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左側のチャートはユーロ円の日足です。
去年の8月初頭には170円水準にいたユーロ円は、8,9,10月の3ヶ月で115円を下回る水準まで、途中小さな戻しを入れてほぼ一気に下落。その後、気がつけば既に11,12,1,2,3月と、115円-130円の比較的値幅のあるレンジ相場が継続しています。
ここ数日でレンジの上限である130円を上回って来たことで、にわかにEUR台頭論が聞こえ始めています。
上昇予想のキーポイント
垂直のグラフ線(破線の目盛です)で、10月23日の辺りと1月20日辺りに底値を2回つけているユーロ円は、変形しているもののざっくりとダブルボトムを形成しており、その山(ダブルトップでいう谷)の水準も概ね130円水準(黒い水平線)であることから、当水準を上抜けたことで、上昇に勢いが生じる可能性があります。値幅論でいえば、145円はターゲットとなります。
下落予想のキーポイント
ただ、赤く丸をつけた部分では吹き溜まりが確認でき、その水準は135円-140円となっています。今回の上昇では、この吹き溜まりに一旦頭を抑えられた形となっており、今後直ぐに135を越えられず、130円割れで終値を付ける等の相場になれば、再び115円-130円の価格水準に引き戻される可能性があります。仮にここから下落しても、一目均衡表の雲上限となる121.50円水準を前に、下値支持を受ける可能性も視野に入れておくと良いでしょう。