昨日の“嵐”が嘘のようにここまで静かな展開です。欧州のメジャー中銀の金利政策は、変更無しで据え置きました。市場では大方折込済みの予想通りということで目立った反応はありません。
月が替わり全てを決済したあとでは、気が大きくなりがちですが、今一度初心にかえって最小単位あたりで様子をみるのが無難でしょうか。
さて、本日は結論というかシナリオを立てるまで随分と悩みました。どちらに動いても不思議ではないのですが、昨日も説明したとおり、ドル円だけが雲のはるか下での揉み合いを展開しておりどうも納得行きません。仮説どおり週足の雲など、幾つか下支えする要因はあっても、戻さない要因について考えて見ました。
香港ドルとドル円相場は瓜二つの関係にあります。香港ドルが米ドルにペグしているので、香港ドル円を取引するということはドル円を取引するのと概ね同じことになるからですが、実は週足を見て明らかな違いを発見しています。
香港ドル円は雲の中に居る一方で、ドル円は実体線が雲の上に出ています。もちろん、ドル円につられて香港ドル円も週末までには雲の上に出るシナリオは充分ありえますが、一つの原因?を導いてみました。
それは、もしかすると2006年4月中旬に端を発しているかもしれません。落ち着いて対ドルでの動きに戻ってみようと考えています。