外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

GBPUSD この24時間の悪夢 ファンダメンタルは買い

2007-04-28 00:07:48 |    -ポンドドル

本日のタイトルどおり、ポンドドルの独り舞台相場でした。

明らかに限られたプレーヤーが上下し掛けたように見えますが、相場観を惑わされないように臨みたいところです。
その間にユーロは着々と伸びており、対円では記録を更新した形です。本当に170円が視野に入りそうですね。

2.00台に乗せた背景は、ドル売り要因もあったでしょうが、主要因は相変わらずのインフレリスクによる利上げ期待が含まれていたと思います。
先ほどのきついリバウンドは、米GDPの数字が4年ぶりの悪い数字ということを受けたドル売りには違いありませんが、昨晩、事前に売り込まれていた買戻しが援護した形です。

この24時間の動きにとらわれず、冷静にファンダメンタルを見つめますと、単純にポンドドルの金利差は拡大(というより、再逆転?)の目が芽生えることになり、2.00台の呪縛から解き放たれる可能性があります。

つまり、個人的にはポンドドルは本日を機に、日足的な視野での上昇トレンドを継続する可能性を感じています。

サッカーでもヨーロッパチャンピオンズカップの4強にイングランドが3チームと、国内もノリノリなムードからもポンドの強さを反映した姿ともいえそうな気がします。

では本日は、チャートから何かの手がかりが無いか、探して見ましょう。

 
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USDJPY 上離れの予兆 上値抵抗水準は119.35付近に下がり肉薄

2007-04-26 19:31:52 |    -ドル円

本日は明らかに円安のバイアスが掛かりました。

どうやら実需ベースの綱引きは今のところ、新規投信設定を含む外貨買いに軍配があがっている状況です。

しつこかった日足先行スパンの上限をしっかりと上に離れつつあり、トレンドをトレースしそうです。しっかりしたドル円上昇に、軒並みクロス円も上昇しユーロ円は史上最高値を更新しています。

上昇を妨害する一大要因は、先日も説明したとおり2月22、23日の高値と4月16日17日の高値を結ぶ上値補助線が最右翼となっています。こちらを上に抜けたとしても4月16日、17日の高値水準ではやはり一度は引っかかる水準に見えます。

本日は、ドル円の買いシナリオに基づいてその根拠などを解説いたします。

 
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昨日のテクニカルクリップについて

2007-04-25 18:34:38 | ☆外国為替から離れる(雑感)

昨日のテクニカルクリップはボロボロでした。

相当な混乱を招いてしまったかも知れませんが、戦略の実行が不可能であった分、不幸中の幸いでした。

この場をお借りしてお詫び申し上げます。

今後も掲載時には一層の確認を心がけ、情報の正確性に努めます。本日は反省と共に相場から離れてゆっくりしようかと思います。


GBPJPY GBPUSDとUSDJPYの影響が交互に…本日はUSDJPYの影響で上昇

2007-04-24 21:03:23 |    -ポンド円

5月のGWを前に、実需ベースの売り買いが交錯しているようです。

月初には新規海外投資の設定があるとの噂で、クロス円を中心とした上昇圧力が予想されている半面で、償還に伴う円転などの円買い要因が今月末までにあります。
実需といえばGWの海外脱出組の外貨手当ても、まとまれば下値を固くする要因にもなりえます。

そんな中で、上昇チャンネルを継続しているポンド円は、ここ数日下値リスクを強く感じる局面が多くありましたが、ドル円の上昇を機にポンドドルがドル買いとならなかったことから上昇に転じ、238円台を一瞬垣間見ています。

ここ数日の攻防では上値を更新でず、下値の更新が数度あったことから下値リスクを警戒する状況だと思われますが、あくまで上昇のトレンドが否定されていない以上、値ごろ感のポンド円売りは、利益確定決済を除いて、新規にはおすすめしにくいシナリオに見えます。

ただし、238.35-40にはヘビーな上値抵抗水準が予測できますので、この裏をストップロスの目標値に設定できれば、短期の売り戦略も存在します。

本日は、ポンド円のおさらいも含めて基本スタンスの確認をして見ます。

 
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USDJPY 朝方の上値トライも日本国債格上げで円高基調 欧州筋は静観

2007-04-23 19:17:43 |    -ドル円

先週の終値も微妙な水準で終え、朝方はとりあえず先週末の流れを汲むようにドル円は買い相場が先行しました。

しかし、予想通り119円台は売り圧力が強く、微妙な攻防があったようですが、正午過ぎに国際的なレーティング企業のS&P社が日本国債のレーティングを格上げしたニュースを受け、相場の頭が重くなりました。

先週末夜半から本日正午過ぎまでの超短期足では、118.65水準をボトムとしてツートップフォーメーションが出来上がっていたこともあり、ボトムを割れたことでブレークアウトが発生し、山の標高分となる35ポイント程度の下げを見せ、118.30円割れまで概ね順調に下げました。

主だった材料も無く、テクニカル中心の動きだといえるとは思いますが、ポンドドル、ユーロドルもそれなりに下げたことから、クロス円ではまとまった売りが発生したものと考えます。

国債が格上げになったことで、安心感が広がれば投資資金の流入を促進して円高のシナリオも想定できますが、債券高は金利の低下を伴うことから、先日の利上げ前倒しの噂を打ち消す効果となり金利差拡大による円安要因にもなりえます。

基本的には混迷中のドル円相場ではありますが、118円台割れもまた厳しいと思います。本日は、ドル円のおさらいも含めて基本スタンスの確認をして見ます。

 
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USDJPY トレンド下割れ否定し切れずも概ね安心 118.70円がポイント

2007-04-20 21:14:42 |    -ドル円

昨日の戦略でどうにか仇は討てました。

ドル円を同時に買っていても50ポイント(対円の場合は1ポイント=1銭)は差益確保できているのではないでしょうか。
それにしても昨日は気合が入るところと予想しながらも、冷や汗をかきました。現在は、MACDだけは上昇中の調整域の形をしていますが、それ以外のオシレーターは気がつくとニュートラルにおり、やけに静かな相場を表しています。

かなり以前から、ドル円のキーポイントが118.50円前後に集まり易いのですが、今回もその水準近くであり、トレンド分だけやや上方にずれた辺りの、118.70円の上下どちらで今週終値を迎えるのかによって、来週のムードが決るかも知れません。

個人的には上昇トレンド維持と言う立場で、今度は上値抵抗水準がターゲットとなりそうな予感がしていますが、ドル買いではなく、あくまでドル安によるクロス円上昇でのドル円上昇との立場です。
確かに来週はGWを前にした事前手当てなどを含むドル買いが進む可能性はありますが、ただしそれも一巡すればお休みムードの高まりと共に、もしかすると円売り圧力も低下、相場熱の方もフェードアウトすることも想定の範囲です。

本日は、ドル円上昇の根拠などを解説してみます。

 
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GBPJPY 思わぬドル円調整で下落 ストレートはどうにか下支え

2007-04-19 22:33:03 |    -ポンド円

昨日の戦略はあえなくストップとなりました。まさか2段のチャンネルの下限までを攻めるとはやや意外な下げでした。

ドル円も先行スパンを割り込み下限まで届き、やはり上昇チャンネルの最下限まで下落しています。円に対する地合いが少しずつ変化してきており、利上げに対して強気なムードの中で、果たしてこれまでのチャンネルが機能するかどうかという局面です。

ポンド円は、下値が見えない不安が的中し、下落の下限と踏んできた236円台を更に割り込むなど、一時は緊張した展開となっています。

ヘッジファンドの連中に対して、当局がインタビューに応じていたとはやや意外でしたが、ドル円の下落をどうにか察知したものの、自分でコメントしておきながら深めの円ショートスクイーズが発生し、それによる影響で敗戦する展開になってしまいました。

ここまで来ると、一旦は抜けざるを得ない状況にいます。BUY THE RUMOR と言う状況であるには変わりないと推測しますが、ドル円が本格的にドル売りを反映し始めたとするなら、その他のストレートで発生していたドル売りと均衡する水準を発見するまで下落基調は継続し、そこまではクロス円も上値が重い展開が続くように感じます。

ポンド円の235円台前半の下げはオーバーシュートだと思い、ポンド円がやや売られすぎに感じています。ただし、安易に買いと決め付けられない状況を本日は解説し、買うか売るか気合の入るステージを占ってみます。

 
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GBPUSD ポンドドルのターゲット予想と短期買い直しのポイント

2007-04-18 21:27:59 |    -ポンドドル

昨晩の冒頭から日にちが変わっても、基本的にはポンドドルの上昇トレンドが継続しています。

2.00台に乗せてからも、上昇スピードが弱まるどころか加速している感覚があり、調整の下落に対して懸念すら芽生える状況です。

そろそろ…は、まだまだという格言があるように、一旦は下押しがあると目論みながらも、まだ確実に捉えられたのは1.98ミドル以来ありません。
ある程度の上値ターゲットが見据えられれば残すところののりしろと、下落リスクとの天秤と言う話になってくるのは間違いありません。

1.9750~1.9800の上限を上抜けたことが今回の上昇パワーにつながっていることは間違い無さそうです。

本日は、この辺りを頼りに上値目標分析と、短期足による新規スタンスを占ってみましょう。

 
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USDJPY 円高の後押し

2007-04-18 11:54:53 |    -ドル円

時事通信社ニュース07:37の記事「日銀の追加利上げ、前倒し?〔外為・今日の材料〕(18日) 」が、本日のドル円下落に少なからず影響を及ぼしているのかもしれません。

当ニュースでは“5月18,19日に予定されているG8会議で、依然として超低金利政策を継続している日本の金利政策に関して、先進国から不満の声が上がり、前倒しの利上げもありうる・・・」とある機関投資家筋が述べたことが紹介されています(詳細は本文参照のこと)。

実は本日の朝、電車の中で豪ドルの対円相場やユーロ円の対円相場を考えていました。先日から急ピッチで上昇している値幅を考えた時、昨年から考えてひどいものは20%以上上昇しているとすれば、いくら国内がデフレ懸念を内包していたとしても、対外的には相当なインフレーションを起こしているなあ、と感じました。

国内金利政策は、国内の物価調整という役割が主だとしても、このまま放置して輸入物価が高騰すれば、その影響は必ず国内にも及びます。それを見通した金利政策も充分あり得るという点では、“ある筋”に同意するところです。

多少の利上げがあったところで、落ち着けば金利差は目立つところであり、国内投資家の外貨需要は根強いものがあると思いますが、IMM円売りポジションもかなり軽くなっている(同ニュースソース)ことからも、一方的な円安はやや期待が薄くなった感覚があります。

これが原因でドル安のトレンドを覆すことは無いと思いますが、少なくともドル円相場はキチンとドル安を反映し始めるとするなら、想定する底値を下方修正しなければならない感じです。少なくともクロス円全般的に、取引対象通貨の高い安いではなく、円の調整としての下落基調を感じています。

現在、今後24時間程度のドル円想定レンジを117.80-119.00あたりと考えています。

 
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USDJPY クロス円伸び悩み 主要因はドル円の上値プレッシャー

2007-04-17 21:30:28 |    -ドル円

早朝はクロス円の上昇につられる形で120円台への挑戦がありましたが、その後のドル売り圧力に押される形でじり安となったドル円は、結局高値始まりの現状は安値圏といった展開です。

ドル売りは特にポンドドルで強く、クロス円でも相対的に頭が重たい展開の中、ポンド円だけが上昇しています。

今後の対円ペアは非常に難しい勝負どころとなりそうですが、ポンド、ユーロ共にドルの激しい買い戻しにならない限り、例え下がっても買い場を模索する展開に見えます。ポンドドルは念願の2.0000台に乗せており、本日だけでも150ポイント上昇しています。豪ドル円もさすがに100円台を前に上げ足を弱めています。

ポンドやユーロで大台割れとならない範囲で(ポンドは1.9950程度まではニュートラル)、クロス円が下落するならば要因はドル円でのドル売りが理由となる可能性がありますが、落ちたところは拾ってゆきたい展開を予想します。

万が一、ストレートでも下げるような展開であれば、手前の円ショートがふるい落とされる程度のやや深いクロス円下落もあり得そうです。春先のクロス円暴落の引き金は、カナダ円やニュージーランド円であった記憶は鮮明であり、侮ってはいけない状況であることは事実です。

ドル円は119円台前半で下落をやめ、ミドルで揉みあっているようですが、クロス円の頭が重たい状況と、朝一番の高値が遠く感じる点で、早めにトレンドチャンネルの下値へと折り返すかもしれません。

昨日のTFnsでは119円台前半では買い戦略を示唆しましたが、下方修正いたします。
先程の下落でドルロングになった向きは、今なら利食いで戻せそうですので、いかがでしょうか。では、本日はGBPUSD(USDJPYの間違いです、修正いたします)の今後の展開を占って見ましょう。なお、本日より相場位置の確認は当ブログで100%公開してゆきます。これからも宜しくお願い致します。


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