外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

スコットランド国民投票まであと2日…開票プロセス等について

2014-09-16 11:50:00 |    -ポンドドル

ご無沙汰しています。

大げさな出だしとなりましたが、
今月9月18日がスコットランド独立の是非を問う国民投票の日であることは、その後の報道でも既に周知の事実となってきました。我々為替に身を置く人間としては、その開票プロセスが大切なわけですが、etvMEDIAジャパンが調べたところによりますと、投票の締め切りは現地時間22:00までとなっており、日本時間では19日の朝6時に相当します。

※上の画像はBBCのWEBサイト スコットランド関連カテゴリーTOP
イギリス政府のNO vote(独立反対に投票)活動が盛んな状況を伝えるニュースが目立ちます

そこから随時開票されて行く訳ですが、事前投票等を含めて郵便投票という形式が含まれているようで、これらの開票が完了するには、かなりの時間が掛かるとの予想もあるようです。イギリス国営放送に当るBBCでも、途中で報道される経過情報については責任を負わず、最終結果のみが唯一の真実であるといった免責文のような内容を掲載しているように、是非の数字が拮抗すればするほど、相場が乱高下しやすくなることも十分に予想できます。

また、日本の選挙後にも見られるような開票ライブ番組の情報を日本で把握するには、大掛かりな体制が必要であり、現地と同じ条件で開票経過を材料にするにはかなりの無理があると考えた方が無難であり、相場について行っても直ぐに引かれるような動きも想定して置く必要がありそうです。



Data from WhatScotlandThinks.org
※上のリンクから表示されるグラフはこれまでの事前調査結果を示すもので、開票の途中経過が示される予定などの記述は見当たりません。

個人的にはNOで決まると考えていますが、あまりに僅かな差で独立が否決されても、それはそれでその後の政権の不安定要因になりますし、既に高値から1000ポイント下落したポンドドル相場が、一気に立ち直るとも思えません。恐らく、NOとなればボトムこそ概ね確定するものの、上昇に関しては突発的な動き以降は、荒い上下を繰り返しつつ、徐々に底値を切り上げるような変動を想定しています。

投票以前にも、本日は重要な経済指標発表、明日にはBOE議事録の公開などイベントリスクには事欠かない状況の中、ポンドを取り巻く環境は暫く不安定になることは必至だと思います。皆様も十分にご留意ください。


金曜日のポンド暴落材料は何?

2013-01-21 15:37:17 |    -ポンドドル

先週のユーロドルは、高値圏での乱高下という展開だった一方、


ポンドドルは下落圧力に晒され、金曜日は大幅に下値を伸ばしました。
ポンド単体の材料もとりわけ見当たらない中、暴落の根拠を探してみましたが、もしかするとポンドスイスの下落が引き金だったのかもしれません。
スイスはユーロとの縛りから、ユーロ買いスイス売りとなっている一方、対ポンドでは中期的な下落トレンドを継続しており、トレンドのチャンネル上限から一気にポンド売りスイス買いとなった感じがします。
そこでユーロポンドを調べるとやはり上昇していました。ユーロドルが水準を変えず、ポンドドルが下落したことからも、当然推測が可能ですが、このままポンドドルが一方的に下落し、ユーロだけが踏みとどまるというのも不自然な気がします。

ポンドドルは200週移動平均線でどうにか踏み止まっている一方、


前出の日足では200日線を一気に割り込んでいます。週足の方がチャートとしてより強いという前提に従えば、少なくとも上値確認を兼ねて日足の200日線程度の戻しはあるかもしれません。
欧州勢が調整から入ってくれば勝機がありそうです。


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ポンドドル:リバーサルパターン出現も、信用できず

2012-07-23 01:19:07 |    -ポンドドル

こんばんは、
日曜の深夜、寝つけずチャートを眺めていました。

ユーロに対する悪い材料で週末はドル買いが全面的に優勢な展開でした。ドル高はかねてから、自分の相場観に合致する動きなのですが、この時期のドル高に疑念を抱かずにはいられず、7月に入ってからのユーロドルの再下落にも、全くついてゆけませんでした。
金曜日のドル買いに関しても、ポンドは典型的な下落の包み足となりましたが、下値サポートの要因は数多く、ここから先は下落を強めるとも思えません。

ユーロに関しては、幾つかのオシレーターでは、5月から6月のボトムに一致する価格からは既に大幅に下回っているにも関わらず、インジケーターはまだ遥か上に位置しており、いわゆるダイバージェンスの状態がずっと継続している状況です。

ポンドはもしかすると下落を強める可能性を感じるものの、ユーロポンド相場は安定的に下落を続けているところを見てしまうと、ユーロはポンドを上回る急落をするしかなく、それも非現実的だと仮定すると、ポンドの下落も否定せざるを得ません。

自動取引と薄い金曜日を考慮した場合、先週末の各変動は大げさに見えてしまい、或いはそういう状況に追い込んでいる一部の勢力による罠に見えて仕方ありません。スッキリするチャートになるまでは見送りも視野に入れ、我慢強く戻り売りを待つしかない、と考える今日この頃です。

一方、ユーロやポンドのクロスは、安定的な下落が期待できそうです。ただ、オージーには資金が集中しすぎているようにも見え、明日の月曜日に急激にオージーが買われるアクションがあれば、或いはスパイク反転となり、目先はこれまで買われてきた通貨の調整が先行する動きにつながる可能性を考えています。

いずれにしても、ポンドドルは1.5550までに集中する下値サポートを割り込んでからでも売りは遅くないと考えており、今回の包み足は、無視したほうが良いと思っています。そういった意味では月曜日の値動きが楽しみです。

ForexTVジャパン
浅野

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ポンドドル:欧州首脳会議を前に、完全にニュートラル 

2012-06-28 10:40:37 |    -ポンドドル

おはようございます、ForexTVジャパンの浅野です。
少し間が空いてしまいました。

先週は全般的にドル売りが進み、調整局面からドル売り相場継続かと思われる場面もありましたが、結局は戻りを確かめる格好となりました。一方で、下値も堅く、一概に戻り天井を確認したと決めつけるのもまだ早い段階です。

各通貨のチャートポイントを上下どちらかに抜けることがまず、必要に思います。

ポンドなどは200日MAが上値をキャップする一方、一目均衡表の基準線や21日MAなどで下値を支えられています。ただ、その他のめぼしい水準は概ね相場の上に位置しており、確率からすれば下落の目が優勢に見えます。

一目均衡表も短期的には煮詰まっている状況に見えます。
6月1日の安値と20日の高値で目先はロックされた観があり、どちらかを越えられないようでは、基準線はかなりしばらく水平推移を継続します。つまり、下落をしたところで、1日安値までの範囲であれば、完全に揉み合い相場になってしまいます。

欧州首脳会議がいよいよ始まり、確か明日までが会期だということです。つまり閉会の時間にもよりますが、結果は週末に差し掛かることが考えられ、またしても来週は嫌な週明けになるリスクが想定できます。心情的には1.57ミドルで売りを構えたいところですが、今の水準からはそれなりに離れており、余り意味のないオーダーを遠くに置くくらいなら、週明け改めて臨んだ方がベターなのではないでしょ(う)か。

今週末は、一目均衡表の6月勉強会がロングバージョンで開催されます。撮影も長丁場な分、編集もかなり時間がかかり、恐怖に似た感覚があるのは事実ですが、普段思い描いた相場観を確認する機会としては非常に有意義な会であるのは間違いなく、楽しみながら取材撮影をしてきたいと思います。為替の場面がありましたら、ぜひ一部でも公開できないかどうか、お願いしてみますので、結果をお楽しみにお待ちください。

ForexTVジャパン
浅野

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ポンドドル:最後のポジション開始水準1.58台前半は鉄板となるべき 抜けるなら…

2012-06-17 19:23:10 |    -ポンドドル

こちらは日足です。



ここまで数日の相場は、下を転換線、上を21日移動平均に挟まれ身動きがとれなかったようですが、金曜日遅くなって上に抜けて弱いブレークアウトを起こしています。

基準線は3日後から急に下げ始め現状の相場に一気に近づきますが、果たして上値を圧迫されるかどうかが焦点になります。

もし、近々の内に200日移動平均の1.5750に近づき、勢い付くようであれば、週足の分析からも1.5800前後では一度は売りで臨んでみたいところです。
ただし、長期線があれだけ集まるということは、あの水準が非常に中立であることを示唆しており、少なくとも1.5750~1.5800は到達する可能性は十分にあります。
今週末はイベントリスクも掛かっており、充分引きつけて臨んだ方が良く、やはり月曜日を待って対処しても十分間に合うと思います。

引っ張った割には情けない内容になってしまいましたが、1.58台を突き抜けるには、何かの力が必要なのは事実で、協調行動はあるいはそのきっかけに充分なり得ますが、何もなければここは、鉄板的な天井であることは間違いありません。

浅野

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ポンドドル:200週移動平均線の下落はリーマンショック引きずる

2012-06-17 19:15:11 |    -ポンドドル

この一直線に下落している200週線は、一体どの期間までの平均かを見てみましょう。

最新の足から200本目まで過去にさかのぼると、



何とリーマンショック序盤がまだ200本の範囲に入っています。つまり、今の相場は嫌でも当時の暴落の影響を受けていることになります。少なくとも今後、高い価格がどんどん抜けてゆくことから、暫くは当速度的な下落を継続することが予想できます。

更に一目均衡表を重ねてみると、


全ての線は上にあり、更には長期の抵抗線も直ぐ上にいることから、上値が重くなっていることは良く判ります。

200週移動平均=1.5802
基準線1.5767
転換線1.5784
21週移動平均=1.5830
9週移動平均=1.5835
雲の下限1.5865
という数字を見る限り、1.5800を上に抜けるのは並大抵なことではないことは、充分想定できます。


一方で、相場が雲の下に出るたびにサポート要因が無くなる中、サポートラインは上昇しており、良く踏みとどまっていることが判ります。こうして良く見てみるとAPECの先の先、ソフトクリームのコーンの先端に今の相場がある状況です。
週足で見る限り、当面は過去3回ほど下値を支えた1.5300がサポートになりそうです。(続)

浅野

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ポンドドル:上昇相場と下落相場の明確化 長期的にはまだ揉み合い

2012-06-16 18:17:17 |    -ポンドドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日は長い間、お付き合いいただき、ありがとうございました。
遅くなりましたが、お約束のポンドドル相場を見てみましょう。チャートは昨夜のモノを使い、違いが見えた場合、追加説明してみます。

まず、現在の相場トレンドについて、下落という見方が相変わらず多いです(それも昨日で随分と薄れた印象があります)が、その辺を確認しながら節目となる水準を見てゆきます。

確かに5月の相場は大きく下落しましたが、長期で見るとどんな景色になるでしょう。

ご覧のチャートは、週足で、赤が9週単純移動平均、緑が21週、青が200週です。

昨年の後半の相場は確かに下落トレンドだったことは明白です。ただし、大きく上下しながらのトレンドだっただけに、波動一つ一つがトレンドとして見られるほどでした。

その後、本年に入ってからは単に“行って来い”しただけですが、9週線は5月の下落が影響して下落を示す一方で、21週線は5月までの上昇が影響し上昇気味に推移しており、中期的には一致するような明確なトレンドは見受けられません。もし、長い平均線の方が相場への影響が強いとするなら、今年は上昇気味に推移していると見るのが自然です。

トレンドの判断は、実は各個人の時間軸によって見方が変わり、これが一致した場合は、それこそ強いトレンドになって相場に現れます。

ここで、確認したい点は、各個人の時間軸はたとえ違っても、上昇と下落の判断を明確にしておく必要が有ります。
後からチャートを見て全体に右上がりか右下がりか、でトレンドを判断することはできますが、今の相場や今後を判断するためには、この方法は役に立ちません。
トレンドをもっと具体的にした場合、サポートラインやレジスタンスラインを引いてトレンドを見分けるように、
高値を結んだレジスタンスが右上がりということは、前回の高値を更新する(いわゆる上値を切り上げる)動きが継続したからです。
上値を切り上げ下値を切り上げる=上昇
下値を切り下げ上値が切り下げる=下落
ということを、しっかり把握したうえで、チャートを見ることが重要です。

こうして改めて上のチャートを見てみると、本年始めまでは下落トレンドだったことが言えますが、連休前後で前回の高値を上回っており、少なくとも下落トレンドは一旦後退したと見た方が良いことになります。加えて5月の下落で年初の安値を割りこむことができれば、或いは下落の継続が示唆される可能性が高まったわけですが、今のところはそれも期待が薄れています。上で把握したポイントから考えれば、少なくとも年初の安値を割って下落とするか、連休前後の高値を越えて上昇とするまでは、トレンドの可能性が見えません。この大きな値幅で揉み合う可能性が高まっている訳です。

ただ一つ、特筆すべきは200週平均線がストレスなく当速度で下落しており、潜在的な下落基調は裏付けられています。続けてもう少し、長い目で相場を見たいと思います。(続)

浅野

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ポンドドル:ユーロに比べて戻りが鈍い イギリスの連休が影響か

2012-06-04 20:47:31 |    -ポンドドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

金曜日の乱高下は最近ではなかなかのものだった印象です。結局、雇用統計の悪化でドル売りという落としどころで落ち着いているようですが、リスク回避はドル買いというシナリオが覆った背景はまだ見つかっておらず、実態としては、下げるべきところで下げきれなかったのがショートカバーを誘ったというところではないでしょうか。

ポンドはユーロに比べると頭が重い印象です。チャート的には下値スパイクした感じに見えますが、今日一日、まだ重いようだと、戻り売り優勢なのかもしれません。金曜日のリバウンドでコストが悪いショートを手じまったとしても、決して悪い判断ではないと思います。最後のフォローとして、今日明日のうちに昨日の高値1.5440を超えてゆくようだと一旦はALLスクエアが良い気がします。

ポンドは一旦、これ以上下値を切り下げなくても、明日からは少しずつ基準線が下落してきます。とはいえ、一気に転換線に近づくのは、もう少し先のようです。継続して下落してくる転換線に注目しつつ、ここを戻しの限界とできるかどうかが、焦点になりそうです。

浅野




ポンドドル:30日の戻りショートは一月最安値付近でスクエア

2012-06-01 21:26:38 |    -ポンドドル

こんばんは、

ForexTVジャパンの浅野です。30日の宵の口に、ギリギリお伝えできた1.5600乗せでのショートも無事に伸び、相場は本年安値の1.5235付近まで100ポイントを切りました。
雇用統計を控えて、戻す気配もなく、1.5300割れを未だに伺う展開に見えます。
万が一、悪い指標となって、本年安値を割った場合、やはり売りで追いかけたい相場位置ではありますが、今週だけでも既に400ポイント下落しており、そのまま1.5000を目指すとは考えにくいところです。ただ、自分の意志でポンドを買える向きはいないと思いますので、深めにスパイクした後、アルゴ系が買い上げる程度しか、期待はできないと思っています。

1.5600のショートは1.5240でスクエアに設定して、そのまま上に戻すようなら早々にカットでしょうか。1.52割れではちょっとだけお試し売りをイメージしてます。ただ、20ポイントくらいのトレール・ストップを置き、変なスパイク反転には備えたいところです。今後の流れは、来週の中ごろ過ぎだそうです。

浅野