とギャップの上値である118.00円水準は、今後意味を持つ数字になってくる可能性がありますので、ご記憶いただいて欲しいところです。

もしこのギャップが小手先であれば、先ずはギャップがあいた上値である118円丁度はトライに行きそうです。その後の動きはセッションを見てからでも遅くはありませんが、下を見ていた向きにとっては戻りは絶好の売り場となる公算が高いのは事実です。

一方で、今後もドル安として決め付けるには、ポンドやユーロが再度高値に迫るような状況フォローが必要かもしれず、また本日、117.50円以下を買えた向きも限定的に見えることから、117円前半は買い意欲もそこそこありそうです。

欧州時間は反応してもユーロドルでのドル売り程度かも知れず、ユーロ円やポンド円は底堅くなる可能性があります。ドル円はこれらにつれてやはり底堅い展開を予想します。

全てはNYKの株式市場の動向に尽きるところですが、今朝のドル円のようにギャップダウンして始まるようであれば勿論ドル売りが先行しますが、117円を割り込めないようだと一度は拾っておきたいところです。

東京時間でドル円がリーズナブルに下落するような展開になるまで、一方的な思い込みはあえて回避したいところです。

クロス円の変動は、各ストレートでの下落が否定されるまでは基本的にニュートラルとして取引を開始する予定はありません。インジケーターとして、ポンドドルの動きに注目してみる予定です。

本日は、週末ポジションの整理と今後のドル円戦略を占います。

 
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