昨日のFOMC後の相場は意外な動きでした。
マーケットでは追加利下げは織り込み済みというコンセンサスで満ち溢れ、話題は25bpか50bpかという中で、ドル円は上昇。ストレートはどちらかというとドル売りを維持している状況でしたが、早朝に発表された結果は50bpの追加利下げということで、ストレートは上昇さらに上昇。
しかし、さすがのドル円も下値支持水準を割り込むと一気に流れはドル売りとなり、余りに素直な反応に対しては、それまでのドル買い何だったの??
という感じです。外貨需要の噂は月末にはつきものですが、便乗派が一気に投げてきたというところでしょうか。
さて、2008年1月の相場は、ドル円など数年ぶりの円高を記録するなど話題性はありましたが、年明けの下落に乗れなかった場合は、下がっているのに売れば戻りという展開にさほど大きく収益が望めない結果だった気がします。
個人的には、本当の大底を売ってどうにかかわしたという、先っぽでの短期取引でどうにか逃げることが出来ています。
ユーロはいつポンドを追いかけるのか、たまに参加しては損失を計上するなど底は固かったイメージです。結局、気がついてみると1.49台中盤に手がかかるなど、史上最高値まで後少しという水準の中、1.4866以上で本日を終れば、終値ベースでは史上最高値という日になります。
ユーロ円も月末の終値が155円以下ならば売りに勢いがつくところですが、さすがにこの水準ですと仕切り直しかという感じで、下落するにせよもう少しエネルギーの蓄積が必要な様子です。
来週には欧州中銀の政策金利発表を控え、少し前までのコンセンサスは利下げでした。あと1週間の中で噂は二転三転しそうですが、クロス円は利下げの事実を経験するまでは、底堅い動きをするのではないでしょうか。