外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

矛盾が無理やり解決 ドルは結局弱かった

2007-09-29 16:34:57 | ☆外国為替を読む

昨日は更新がどうしてもできませんでした。相場もほとんど見ていません。

そんなときに限って何かが発生するもので、昨日はポンドの急上昇がイベントとなりました。

前々回でも述べていますが、ポンドの弱さに対する疑問が一気に晴れたと同時に、やはりドルが弱かったことが証明された形です。裏ではユーロポンドの利食いが想定されますが、外目にはポンドの上昇という形で露呈しています。

ポンドが買われる理由は特に検知できませんが、週末夜半にかけて発表されたユーロ高官筋によるユーロ高懸念のコメントが、これまでのユーロ高歓迎トーンから180度異なっていたため、サプライズ的にユーロ売りが発生、ポンドへそれなりの資金が流れ込んだことが言えそうです。

一方、ドルですが、IMFの外貨準備報告で、わずかですがドルが減少、ユーロが上昇、円減少、ポンド不変という内容が明らかとなり、このところの外為市場どおりのイメージとなっています。

また、有力な通信社筋によれば、いまや外貨準備保有国ナンバーワンとなる中国が、2000億ドル規模の何と国営投資会社を設立したと報道しているように、介入等で保有する膨大な米ドルを運用することが最大目的と公言しています。となると当然“ドル売り何か買い”のトランズアクションが想定されることから、ドル売りに拍車がかかったことも事実でしょう。

不調の9月も終わりましたが、後半の頼みの綱であったユーロ買いもレポート上では捕まえることができず、結果は周知のとおりです。

テクニカル的に言えば、ユーロは1.40に乗せた時点で、さらに違った境地での展開が予想されます。もしかすると数ヵ月後には1.3の時代があったのかというほどの状況すらありえそうな勢いです。ただ、IMMポジションのユーロロングは縮小しているとの情報もあり、ここ3週間飛び飛びで上昇してきた相場は一旦踊り場調整を迎えそうな状況でもあります。

10月はユーロドルの押し目買いと、出遅れ気味の通貨買いといった戦略を想定しています。ECBはユーロ高に対しては利下げの匂いを漂わせるという余地を残しており、ある程度の制御は可能に見えますが、インフレリスクが残る以上は安易な行動も限定的です。欧州の各景気指標の発表にも注目が集まると思っています。

10月も頑張ってまいります。9月よりはすこし落ち着くとは思いますが、かなりタイトな状況に変わりはありません。飛び飛びになるかもしれませんが、引き続きご愛顧のほどお願いいたします


CADJPY 超短期で下落フォーメーションを形成中 AUDJPYも同じ

2007-09-27 11:33:38 |    -加ドル

少し時間が空いたので更新をトライします。

個人的には強いカナダの矛盾をこのところ追い続けていますが、今ひとつ明快な理由が発見できません。
それに引き換え、ポンドはその弱さが一つの矛盾であり、根拠探しに明け暮れています。

GBPについては、投資家リスクからの観点ではなく、ローンの側面からサブプライム問題に類似した問題が浮上した結果、弱含んでいることは事実です。
GBPはかつて国内のインフが頑固であったため、BOEへの不満が噴出するなど暫く利上げのバイアスが最も高い国の一つではありました。

ところがこのところの不動産ローン問題でインフレリスクが急激に後退していることから、利上げへの限界感や既に利下げへのバイアスまでをも織り込もうとする動きがあり、金利上昇を目論みGBPを押し上げていた資金が流出しているというのが上値が重い原因のようです。

一時的な信用収縮による銀行間貸出金利は上昇していましたが、不動産ローン問題の対策はそれなりに対応したため既に落ち着きを取り戻しており、利下げへの環境も整いつつある点からの先読みが上値を重くしているようです。

CADに関しては詳細は不明ですが、CX通貨として比較論的に選好されている局面や、米ドルのヘッジとしてCADが選好されていることくらいしか思い当たる節はありません。豪ドルに関しては政府ぐるみでの楽観論で買いに安心があるとしか言いようが無い状況です。

話をタイトルに戻しますが、ドルカナダでもカナダ高が止らず、ついにパリティを割り込む事態にまで発展しましたが、ここまで来ると世界的なドル売りも、ムードだけでは限界があります。ここから先は通貨個々の買い材料がない限り一方的な通貨高には疑問が残ります。
売られすぎた通貨の調整という立場からもややドルは持ち直しそうな予感です。

ドルが買い戻されるならドル円も上昇し、クロス円は再び上昇するという観点は大いに賛成なのですが、ドルが売られるべきステージでさほど下げを実現できなかったドル円は、ドルのショートが積み上がっているとも思いにくく、調整力は限定的かもしれません。現実の動きにつながったときにはクロス円は総じて下落バイアスが有利だと見ています。

なぜタイトルでこの2通貨の下落予想を取り上げたかはテクニカルクリップで解説いたします。

 
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EURUSD 日柄的には達成感 でもユーロ売り要因は見当たらず

2007-09-26 23:59:25 | ☆相場分析-ユーロドル

すみません、昨日は飛ばしてしまいました。

ユーロも良いインディケーションはご提供できましたが、本日のシナリオでは結局捉えることができず、寂しく置き去りになっている状況です。

最近の新聞、雑誌の紙面で既にご存知かと思われますが、9月30日より金融商品取引法が施行されます。
現在はその準備で手が回らず、相場もおちおち見られない状況であり、ましてや相場が混迷する中で非常に手がかりに乏しく、レポートに至ることができませんでした。

金融商品取引(販売ではなく取引です、訂正してお詫びいたします)法の登場で、これまでの監督法であった金融先物取引法は消滅します。FXは基本的にスポット取引であり、なぜ先物の括りなのか非常に長い間悩んで参りましたが、晴れてその呪縛から開放されそうです。

当法律は非常に幅広い金融商品に及んで機能するようです。何と言っても目玉は過大広告の監督という側面が強調される様子で、投資家保護が益々テーマになるようです。でもなぜ9月30日からなのかを考えると、郵政民営化を10月01日に控えその前に施行する必要があったとの憶測が成り立ちます。

民営化になったところで別に貯金の行き先がなくなるわけではないのですが、眠っている貯金を少しでも呼び覚ます目的がある当民営化は、積極投資への流れに拍車をかけることが予想されているだけに、その際の注意・喚起を高める必要があったものと思われます。

ただ、この流動性を最も欲しがっているのは正に政府であるような気がしていますが、公共費の個人負担が高まる中で国債まで面倒見るのはあまりにお人好し過ぎると思い、そんな期待をする方も甘え過ぎに見えます。

しかしこれまでの国民性のおかげで、借金に関しては自給自足の割合が高く、逃避先通貨としても信用度が高いのは、通貨価値の保存が利いている通貨として認識されていることが理由の一つとして挙げられるのは事実のようです。

サブプライム問題で投資家リスクが世界にばら撒かれたことでも察しがつくように、全てとは言いませんが投信やファンドなどお任せ投資商品の中には、かなりリスクをとるものが含まれている場合があります。その全てを把握することなど基本的には個人ベースでは不可能に近いと思われ、株や為替が非常に単純に見えてしまいます。この単純な金融商品ですら保護が必要な現在、複雑な投資商品の理解は先ず困難に見えます。

取引するしないは別として、一般の皆様は先ず単純なリスク商品への興味を持ち、理解をする必要性を感じています。

出しゃばりを失礼しましたが、本日のTFnsではEURUSDのイメージをお伝えしてみたいと思います。今月最後のオーダーも拾ってもらえず、当月の黒字化はギブアップしました。

 
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EURUSD 一時1.4100台乗せ 押し目買いの目標は1.4050前後

2007-09-21 20:00:46 | ☆相場分析-ユーロドル

昨日1.40台乗せでざわめきだったユーロドルは、24時間で100ポイント以上の上昇となり、先ほど1.41台に一時的に乗せています。

1.4119まで上伸しましたが、その後1.4050まで戻したあと同水準で揉み合っています。

ドルはここ長年の中でも最安値をつける通貨ペアが散見される中で、カナダドルとの通貨価値が1対1を迎え、更に米ドルのほうが安い状況で推移しています(先ほどやや回復し現在は1対1を行ったり来たりしています)。

経済力、資本力、流動性の何をとってっも米国の方が圧倒的に上回っているにもかかわらず、パリティを突き抜けるとは、最悪のシナリオを想定すればドル危機とも呼べる状況への道を歩んでいるようにも思えてきました。
カナダドルが強い背景には、産油国という名目は実在していますが、カナダドルで原油を買うつもりなのか、債券でも買うつもりなのか、とにかく釈然としません。

原油(WTI)の80ドル/バレル乗せも、軽いショックではありましたが、もしドルの価値が変わらずに原油価格が上昇しているのなら原油高と言っても良いでしょう。しかし、現状では少なくとも一部では異常なドル安を記録するほどの状況です。
原油価格でも対ドル表記というトリックで価格が上昇している様に見えているだけかもしれません。

つまりカラクリはこうです。
今まで、真鯛1匹と秋刀魚10匹で交換が成り立っていたとします。最近、秋刀魚を11、12、13匹と積み上げなければ真鯛との交換ができなくなったとします。

真鯛も秋刀魚も取れる数や大きさや重さが不変であれば真鯛の価値が上昇したと純粋にいえますが、急に秋刀魚が小ぶりになりその価値が減少した時、真鯛の価値は一定でも交換する秋刀魚の匹数はやはり増えてゆくでしょう。
秋刀魚の匹数だけを見れば同じ上昇でも、秋刀魚自体の価値が下がれば自動的に匹数も増えてしまいます。

現状の米ドルはまさに魚体がドンドン小さくなっている秋刀魚の状態ですが、世界の資金大半はこの秋刀魚で保存されているようなものです。フットワークの軽い資金は今、最も価値を保存できる対象物を求めてあちこち飛び回っている状況に見えます。


EURUSD 消去法であることは事実 だたドル売りは顕著化の傾向

2007-09-20 20:28:01 | ☆相場分析-ユーロドル

週足の上値抵抗線に接触したユーロドルは達成感があります。

また1.40乗せを目前にしてオプションのノックアウトが相当額設定されているとの噂を裏付けるように、防戦売りが観測されているとのニュースがあり、一旦はチャンネルの下限を目指す可能性を感じていました。

またポンドドルの上値が重たいのも非常に気になっており、1.37ミドルのユーロ買いオーダーまでも一時はキャンセルするほどでした。

事前に報告できず悔やまれますが、先ほど注目されていた1.40を上に抜けました。1.39台に突入して一気に後半まで上昇後は中盤までの戻しがやっとであり、1.40へ乗せる動きがしっかりしていました。横綱をがっぷり四つで押し出したような感覚があり、このドル売り勢力はかなり地に足が着いた実力の持ち主に見えます。
叩き込みのように、一瞬ストップを付けに行くような場合で横綱が負けてしまうこともありますが、今回は全く異なることからドル全面安はかなり小じっかりしてきました。

週足ベースなので、週途中の振れは大きめでも足に影響を与えない点で、リスク深度は拡大しますが、トレンドとしては上値ブレークアウトと判断して良さそうです。

住宅ローン会社のノーザン問題で弱含んでいるポンドですが、ドル売りの延長線上で考えれば上昇を模索すると考えられます。ただ、サブプライム問題の火消し対策が、ああいう形での利下げという結果になった以上、ポンドの利下げ思惑はユーロより確実視され始めている分、上昇は緩やかに思えます。

ファンディング通貨としての円から海外への資金還流が、クロス円の買いという形で発生しておりドル円は底が固くなっていますが、個人的には下落(円買い)への確信を深めつつあります。
この確信の裏には、今回のテーマがドル売りである以上、ユーロドルが上昇する限りドル円の上昇は限定的だというのが根拠です。

 
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ドル円 なぜドル買い?

2007-09-19 15:02:32 | ☆外国為替を読む

今月は初めからイメージが合いません

8月を引きずり過ぎの一言かもしれませんが、サブプライム問題をテーマに、BUY THE RUMOR(8月) SELL THE FACT(9月)そのものの展開ということにでもなるのでしょうか。

FOMCでは、50bp利下げと公定歩合も同時に50bp利下げという、これでもか対策を講じてきました。ダウも急激に上昇…とまでは良かったのですが、これまで以上にドル円だけがドル買いになっている状況が、イメージが合わない全ての根源になっています。売り込まれていたポンドドルまでもが、ドル売りに反転しています。

勿論、ドル円の買いの先には別の通貨が買われていることは想像できますが、それをも上回るドル売りがあるべきに思えて仕方ないのです。今回の円売り他通貨買いの流れは、これまでのところ本邦投資家の動きは非常に限定的だと見ています。ドル売り、円売りの説明を全て丸く収めるには、やはり逃避先通貨から資金が元へ戻っているとしか言いようが無い状態です。

幾つかのクロス円は既に上昇の暗示をし始めているものがあります。ただ、この上昇はあまりに計算値的、かつドル円の独歩的な動きに支配されすぎているとしか思えない点、どうも追随する気になれません。

少なくとも、FOMCの金融緩和が好感され、ダウが上昇したことまでは事実ですが、ドルに安心感が出てドル買いになったという解説は、ドル円だけに通じるやや歪曲したシナリオです。むしろ、金利を据え置いた通貨との実質金利差が拡大し、ドルが売られているというのが、為替的な解説になるはずです。サブプライム問題で火消しの為に付き合って利上げを据え置いた各国が、次にどう出るかで今後のトレンドを左右しそうです。

それまでは、ドル円の安易な円買い戦略(世界に準じているはずなのですが…)のイメージは凍結しなければいけないようです。或いは個人的には悲しいですが、浅野がフェーバーになるまでの間、逆指標としてご検討いただくという手も存在します。なぜなら、事実に乗っていくというのが、鉄則だからです


CADJPY オイル関連でカナダ買いは納得も特異過ぎる感覚 キーレベル接近で売り場意識

2007-09-18 23:49:15 |    -加ドル

ユーロはポンドの下げを見てしまうと、限界にも見えてしまい押し目買いの勇気はありません。ユーロポンドはこのところ爆騰しており、ポンドドル下落のユーロドル上昇という逆相の裏がわかります。

ポンドはご周知のとおり、住宅ローン会社の株価暴落で、投資家レベルのサブプライム問題が、地場のローン信用問題として飛び火する可能性を暗示したかたちとなり、数日来感じていた抱えている爆弾の片鱗が露呈した形となっています。

ただ、ユーロ金利とポンド金利のスプレッドが、これ以上のユーロポンド上昇を許すかどうかは疑問であり、事実ユーロポンドの利食い売りが観測されているという噂も見え隠れしています。行き過ぎ感からポンド買いユーロ売りは賛成ですが、この状況の中で技におぼれるようなポジションは控えるべきでしょう(自戒)。

先ほど、リーマンブラザースの決算が明かされ、予想より良い配当が確保されたことからドルに安心感がでた上に、短期的なストップロスでもあったのか、ドル円が急騰。連動してクロス円も概ね上昇しています。
ただし、ドルが他のストレートでも上昇したかといえば限定的で、それではこの時間にクロス円の買いが出たというのはやや苦しい推測となり、個人的な悩みは一層拡大するばかりです。

個人的には明らかに休むべき相場となっていますが、FOMCを控えた本日、どうしてもということであれば、行き過ぎ感漂う、カナダ円の売りを考えて見たいと思います。

確かに、資源の価格下方硬直性は周知の事実ではありますが、最後の逆張りに出るべき時期が熟しつつあるような気がしています。先ほどのクロス円上昇を見ても、要するにドル円次第ということであれば、特に行き過ぎ感のあるクロス円はドル円の下落と共に、急速な巻き戻しとなる公算はありえます。

 
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EURUSD 上昇を信じるとして押し目の最大値を模索 円は売れない立場

2007-09-14 20:25:33 | ☆相場分析-ユーロドル

昨日の戦略はストップロスをピタリと当ててしまう形となりました。

見当違いの戦略もありロスが込んでいますが、数ポイントのストップを回避できれば終り方がちがった可能性の取引もあり、損失をしている感覚がありません。
本日のストップロスも、残念ながら発動してしまいましたが、今のところ最安値であり、見方によってはそんな値を当てたあたり、まだ運があるかもしれません。

本日は45歳最後の取引営業日となるので、是非なにか良いチャンスをいただければと考えます。

しかし、どのチャートを見てもこれといった決め手が無く、クロス円の買いにはどうしてもついてゆけないので、唯一トレンドを感じるユーロドルを、やはり買う戦略が浮かびます。といっても買い場が微妙ですが、ここまでみておけば悔しくないという水準を想定します。

上手く行けは、最高の誕生日プレゼントだと思いますし、失敗すれば諦めもつくというものです。

多くの方が3連休となると思いますが、気をつけて楽しんでください。天気も優れず、先日の台風の罠がどこかに隠れているかもしれません。

 
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EURUSD 消去法でユーロ買い ただ、弱気の押し目買いのアイデアのみ

2007-09-13 18:34:32 | ☆相場分析-ユーロドル

クロス円の売り戦略がことごとく崩れ、相場観に狂いが生じています。

あらゆるストレートをチェックしてみましたが、ドル売りは明らかなセンチメントとなっています。ただ、ドル円だけはドル買いとなっており、結果クロス円が急伸するという、以前のキャリートレード期のリズムになってきています。

本来であれば、ドル円も下落し、ペアによっては円高となる…イメージでしたが、事実と反する以上ここは一旦イメージを凍結します。

ニュースでは、本邦からのCX通貨買いの噂が聞こえていますが、個人的な感覚では以前のようなキャリートレードというイメージはありません。
原油の80ドル台や、最近日本の一般ニュースでも、穀物高騰の構造などへの解説を目にするようになり、トレンドを維持し続けている商品相場に資金が流入している可能性はあります。

しかし、ジンクス的にいえば、このようなニュースが一般的になるタイミングでは、相場が反転し易くなります。

60ドル後半にいたと思っていた原油価格は気づけば80ドル台と、この踏みあがり方も理解に苦しみます。原因がハリケーンとの噂もありますが、為替でこれだけドルが緩めば、金や原油など対ドル相場がベンチマークとなる商品もドル安となることは否めませんが、為替が崩れ、株が崩れたあとは商品市場に向かう可能性はありそうです。

円安に見える本日の相場ですが、逃避先通貨として選好されたり、株式売却資金がそのまま滞留していた円が、本国に戻っている状況にも見えます。その直接的な原因は、政治不安に尽きると考えています。

本日のユーロドルの戦略ですが、結局円は買えない、ドルも買えないという中での消去法的なイメージです。ECBが連発しているタカ派的なコメントが魅力的に見えています。

本日は、ユーロドルの買い場を探してみることにします。ただ、上値もそれほど大きくは期待できず、ドル買い相場に備えておきます。ドル円はストレートが下落すれば逆に円高に振れるイメージを持っています。

 
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EURUSD 市場高値更新でユーロ買いに勢い ドル売りバイアス維持

2007-09-12 19:51:12 | ☆相場分析-ユーロドル

昨日のユーロ円戦略は、ここまでの高値158.28まででどうにか踏みとどまっています。

ドル売りの市場センチメントは、維持されている様子です。ただ、対円ペアを見る限りにおいて、頭は重たいものの、はっきりと頭を打ったとはいいがたい状況です。
ドル円で戻り売りの場所探しと行きたいところですが、円ロングを増やすのはややリスクがありそうです。

ここは、ユーロドルでドル売りのトレンドが出つつある流れに乗りたいと思います。ユーロ円で既にユーロ売りをしているので、ユーロドルを買っておけば一応ドル円を売っていることにはなります。

最悪のケースは、ドルの買戻しが一時的にでも強まれば、ややWでリスクを抱える可能性があります。ユーロ円の結果がもう少し明確になるまで、本音としてはポジションを増やしたくない地合いです。ただ、ひきつけてユーロドルを買うことが出来れば、かなりリスクを限定できそうです。

 
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